夏季研究推進委員会 小倉勝登先生講演(概要)

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 コロナ禍ではあるが、「子供たちの学びを止めない=子供たちを育てる」、そして「研究を止めない=質の高い授業を提供する」。さらに、今まさに直面している社会的事象である現状について、社会科だからこそできることがあるはずである。
 授業づくりのポイントは、「子供たちが、味方・考え方を働かせて問題解決ができるようにすること」、教師の側からいうと「問いを軸にして、単元を通した授業デザインをすること」である。単元の入り口(単元の目標)とゴール(単元のまとめ、評価)は、決まっている。その中で子供たちが繰り返し、問題解決ができるようになる授業を組み立てる。学習問題は、単元の問題になっているか?目標の実現につながっているか?学習問題の解決に向かって、子供たちは単元の見通しをもつことができているか?問いや資料は、学習問題の解決につながっているか?活動は必然性があるか?見方や考え方を潜ませているか?理解につながっているか?そして、単元のまとめでは、子供の具体的な姿を想定できるか?評価規準は、目標の実現になっているか?これらのことを考えて、授業をデザインしていくとよい。
 学習評価の改善の基本的な方向性は、児童生徒の学習改善につながるものにしていくこと、教師の指導改善につながるものにしていくこと、これまで慣行として行われてきたことでも、必要性・妥当性が認められないものは見直していくことである。学習評価の目的は、『子供たちの学力を高めること』具体的には、子供たち全員が「概ね満足できる状況」になるようにすることである。これは、社会科に限ったことではない。大事なことは、この時間のねらいは何で、どんな活動をさせるか、どんな方法でどの観点を見取るのか、ということである。どの場面で、どんなねらいで学習活動をさせているか、授業者がきちんと横の糸を通して、描くことが大切である。
 今後も、国が発信する情報をキャッチするアンテナを張り、都小社研から発信してほしい。

令和2年8月19日(木)夏季研究会(拡大研究推進委員会)報告2

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【5・6年部会】
非接触型体温計での計測、密にならない導線、「都小社研感染症対策マニュアル」に基づいての徹底した消毒等を心がけ、新しい形の研究会を実施しました。5年部会は、コロナ禍における教材等もいろいろと探し勉強しています。6年部会は、体育館で行いました。同じ会場で文部科学省教科調査官の小倉勝登先生の講演、調査研究部長の今年殿研究についての概要説明、会長挨拶等が行われ、各分科会の教室に動画配信されました。小倉勝登先生からは、
「新学習指導要領の完全実施と学習評価について」ご講演をいただきました。教科調査官をすぐに研究会協議会にお呼びできるのは、東京の強みです。『指導と評価の一体化のための学習評価に関する参考資料』や『都小社研指導計画』に基づく具体的な評価の立て方、今後授業を進める上ので留意点についてお話をいただきました。

令和2年8月19日(水)夏季研究会(拡大研究推進委員会)報告1

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【3年・4年部会の様子】
新しく決まった研究主題「社会とつながり、未来を創る子供の育成〜社会的事象の見方・考え方を働かせ、主体的に問いを追究する学習を通して〜」を基に、各学年部会で学年部会の重点や目指す子供像、今後の研究授業のについての話し合いがなされました。部分的な分科会やon-lineによる会が多かった中、ようやく学年の研究推進委員が集まることができ、学年担当の助言者校長も含め、有意義な会をもつことができました。

都小社研夏季研究会

8月19日(水)の都小社夏季研究会は、当初の予定通り、中野区立谷戸小学校で行います。マスクの着用など、感染症対策マニュアルもアップしているので、熟読の上、ご参加ください。なお、全体会や講演会は中継で行うこととなりました。
開始時刻は13:15です。

感染症対策マニュアル

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