校長あいさつ

安東深雪

将来への希望を抱いて、高め合える学校を目指して
                                              校長  安東 深雪

今年も本校のシンボルツリーであるケヤキの木の青々とした葉が、真っ青な空に輝きながら、大きな木陰を作り、子供たちに憩いの場を与えてくれています。例年よりも少し早く裏庭のアンズの実が熟れ始め、中庭の梅の実も日に日に大きくなっています。
 教育活動への制限がなくなり、子供たちは友達と心身ともに距離を縮め、これまで以上に元気な笑い声をあげて学校生活を送っています。南第一小学校671名の児童のそのすてきな笑顔を守るために、全ての児童が自分の良さに気付き、自分自身や仲間を大切にできるように、全教職員が一人ひとりにしっかりと向き合い、寄り添いながら指導に尽力して参ります。
 本校では昨年度より「なりたい自分」「なりたい〇年生」を合言葉にした教育活動に取り組みながらキャリア教育を推進しています。児童の授業や行事の振り返りでは、「最後まであきらめずに頑張ったよ。」「グループの友達と協力して、仲良く活動できた。」「この経験を次に生かすぞ。」等、将来への夢や希望に近付くために必要な力の伸長が見られています。
 また、本校は今年度創立150年を迎えます。記念の児童集会をはじめ、150年の歴史と伝統を知る機会を設け、自分たちの南第一小学校を大切に思う心の育成を図っていきます。保護者の方々はもとより、地域や同窓の方々ともこれまで以上に交流・連携を深め、本校の歴史と伝統の素晴らしさを共有していきたいと思います。
 キャリア教育を核とした教育活動の様子や、創立150周年に関連した情報等を本ホームページにて、発信してまいります。南一小の子供たちが頑張る姿をぜひご覧ください。
 歴史と伝統、地域に支えられた本校が「将来への希望を抱いて 高め合える」あったかな学校となるよう、教職員一同力を尽くして参ります。
「あ」 安心安全な教育環境の構築…全ての児童の命が守られ、笑顔あふれる学校環境
「つ」 強い心と体の育成…児童が毎朝元気に登校する学校
「た」 たくさんの人とものと関わる教育活動の推進…地域に学び、地域に育つ児童
「か」 学力の確かな伸長を図る…全ての児童が、分かる、できる、参加する授業実践
皆様には、今年度も本校教育活動に益々の御理解と御支援をいただきますようお願い申し上げます。

2023年6月