12月12日の給食新米ごはん(千葉県産 多古米) 豆腐のうま煮 ごまドレッシングサラダ りんご(岩手県産 サンふじ) 今日は、新米フェア4回目ということで、千葉県多古町産のコシヒカリ、通称「多古米」を使用しました。 多古米は、皇室献上米にも選ばれたことのあるお米で、そのおいしさは「おかずのいらない米」と称されています。甘みが強く、適度な粘りがあり、冷めてもおいしいのが特徴です。産地が限定されているためなかなか市場に出回らず、ときには「幻の米」と呼ばれることも。 今月は新米を楽しみにしてくれている児童が本当に多く、白いごはんを味わう姿が色々なクラスで見られ、嬉しく思います。 加えて今日は、「先生!今日のりんごの種類は何ですか?」と聞いてくれた児童が何人かいました。先月の給食で「幻のりんご食べ比べ」を実施したので、りんごの種類にも興味を持ってくれた子がいたようです。 わたしは常々、子供たちに、自分たちが食べる食べ物に興味を持ってもらいたいと思っているので、給食を通して食材の産地や品種に興味を持ってくれる子が増え、密かに感激してしまいました。 12月11日の給食豚野菜丼 さつまいもの雪げしょう ゆかり和え 今日は、冬の人気メニューのひとつ「さつまいもの雪化粧」を作りました。だいたい一年に一度の提供なのですが、「さつまいもに甘い雪がかかってるやつ!」と、子供たちの記憶に残っているようで、今日も献立名を聞いて喜ぶ児童の姿が見られました。今回使用したさつまいもは「紅はるか」という種類でしたが、お芋自体がとても甘くて、おいしく仕上がりました。 12月8日の給食キムチチャーハン ごま粉ふきいも はるさめスープ まち☆ベジのゆずはちみつゼリー 今日は、まち☆ベジのゆずはちみつゼリーを提供しました。このゼリーは、町田で収穫された花ゆずの果汁を使って作られたものです。主に形が悪かったり、皮に傷がついて売り物にならなくなってしまった花ゆずを有効活用して生まれたこのゼリーは、町田市教育委員会と町田市農協、そして製造や運搬をしてくださる業者さんたちの協力が身を結んだ町田のオリジナルプロジェクトです。もともとは捨てられてしまっていたかもしれない花ゆずが、おいしくてかわいいゼリーに変身するなんてとても素敵ですね。 昨年度から始まったこの取組。子供たちにも人気で、ほとんどの児童が喜んで食べていました。 12月7日の給食新米ごはん(いちほまれ) 町田産花ゆず果汁のゆず塩肉じゃが 焼きししゃも 磯香和え 新米フェア3回目の今日は、福井が生んだ新しいお米「福井県産いちほまれ」を提供しました。日本で一番人気のあるお米「コシヒカリ」は、実は福井県で開発された銘柄なのですが、そのコシヒカリを超えるおいしさを追求して研究・開発されたのがこの「いちほまれ」です。絹のように白く、バランスの取れた粘り、甘み、粒感が特徴です。お米一粒一粒に存在感がありながらも、かた過ぎず柔らかすぎず、もっちりとしつつも口の中でほぐれやすい、とてもおいしいお米でした。 そして今日は、おかずにこの冬の新メニュー「ゆず塩肉じゃが」を作りました。仕上げに加えるゆず果汁は、町田産の花ゆず果汁を使用しました。町田産の花ゆず果汁は、香りが良いのはもちろんですが、なんと言ってもフルーティーでマイルドな味わいです。今回は具に仙台麩も加えたのですが、塩味の中にもコクが出て子供にも大人にも大好評でした。冬の定番メニューになりそうです☆ 12月6日の給食ガーリックトースト ポークビーンズ フレンチサラダ 今日は久しぶりにガーリックトーストを作りました。ここ数年は甘いトーストを作ることが多かったので、珍しいガーリックトーストの登場に、児童も楽しみにしてくれていました。低学年はあまり食べ慣れない児童もいたようですが、中学年・高学年ではほとんど残りが無く好評でした。 寒い時季になり、焼けたパンの耳が少しかたくなってしまったので、次回のトーストはもう少し暖かくなってきてから提供しようかと思います。 12月5日の給食新米ごはん(ミルキークイーン) 魚のもみじ焼き ごま和え 吉野汁 今日は、新米フェア2日目ということで、ミルキークイーンというお米を炊きました。ミルキークイーンはもち米に近いお米で、やわらかい粒にもちもちとした食感、噛むと広がる甘みが特徴です。冷めてもパサパサしないため、お弁当やおにぎりにも合うお米です。炊き上がりは、もち米を蒸かしたときのような香りが漂い、とても良い香りでした。ほかのお米とは明らかに食味が違うので、好みが分かれる銘柄ではありますが、根強いファンも多いそうです。 そして、紅葉が見頃の時期とは少しズレてしまいましたが、今年も魚のもみじ焼きを作りました。マヨネーズタイプ調味料(卵不使用のもの)に人参のペーストを混ぜてオレンジ色に仕上げたソースを、魚にのせて焼きあげます。紅葉の時季のイチオシメニューでした。 12月4日の給食新米ごはん(ななつぼし) 町田産大根のそぼろ煮 ごぼうチップス みかん 今月は、新米フェア2023と題して、新米の食べ比べを実施します。使用する銘柄は、給食委員会の児童が選んだ7種類と、町田産のお米です。今日は第一弾として北海道産ななつぼしが登場しました。白くツヤツヤとして、しっかりとした食感でシャキッとしたお米でした。「冷めてもおいしいのが特徴です」と話すと、「本当に冷めてもおいしい!」とおかわりしてくれる低学年の児童たちがとてもかわいらしかったです。新米フェアをきっかけとして、白いごはんに興味を持ち、お米そのものの味を味わってくれる児童が増えると良いなと思っています。 そして、今日のおかずは旬の野菜が目白押しの内容でした。農家の佐藤さんが育ててくださった大根を44kgも使った大根のそぼろ煮と、いつも人気のごぼうチップスです。 佐藤さんの大根は、米の研ぎ汁で下茹ですると絹のように真っ白でみずみずしく、煮込んだ後は味が良く染みてとてもおいしかったです。 ごぼうチップスは、シンプルな塩味でごぼうの甘さが際立ち、今日も全てのクラスで完食でした。 12月1日の給食カレーライス 元気サラダ 国産オレンジ 今日は、人気のカレーライスを作りました。いつもはバターとサラダ油、小麦粉を炒めてルウを作るのですが、今回は豆乳バターを使って作ってみました。豆乳バターは豆乳を原料とするバターで、乳成分は入っていません。ルウ自体にいつものバターの香りはありませんでしたが、カレーだったので特に普段と変わりなく、おいしく仕上がりました。 11月30日の給食コーン茶めし おでん 白菜のゆず和え みかん 今日は、寒い季節にぴったりのおでんを作りました。配膳室にいると「わー!おいしそー!」と展示の給食を見る子供たち。「今日はおでんだよー」と伝えると「きのうおでん食べたよ!」と教えてくれる子が何人かいて、いよいよおでんの季節がやってきたな、と実感したのでした。 給食のおでんは、色々な食材をミニミニサイズに切ります。大根、こんにゃく、さつまあげ、ちくわやはんぺんは家庭の1/4くらいの大きさに。そして普通のたまごではなくうずらの卵を使用し、がんもどきと結び昆布はミニサイズを業者さんに納品してもらっています。このサイズのおでんが毎年かわいらしく、切る作業もいつもより楽しく感じます。 色々な具材を煮込んだおでん、だしがよく出て、今年もおいしく仕上がりました。 11月29日の給食じゃこ高菜チャーハン シュガービーンズ ワンタンスープ 今日は、久しぶりにじゃこ高菜チャーハンを作りました。九州の特産高菜漬けと、ちりめんじゃこ、ひじきをごま油の風味に炒め、ごはんと混ぜてあります。高菜の味とじゃこから出たうまみがごはんに染みておいしく仕上がりました。 そして、人気のワンタンスープはほとんどのクラスで残りが無く、よく食べてきてくれました。給食で使うワンタンの皮は、なかなかほかでは売っていない乾燥タイプです。スープの仕上げに加えて煮ることでツルッとした食感になります。手軽で便利でおいしいので、個人的にはぜひ市販してもらいたい食材のひとつです。 11月28日の給食ごはん さばのみそ煮 おかか和え 沢煮碗 今日は、寒い時季にこっくりとおいしいさばのみそ煮を作りました。さばは秋から冬が旬の魚で、脂がのっておいしくなります。さばなど青魚の脂にはDHAやEPAという成分が含まれ、脳のはたらきに良い影響を与えたり、血液をさらさらにしたりする効果があるといわれています。色々な食材の価格が高騰する中、さばは比較的安価でおいしく、良質な脂を摂取できるので、給食でも大活躍の魚です。 11月27日の給食米粉入りパン 大豆ミート入りハンバーグ きのこソースがけ シャキシャキポテトサラダ コーンポタージュ 今日は、大豆から作られた大豆ミートを加えてハンバーグを焼きました。豆腐ハンバーグやおからハンバーグに比べてお肉らしい食感に仕上がったと思います。秋らしさを出すため、しめじ、えのき、マッシュルームを入れたデミグラス風ソースを上からかけて仕上げました。 そして今日のパンは、国産の米粉を活用した米粉入りパンでした。いつもの小麦粉のパンに比べて生地がギュッと詰まり、モチモチとした硬めの食感だったので、少し好みが別れたようでした。 お米は日本の主食ですが、年々消費量が減少傾向にあり、お米を作る農家も減少しています。農林水産省では、日本の食生活と農業を守るため、お米の活用の一環として米粉の利用拡大を推進しており、今日はその取り組みのひとつとして米粉入りパンを使用しました。 日本で食べられている小麦粉はほとんどが外国から輸入しているものですが、それに対して米は日本国内で食べる分を100%日本国内で生産できる数少ない食物です。加えて、米粉で作る食べ物はもちもちとした食感で、日本人の好みにも合うといわれています。給食ではこれからも、お米や米粉を児童においしく食べてもらい、好きになってもらえる方法を研究していきたいと思います。 11月24日の給食さといもごはん さけの塩焼き 磯香和え なめこのみそ汁 今日11月24日は、イイ(11)日(2)本食(4)=いい日本食の「和食の日」です。 和食は2013年にユネスコの無形文化遺産に登録され、今年で10年を迎えます。ユネスコ無形文化遺産は、世界中から選ばれた未来に残していきたい文化や習慣などが登録されており、和食は「日本人の伝統的な食文化」として登録されています。 そんな和食の日の給食は、旬の里いもを使って「さといもごはん」を作りました。かつおのだしをベースに、里いもととり肉をしょうゆ味に煮て、その煮汁を使ってごはんを炊き、両者を混ぜ込みました。里いもの食感とよく効いただし、薄口しょうゆの風味が相性抜群のごはんで、心配していた低学年も比較的よく食べてきてくれました。 給食試食会のアンケートでは、食べてみたい給食に里いもごはんを上げてくださった方が複数いました。とてもおいしいので、いつか試食会でも提供出来ればと思います。 11月22日の給食玄米入り菜めし 切干大根入りたまご焼き ごま和え のっぺい汁 のっぺい汁は、里芋や根菜などを入れた汁物で、日本全国で食べられている家庭料理のひとつです。片栗粉で汁にとろみをつけるのが特徴で、冷めにくいため、寒い冬にぴったりのメニューです。 今日は農家の佐藤さんが採れたての人参と大根を納品してくださったので、まち☆ベジたっぷりののっぺい汁に仕上がりました。 11月21日の給食きのこの和風スパゲッティ コールスロー 米粉のさつまいも蒸しパン 今日は、農家の佐藤さんが育ててくださった町田産のさつまいもを使って蒸しパンを作りました。コロコロに切ったさつまいもを茹でてから使用したのですが、黄色くホクホクとして、それだけでもおいしそうでした。今回の蒸しパンは、小麦粉ではなく米粉で作ったので、もちもちとした食感が好評でした。 そして今日のスパゲッティには、しめじ、エリンギ、えのき、マッシュルームの4種類のきのこを使用しました。きのこには独自のうまみ成分が含まれているため、深みのある味に仕上がりました。 11月17日の給食まち☆ベジたくあんのキムタクごはん 青のり粉ふきいも トック入りスープ 今日は、町田産の大根を使用して作られた、まち☆ベジたくあんを使って、キムタクごはんを作りました。 町田市では、町田市農協と業者さんの協力のもと、季節ごとにまち☆ベジを使用した加工品を製造し、給食に取り入れています。生の野菜を漬物や乾物にしてもらうことで、季節を問わずまち☆ベジを食べられるようになるのでとてもありがたいです。 この冬は、たくあんのほかにも、町田産の花ゆず果汁を使ったメニューも提供する予定です。 明日はいよいよ学習発表会の保護者鑑賞日ですね。寒い日が続いているので、子供も大人も温かくして、体調に気をつけて明日に臨んでいただければと思います。 11月16日の給食パンプキンパン 秋の恵みシチュー ひじきと野菜のサラダ ラフランスゼリー 今日は、秋が旬のさつまいもときのこを入れた「秋の恵みシチュー」を作りました。 さつまいもを切る時に、皮の近くから出てくる白い液体は「ヤラピン」という成分で、おなかの調子を整えるはたらきがあります。さつまいもには食物繊維も多く含まれているので、食物繊維とヤラピンのダブルの効果が期待できるのです。 普段じゃがいもで作る料理を、さつまいもに置き換えるだけで一気に秋らしくなり季節感が出ますね。 11月15日の給食ごはん 魚のバーベキューソース 小松菜とえのきのおひたし 切干大根のみそ汁 切干大根は、大根を細く切って乾燥させた日本の伝統的な乾物です。干すことで大根の栄養やうまみがギュッと凝縮され、生の大根に比べてカルシウムやカリウム、葉酸の量がアップしているから不思議です。切干大根は水で戻すことでだいたい4倍の量になりますが、戻した後の切干大根と同量の生の大根よりもカルシウムなどの量が多いのです。 また、乾物特有のうまみがあるので、汁物に入れると良い出汁が出ます。ご家庭では、戻さずに水の状態からそのまま入れて煮込み、みそ汁を作ると味に深みが出ます。保存も効くうえ、切る手間も無いので楽チン!おすすめです。 11月14日の給食タコライス風まぜごはん マセドアンサラダ 洋風スープ 今日は、農家の佐藤さんが今シーズン初めて町田産の人参を納品してくださいました。 人参には、春から夏にとれる春夏人参と、秋から冬にとれる冬人参があります。全国での収穫割合としては冬人参の方が多く、春夏人参にくらべて甘みが強いといわれています。今年は暑さの影響で秋からが旬の野菜がなかなか手に入りませんでしたが、少しずつ新鮮なまち☆ベジが手に入るようになってきました。今月は、人参のほかにも町田産のキャベツ、大根、さつまいもなどを使用していきます。 11月13日の給食マーボー丼 中華風わかめサラダ ゆら早生みかん 今日は、給食室だよりとお昼の放送で、「早生」について取り上げました。 農作物には、その食材が一番よく収穫される時期がありますが、その時期よりも早く収穫され、同じ食材でもほかの品種より早く市場に出回る品種があります。その品種を「早生(わせ)」と呼びます。 特にみかんはダンボールなどに「早生」と書かれているものも多いので、一度は見たことがあると思います。 早生(わせ)みかんは、10月中旬から11月頃とれたみかんのことで、甘みと酸味のバランスが良い点が特徴です。ただ、中には酸味が強く感じるものもあり、早生みかん=酸っぱいという印象を持つ人もいます。そんな中、今年給食に取り入れているのが「由良(ゆら)早生みかん」です。和歌山で生まれた早生品種で、ほかの早生みかんよりも甘みが強く、薄皮が薄いので口当たりが良いと評判の品種だそうです。 今日のゆら早生もとても甘く、コクがありました。みかんは全体的に食べ慣れている子が多いのか、残りが少なく皆さんよく食べてくれました。 |
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