総合的な学習の時間に、帽子屋さんの経営シュミレーションを行いました。この学習は、ジュニア・アチーブメント日本という公営社団法人が行っている小・中学生向けの意思決定シュミレーション「CAPS」を体験することで企業の経営体験ができるものです。キャリア教育として町田市が今年度より取り入れ始めたものです。子供たちは8つのチームに分かれ帽子屋の経営をします。経営では4つの意思決定が必要になります。「帽子の販売価格」「仕入れ数」「広告費」「帽子の加工代(外注)」これら4つについて戦略を立て、毎週の売上を基に話し合いを重ね、全5週で売上を競うプログラムです。初めにgoogleスライドにチーム名やチームのメンバー、この会社の経営戦略を考え、入力しました。そしてチームごとに販売価格をいくらに設定し、何個仕入れるか考え、クロームブックを使って入力していきました。1週目の結果がレポートで出ると他のチームとの価格の違いや利益の差などが見られ、それを基に次の週の経営戦略を話し合うという流れで進めました。もちろん経営について知識が少ないため根拠はあいまいですが、子供達なりに「販売価格をこうしたら前の週より売れた。」「広告費が売上に大きく関係した。」など話し合いながら進めました。チームごとの話し合いは非常に活発でとても真剣に、かつ楽しみながら進めていました。5週を終えて1番の利益を上げたグループは、みんなに拍手をもらいました。この学習では経営の基礎の基礎を楽しみながら経験することができますが、それ以上に意思決定を話し合って決める経験が大きな学びとなりました。