全校朝礼
9月最初の月曜日。
全校朝礼が、今回もリモートで行われました。 校長先生の話 『おはようございます。 9月になっても、全校生徒が体育館にあつまることが解禁になっていないので、リモ−トです。 2学期が始まって3週間目です。本当なら 来週の月曜日から3年生は修学旅行に。1年生は、木曜日から農村体験に出発するはずでした。でも、コロナのお陰で、全てが延期になりました。なんて、ぐだぐだと愚痴を言っていては前には進めません。今できることに精一杯取り組んでいきましょう。 まずは普通の報告から。 体育館にエアコンが付き、先週の金曜日2時間目から動いています。体育の授業や部活動で体育館を使った人は、快適さを実感したと思います。暖房機能もあるので、上手に活用していきましょう。 嬉しかったことの報告です。 7月からエアコン取り付け校時のため体育館が使用できなかったので、体育館部活の練習は鶴四小の体育館を使わせていただいていました。 8月28日から、真中の体育館が使えるようになったので、鶴4小にお礼のご挨拶に言った時。和地副校長先生が「真中の生徒さんは立派なあいさつができて、素晴らしいです。使った後の片付けも完璧で、感激しました」と褒めてくださいました。 バスケット部とバレ−部の皆さんがしっかりとした行動をしてくれたお陰で、また1段真中の株があがりました。ありがとうございます。 皆さん一人一人が真中の代表なのです。一人が良い行いをすれば「真中すごい」と言われるし、反対に一人が悪いことをすると真中全員が悪いことをしたように言われます。 特別な事をすることはないですが、毎日の生活を大切にしていってください。 さて、今日は和地副校長先生が褒めてくださった「あいさつ」についてお話をします。 真中のスロ−ガンは「あいさつの真中」です。 「ありがとう」「おはよう」などの「あいさつ」が大切なことはみんな知っていますね。 【涙がとまらないすてきな物語】(河出書房新社) という本にこのような文があったので紹介します。 職場より、バスで帰っていた夕暮れのある日のこと。 私も、乗車しているお客さんもみんな、1日の疲れが出た表情でバスにゆられていた。 あるバス停で、部活帰りだろうか、乗っていた少年がバスを降りようとした。 そのとき、少年は運転手さんに向かい、大きなハキハキとした声で、 「ありがとうございました」 とあいさつして降りた。 ボーっとバスにゆられていた私は、少々びっくりして乗降口に目を向けた。 「あぁ、あの子は礼儀正しいなぁ。偉いなぁ」と感心していた。 すると、少年はバスを降りてからもなお、くるりとこちらを向き、一段と大きな声で、 「ありがとうございました!」 と再度、深々と頭を下げたのだった。 正直驚いた。 バスのお客さんもみんな、少年を見た。 運転手さんも思わずニッコリし、 「ありがとう、暗いから気をつけて帰りぃよ」 と、マイクで返事をされた。 運転手さんは、すごく嬉しそうな表情だ。 その瞬間、疲れた表情のみんなの顔がニッコリ和いだ。 どんよりと疲れが充満していたバスの中が、一瞬で温かな気持ちに包まれたのが感じられた。 本当に数秒の出来事。 しかし私は、少年にすごく元気をもらったとともに、日頃忘れていた純粋さ、感謝の気持ちを思い知らされた。 「あいさつ」は大事だ、「感謝」は大事だと、何百回、何千回と聞かされてきた。 でも、「あいさつ」や「感謝」が、ここまでキラキラ輝くような力をもっていることを新鮮に実感できたのは、もしかしたら初めてだったかもしれない。 名も知らぬ少年が、とても大切なことを教えてくれた。 《熊本県 川崎梓(25歳)》 見てください。 「知っている」 から、小さな「っ」を取ると 「している」になります。 挨拶や感謝の大切さは誰でも知っているかも知れませんが、ちゃんと「している」人は少ないかも。 同じ言葉でも、人の心を温める事もできて、それが大切な事もみんな知っている。 あとはそれを継続して続ける事ができるかどうかだと思います。 心を込めた挨拶、まずは自分から実践していきたいですね。 あなたの毎日がワクワクに溢れますように。』 |
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