2年生社会2

授業で取り上げた4つのキーワードをまとめました。

 5世紀頃、地中海一帯から欧州を統治していたローマ帝国は、やがて分裂し、衰退していきました。戦乱も続き、人々の精神的な支えとして【キリスト教が発展】をはじめます。
 一方、西アジアでは、イスラム教が発展していました。イスラム教徒は、キリスト教の聖地エルサレムを奪ってしまいます。11世紀頃、これを取り返そうと、ヨーロッパ各地の諸侯や騎士達は【十字軍】を組織し、遠征に出かけます。
 キリスト教徒とイスラム教徒の戦いが始まるのですが、14世紀になると、イスラム文化の中に溶け込んでいた古代ヨーロッパの古典的な知の遺産が、中世ヨーロッパに逆流します。要するに、中世ヨーロッパはイスラム社会を通して、古代ヨーロッパの遺産を手にすることができたわけです。14世紀になると、古代ヨーロッパの知の遺産の良さを改めて見い出し、古代(ギリシャやローマ)の文化を復興させようという流れができました。これが【ルネサンス(再生、復活という意味)】。
 16世紀、当時のローマ教皇は、「免罪符」の販売をして、教会に多額の資金を得ようとしました。「お金を払って免罪符を買えば、あなたの罪は軽減される」という都合のいいことを言い出したのです。こうした聖職者の堕落に反発をし、本来の信仰の在り方を唱えたのがルターやカルバン。カトリックから分裂して、プロテスタントが生まれました。こうした一連の動きを【宗教改革】といいます。

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