校長室より(6)プロの力2

令和元年度から村中智彦教授(上越教育大学)から指導力向上に向けてご指導をいただいています。村中教授が一人の中学部生の身体のぎこちなさを指摘されたことがありました。観察の時間はわずかしかなかったはずです。プロの力を見せつけられた気がしたのは、私だけではなかったことでしょう。子どもの言動を観察し、適切な次の一手を繰り出すことのできる力量を身に付けたいと、改めて感じました。
高校生、大学生の頃、塗装、レストラン、自動販売機の設置、大工等いろいろなアルバイトを経験しました。どこでも、仕事が速く、正確で、きれい(美しい)方々に共通していたのは、しっかり事前準備をするということでした。動き出してから、足りない物を取りに行くといったことがないのです。
これまで初任者研修を担当すると、「プロの仕事は段取り八分」と伝えてきました。村中教授風に言えば、分かる動けるための環境づくり、支援ツール作成を徹底することがプロ教師の仕事ということになるでしょうか。

校長室より(5)プロの力 1

校長室より(5)プロの力 1
 大相撲の解説を聞くたびに、プロの力を感じます。一瞬のうちに勝負がついても、左右の手や足がそれぞれどう動いたのか、優勢になったポイント等をコンパクトに伝えるからです。
 プロ野球では、解説者間の力量差が大きいように思います。解説通り配球されたり、体にぶつかるかと思うような球を打ち返すことができた理由を鮮やかに解き明かしたりする解説者もいれば、「気合いで打った、気持ちを込めて投げた」ばかりの方もいます。故衣笠さんの解説は、技術面にも選手心理にも触れていて、私は好きでした

校長室より(4)楽しい授業〜分かって動ける授業づくりに向けて

校長室より(4)楽しい授業〜分かって動ける授業づくりに向けて
 楽しければ、人は自ら取り組みます。止められても、続けます。子どもも同じです。
楽しいことの大切さが伝わる動画2本です。1本90秒程度です。ぜひご覧ください。
  
  

校長室より(3)楽しい授業〜分かって動ける授業づくりに向けて

校長室より(3)楽しい授業〜分かって動ける授業づくりに向けて
( 1 )楽しくて、分かる授業
( 4 )楽しくなくて、分かる授業
( 2 )楽しくて、分からない授業
( 3 )楽しくなくて、分からない授業
 最もよい授業は「楽しくて、分かる授業」、最も悪い授業は「楽しくなくて、分かる授業」。
 「楽しくなくて、分かる授業」を言い換えると、「楽しくもないのに分からされる授業」と言うことができます。
 本来、子どもは学ぶことが好きです。できなかったことができるようになること、知らなかったことが分かるようになることがうれしいからです。また、子どもはテストが大好きです。自分ができるようになったこと、分かるようになったが確認できるからです。もしも、テストが嫌いな子どもがいたら指導を改善する必要があります。
 子どもにとってできるようになってうれしい、分かるようになってよかったと思える課題を私たちは用意しなければいけません。そうした課題にチャレンジすることは自分自身の良さを見付けることにつながります。
 チャレンジして分かる・できるようになったことを喜ぶ経験を重ね、新しいことにも自信と勇気をもってチャレンジすることを楽しむ子どもを育みたいものです。
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