校長あいさつ

令和6年3月
校長 土屋敏彦

「令和5年度が終了します」
 19日(火)の卒業式、25日(月)の修了式で令和5年度が終了します。今年度も大変お世話になりありがとうございます。小山中学校はお陰様で大きな事故なく1年間を送ることができました。これも保護者の皆様と地域の皆様のご支援があってこそと思っております。生徒は落ち着いた学校生活を送り、教職員との人間関係も温かく穏やかなものとなっています。生徒個々にはこの1年間、仲間との間によいことも辛いこともあったことでしょう。よかったことは思い出として心に残し、辛かったことは水に流して年度末のよいお別れをしてほしいと生徒には話をしました。すぐにやってくる4月の出会いをよい出会いにするためです。過去の辛かったことをリセットして新年度を迎えてほしいと思っています。また、春休みの前後は生徒の心がざわつきやすい時期です。保護者の皆様、地域の皆様ともに本校生徒の様子で気にかかることがありましたら小山中学校までご連絡をいただけたらと思います。この1年間を振り返り心より御礼申し上げます。令和6年度も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和6年2月
校長 土屋敏彦

「第4回学校運営協議会を終えて」
 2月17日(金)に第4回学校運営協議会を開催いたしました。学校運営協議委員の皆様と校長、副校長、各分掌主任、各学年主任・副主任が出席して協議を行いました。学校教育の状況報告としては、学校全体の生活指導、各学年の様子、進路状況、地域連携、来年度の行事予定を報告しました。校長からは、生徒・保護者教育活動アンケートを基にした令和5年度学校関係者評価について、令和6年度学校経営方針についてを報告・提案しました。特に令和6年度学校経営方針については、「温かく穏やかな雰囲気の学校づくり」のための基本的な柱と具体的事例について提案をしました。具体的な事例として主なところでは「連絡配信アプリ(tetoru) を利用した保護者への丁寧でこまめな連絡」「小山小中学校連携会議の実施」「家庭学習・自学自習の推進(家庭学習ノートの全学年実施)」「1学年での英語体験プログラム(TGG)の実施」「SNS小山中ルールの徹底」「命の安全教育の推進」「平和教育の推進」「データの集約と引き継ぎ・管理」「校内研修・OJTの実施」「対話的で深い学びの実践」「特別支援学級の開設と研修」「特別支援教室(サポートルーム)との日常的な連携と研修」「個人情報の厳密な管理」「働き方改革の推進」「学校徴収金公会計化での適切な対応」「学習ドリルソフト(Qubena)の有効活用のよる保護者負担の軽減」を令和6年度学校経営方針に盛り込むことを提案しました。報告・提案が多く意見交換は後日文書でいただくことになってしまいましたが、今現在、4名の方から項目ごとの丁寧なご意見と感想をいただいております。頂いたご意見と感想を来年度の学校運営に活かしていきたいと考えております。来年度4月の職員会議後に学校経営方針をHPにアップしますので御覧ください。また、今年度の学校評価の基となりました生徒・保護者教育活動アンケート結果を2月の学校だよりでお知らせしましたので合わせてご覧いただけるとありがたく存じます。
 1月には1年生スキー移動教室と2年生都内校外学習に校長が同行しました。スキー移動教室では、2泊3日を通じてのスキー実習と宿舎生活を見る中で、仲間と一緒に成長することのできる1学年集団であることを実感することができました。都内校外学習では教員がそばにいなくても、自分たちでルールを作りマナーよく行動することで、お互いに気持ちがよく楽しく過ごすことのできる2学年集団であることを実感することができました。朝礼で3年生には、後輩たちは着実に君たちの背中を見て成長している。安心して後を任せ、自分たちの受験に集中してほしいと話しました。いよいよ今月は私立・都立ともに一般受験本番です。3年生には全力で受験に臨んでほしいと思っています。

令和6年1月
校長 土屋敏彦

「新年を迎えて」
 能登半島大地震、羽田空港での航空機事故と新年早々大きな災害のニュースが飛び込んできました。被災された方々に心よりお悔やみを申し上げるとともに、一日も早い復興が行われることを心よりお祈り申し上げます。
 この2つの災害のニュースを視聴して、整然と列を作り配給の順番をまつ方々、車が使えずバケツリレーで物資を届ける方々、外には炎が見え機内には煙が立ち込める中冷静に対応する乗務員とお客様など、日頃からの心構えと訓練、周囲の人々への配慮がいかに大切であるかを教わりました。この災害を自分たちのことと考えこれからは行動していきたいものだと強く思いました。
 始業式では、4月に小山中に特別支援学級知的固定級が開設されること。そのためにはいつもどおりの仲間を大切にできる自然体の皆さんでいてほしいこと。ウクライナ・ロシア戦争、イスラエル・パレスチナ戦争にふれ、戦争は絶対に行ってはいけないこと。日本の平和が続くように戦争のない世界が実現するように、平和な日本にいるからこそ考え議論してほしいことを話しました。770名の生徒がいつも通りしっかりと人の話を聞いていました。あらためて純真な小山中の生徒に感心させられました。
 3学期は50日程度しか登校日がありません。あっという間に4月を迎えることになります。来年度の準備をする0学期だと思い。学校生活を送って欲しいものです。

令和5年11月
校長 土屋敏彦

「新人大会について」
 期末試験期間中ではありますが新人大会も真っ只中です。今年度もいくつもの部活動で都大会進出を決めてきました。都大会に出場するためには試合に勝ったり、優秀な成績や成果を見せなくてはなりません。そこには必ず相手との勝ち負けがついてきてしまいます。そこで陥りやすいのが、都大会出場に重きを置きすぎ勝負にこだわりすぎてしまうことであり、一番大切である『部活動内でのよい変化』を見落としてしまうことです。3年生引退後、新体制になったときのチームと新人大会を終えた今のチームとでは、どんなよい変化があるのか振り返ってみてはいかがでしょうか。また今、新人大会中によい変化を感じとることができたのなら、勝負は別として間違えなく成果のあった新人大会と言ってよいと思います。小さいことでもかまいません。チーム内で「試合中、お互いに声をかけることが多くなった」「集中が長く続くようになった」「連携技術が上がった」など、自分たちの『よい変化』や『練習の成果』を確認するよい時期です。そして、そのよい変化を『もっとよい変化』につなげられるようにチームで頑張ってください。新人大会をいくつか応援に行かせてもらい、たくさんのよい変化を見られて大変うれしく思っています。また、各部活動から『もっとよい変化』につながる大きな可能性を感じています。ありがとうございます。

令和5年10月
校長 土屋敏彦

「修学旅行&合唱コンクール」
 9月28日(木)より、3日間奈良京都への修学旅行に行ってきました。旅行前は台風の心配ばかりをしていましたが、行ってみれば3日間とも天候に恵まれ気持ちよく過ごせる修学旅行となりました。旅行中、3年生はマナーよく品よく過ごしていました。出発の朝、3年生に話した『仲間とよい思い出をつくるとともに、先生方ともよい思い出をつくてほしい』も、しっかり実行してくれたと思っています。ロビーのソファーで生徒と先生がゆったりとした時間を過ごしたり、クラスで先生の誕生日をお祝いしてくれたり、生徒と先生でボイスパーカッションを披露したりなど嬉しい場面をたくさん見ることができました。実行委員が中心となり、自分たちの手で修学旅行を成功させようというしっかりした考えのもと、全員が過ごしやすい思い出に残る修学旅行になったと思います。こんな修学旅行を引率できて幸せな気持ちになりました。ありがとうございます。
 合唱コンクールの練習を聴きに各フロアを歩いていると、3年生のクラスに1年生のクラスが練習を見に来ているところに数件であわせました。そこには緊張しながら3年生の前で合唱する1年生と優しく余裕のある表情で1年生に合唱を聴かせる3年生がいました。どのクラスでも合唱を披露し合ったあとに3年生の実行委員が1年生に話す場面がありましたが、その様子が優しさにあふれ心温まるものばかりでした。アドバイスというよりは3年生自身が練習で心がけていることや自身が1年生のときを振り返っての言葉であったように思います。すべての言葉のなかに1年生に対する優しさが詰まっていることが伝わってきました。学年を超えて練習での交流ができ温かい時間をお互いにつくることができる小山中の合唱コンクールが成功しないわけがありません。ご期待ください。

 

令和5年8.9月
校長 土屋敏彦

「2学期の始まりです」
 この夏も小山小学校のきょうみランドと小山中央小学校のサマースクールで、本校生徒が補助ボランティアとして活躍しました。毎年、有志という形でボランティアを募りますが、今年は総勢84名もの生徒がボランティアに参加しました。どの体験コーナーでも丁寧に小学生に接している本校生徒の様子を見られて大変うれしく思いました。両小学校の校長先生からも「毎年、立派に成長した中学生が小学生の面倒を見に来てくれることを楽しみにしている。」「中学生が来てくださり大変助かっている。」など、お褒めの言葉をいただきました。
 今年の夏休み中は熱中症警戒アラートが何度も発令され、校舎外で活動する部活動にとっては何度も活動が制限される夏休みでした。それでも体調を維持し、大会に向け技術と体力を備えられたことは、生徒の日ごろからの体調管理と顧問の詳細な部活動管理のおかげと思っています。全ての部活動において、生徒と顧問の信頼関係が築かれ、安全に注意しつつも夢中になり活動できる小山中学校の部活動を支えてくださっている全ての皆さんに深く感謝いたします。新人大会がすでに始まっている部活動もあります。この夏の成果が存分に発揮できることを期待しています。
 夏休み明け「学校に行きたくないな〜」「学校やだな〜」「なんとなくいやだな〜」などと思うことが大人でもよくあります。小山中でもかなりの人数の生徒が同じ気持ちを抱いていることでしょう。こう思うのは、自宅でのゆったり生活に慣れ心身を緩められた(リフレッシュした)成果です。心身の充電は十分できていますので、「いきたくないな〜 = しっかりリフレッシュできている」と思い、登校してほしいと思っています。夏休み明け、生徒と先生、お互い無理せず、でも少しだけ頑張って2学期を始めてくれたら嬉しいものです。

令和5年6月
校長 土屋敏彦

「体育大会終了&選手権大会真っ只中」
 6月6日(火)に体育大会を実施することができました。当日は薄曇りが続き心地の良い気温の中熱戦が繰り広げられました。特に3年生大ムカデでは、開始前に3年生体育委員と1.2年生体育委員とのエール交換があり、団結してクラス・学年を盛り上げる良い伝統が後輩たちへと引き継がれました。競技においても3年生全員の背中で後輩たちに語り、小山中の体育大会の全てが引き継がれたことを感じました。どんな言葉がけよりも必死に競技する姿を見せることのほうが訴えかける力があることを感じさせられる大ムカデでありました。来年度、後輩たちがどんな体育大会をつくり上げるのかが楽しみです。
 部活動では、運動部は選手権大会の真っ只中にいます。全国大会まで継っている大会でどこまで勝ち上がることができるのか2年間の練習の成果が試されます。昨年度は卓球と陸上競技の個人種目で都大会出場まで果しています。今年もいずれかの部活動で都大会出場を果たして欲しいものです。でき得れば都大会上位を目指す部活動があることを期待しています。

令和5年5月
校長 土屋敏彦

「体育大会にむけて」
 5月19日(金)に中間考査が終了し、22日(月)より体育大会に向けての練習が本格化してきました。毎時間、校庭からは各クラスの元気な応援と気持ちと動きを合わせるための大きな掛け声が聞こえてきています。この声が聞こえてくると体育大会が近づいてきたことを実感します。職員室にいる担任の中には、居ても立っても居られないで校庭に出て応援をしたり写真を撮ったりする者もいます。毎年のことですが、学校内において中学生の活発さを一番感じられる時期でもあります。
 さて、今年は新型コロナウィルスの感染状況が下火になってきたこともあり、種目の制限も応援の制限もなしに体育大会を実施いたします。観客に関しても、狭い校庭ではありますが人数制限を設けずに観戦をしていただこうと考えています。個人種目は一切行わず、生徒は3〜4競技の団体種目に参加することになります。保護者の皆様には、お忙しい中とは存じますが、ご観戦いただけるようお願い申し上げます。

令和5年4月
校長 土屋敏彦

「令和5年度が始まりました」
 4月7日(金)に249名の新入生を迎え、生徒数770名で令和5年度小山中学校はスタートしました。本年度は5月8日から新型コロナウィルスが感染症5類に引き下げられることがあります。感染予防対策を講じながらではありますが、学習、生活、行事等においてコロナ禍以前の状態に戻していくことが多くなると思います。保護者の皆様には案内を差し上げますので、授業参観、行事、講演会などの機会に小山中学校へお運びいただきますようお願い申し上げます。
 また、今年度より小山中学校では学習の基礎・基本の習得に力を入れようと考えております。その取組として、週3回の家庭学習ノートを実施いたします。これは、授業のある日は必ず大学ノート1ページは自学自習をするというものです。その日にあった授業で5教科の授業の中から自分で復習したい教科を考え家庭学習ノートを使って実施するというものです。授業で仲間と思考力・判断力・表現力を向上させるのと並行して、家庭学習ノートで教科の基礎・基本となる部分を身に着けて行ってほしいと考えています。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

令和5年3月
校長 土屋敏彦

「年度の締めくくりの月です」
 3月6日(月)生徒会朝礼がありました。生徒会長、各専門委員会委員長、生徒会本部役員より、全校に向けてオンラインでの話をしました。どの話においても、残り数回の委員会活動への協力と後期活動への協力を感謝する話がありました。この1年間の生徒会活動を振り返ってみると、各専門委員会の活動が一般生徒の生活の中に溶け込み、学校生活をしっかり支えていることを感じます。現在の小山中を維持している大きな力の一つとして、生徒会活動があると言い切れます。積極的に委員会に立候補をして、その活動で小山中をよりよくしようと活動している生徒と、その活動を受入れ支えている生徒とのバランスがとてもよく感じます。残り数日の生徒会活動、委員会活動をしっかり締めくくり、4月からの新たな活動につなげていってほしいと思います。活発な生徒会活動が小山中の伝統の一つになっています。

令和5年2月
校長 土屋敏彦

「2年生鎌倉校外学習」
2月10日(金)2年生と一緒に鎌倉校外学習に出かけてきました。当日はあいにくの雪模様。電車の遅れなども心配をしましたが予定通り実施することとしました。ただし、雪により帰りの電車の遅れも考えられるため、午前中の早い時点で班行動を30分早めることとしました。急な決定にもかかわらず、全班少しずつ見学時間や見学場所を削って行動時間を早めることができました。冷静かつ和やかに対応できる2年生でした。また、班行動中は大きな事故もなく過ごすことができました。はぐれてしまったり、チェック時間に遅れたりすることは若干ありましたが、その都度、班長を中心に冷静に対処ができていたように思います。来年度の「京都1日班行動」が楽しみに思えてきました。出発前、先生方には先回りをした指導を意識しつつ、先生方も鎌倉引率を楽しんで欲しい旨を伝えましたが、外のチェックポイントで2時間近く待機することが多く、雪の中体が芯から冷えてしまう様子でした。2年生並びに先生方大変お疲れさまでした。大成功の鎌倉校外学習でした。

令和5年1月
校長 土屋敏彦

「1年生スキー移動教室」
1月22日(日)〜24日(火)、1年生は長野県白樺湖にスキー移動教室に来ています。雪は例年より少なめですが、スキー場は全面滑走が可能です。生徒は自身の技術に合わせA班〜F16班の全27班に分けてスキー実習を行っています。宿舎内ではロビーや広間で生徒と教員が一緒にカードゲームを楽しんでいる姿もありました。日ごろから培ってきた信頼関係があるからこその様子だと見て取れました。3日間でスキーを自身のレベルに合わせて向上させ、教員ともよい思い出を作って欲しいと思っています。

令和4年11月
校長 土屋敏彦

「地域活動参加と新型コロナウィルス感染症について」
 11月20日(日)9:00〜12:00 小山スポーツ広場においてスポーツイベントが開催されました。地域の小学生向けにミニサッカーやゲートボールなどのブースが用意され、いろいろなスポーツを体験し親しむことができるイベントでした。本校からは、日ごろから小山スポーツ広場を使用させていただいているサッカー部の生徒たちが、各ブースの係員として参加させていただきました。周りの大人の方々に支えていただきながらの係員でしたが、地域のために小山中学校の生徒がしっかり役に立つことができうれしく思いました。
 新型コロナウィルスの第8波がやってきているようです。残念ながら、本校でも濃厚接触者や陽性者の連絡が10月より増えてきています。マスクの着用、教室の換気、手洗い、手指の消毒、黙食など。本校では、今まで通りの感染症対策を粛々と行っていきます。ご理解と協力のほどよろしくお願いいたします。

令和4年10月
校長 土屋敏彦

「修学旅行」
 3年生と修学旅行(9月13日〜15日)に行ってきました。1日目は奈良の法隆寺と東大寺見学。2日目は京都市内、バス、電車での班行動。3日目は京都市内タクシーでの班行動を実施しました。予定した見学地にいけなかったり、到着予定時間に遅れるなど、少しの思いがけない出来事はありましたが、そのたびに班長さんが中心となり次の行動のための好判断をしてくれました。先生方も少しの出来事は予想をしていましたが、生徒の皆さんの適切な対応に安心して報告を聞いていました。宿においても、コロナ禍の折、「マスクを外した時はおしゃべりなし」の約束をしっかり守り、修学旅行中に新型コロナウィルスの感染者を出すことなく終わることができました。さすがは3年生と思える修学旅行でした。

令和 4年 9月
校長 土屋敏彦

「2学期が始まりました」

始業式を8月30日(火)に行い、少しだけ早い2学期が始まっています。夏休みを振り返りますと三者面談に始まり、小山中央小サマースクール、小山小きょうみランド、小学生部活動見学、夏季選手権大会都大会、吹奏楽コンクール都大会、各部活動夏季練習など、それぞれの場所で生徒と教員が一緒になって活動する場面が多くみられうれしく思っています。お陰様で大きな事故もなく夏季休業を終了することができました。日頃より、保護者の皆様から本校教育活動にご理解とご協力をいただいている賜物だと考えています。ありがとうございます。
 さて、夏季休業中にSNSでのトラブルが一件ありました。相手の許可なく個人情報をSNSに配信してしまったということでした。日頃からも、夏季休業に入る前もSNS使用についての注意は何度も行ってきましたが残念なことでした。道具を使うとき正しい使い方をしないと自分が傷ついたり、他人を傷つけてしまうことがあります。SNS上で間違った使い方をしてしまったとき、その情報は不特定多数の人に伝わってしまうことが多々あります。個人情報を配信されてしまった人は、深く傷つくことになります。便利で快適に情報交換ができるSNSだからこそ、使う人の良心が大切なのだと思います。これからも正しい使い方を生徒と一緒に考えていきたいと思います。

令和 4年 6月
校長 土屋敏彦

「1勝することは、すごいことです」

運動部において、中学校体育連盟夏季選手権大会が始まっています。勝ち上がれば全国大会につながる大会です。3年間続けてきたそれぞれの競技において、培った体力と技を遺憾なく発揮してほしいと思います。そして負ければ3年生は引退となる大会でもあります。負けは悔しいことですが、負けを知らずにこの大会を終了する学校は、それぞれの競技において1校しかありません。全国大会優勝を果たした学校のみです。地方大会1回戦で、全国の約半数のチームが引退となります。2回戦で全国の約75%、3回戦で約87.5%のチームが引退します。小山中のチームが、試合の駒を進めるたびに相手のチームが引退となります。全ての1勝にはその陰にいる負けたチームの重みが加わります。個人競技でも同様のことが言えます。勝ち上がった小山中の皆さん、負けた相手の悔し涙も自分たちが背負っていることを自覚して次の試合に臨んでください。それはきっと皆さんの力になるはずです。すでに負けて引退が決定した皆さん、皆さんが流した涙は、相手の生徒たちが背負って次の試合に臨んでくれます。負けての引退は競技への気持ちを引きずるものですが、早く気持ちを切り替えて学習や新しい挑戦に臨んでほしいと思います。1、2年生の皆さんは、3年生が引退するまでの姿を目に焼き付け、自分たちが、すがすがしい引退を迎えるにはどうしたらよいのかをイメージしてこれからの練習に励んでください。
 保護者の皆様、地域の皆様、日頃より本校の部活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。各部活動の選手権大会が始まっています。会場にお越しいただき応援していただくことは生徒にとって嬉しく励みになることですが、コロナ禍の折、競技によっては観戦をお控え願う場合があります。会場へお越しいただく際には、お子様を通じ、顧問に観戦の可否の確認をお願いいたします。

令和 4年 4月
校長 土屋敏彦

小山中学校校長に着任しました、土屋敏彦と申します。よろしくお願いいたします。
 新型コロナウィルスオミクロン株の猛威から始まった令和4年、3月に入り感染者数が少し落ち着き、まん延防止重点措置が解除されたと思ったところ、BA2株の拡大が心配されるようになってしまいました。そんな中で令和4年度の始業式が始まりました。学校内での感染拡大には十分注意をしなければなりませんが、反面、通常の教育活動を取り戻せるよう努力もしていかなければなりません。生徒たちには常に不自由な思いをさせて申し訳ないきもちでいっぱいです。しかし、感染拡大によって学級や学年が休業になることは、できれば避けたいと考えています。マスクの着用、手洗い、密を避ける、黙食、体調がすぐれないときには登校を見合わせるなど、これからも引き続きご協力をお願いいたします。
 さて、生徒に向けて、始業式にも話をさせていただきましたが、私が理想とする学校は、温かい穏やかな雰囲気の学校です。優しい穏やかな会話が聞かれ、生徒と先生方の笑顔が絶えない学校がり理想です。「温かい」「穏やか」という二つの言葉を心にとめてもらい生徒にも先生方にも小山中学校で過ごして欲しいと考えています。コミュニケーションをとるための大切な道具である言葉には、大きな力が秘められています。「言霊」(発した言葉に宿る不思議な力)という言葉があるくらいです。相手の気持ちを考えて、思いを込めて言葉を伝えれば、相手に自分の思いが届くということだと思います。誰かを真剣に励ませば、その言葉を力に歩み出す人もいる。優しい言葉をかければ、傷ついている心が癒されるなど・・・。
 ぜひ、温かい穏やかな言葉がけがあふれる小山中学校を作っていって欲しいと思います。

令和 4年 1月
校長 井手伊澄

令和4年が明けました。皆様、あけましておめでとうございます。新型コロナウイルスはオミクロン株などという新種が登場し、また私たちの生活を脅かそうとしていますが、新年・令和4年はそのような感染症におびえることなく、平和で健康的な1年になってほしいとつくづく思います。今年度もあと3か月、新しい年度・学年に向けて準備を整えていこうと思います。
 長いもので私が小山中に赴任してから7年が経とうとしています。校長として様々な部活動で活躍している生徒を応援しようと、赴任当初から各部活の大会や発表会には応援に顔を出すようにしてきました。前任の国立二中の校長だった時も、部活動の大会には応援に行っていましたが、部によって偏りが生じてしまいました。そこで小山中ではカウントすることで、なるべく偏りがないようにどの部にも顔を出すように心がけてきました。しかし大会会場や時期が重なったりして、やはり偏りが生じてしまいました。赴任当時から昨年12月末までの記録を見てみると、やはり圧倒的に回数が多いのは吹奏楽部(27回)でした。次が和太鼓部の17回、第3位がバドミントン部と男子バレーボール部の15回でした。やはり文化部のほうが校内発表などがあり回数が増えていくのでしょうね。参考までに15回以下は、女子バレーボール部、卓球部、演劇部、女子バスケットボール部、男子バスケットボール部、剣道部、男子テニス部、陸上競技部、合唱部、野球部、女子テニス部、ボランティア部と続きます。今はもうなくなってしまった少林寺拳法部にも、全国大会を含めて3回ほど応援に行きました。なおサッカー部には大会運営のお手伝いや審判活動などで同行することが多く、応援回数は数え切れません。
 また7年間ずっと頭を悩ませてきたことは、多摩境通りの歩道の歩き方です。「中学生が歩道を広がって歩いていて困る」という苦情電話は、今でも年間数件はいただきます。学校は生徒会活動を中心に「登下校マナーキャンペーン」を実施したり、「地域協力会」を開催して地域の自治会長さんをはじめ児童委員さん、町田市役所、南大沢警察、小学校、近隣の企業などを巻き込みながら話し合いを進めてきました。もともと住宅地として開発された土地ではない地域なので、人口にあった街づくりができていないことが原因です。市役所はようやく植樹帯(歩道の植え込み)をなくして幅員を確保する動きを検討してくださるようですが、実現までは時間がかかりそうです。とにもかくにも、人や自転車と接触して事故が起こることが一番困ることです。『さわやか あいさつ ゆずりあい 人も車も自転車も』のキャッチフレーズどおり、誰もが安心・安全に通行できる多摩境通りであってほしいと強く願います。

令和3年10月
校長 井手伊澄

今年も合唱コンクールの季節が近づきました。昨年度はコロナの関係で中止にしましたが、今年度は感染症対策を最大限に実施しながら、実施の方向で動いています。会場も府中の森芸術劇場をあきらめて本校の体育館にし、その体育館にはひとつの学年だけが入って実施し、他の学年は教室からリモートで参観するというものです。練習が始まり、生徒は音楽の授業でパート練習を行いますが、今まではピアノやCDプレーヤーの周りに集まって音をとっていたのに対し、今年度はコロナ対策で教室や廊下の窓を開けてその窓に向かって発声しています。一人一人が間隔をとって練習しているのは言うまでもありません。
 生徒が一生懸命練習に取り組んでいる中、審査員である私も今年も準備を始めました。毎年行なっている準備で以前もご紹介したことがありますが、音楽家の先生に模範の合唱をCDに入れてもらい、それを繰り返し聞くことで頭に叩き込むという準備です。通勤時間が長いので、電車の中を利用しています。座って目を閉じて聞いていると、歌い方の細かい部分までしみ込んできます。今年は自由曲のみでコンクールを行い、さらにその自由曲も他のクラスと重なっても構わないということで、COSMOSのような人気の曲は3つのクラスで重なりました。毎年のように聞いている曲でも、改めて聞くと新しい発見があるものです。それぞれのクラスの特徴が出る合唱になるといいですね。
 そんな中、1Aと1Dが歌う「あさがお」という歌の歌詞に感動しました。以前から知っている曲でしたが、改めて聞くと、歌詞から勇気をもらうことができるなと感心しました。一部を紹介します。

負けないって 強い心で 立ち上がって進んでも
負けそうな 弱い自分に 寄りかかってしまう
悔しいって 流す涙は たぶん今までの自分に
さよならを言って 歩き出すためのエールなんだ

調べてみたら、作詞・作曲は小山中の校歌を作ってくださった山崎朋子先生でした。相通じるものがあったのかもしれません。

令和3年 7月
校長 井手伊澄

関東地方は梅雨入りが遅かった今年度ですが、ようやく6月末に梅雨に入ったという情報がありました。梅雨らしい不安定な天候が続いていますね。先月の朝礼で生徒には話しましたが、食べ物が腐りやすい時期です。また疲れがたまりやすい気候です。食事や睡眠には十分気をつけたいものです。
 さてだいぶ古い話になってしまいますが、5月9日に放映された「フットブレイン」というテレビ番組を見て印象に残った話があるので紹介します。この回は「黒子の哲学」というテーマで、元サッカー日本代表の明神智和(みょうじんともかず)選手を特集していました。明神選手は現役時代、「派手さはないが献身的なプレーでチームを支え、なくてはならない存在」と言われていたそうです。まさに「黒子」ですね。20年ほど前の日本代表監督のフィリップ・トルシエ監督に「完璧なチームとは、8人の明神と3人のクレイジーがいるチームだ」と言わしめたほどだそうです。
 その明神選手は現役時代、以下の4つの心得を自分に課していたそうです。【ライバルは据えるが比べない】【人を知ろうとする】【自分の価値を意識する】【鈍感力】
 番組ではそのひとつひとつについてそれぞれ解説していましたが、私が印象に残ったのは最後の【鈍感力】です。明神選手は次のように話していました。「プレッシャーがきつくなり、人の目を気にするようになるとプレーがうまくいかなくなる。SNSにコメントが載ったりするが、SNSに上がるコメントは自分では変えられるものではない。自分が影響を与えることができないもの(どうしようもないもの)に動かされてもどんどん悪い方向に流れていく。ならば気にしないほうがいい。自分には変えられないものには、あえて鈍感になる。」
 一般的には鈍感より敏感でいたほうがいいように思えます。しかし明神選手は『気になって胃が痛くなって練習に出られない日々もあった』ようです。そんな時はこの「鈍感になる」のも必要なのかもしれません。人が自分をどう見ているか、どう見られているか、気になるところではあります。クラスでの「いいところ探し」のように意見をもらうことで勇気づけられることもあります。しかしSNSなど顔の見えない世界での書き込みは、無責任なことが多い。ならば気にしない。自分の足元をしっかり見据え、いま自分のできることを着実に一歩一歩進む。そういう生き方を明神選手は推奨しているように思えました。
 番組では「黒子=犠牲とは違い、自分も生かし、周りも輝かせる光」と定義付けていました。あなたの周りに「黒子」はいませんか? ぜひ探してみてください。

令和3年 4月
校長 井手伊澄

令和3年度が始まりました。昨年度は始まったと同時に臨時休校で、生徒は学校に来られない状況が2ヶ月続きました。6月から段階登校を経てビクビクしながらの登校でした。しかし今年度は感染予防対策をしっかりとりながら、各自がしっかりした意識をもって学校生活を送っています。学校行事や授業の中で、感染拡大防止策を施してもなおリスクが高い教育活動は、当面見合わせるとの町田市教委の方針なので、調理実習や歌唱指導などは当面行わない方向で進めています。一日も早く終息を迎え、従来の活動ができるようになる日を待ち望んでいます。
 さて、今回は本(小説)の紹介です。堂場瞬一という作家の書いた「砂の家」という小説を最近読みました。警察が登場してハラハラ・ドキドキという話が多い小説家ですが、この「砂の家」も主人公の幼少期に起きた家庭での不幸な事件から始まります。なぜ紹介したかというと、話の後半で「多摩センター駅周辺」「パルテノン多摩」や「多摩境駅」「小山内裏公園」「水辺の広場」など、小山中学区に住む方々にはなじみのある場所が出てくるからなのです。結局この場所で深夜に殺人事件が起きてしまうので、【お薦め】とは言えないのですが、興味のある方は読んでみてください。全体的に暗い感じのするお話ですが、最後の2行で少し「ホッ」とするのではないかと思います。

令和 3年 1月
校長 井手伊澄

令和3年が始まりました。皆様あけましておめでとうございます。学校は予定どおり1月8日に始業式をリモートで行いましたが、緊急事態宣言が出されていることから部活動は2月7日まで中止になってしまいました。授業の内容も部分的に変更を余儀なくされ、少々あわただしい3学期を迎えています。
 昨年末、あるテレビ番組で印象に残る内容の放映がありましたので紹介します。スペインで史上初のサッカー男子チームの女性監督を務めた日本人、佐伯夕利子(さえきゆりこ)さんのお話です。テレビでは生立ちから紹介していましたが、長くなるいのでここでは割愛します。彼女はサッカーで生計を立てたいと思い、指導者になりたいと感じたそうです。スペインのサッカー協会にライセンススクールの受講が可能かを問い合わせた時、自分の中に3つの関門があると心配したそうです。ひとつ目は18〜9歳で若輩なこと、ふたつ目は日本人なので語学が心配なこと、みっつ目は女性であること。この3つの心配に対する回答は、ひとつ目は16歳以上なら可能なので問題なし、ふたつ目は今電話でこれだけ理解できているから問題なし、みっつ目の女性だからという質問の意図が分からない、と言われたそうです。男性社会であるサッカー界で、指導者のなろうとする女性が基本的に条件に当てはまらないのではないかという閉鎖的な考えを勝手に持っていたけれど、「なぜ女性だから問題なのか、質問の意味がわからない」と言われた時、「ああ私はこの国でなら生きて行けるかもしれない」と思ったそうです。
 番組は、その後彼女が勉強を重ねて10年の歳月をかけてライセンスを取得し、監督やスカウトを務めたことや、ビジャレアルというチーム(久保建英が所属していた)の選手育成のすばらしさを紹介していくのですが、私の印象に残ったのは「女性だからできない」というのは閉鎖的な考え方だと彼女が述べていたことです。男女性差別、ジェンダーフリーなどという言葉をよく耳にします。男性らしさ、女性らしさというのは存在するものでしょうが、「男性だから○○しなければならない、女性だから□□くらいできて当たり前」というのは間違った考え方なのでしょう。彼女の言葉を借りれば「閉鎖的な考え」なのかもしれません。
 本校でも新年度から女子の標準服でスラックスも選べるように改訂しました。2月には「多様性の講習会」を開催する予定です。刻々と変化していく社会に順応できる資質を、我々教職員も生徒とともに学んでいかなければならないと感じています。

令和2年10月
校長 井手伊澄

8月の末日、1通のお葉書をいただきました。匿名で、小山中学校職員ご一同様宛でした。ここに全文を紹介させていただきます。

 突然のお手紙で失礼いたします。
 私の住む建物には学齢期の子たちがいます。学校のある時は朝の7時前から足音が聞こえて、登校している様子を感じています。8月はその足音の時間も遅くなり、夏休みになったことを知りました。今年は自粛期間もあったので子どもたちも生活リズムが様々だったと思います。先生方にとっても今年は特に大変な年度だったでしょう。休校期間の対応や準備、スケジュールの調整、学校でのクラスター対策、そして子どもたちの心のケアもあるでしょう。
 それに伴って先生方の仕事の量は増加して、身体的・精神的負担もあり、それは想像をはるかに超えるものだと思います。健全な社会人を育む先生たちの働きは、大変貴重です。地域の一住人として感謝しています。
 古代の人の言葉に、私がほほ笑みかけると人々はありがたく感じ、私の明るい表情は人々を安心させた。私は指導者として人々を導いた、とあります。
 笑顔を見るとリラックスした気持ちになります。マスク生活ですが、笑顔を心がけて自分と周りの人をさわやかにしたいものです。先の見えない日々が続いていますが、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。皆様の安全を心から祈っています。

 なんとありがたいお葉書だったことでしょう。全教職員で共有したのはもちろんのこと、町田市教育委員会にもコピーを送付しました。小山地区には、このように学校に対して心遣いをしてくださる方々が大勢いらっしゃるということを再確認しました。
 そしてお言葉どおり、つらくても笑顔を絶やさず、身体に気を付けて子どもたちのためにがんばろうと決意を新たにすることができました。

令和 2年 7月
校長 井手伊澄

6月1日から分散登校が始まり、2週間後の15日からは本格的に全校生徒が同じ時間に登校する平常授業が始まりました。また部活動も、22日から段階的にですが徐々に始まりました。もちろん「新しい生活様式」と言われるさまざまな条件(人との距離をとるとか、こまめな手洗いなど)が課せられたままではありますが、生徒たちは緊張しながらでも徐々に学校生活に慣れ始め、元気を取り戻しつつあります。清掃活動や昼休みのボールの貸し出しなども、少しずつ平常に戻していく方向です。消毒活動は生徒にはやらせませんので、生徒が下校したあと、教員で実施しています。社会的にも、プロ野球が再開したりJリーグが再開したりというニュースが報道されています。私も先週末は久々にJリーグをテレビ観戦できました。
 ある日テレビでJリーグの村井満チェアマンが語っていたことが印象に残りました。「このウイルスは我々人類を分裂に導く。国境を閉鎖したり、都県をまたぐ旅行ができなくなったり…。だったら我々は対攻するためには「結束」しかない。「協力」して「団結」することだ。」
 またミュージシャンの山下達郎氏は、「我々人類は長い歴史の中で感染症と何度となく戦ってきた。そのたびに新薬を開発したりワクチンを作ったりして打ち勝ってきた。時間はかかるかもしれないしイタチごっこの面はあるけれど、今回だってきっと勝つ。だからしばらくは我慢して頑張ろう。」とラジオで語っていました。
 学校は再開されましたが、先行きは非常に不透明です。誰もが答えを持ちえない課題に直面しているわけですから、手探り状態ながら慎重に歩を進めるしかありません。まさに「今は少し我慢しながらがんばろう!」です。7月

令和 2年 4月
校長 井手伊澄

令和2年度が始まりました。始まったといっても4月6日に始業式、4月7日に入学式を、それぞれ短縮した形で実施し、必要最小限のことのみ行いました。すぐに学校は3月同様臨時休校に入ってしまいましたので、とても「始まった」とは言えない状況です。しかし本校では9日(木)と10日(金)に各クラス男女別による時差登校日を設けました。健康観察を行うとともに休校中の課題を渡し、学校再開に向けて必要な連絡をさせていただきました。ほとんどの生徒がきちんと時間どおりに登校し、学年や担任の先生からの指示を受けて帰っていきました。
 教職員は毎日新年度の準備の「更新」を行っています。4月6日から始まるという前提で準備しておいたものが5月7日からに変わるのですから、様々な変更が余儀なくされます。当然夏期休業の短縮や行事の精選を考えていかなければなりません。しかもそれらすべてが「5月7日から学校が再開されれば・・・」という大前提での検討なので、臨時休校が延びてしまえばまた検討のやり直しになるわけです。相当な労力の無駄になり、辟易とした状況です。
 そんな中、現在東京都には緊急事態宣言が出され、業種によっては休業の要請やテレワークの推奨が叫ばれています。我々教職員も町田市教育委員会から「自宅勤務」を推奨されているので、5月以降の見通しがある程度立った段階で、学校に出勤しない形をとる場合があります。保護者の皆様からご連絡をいただいても、早急にはご対応できない場合がありますことをご了承ください。一日も早く現在のこの状況が改善され、子供たちが安心して登校できる日が来ることを切望します。

令和2年 1月
校長 井手伊澄

令和2年が明けました。みなさま明けましておめでとうございます。今年の冬休みも例年とさほど変わらない冬休みを過ごしましたが、ひとつだけ例年と異なることがありました。私の息子は現在大学生ですが、彼が高校時代に過ごしたサッカー部が、お正月の全国高校サッカー選手権大会に山梨県代表として出場したので、その応援に千葉県の曽我というところまで行ってきました。フクダ電子アリーナ(通称フクアリ)という競技場は3年前にも高校サッカーを見に行った場所でした。駅から近くてスタンドから選手までも近くて観戦しやすいスタジアムです。大みそかの暖かい日でしたが、息子と二人で出かけました。試合は、三重県代表の四日市中央工業という名門で強豪相手だったので、あっさり1−3で負けてしまいましたが、県の代表として母校・チームのために全力で頑張る高校生を目の当たりにして、非常にさわやかな気持ちになって帰ってくることができました。
 話は変わり、振り返ると昨年(令和元年)は滅多にないような不幸がたくさん降りかかりました。令和になった初日。5月1日の夜、体調を崩して救急搬送されてしまいました。その数日後には車のタイヤがパンク。6月には盗難にあって警察に被害届を出すことになり、最後の最後は12月にインフルエンザに罹患。参った1年でした。
 今年はそんな年にしたくはありません。まずは何といっても健康。外出後のうがい・手洗いを怠ったり夜更かしをしたりしないで、栄養・休養・保温・保湿をしっかり取るなどの毎日のコツコツした少しずつの積み重ねが大事なのだとつくづく思います。生徒には1月8日の始業式でこの話をしました。勉強も同じ。部活や習い事も同じ。毎日の少しずつの積み重ねが、いつか大きな力になる。夢の実現にもつながる。そう思って毎日を過ごすことにしようと改めて決意しました。
 令和2年が生徒たちにとって、みなさまにとって、健康に過ごすことが出来る年になりますようお祈りいたします。今年もよろしくお願いいたします。

令和元年 10月
校長 井手伊澄

9月の中間テストが終わった直後から合唱コンクールの練習が本格化しました。この時期は10月8日の本番に向けて、どのクラスも必死で練習を続ける時期です。私が出勤する時間には普段はほとんど登校する生徒の姿は見かけませんが、この時期は朝練も始まり、多くの生徒と出会います。ちょうど金木犀の香りが街を漂う季節と重なり、「金木犀の香り=合唱コン」という式が頭に擦り込まれています。
 生徒たちは本番に向けて必死で練習します。朝礼でも話しましたが、伴奏者の生徒は夏休み前からおそらく血の出るような練習を重ねているのではないでしょうか。そんな風に生徒が一生懸命練習して準備しているのに、審査員である校長は何をしているのか・・・。実は校長も、きちんと審査をするために必死の「準備」をしています。毎年音楽科の先生に、合唱曲(自由曲全クラス分と課題曲3学年分、今年は全部で26曲)をCDに入れて頂き、それをじっくり聞き込むという準備です。昨年度までは校長室のPCで聞いていましたが、なかなかまとまった時間が取れないことと、何か別の仕事をしながらでは集中して聞き込めないことで、今年は別の策を案じていました。そこで思いついたのが「通勤時間を使うこと」です。昔流行った【CDウォークマン】なるものを買い込み、(今でも売っているんですよ。需要があるんだそうです。)毎日通勤電車の中で聞いています。
 効果は上がっているようです。今まで聞き取れなかった微妙な強弱、テンポの変化、歌詞の意味、曲の雰囲気など、どんどん頭に擦り込まれていきます。今年は昨年度に増して、より専門的な審査ができそうです。生徒のがんばりに負けないよう、校長先生もがんばります。♪♪♪

令和元年 7月
校長 井手伊澄

ホームページ上のこの校長のページでは、NHKの大河ドラマの話がよく出てきますが、今回もこの大河ドラマの話です。1月から始まった今年の大河ドラマは「いだてん」。オリンピック競技に日本人として初めて出場した、あの金栗四三の話です。金栗四三の歴史を紐解くと、必ず出てくるのが当時のライバルだった井手伊吉という選手です。慶応大学で、中距離走(当時は800m、1,500m、5,000mだったそうです)では、かなり長い間その記録を破られなかったという記録の持ち主です。2月の放送朝礼でお話ししたように、その井手伊吉という人物は私の祖父です。父の父で、私が小学校4年生の時に亡くなりました。葬式には日本陸連のお偉方が参列していたそうで、陸上を知っている人からは、「なぜあの人がこの葬式に?」と驚かれたという話を聞きました。
 「いだてん」の第1話で「冒険世界」という雑誌が紹介され、その中に私の祖父の記事が紹介されましたが、字が間違っていました。(井出になっていました。) 私は訂正を求めてNHKに電話したのですが、当時の雑誌そのものが井出になっているという説明でした。しかし対応してくださったNHKのプロデューサーの家冨さんという方は、親切にも再放送のときには「井手」と正しく表記されたものを放送してくださいました。さすがはNHKだなと感心しました。
 大河ドラマ「いだてん」は、最近は興味を失い観ていません。しかし61歳になった私が今でも中学生のサッカーの試合のレフェリーができるのは、祖父譲りの脚を持ち合わせているのかもしれません。おじいちゃんに感謝です。

平成31年 4月
校長 井手 伊澄

平成31年度が始まりました。とは言っても5月からは元号が変わり令和になるとのこと。平成も終わりを迎えようとしています。そんな中、小山中学校は325名という非常に多くの新入生を迎えました。全校生徒数は835名です。これは東京都内でも稀に見る大きさなのではないでしょうか。少子化が叫ばれる昨今、他の区市町村では学校の統廃合が行われ、町田市内でも学区域の線引きの検討を始めるそうです。そんな中で小山中だけはどんどん大きくなっています。先生の人数も増え、校長・副校長を含めると51名です。これだけ大きな学校を私のような者が果たして支えていけるのか、甚だ心配ではありますががんばるしかないので一生懸命使命を全うしようと思っています。
 平成から令和に変わる今年度、生徒数も増え、先生も入れ替わり、さまざまなことが新しくなります。それぞれ進級してクラスも変わり、今までの自分を見直し、生まれ変わるには絶好の機会です、と生徒には話しました。生活態度を見直し、新しく生まれ変わった気持ちで新年度を過ごして欲しいと思います。
 今年度も小山中学校をよろしくお願い申し上げます。

平成31年 1月
校長 井手伊澄

これは昨年の10月30日に、本校の2年生が11月に行う職場体験の事前学習として講習会を行った際に、私が話したことです。昨年の10月、全日中鳥取大会(正式名称を第69回全日本中学校長会研究協議会鳥取(米子)大会という)に参加してきた時に聞いた話です。2日目の午後に分科会があり、私は第5分科会に出席してきました。そこでは「キャリア教育の視点に立った進路指導の充実」について研究発表を聞き、協議を深めました。その中である学校の校長先生が、【私の学校では職場体験前に生徒にこんな話をしています。「もし君たちが体験先で『ほうきを持ってきて』と言われた時、どうしますか? 言われたとおりほうきだけを持っていきますか? それともその後おそらく必要とされるちりとりも持っていきますか? ぜひちりとりも持って行ける生徒でいてください。つまり事の先を読んで判断・行動できる生徒でいて欲しい。もし体験先の人から『余計なことをしなくてよろしい』と叱られたとしても、先を読んで判断した君の行動は決してマイナスにはならない。」という話です。ぜひみなさんの学校でもご活用ください。】と話されていました。
 深く納得した私は、前述のとおり本校の2年生にこの話をしました。体験先ではどの程度活躍できたか不明な点もありますが、おおかた本校の2年生は『よくやってくれた』『素直で良い子だった』とお褒めの言葉を頂いています。毎年お世話になる事業所の方には本当にお手数をおかけしていますが、職場体験でしか経験できない貴重な経験が生徒を大きく成長させています。先を読んで判断・行動できる生徒がどれだけいたかわかりませんが、これからも多くの体験が生徒を成長させることは間違いありません。
 平成31年が明けました。今年もさまざまなことに取り組んでいきたいと思っています。今後も小山中学校をよろしくお願いいたします。

寺田屋

平成30年10月  
校長 井手 伊澄

突然ですが、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」をご覧になっている方は多くいらっしゃるのでしょうか。歴史にはあまり興味がない私ですが、菅平が好きな私は一昨年の大河ドラマ「真田丸」を熱心に見入ってしまい、少しですが興味を持つようになりました。「真田一族なんてあっちについたりこっちについたりまるでコウモリみたいだ」という印象を持っていたのですが、見事に払拭してくれたドラマでした。西郷隆盛が出てくる幕末から明治維新の時代は、小・中学生の社会科の授業であまり印象に残っていないこともあり、興味をもって観ています。
 番組の最後に1分程度「西郷どん紀行」という題でその回の話題に則した解説があります。ある回のドラマの中で「池田屋騒動」が出てきました。今もその寺田屋が京都にあるという紹介があったので、先日の修学旅行の引率で京都を訪れた際に、多くの班がすぐ近くの伏見稲荷を訪れるというので、巡回がてら寺田屋跡まで足を伸ばしてみました。(写真)
 寺田屋は「寺田屋騒動」と「寺田屋事件」という2つの出来事があったそうです。実際に行ってみると、ドラマの中で紹介された薩摩藩士同士の悲しい斬り合いの出来事よりも、坂本龍馬が旧幕府軍から追われている時に妻のお龍さんが機転を利かせて龍馬を逃がしてやったという出来事の方が、大きく扱われている場所になっていました。旅籠なので泊まれるような造りになっていますが、今は宿泊事業はやっていないそうです。
 夏休みを利用して家族旅行で鹿児島に行きました。薩摩藩主、島津斉彬が大砲を作るために文書のみから造ったという反射炉跡も見てきました。「歴史を大きく動かした人物がここにいたんだ・・・。」と思うと、感慨深いものがありました。京都には、ドラマの中に出てくる岩倉具視が隠れていた小屋も鞍馬の方にあると紹介されていましたが、その方面に班行動する生徒の班はなかったので今回は行きませんでしたが、プライベートで訪れる機会があれば行ってみたいなと思いました。

平成30年 7月 
校長 井手 伊澄

7月に入りました。世界中が注目するFIFAワールドカップ ロシア大会も予選リーグが終了し、決勝トーナメントに突入したところです。毎日のようにテレビ観戦で目を赤くしている人もいるのではないでしょうか。学校は期末考査も修了し、1学期をしっかり締めくくるための作業と、夏休みの準備に追われています。
 5月下旬からこの時期にかけては特に、土曜・日曜の校長の部活動応援には拍車がかかります。管理職になったとき、今までサッカー部一色だった自分は、いろいろな部活動を見に行くことが夢でした。副校長だったときはとても忙しくて見に行くことはできませんでしたが、校長になって前任校ではいろいろな部活の試合や発表を見に行きました。小山中に赴任した1年目はサッカー部のお手伝いに精を出していたのですが、保護者アンケートに「校長先生はサッカー部ばかり見に行かないで他の部活動も見てあげてください」という記述があり、「失礼しました」とばかり小山中でもなるべく時間を作って見に行くようにしました。
 特にこの時期は3年生の最後の大会や発表会を迎える時期です。入学したときから一生懸命取り組んできた成果を出そうと、生徒は気力を振り絞ってがんばります。体育大会や定期考査と重なり、また天候も不順になることが多く、体調の維持管理が難しい時期でもありますが、「負けたら終わり」という緊迫感が、生徒たちをよりいっそう輝かせます。そんな『キラキラ光る生徒たち』を見ることができるこの時期は、校長になってよかったと思える時期でもあります。保護者も一生懸命声を枯らして応援しています。好成績を出せた部も出せなかった部も、さまざまな体験が生徒たちを成長させます。
 応援が終わると明日は月曜日。また一週間が始まるけれど、生徒たちに負けないように自分もがんばろうと思いながら、試合会場を出て帰路につきます。

ホシザクラ

平成30年 4月 
校長 井手 伊澄

先月、小山中央小学校の卒業式に参列した時の話です。私は来賓の方々と校長室で談笑していました。その時、小山の地に咲く珍しい花「ホシザクラ」の話になりました。本校の校章にもなっているこの地域にしか咲かない珍しい花だということは着任当時から知っていましたが、よく考えてみたらまだ実物を見たことがなかったのです。そのことを話したら地域の方々に驚かれてしまい、少々気恥ずかしくなりました。多摩境通りの青山から少し入ったところの左側にあると聞きました。

 月末、明るいうちに学校を出られたある日の帰り道、教えられた場所に行ってみました。有名なあの「ホシザクラ」が咲いていました。手に取って見られるほど近くには寄れなかったので柵の外からの観察になりましたが、「やっと実物を見られた。校章に使わせて頂きながら今まで知らんぷりしていてごめんなさい。」という気持ちで写真に納めました。機会があったら柵の中に入れてもらって、手に取ってみて普通の桜との違いをじっくり観察してみたいと思いました。

平成30年1月  
校長 井手 伊澄

平成30年が明けました。皆様、明けましておめでとうございます。今年も小山中学校をよろしくお願いいたします。学校では3学期を迎え、始業式には「時間の有効な創り出し方」について話をしました。2学期の終業式には「皆さんの通知表には『がんばっているのに定着しない』『結果として表れてこない』と書かれている生徒が多い。定着させるには繰り返しの学習が必要。そのためには時間が必要。でも忙しい中でどうやって時間を生み出すか。」という話をしたので、それを受けて3学期の始業式には時間の創り出し方についていくつか紹介しました。早起きをする、ネットやメールの時間を制限する、簡単に終わるものから取りかかる、最速の方法でやる、集中する、無駄を省くなど、中学生でも今からでも取り組めるヒントをいくつか紹介しました。時間は万人に平等に与えられたもの、それをどううまく使うかはその人の工夫次第。中学生に限らず私たち大人も気をつけていきたいものですね。

 さて中学校長会では「今年の抱負を漢字一字で書くと」という話題になりました。「和」「心」「流」などいろいろ出ましたが、私は「挑」を挙げました。それというのも昨シーズンから始めたスノーボードに今年も挑戦したからです。60の手習い(?)で恥ずかしいのですが、大学生の息子が昨シーズン初めてスノーボードに挑戦し、なかなか面白そうだったので私も年齢を顧みず一人でレッスンに入って教えてもらいました。結構楽しかったので今シーズンも息子と一緒にレッスンに入ったのですが、息子はスイスイ上手くなるのに私は転んでばかりでちっとも上達しません。やがて疲労が溜まっていき、全身の筋肉がカチカチになり立っているのも辛くなりました。やはり年齢には逆らえない。体力の衰えを実感した私は翌日はスキーに切り替え水を得た魚になりましたが、若い息子は疲れを見せずに黙々と自己の技術の向上を目指してスノーボードに取り組んでいました。普段の私なら疲れるばかりで上達しないならやめてしまおうと思うところですが、なぜか今回はもう少しやってみたいなと思っています。だから「挑」なのです。(そう言えば始業式で生徒会長の中本君も自身の豊富を「挑戦」と語っていました。)年齢に負けてはいられない。スノーボードに限らずいろいろなことに挑戦する年にしたいなと思います。

平成29年10月 
校長 井手 伊澄

今月28日(土)には、本校のグランドで交通安全教室「スケアード・ストレイト」を実施します。スケアード・ストレイトとは、スタントマンを使った疑似交通事故を見ることで、交通事故の怖さと交通安全の重要性をより深く認識しようというものです。このたび小山地区では小山・小中地域協力会の主催で、南大沢警察署の協力で実現したものです。

 ここ近年で小山中の生徒数も小山小と小山中央小の児童数も爆発的に増加しています。かねてより登下校時の児童・生徒の歩行の安全については小山地域の問題のひとつになっていて、学校では小学校でも中学校でも指導を繰り返してきました。しかしながら本校には「中学生が歩道を広がって歩いていて困る。」「ぶつかっても何も言わないで言ってしまった。」などのお叱りの電話を頂いています。子どもも大人も、自転車も歩行者も、お互いに安全に気持ちよく通行するために、地域の方々やPTAの協力でポスター掲示や朝の見守り等を実施してきました。
 その運動のひとつとして、今回の交通安全教室「スケアード・ストレイト」が実現したわけです。土曜日ということでいろいろご予定もおありでしょうが、ぜひ本校のグランドに足をお運び頂き、この交通安全教室をご体験ください。小山地区を通行する歩行者も車も自転車も、みんながマナーを守り、お互いに気持ちよく過ごせる地域作りが実現しますように尽力したいと思います。

通行マナー

平成29年7月  
校長 井手 伊澄

本校の3年生は、入学当初から「投稿チャレンジ」という活動を続けています。これは生徒が普段考えていることや感じたことなどを新聞の投書欄に投稿して、思考力・表現力・発信力などを高めることを目的としています。先日下のような投書が新聞に掲載されました。
 学級の中で「短所を長所に変える」という活動をしたときのものですが、自分の短所も他の人から長所として見ればかなりポジティブになれるというものでした。例えば「積極的でない」という短所も班のみんなは「周りがよく見られる」「気配りができる」などと長所としてみてくれた、あるいは「マイペースすぎる」という短所もグループの人は「周りに流されない」「心にゆとりがある」と長所を挙げてくれた、などです。生徒はうれしかった、前向きになれた、プラスに考えることは大切だなどと締めくくっています。

 そう言えば今村前復興大臣が「東北の方だったからよかった」などと発言して辞任したという話は記憶に新しいと思いますが、この発言をめぐっては被災地からの失望や怒りの声とともに、発言を逆手にとったツイートが話題になったそうです。東北の人からは「お米もお酒もお水も空気もおいしい。東北に生まれて本当によかった。」という書き込みが、また旅行者からは「東北はすてきなところがいっぱい。東北の人々は本当に優しくていい人ばかり。東北はよかった!」などという書き込みが多くあったとのことです。

 発想の転換って大切ですね。クラスや部活動、人間関係などでいやなことがあっても、「これは自分に課せられた試練。乗り越えることで大きくなれる。」と見方を変えて自分を鼓舞することも大切かもしれません。そして最後は「小山でよかった。」と思ってもらいたいと強く願います。

平成29年4月  
校長 井手 伊澄

新入生245名を迎え、総生徒数760名で平成29年度のスタートを切りました。昨年度は様々な箇所にメスを入れ改革・改善を図ってきましたが、逆にデメリットが大きかった部分は元に戻すなど、よく精査しながら学校経営を進めていこうと思っています。今年度の大きな変化の一つは、異動による教職員の交代が多かったことです。小山中だより4月号や号外でご紹介していきますが、新メンバーを加えて生徒も教職員も新しい気持ちで全力でがんばりますので今年度もよろしくお願い申し上げます。
 さて今年度の最初の日である4月6日には、まだ新入生が入学する前の新2・3年生に、始業式で次のようなお話をしました。1年生はこのお話を聞いていないのでここに紹介します。

<前略>
 ここで改めて、新しい気持ちで1年間がんばるぞという決意を胸に秘めてもらいたくて、2つ、お話しします。
 ひとつは、昨年度1年間かけて様々な見直しと改革を行ってきましたが、さらに今年度も少しずつできるところは変えていこうと思っています。具体的には直接皆さんに関わることは少ないので、ここでお話しすることは避けますが、皆さんが学習しやすいような取り組みを先生方全員で知恵を絞って考えていこうと思っています。
 大きなところでは、昨年度は1学期の中間テストをなくしました。ところが大きな成果として残らなかっただけではなく、逆にデメリットがあった面もあり、今年度は1学期の中間テストは復活させました。運動部活動に所属する生徒諸君にとっては、大会期間と試験期間が重なり大変かもしれませんが、計画的に学習を進めてください。試験に対しても試合に対しても、どちらも全力で向かう生徒になって欲しいと思います。
 部活動の再登校は極力なくして学校で待機してもらうようにしますが、昨年度はせっかく待機にしても待機中に顧問の先生の指示に従えなくて指導を受ける部活がありました。そんなことなら待機はなくして再登校してもらいますよ。せっかく君たちのために改革したのにルールを守れないのなら、再登校、つまり逆戻りになってしまいます。
 多摩境通りの歩道の歩き方はどうですか? マナーを守れていますか? PTAの方々が中心となり地域ぐるみで皆さんの登下校の安全を考えてくださっています。にもかかわらず数人で広がって歩いたり、大きな声で不適切な言葉を発したり、していませんか?
今年度も引き続きマナー向上委員会を開催し、地域の人と協議していく予定です。歩行中のマナーについては今後も注意しながら登下校してくださいね。
<後略>

暖かい風が吹き、いよいよ春めいてきました。気分が何となくうきうきしてきますが、気持ちを引き締めないと大きな事故につながります。気をつけて学校生活を送って欲しいものです。

平成29年1月
校長 井手 伊澄

平成29年が明けました。みなさま、明けましておめでとうございます。正月恒例の箱根駅伝では青山学院大学が3連覇を成し遂げました。私の出身校である中央大学は、予選会で敗れたため参加できませんでした。連続出場記録を更新できず、来年からはまたぜひがんばって出場、シード権獲得、優勝と、記録を伸ばして欲しいものです。優勝した青山学院大学の原晋監督は、選手をその気にさせる指導に長けているとよく報道されています。我々学校の教員も、生徒にやる気を出させる指導法をどんどん勉強して、実践していかなくてはならないなと感じていました。

 学校は3学期に入り、3年生は卒業後の進路決定を目指してまっしぐらという感じです。3年の職員も出願・入試・手続きと続く書類作成に追われています。同時に新入生の受け入れ準備も進めていかなくてはなりません。以前この話を生徒にしたときに「大変なのは私たちだけじゃないんだね。」と感心されたことを覚えています。今年の3年生も夢に向かってあと少し、希望が叶うよう努力を続けて欲しいものです。
 そんな3年生に、毎年面接練習をしています。特に推薦受験をする生徒には「推薦」の意味をお話しするのですが、中にはよくわかっていない生徒もいます。推薦とは、「誰が、誰を、誰に」推薦するのですか? と聞くと、多くの生徒はきちんと答えられますが、中には「面接と作文だけで合格できれば楽でいいや…。」などと考える生徒もいて、そういう生徒はやはりきちんと答えられません。次のような話をしています。 
 推薦とは、小山中の校長が、君たち受験生を、相手の高等学校の校長先生に、「この生徒は大丈夫ですよ。しっかり生活も勉強もできます。間違いなく保証できる人物ですので、どうぞ入学させてください。」というかたちで推薦するものです。言わば先方の校長先生との約束なのです。にもかかわらず君たちが入学してからルールや時間を守らず、勝手な行動をとって先生方から指導を受けるようなことがあるとどうなるか。「なんだ、小山中の校長が人物を保証するって言うから入学させたのに、これじゃ嘘つきだ。もう小山中からの推薦は信用しないことにしよう。」ということになり、来年、再来年の受験生、つまり小山中の後輩たちに大きく影響してくるのです。卒業するまでの3年間をしっかりやるという約束ができないなら、推薦することはできません。
 この話を聞いて大丈夫です、しっかりやりますと約束できた生徒に対してだけ推薦受験を認めています。もちろん中学校3年間のしっかりした生活が認められた上での話ですが、ある意味、一般受験より厳しい条件であると言っても過言ではありません。楽に入学できる制度ではありません。推薦制度で合格したら、どうか後に続く小山中の後輩たちのためにも、推薦された生徒としてそれに値する学校生活を送って欲しいものです。

川遊び

平成28年10月
  校長 井手 伊澄

金木犀の香る中、本格的な秋の訪れを感じる毎日です。学校では直後に控えた合唱コンクールに向けて、生徒たちの熱のこもった練習が続いています。中でも3年生は今年から秋の実施になった修学旅行を終え、時間のない中でもよく練習して完成を迎えようとしています。
 今年の夏は多くの台風が日本列島を襲いました。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りしています。その台風のうちのひとつが小山中学校の修学旅行を襲いました。旅行1日目、台風16号の影響で秋雨前線が刺激され、訪れていた奈良方面は大雨に見舞われました。奈良公園内の興福寺の国宝館が暴風雨のため閉館になり、大仏殿だけの見学になってしまいました。法隆寺でも大仏殿でも大雨の中で濡れながらの見学になりました。バスの中ではエアコンを暖房にして頂いたり、宿舎のほうでは到着時に全員に1人1枚のタオルを提供して頂きました。大変ありがたいことでした。おかげさまで体調を壊す生徒がほとんどいなく、2日目の京都市内班行動や3日目のタクシー行動ともにほぼ順調に予定通り実施することが出来ました。

 さて話は遡りますが、7月24日には境川クリ−ンアップが行われました。夏休みに入った直後の日曜日だったので小山中生も多くの参加があるかなと思っていたのですが、部活動その他でなかなか都合がつかず、参加できなかった生徒が多かったようです。 私が現地で会えたのは小山FCに所属する本校の男子生徒数名でした。私と藤塚副校長が参加したのですが、私はジャブジャブ川の中まで入ってゴミを拾いました。普段なかなか地域行事に参加できない身なので、このときとばかりがんばりました。川の水は冷たく、この日のような暑い日には心地よいくらいでした。また機会を見つけて、地域行事にはなるべく参加したいと思っています。

平成28年7月 
  校長 井手 伊澄

自宅から府中駅までは毎朝自転車で通勤します。電車の線路下のスペースにある市営の3階建ての駐輪場に自転車を駐めるのですが、5月のある朝、床面に「頭上注意」の張り紙がありました。上を見ると鉄骨の天井にツバメが巣を作り、その糞が利用者の頭を直撃するための注意書きでした。下を通るたびに雛がピーピーかわいい声を出していたので、「攻撃」を受けないように気をつけながら、ツバメたちを観察することを毎日楽しみにしていました。

 6月のある朝ふと上を見上げて巣の様子を見ると、雛たちがずいぶんと大きくなっていることに気がつきました。もうかわいい声で鳴くこともなく、巣立ちの日を待ているかのように体の半分以上を巣の外側に出していました。「ああ、もうすぐこの子たちは巣立っていくのだろうな」と思いながら日々通勤していました。

 その日は突然やってきました。巣にはツバメたちの姿はなく、ただ残された巣だけが寂しく残されていました。「巣立つ日を楽しみにしていたにもかかわらず、この寂しさは何なのだろう。」主たちのいなくなった巣をただ呆然と眺めていました。

 「立つ鳥跡を濁さず」と言います。高所にあるので覗くことはできませんが、おそらく巣立ったあとの巣の中は比較的きれいになっていることでしょう。小山中の子どもたちもいつか巣立つときが来るけれど、おそらくきれいに「跡を濁さず」巣立っていくことだろうな。もう落下物に注意する必要のなくなった頭の中で、そんなことを考えていました。

平成28年4月
   校長 井手 伊澄

平成28年度がスタートしました。1年生260名も7日に入学式を終え、毎日元気に登校しています。2年生は8クラスが7クラスになり、ひとクラス36〜37人で今までより教室が狭く感じられていることでしょう。3年生は275名と3つの学年の中で一番の大所帯です。体も大きくなり、成長が大きく見て取れるようになりました。最後の1年間、充実した中学校生活を送って欲しいと思います。

 総生徒数792名で新年度をスタートしました。学力・体力の向上、生徒指導の充実、組織改善・意識改革の推進、登下校時を含めた生徒の安心・安全を守るための地域に開かれた学校作りと、課題は山積していますが、ひとつひとつコツコツと成果が上がる取り組みを実践していきたいと思います。今年度もよろしくお願いいたします。

 さて短かったこの春休み、おもしろいアプリを紹介され、自分のスマホにインストールしました。自分の漢字の力を診断してくれるもので、「読み問題」「書き問題」「総合漢字力」「クイズ」などの分野に分かれていて、同音異義語や四字熟語なども勉強できるようになっています。出題された問題に対して、スマホの画面に指で漢字や読み仮名を書くと採点してくれるというものです。難しいレベルの問題だと、なかなか満点を取ることはできません。中には「あ、ここまで出かかっているのに出てこない〜」と悔しい思いをする問題もあります。たとえば私の場合、「○盗罪」(せっとうざい)の「せっ」の部分の漢字がなかなか出てこなくて悔しい思いをしました。答えを見れば「ああ、そうだった」と思うのですが案外書けないものだなと反省してしまいます。電子機器の利用が増え、漢字を書く機会が減ったからでしょうか、情けなく感じるときもありました。ちょっと時間のあるときにトライしてみていますが、目や頭が疲れる時もあるのであまり長時間は続きません。漢字を書く機会が減った方は、トライしてみてはいかがでしょうか。

平成28年1月  
校長 井手 伊澄

平成28年が明けました。あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。学校便りは毎月発行いたしますが、このホームページには2〜3ヶ月に一度の割合で、裏話や校長のコラムなどを発信していきたいと思っています。

 年が明け、3学期に入りました。生徒たちは昨年と変わらず元気に登校してきています。3年生にとってはあと3ヶ月で卒業です。しかしその前に、自分自身の進路を切り拓くという大きな作業が待っています。誰もが初めての体験。緊張しない人はいないでしょう。その作業の一環として、どの学校でも行われているのが「面接練習」です。受験する進路先に面接試験があるなしにかかわらず、本校では校長・副校長・主幹教諭が分担して、3年生全員にこの面接練習を実施しています。緊張しながらもこの練習を体験することで、自分自身の進路選択や進路先への志望動機などを確認していきます。

 この面接練習の中で、私が必ず質問させて頂いているもののうち「おうちの中で何か決まったお手伝いなどはありますか?」というものがあります。多くの生徒が「お風呂掃除」「洗濯物の取り込み」「犬の散歩」などを挙げます。続いて私が「それをやるとおうちの方はなんとおっしゃいますか?」と聞くと、多くの生徒が「ありがとうって言ってくれます。」と答えます。しかしごくまれに(1割程度でしょうか)「何も言ってくれません。」とか「当たり前なので、逆にやらないと叱られます。」という返事が返ってくることもあります。

 もちろんご家庭内のルールで、しつけの一環としてお手伝いを命じておられることだろうとは思います。ご家庭の方針に口を挟むわけではありませんが、たとえ当然のことであっても、「いつもありがとう。助かるよ。」という一言で、どれほど心が温かくなることでしょうか。子どもは無言でムスっとしているかもしれませんが、それは照れているのであって、おうちでの暖かい言葉が何よりも子どもたちの安心感・自己肯定感を高めてくれるものになります。

 たとえ「やって当然」のことであっても、まだ15才です。学校でも家庭の中でも自分の役割を実践していくことで自己肯定感が高まっていきます。少しのこと、小さなことでも毎日の積み重ねは大きな財産になります。ぜひ暖かい言葉をかけてあげてください。

平成27年10月
   校長 井手 伊澄

暑かった夏も終わり、秋がやってきました。スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋などと言われますが、皆様にとってなどんな秋ですか? 読書については始業式の話や学校便りでもよく触れているので、今回はスポーツについて。

 小山中に赴任してから専門でもあるサッカー部のお手伝いをさせて頂くことが増えました。具体的にはレフリー(一応3級審判員です!)をやらせて頂くことが多いのですが、5月のある日、試合中に起こった不思議な出来事について記します。
H中学校とT中学校の試合の主審を務めました。後半のこり1分くらいのところでゴール前で倒れている選手を見つけたので、ボールが中央付近に移動したところで笛を吹いて試合を止めました。負傷者をコートの外に出して復帰する際の指示を与え、試合を再開しました。こういうときは、「ドロップボール」と言う方法で試合を再開します。これは主審が手に持ったボールを地面に落とし、ボールが地面に触れた瞬間から再開となります。こういう場面の時は、通常はJリーグや国際試合等でよく見るように、負傷者を出したチームが相手に敬意を表してボールを返してあげる(プレゼントする)ことが通例になっていて、このときもよく理解できている選手がそれを実行しました。ところがその他の選手がそれをよく理解できていなかったようで、返してあげたボールだとわからずにある選手がそのボールをドリブルしてゴールまで決めてしまいました。守備側の選手は一瞬何がおきたのかわからずボーッとしていましたが直後にタイムアップ。選手は狐につままれた状況でした。主審としては、何のルール違反もない訳なので得点を認め試合を終了させましたが、よく理解できていなかったようなので選手に解説を行いました。
 要するに「ルールとマナーの違い」なのです。この場面ではルール違反(いわゆるファウル)はおきていません。従って主審が笛を吹いて裁く場面ではないのです。問題はドロップボールという再開方法を知らなかったり、厚意で返してあげたという行為を理解していなかったりという、いわゆる「勉強不足」から生じた出来事でした。私がこのあと本部で両チームの監督を呼んでお願いしたことは「選手にもっとルールとマナーについて勉強させてください」ということでした。

 様々なことやいろいろな場面をより多く生徒に経験させることは大切なことだな〜と改めて感じた出来事でした。

平成27年7月
   校長 井手 伊澄

今年度が始まって3ヶ月が経ちました。1学期の行事が着々と終わっていきます。その中でも3年生の修学旅行と、全校での体育大会という大きな行事について、ちょっとした裏話を書きたいと思います。

 3年生の修学旅行では、ほぼ全員が意識を高くもって班行動を終えたことは、学校便りや保護者会等でお知らせしたところです。2日目の京都市内班行動中ではこんなことがありました。私はすべての班がホテルを出発した後、ホテルから直接清水寺へ徒歩で向かいました。途中、三十三間堂の前を通ったのですが、私に気がついた小山中生徒が手を振ってくれました。私も手を振って応え、清水へ向かいました。その後、清水寺でチェックを受けていた班のメンバーと少し話をしました。
私 「さっき、三十三間堂のところにうちの子がいたよ。」
班員「えっ? うちの子って、校長先生の子供が来てるんですか?」
私 「うちの子って、小山中生のことだよ。校長先生にしてみれば小山中の子はみんなうちの子みたいなもんだよ。」
班員「へ〜、そっかー。校長先生、『愛』ですね!」
 私はなんと返事をしていいやらわからず笑顔を返し、次の目的地に向かいました。数分後、また同じ班員達に道で会ったら、その班員達から「おとうさん!」と声をかけられました。

 体育大会は6月6日に開催しました。当日未明までの雨の影響で、開始時刻を2時間遅らせてのスタートとしました。このとき、体育大会実行委員長の木村先生は朝6時のグランドの状況を見て、「これは無理だ。」と思ったそうです。ところがその後出勤した副校長に「ばっちりですね。」と言われ、「何がばっちりなんだろう?」と不思議に思ったとのエピソードがありました。副校長は時間を遅らせればできると判断したようです。その後係の生徒や先生方の努力でグランドはみるみる回復し、日が出て風も吹いたことで絶好のコンディションになりました。あとはご参観の皆様のご存じの通り、全校生徒の集中力とすばらしい動きが功を奏し、最後は「50分の遅れ」までに回復できたということです。さらに特筆すべきことは、卒業生達が後片付けを手伝ってくれたことです。先生達と談笑しながらテントをたたみ、いすを運び、手際よく動いてくれました。こういう小山中独特の文化を大切にしたいなと思いました。体育大会には多くの人の力が働いたおかげで大成功を収めたと思っています。ありがとうございました。

平成27年4月
   校長 井手 伊澄

はじめまして。このたび第2代校長として、小山中学校に着任いたしました井手伊澄と申します。立川二中で教員生活をスタートさせたのが昭和57年。その後多摩市に19年いて、昭島市、国立市と渡りこのたび町田市にお世話になることになりました。校長としては5年目、2校目となります。
 学校だより4月号にも書きましたが、小山中の第一印象は「きれいな新しい校舎」2番目が「落ち着いた生徒たち」3番目が「エネルギッシュな先生たち」です。新しい環境に一日も早く慣れ、小山中学校の学校経営に邁進して参りたいと思っています。微力ではありますが、地域・保護者の皆様のお力をお借りして一歩一歩前進していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 小山中学校の教育目標を改めて掲載します。
                   すすんで学び、創造性のある生徒   ( 創 造 )
                   豊かな心をもち、思いやりのある生徒 ( 敬 愛 )
                   心身ともに健康で、意志の強い生徒   ( 健 康 )
 3年生が高校受験の面接で、自分の中学校の教育目標を聞かれて答えられずに困ったという話を聞いたことがあります。受験に関係なく、自分の学校の教育目標は言えるようにしておくとよいでしょう。括弧の中の創造・敬愛・健康だけでも覚えておいてほしいものです。そして目標達成のために全力でがんばっていきましょう。