全国小学校社会科研究協議会

会長挨拶

今こそ、全国のつながりを!社会科学習の充実に向けて

令和5年5月
全国小学校社会科研究協議会 会長 台東区立忍岡小学校長 吉藤玲子

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本年度、吉村潔会長の後任として、全国小学校社会科研究協議会会長を拝命いたしました、東京都台東区立忍岡小学校長、吉藤玲子です。どうぞよろしくお願いいたします。コロナウイルス感染拡大予防のため6月の全小社研理事会が中止となりました。そのため、10月の理事会での承認前は、会長代行として職務を遂行させていただきます。また、今年度の組織もそれまで仮承認として実務を行っていきますのでご理解・ご了承のほどよろしくお願いいたします。
 さて、今、世界中でコロナウイルス感染への対等のため自粛や行動制限が行われています。人類の歴史の中でも感染症との闘いは様々ありました。本校がある上野の不忍池のほとりには、「疫病退散」と筆で書かれた寛永寺の札が貼られていました。江戸末期にコロリが流行った時にも同じような張り紙が出されていたかもしれません。時代を超えて、感染病に悩まされる社会の姿が頭に浮かびました。しかし、現代は、インターネット等を活用した連絡手段があります。長い休校が続き、各学校では対応に追われ大変な日々をお過ごしのことと思いますが、このような時だからこそ、社会科を学ぶ我々はつながっていきたいと切に願います。本会は、昭和38年(1963年)に設立された歴史と伝統、実績のある研究団体です。
 全小社研の目的を会則に照らして考えてみますと、
(1)各研究団体の優れた成果を提試し合い、切磋琢磨しながら全国の社会科教育の更なる充実発展を目指すこと。
(2)各研究団体がその地域性を生かした実践を行い、分かる、楽しい授業で社会科教育の
   質の向上を目指すこと
(3)地道な研究活動を通して、教員の資質・能力を向上させること
の3つになろうかと考えます。
 新学習指導要領全面実施に入った本年度、しかし、実態は、児童の登校もままならず、話し合い活動や主体的な活動がどこまでできるのか危ぶまれる状況です。しかしながら全小社研の目的を熟知し、今、何ができるか、各地区の自治体でどのような社会科を進めていけるのか、情報交換を行い、一緒に全国の社会科を推進していきましょう。今年度、全小社研のホームページを新しくしました。「各地区便り」のコーナーも設置しましたので、各地区からの情報を随時アップしていきたいと思います。また今年は、10月に第58回神奈川大会、2月に福岡大会を予定しております。厳しい状況ではありますが、実施する方向で準備を進めております。ぜひ皆さん、応援してください。
 本会では、毎年全国の先生方から研究論文を募集し、研究収録にまとめて3月に発行しております。今年度も第56集を発行する予定です。今回の感染症に関わる社会に見られる課題に取組んだ実践や、各地域の特色を扱った教材開発など熱意ある論文をお待ちしております。
 微力では、ございますが、会の発展のために全力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いたします。