6月22日の給食バターライス チキンのガーリックトマトソース ウインナーとポテトのスープ さくらんぼ 今日の果物は、今が旬のさくらんぼでした。種類は、山形県産の佐藤錦です。佐藤錦は6月中旬から7月はじめ頃まで市場に出回る品種で、さくらんぼの最高峰と称されることもあるほど人気が高い品質です。甘さの中に程よい酸味があり、ジューシーな実が特徴なのだとか。 わたしも今年初めてさくらんぼをいただきましたが、とても甘くておいしかったです。旬の果物のおいしさを、多くの児童に知ってもらえれば嬉しいです。 6月21日の給食ごはん のりのつくだ煮 いわしの梅煮 おかか和え 呉汁 6月は梅の季節ということで、今日はイワシの梅煮を作りました。イワシにはいくつか種類がありますが、今日使用したマイワシは5月から6月頃にかけて関東地方で多く水揚げされる、今が旬の魚です。イワシには小骨が多く、食べるのに苦戦する児童も多かったですが、給食を通して季節の食材を知ってもらいたいという気持ちから献立に取り入れました。 和食には、「出会いもの」という言葉があります。「出会いもの」とは、同じ時季に旬を迎える海の幸と山の幸の組み合わせのことです。有名なものに、春の若竹(わかめとたけのこ)、秋のさんまとすだち、冬のぶり大根や、いかと里芋などがあります。 その季節に海で獲れたものと山で採れたものが出会って、合わせてみたらとても相性が良かったという「出会いもの」は、日本人が古くから大切にしている四季を食で表現したものです。 今日のいわしと梅も、「出会いもの」を意識した料理でした。このように和食の奥深く繊細な表現方法が本当に素敵だなと思います。 6月20日の給食キムチチャーハン はるさめスープ 夏みかん入り白玉ポンチ 今日は蒸し暑い1日でしたね。今日の献立は、そんな日にぴったりの組み合わせだったのではないかと思います。 夏になるとどうしても食欲が落ちてくるので、香辛料を加えたピリ辛メニューや、さっぱりとしたメニュー、喉ごしが良い食材などを意識して取り入れています。キムチチャーハンやはるさめスープは、6月中旬からの気候を見据えて取り入れたメニューでした。そして、よく冷やした白玉ポンチも今日のような日にぴったりで、児童のみなさんが喜んで食べてくれたので良かったです。春から夏に出回る夏みかんは、生のものは酸味と苦味があるので苦手な子も多いですが、シロップ漬けだと気にせず食べられたようです。 6月17日の給食ごはん 魚の和風マリネ ごま和え にら玉汁 今日は魚の和風マリネを作りました。マリネはフランス料理の調理法のひとつで、お酢やレモン汁などを使った調味液に、お肉やお魚などを漬け込んだものです。 この魚の和風マリネは、調味液にしょうゆやみりん、一味など日本の調味料を加え、白いごはんに合う味付けに仕上げています。 今日のように白いごはんの献立の日は、ごはんと相性の良いおかずの味付けを心がけているので、今日はごはんの食缶が空のクラスが多く嬉しかったです。「魚のタレがおいしかったです!」と声をかけてくれた児童もいました。来週もおいしい給食を作りたいと思います☆ 6月16日の給食コーンピラフ パセリポテト ジュリエンヌスープ 型抜きチーズ 給食では、料理のベースとなるだしを毎朝丁寧にとっています。和食のときはかつお節や昆布や煮干し、洋食のときは鶏がら、中華や韓国料理のときは鶏がらや豚骨でスープを取ります。 今日のような洋食の日は、鶏がらに玉ねぎや人参、キャベツのような野菜と、セロリやパセリなどの香味野菜を加えてスープを取ります。同じ鶏がらスープでも、中華料理などのときは長ねぎやしょうが、にんにくなどを加えることでスープの味も変わります。 そして、この丁寧にとった鶏がらスープを使ってピラフのごはんを炊いたり、スープを作ったりしています。これが町田の小学校給食のおいしさの秘訣のひとつです。 6月15日の給食カミカミつくだ煮ごはん あじのカレー焼き からし和え 豚汁 今日は、カミカミつくだ煮を作りました。カミカミつくだ煮は、炒ったちりめんじゃこ・昆布・ごま・かつお節を甘辛く味付けしたものです。噛みごたえがあることに加え、カルシウムを多く含む食材を使ったカミカミメニューです。白いごはんにかけて食べるのもおいしいですが、今日は児童の皆さんが食べやすいよう、ごはんに混ぜ込んでみました。 6月は歯と口の健康週間があり、また、食育月間でもあるので、カミカミメニューを多く取り入れています。 6月14日の給食ごはん マーボー豆腐 いかの塩こうじ焼き ひじきと野菜のサラダ 給食では、児童のみなさんの歯と口の健康のために、積極的によく噛む食材(噛みごたえのある食材)を取り入れています。「いか」もそのひとつです。カミカミメニューというと小魚や大豆など、歯ごたえのあるかたい食材のイメージが強いですが、いかは特有の弾力があり、食べるときに意外と噛む力が必要です。今日は青森県産のムラサキイカを塩麹で漬けて焼いたので、弾力がありながらもかたくなりすぎず、おいしく仕上がったのではないかと思います。 明日は、小魚や海藻を使ったカミカミつくだ煮を作ります☆ 6月13日の給食豆乳パン トマトシチュー バジルドレッシングサラダ ニューサマーオレンジ 今日は、農家の佐藤さんが納品してくださった町田市産のトマトを使ってトマトシチューを作りました。 トマトというと夏野菜のイメージが強いですが、意外にも高音多湿が苦手で、実は真夏よりも今のような初夏や秋頃のほうが味が良いトマトが採れるのだそうです。そんな前情報どおり、今朝届いたトマトは、真っ赤に熟してとってもおいしそうでした。 調理員さんがトマトを丁寧に湯むきしてくださり、角切りにしてシチューに加えました。今の時季の完熟トマトを見かけたら、とてもおいしいのでぜひご家庭でも食べてみてください☆ 6月10日の給食ビビンバ 青のりビーンズ トック入りキムチスープ 今日は、韓国料理のビビンバを作りました。通常、ビビンバは白いごはんにナムルや肉そぼろをのせて混ぜながら食べますが、給食ではあらかじめお肉やぜんまいなどを混ぜたごはんの上に、野菜のナムルをのせる形で提供しています。 そして、今日のスープは韓国のおもち「トック」を入れたキムチスープでした。トックは日本のおもちと違い、もち米ではなくうるち米(わたしたちが日頃食べている普通のお米)を原料にしているので、歯切れがよくツルンとしているのが特徴です。 最後に、青のりビーンズは韓国料理ではありませんが、給食の定番人気メニューです。戻した大豆にでんぷんを付けて油でカリカリに揚げ、塩と青のりをまぶして仕上げました。 今日も「おいしかったー」の声をたくさんいただき嬉しかったです。来週も給食室みんなで力を合わせておいしい給食を作りたいと思います☆ 6月9日の給食ごはん 肉じゃが くきわかめとじゃこのサラダ 国産バレンシアオレンジ 今日は、国産のバレンシアオレンジを提供しました。バレンシアオレンジは、その名前からスペインのバレンシアで生まれたオレンジなのかと思いきや、意外にも原産国はアメリカなのだそうです。バレンシアで栽培されているオレンジに似ているため、その名がついたという説があるようです。 バレンシアオレンジはアメリカやオーストラリアで多く生産されており、日本のスーパーなどで見かけるバレンシアオレンジはほとんどが外国産です。しかし、6月から8月頃にかけては旬の国産バレンシアオレンジが手に入るということで、今回給食に取り入れてみたところ、香りが良く、オレンジジュースのような爽やかな味でした。 バレンシアオレンジは普通の柑橘類に比べて木になっている時間が長く、春に花が咲くと、その翌年の夏頃に実が収穫されるそうです。成長する間、春と夏を2回経験する珍しいオレンジで、熟れて黄色かった皮の色が、強い日差しの影響でまた緑色になることがあるんだとか。皮が緑色だと、まだ熟れてないのかな?と思ってしまいますが、バレンシアオレンジは皮の一部が緑色でも実は熟して甘いのです。 わたしは果物が大好きなので、給食を通じて日本の旬の果物のおいしさを児童に伝えていければと思っています。 6月8日の給食ごはん 魚の梅マヨネーズ焼き 切干大根の煮物 豆腐のみそ汁 今週は気温が下がり、肌寒い日が続いています。季節が戻ってしまったような感じがしますが、栄養士としては少しほっとしている部分もあります。 やはり暑い日は児童の食欲が落ちるため、特に白いごはんとみそ汁などの献立は涼しい日に比べて残菜が多くなる傾向にあるのですが、今日のような日だと「今日は給食日和だな☆」と朝から安心していられるのです。 そんな今日は、魚の梅マヨネーズ焼きと、切干大根の煮物の献立でした。魚の梅マヨネーズ焼きは、季節感を出すために梅を加えたマヨネーズを、白身魚にのせて焼き上げました。昨年と少しレシピを変更してみたのですが、好評で良かったです。 そして、切干大根の煮物は、ふだんよく登場する和え物とは印象が異なる副菜なので皆さんの反応が心配でしたが、「食べてみたらおいしかった」とおかわりをしてくれる児童がいて嬉しかったです。 梅雨入りしたこともあり、しばらくは給食日和の気候が続きそうです。 6月7日の給食タコライス風混ぜごはん パスタサラダ 野菜スープ 今日は、沖縄グルメのタコライスをイメージした、「タコライス風混ぜごはん」を作りました。タコライスは、メキシコ料理のタコスに用いられる「タコミート」というスパイシーに炒めたひき肉を、野菜やチーズと共にごはんにのせたものです。給食では、食べやすいように具をごはんに混ぜて仕上げました。 そして、今日の副菜はパスタサラダでした。前回作ったときも好評だったこのサラダ。3種類(シェル、ホイール、ツイスト)のマカロニを使っているので、見た目がかわいく、特性マヨネーズドレッシングの味付けが野菜やパスタとよく合っています。 運動会&振替休日明けでしたが、みなさんよく食べてきてくれました☆ 6月3日の給食ソースかつどん さわにわん 青梅ゼリー 明日の運動会応援メニューとして、今日はソースかつどんを作りました。今年度の運動会は勝ち負けはありませんが、みなさん1人ひとりが自分に勝ち、本番で最高のパフォーマンスができますように!という気持ちを込めました。たくさんの児童が喜んで食べてくれて良かったです。 明日も晴れて暑くなりそうなので、子供も大人も今夜は早く寝て、朝は早起きして朝ごはんをきちんと食べることで熱中症の予防につながります。明日の本番、みなさんの努力の成果が見られることを心から楽しみにしています。 6月2日の給食ワンタン麺 スパイシーカリカリポテト 元気サラダ 冷凍みかん 今日はよく晴れて暑い日でした。運動会週間は毎年暑くなることが多いので、今日は暑くて食欲が無くなりそうなときでも食べたくなるような献立にしました。献立は約1ヶ月前に考えているので、その季節の気候や行事、児童の状態を予想しながら決めています。思い切って冷凍みかんを入れた日だったので、予想どおり暑い日になってくれて良かったです。 人気のラーメンには、ツルッとした喉越しのワンタンの皮を加えてワンタン麺にしてみました。 スパイシーカリカリポテトは、細く切ってカリカリに揚げたポテトにカレー粉と塩をまぶした新メニューです。暑いときはカレーなどスパイシーな味がおいしいですよね。 元気サラダは、児童書「サラダでげんき」に出てくるサラダをイメージしたもので、かつお節と昆布が入っている栄養たっぷりの給食の定番サラダです。 冷凍みかんは、旬の時季に採れた甘いみかんを冷凍したもので、今日のような暑い日にはぴったりのデザートでした。 明日は、いよいよ運動会前日練習です。お天気が少し心配ですが、みなさん最終調整をがんばってください! 6月1日の給食菜めし 切干大根入り卵焼き 昆布和え 小松菜のすまし汁 今日は、切干大根を入れた卵焼きを作りました。切干大根は日本で昔から作られている保存食で、細切りなどに切った大根を乾燥させたものです。乾燥させることで大根の甘みとうまみが凝縮され、生のものに比べてカルシウムなどの栄養価もアップします。 切干大根というと煮物のイメージが強いかもしれませんが、卵焼きの具に入れたり、サラダにしたり、みそ汁に入れてもだしが出ておいしいので家庭でも使いやすいおすすめ食材です。 6月4日から10日は歯と口の健康週間、そして6月は食育月間ということで、今月は切干大根や海藻など、歯の健康に良い食材を多く取り入れています。 5月31日の給食ガルバンゾーカレーライス 手作り福神漬け 型抜きチーズ 今日は、運動会に向けて毎日練習をがんばる児童への応援の気持ちを込めて、「ガルバンゾーカレー」を作りました。 ガルバンゾーはひよこ豆の別名で、「がんばるぞ!」と「ガルバンゾー」の音の響きが似ているので、度々運動会応援メニューに利用しています。 ひよこ豆は形がひよこに似ていて、ほくほくとした栗のような食感が特徴です。1年生の児童が「カレーのお豆がおいしかったよ」と声をかけてくれました。 土曜日の運動会、みなさんの活躍を楽しみにしています。 5月30日の給食ごはん 魚のバーベキューソース レモン和え 麦みそのみそ汁 魚のバーベキューソースは、でんぷんをつけて揚げた白身魚に、手作りのバーベキューソースをかけた料理です。このバーベキューソースは、しょうゆベースの調味料に玉ねぎとりんごのすりおろしを加えてあり、白いごはんによく合う味付けです。和食は、やはり白いごはんとおかずの相性がとても大切なので、白いごはんの献立の日は、出来る限りごはんと相性の良い主菜を合わせられるように心掛けています。 そして、今日はみそ汁に麦みそを使用しました。関東では日頃米みそを使う機会が多いですが、九州や中国・四国地方でよく食べられるこの麦みそは、やさしい甘口の味が特徴です。給食を通して、いつもと違う食材の味も経験してもらえればと思います。 5月27日の給食チキンライス 青のり粉ふきいも ABCパスタスープ 今日は、チキンライスを作りました。鶴間小のチキンライスは、具とごはんを別々に作り、最後に両方を混ぜ合わせて仕上げています。具を調理したときの煮汁とガラスープを、ごはんを炊くときに加えているので米粒ひとつひとつに味が染みていてとてもおいしいです。仕上げに加えるバターのおかげで、ほのかにバターの香りがするのもポイントです。今日もみなさんよく食べてきてくれました。 5月26日の給食ごはん 豆腐のうま煮 ごまドレサラダ きよみオレンジ 給食のサラダのドレッシングは、毎回手作りしています。今日は、ごまをたっぷり加えたコクのあるごまドレッシングを作りました。家庭と違い、衛生面の問題から生野菜サラダを提供することは難しいのですが、ゆでた野菜をドレッシングで和えた「給食の野菜が好き!」と言ってくれる児童もおり、嬉しい限りです。調味料で野菜を和えて時間が経つと水分が出てきてしまうので、このようなサラダを作れるのは提供直前に調理ができる自校式給食の強みだと思います。 ちなみに、野菜はキャベツやきゅうり、人参などを使用することが多いのですが、その日その日の野菜の状態を見て、調理員さんたちが切り方や茹で加減を少しずつ変えてくださっています。そうした工夫が、おいしさにつながっているのだと思います。 5月25日の給食山菜ごはん さけの塩焼き わかめの酢の物 豆乳仕立てのまろやかみそ汁 今日は、季節の味覚「山菜ごはん」を作りました。運良く旬のたけのこも手に入れることができ、山菜とたけのこを入れた5月にぴったりのごはんになりました。飲食店などで気軽に食べられる山菜の多くが外国産ですが、給食では秋田県産のわらび、山ふき、みずの水煮を使っています。 山菜は特に低学年では食べ慣れない児童が多い印象ですが、日本の春を代表する食材として毎年献立に取り入れています。今年もやはり1、2年生の中には少し苦手な子もいたようですが、3年生以上の児童や職員からは好評で、たくさんの嬉しいコメントをいただきました。最初のうちは食べることが難しくても、成長や食経験の積み重ねを経て、少しずつ季節の食材のおいしさを知ってもらえればと思います。 |
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