全国小学校社会科研究協議会

会長挨拶

共に学び合い、全国の社会科授業の充実を

令和4年6月
全国小学校社会科研究協議会 会長 板橋区立上板第四小学校長 和田 幹夫

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昨年度に引き続き、今年度も会長を務めさせていただきます東京都板橋区立上板橋第四小学校長、和田 幹夫 と申します。
 全小社研の発展、そして、社会科教育のますますの充実のために微力ながら全力を尽くす所存です。今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、様々な制約が解除され、教育活動も大きく一歩を踏み出すことができました。
 3年以上にわたるコロナ禍は、子どもたちの学校生活はもちろん、私たち教師の研究活動においても様々な制約をもたらしました。しかし、私たち全小社研は、「研究の歩みを止めない」を合い言葉に、各地区において意欲的に研究を進めるとともに、神奈川、福岡、大阪、佐賀、北海道、熊本と、研究大会をつないでまいりました。
 令和2年度、他教科・領域等の研究大会が軒並み中止をする中で、人数を制限し、オンラインも活用しながら開催をした神奈川大会。初めて、完全オンラインで実施した福岡大会。
 直前まで参集での開催を模索しながらも、児童、教職員、参会者の安全を第一に考え、オンラインで全国を結んで開催をした令和3年度の大阪大会、佐賀大会。
 感染状況を見据え、1日開催とし、オンラインと対面参集のハイブリッド方式で開催をした令和4年度北海道大会。そして、感染症対策を徹底しながら、ついに対面参集で全体会、授業公開、授業提案、課題提案を行った本年2月の熊本大会。授業や提案を基に熱心に協議をする参会者の姿に、心震える思いがしました。
 このような全国各地の先生方の社会科教育に対する熱い思いと使命感、そして、弛みない努力の積み重ねが全小社研の研究をつなぎ、発展させてきたのだと考えます。改めて関係の皆様に心より感謝申し上げます。
 その思いと努力の上に、今年度は、11月9日・10日の両日、この東京で研究大会を開催いたします。
 ぜひ、全国各地から大勢の皆様が東京大会にご参会くださいますよう、心よりお願い申し上げます。