久保田先生の碑碑文には「殉職久保田先生之碑」 81年前の今日、昭和15年5月28日、 清津方面への遠足中、 休憩時に児童2名が渓流にかかる残雪アーチに涼を求めて中へ、 その姿を見た久保田先生が危険を感じて助けに入ったそのとき、 大きな音とともに固まった雪が崩れて3人が亡くなったことを伝えています。 残る記録に6月3日に水沢村民あげての葬儀が行われたとあり、悲しみの中、犠牲になった児童や久保田先生への哀悼が深く捧げられていることがわかります。 複数の弔辞の一つに「二十有余名の職員と一千余名の児童にとって永遠に忘れ得ぬ悲しい日でありました。」とあり、各町内から寄せた芳名録にあるおびただしい数の記名と香典控からも、水沢村の歴史にも残る大きな出来事で、この小学校が本当に大切にされていたことが実感されます。 地域から大切にされる学校。 それは今も変わらぬことと感じます。 時には在りし日のことをしのび、当時の人たちの想いに心を寄せたいと思います。 |
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