母の日母の日は、毎年5月の第2日曜日と決まっています。もともとは3月6日でしたが、アメリカにならって現在の日程となりました。日本に母の日が浸透したきっかけは、1973年にお菓子メーカーが大々的に行った告知です。 母の日の由来 母の日の由来は、世界各国でさまざまです。 日本における母の日は、アメリカのアンナ・ジャービスの話が由来といわれています。アンナ・ジャービスは、1908年に母親の追悼式を行いました。アンナ・ジャービスの母は、平和活動や社会活動に貢献した女性です。 アンナ・ジャービスは、追悼式で母親が好きだったカーネーションの花をささげ、参加者にもカーネーションの花を配ったと語られています。母親を誇りに思うアンナ・ジャービスの行動がきっかけとなり、アメリカでは1914年に5月の第2日曜日を母の日に制定しました。 日本に母の日が伝わった時代は、明治末期です。日本では「母の日=母親に感謝の気持ちを伝える日」というイメージが定着していますが、もともとは「平和を願う活動の日」「母親の社会貢献をたたえる日」でもあります。 2. 父の日との違い 毎年6月の第3日曜日は、父の日です。 父の日は、アメリカのソナラ・ドッドが、敬愛する父親への感謝の気持ちを伝えたいと考えたことがきっかけといわれています。ソナラ・ドッドは、1909年に父親の誕生日である6月に父の日を祝う礼拝を行ってもらいました。1972年以降、アメリカでは父の日が祝日に制定されています。 母親に感謝の気持ちを伝える日である母の日は、日本人にとって大切な日です。 母の日には、母親に赤いカーネーションを贈る風習・慣習があります。もともとは白いカーネーションを贈っていましたが、アンナ・ジャービスの提案で健在の母親には赤いカーネーションを贈る風習・慣習が定着しました。 赤いカーネーションは、キリスト教において「十字架に架けられた後のキリストの赤い血」「キリストの復活」を象徴しているといわれています。 赤いカーネーションの花言葉は、下記のとおりです。 花言葉 母への愛、真実の愛、純粋な愛 白いカーネーションは、亡くなった母親へ贈るイメージが強い花です。母親を亡くした子供への配慮から、「母の日=赤いカーネーションを贈る」ことが一般的となりました。 白いカーネーションの花言葉は、下記のとおりです。 花言葉 尊敬、私の愛情は生きている アンナ・ジャービスは、母親が好きだったという理由で白いカーネーションを選んだといわれています。母の日に贈る花の種類や色は、地域や時代の変化によって異なることが特徴です。 |
|