最新更新日:2024/07/05
本日:count up9
昨日:18
総数:66948
教育目標「夢と誇りを持ち 学び合い 高め合う生徒の育成」 目指す生徒像「1.目標を持ち、自ら学ぶ意欲に満ちた生徒 2.ルールの大切さを知り、基本的生活習慣を身につけた生徒 3.人権を尊重し、共に支え合い、高め合う生徒」
TOP

教頭先生にインタビュー!6/1

今日は学校全体のことを見てくださっている須田教頭先生にインタビューしましょう。生徒や保護者の方にメッセージをお願いします。

「《私は漢字が書けない》
生徒・保護者のみなさんの中に、こんな悩みを持っている方はありませんか?

実はこれは私の幼少期からの悩みです。
小学校の担任に「なんでこんなに勉強しているのに漢字書けないの?」と泣かれ、漢字練習がまだまだ足りないんだと思ってノートに繰り返し書きますが、テストでは半分も正解できませんでした。どうやっても無理で、中学入学時には漢字で書くことをついにあきらめました。

私の特徴は漢字を全て読めましたが、文字は正確に書けないのです。漢字は雰囲気で覚えていますが、細かい部分まで思い出せないのです。このためテストで時間がかかり、正確でないので減点ばかりされていました。年齢を重ねた今は慣れた字は書けますが、ふだん書かない字はぼんやりとしか思い出せません。

この状況を突破するために私がやった事をお話しします。

(1)真っ白な紙に大きくなぐり書きをすると忘れにくくなりました。イメージを鮮明にして覚える作戦です。当たり前に思っていたノートのけい線にきれいに字を書こうとするやめました。私の高校時代のノートは小学生が使う「じゆうちょう」タイプでした。

(2)(1)の白い紙をとっておいて、1日に2回、計3回以上繰り返し見るようにしました。間隔をあけて繰り返すと忘れにくくなります。

(3)テストで漢字指定の問題以外は全てひらがなで回答しました。これは漢字が原因で回答に時間がかかるのを防ぐねらいと、間違いを減らすねらいです。

(4)英単語も漢字同様に書けませんでした。そこで、漢字と同じように読めるはずと信じて、まず教科書の読み方を1ページ分丸暗記して、それから(1)(2)をやりました。

(5)パソコンで文字を打てるように、キーボードの早打ちの練習をしました。今はこれでかなり救われています。

今思えば、私は学習障害(LD)の書字表出障害(ディスグラフィア)なのだと思います。学習障害(LD)は全般的な知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力に困難が生じる発達障害のことです。

生徒の中にも自分の事をあきらめているように見える人がいますが、得意な事を生かして苦手を克服する方法を考えてみてはどうでしょうか。

保護者のみなさんもそんなお子さんを責めないで、もしかして?と思って色々調べて、アドバイスをしてあげてください。できなくても認めてもらえると他のことで頑張れるものです。」

ありがとうございました。
画像1
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
学校行事
6/19 生徒会代議委員会
教職員研修
6/19 いじめ問題対策委員会
津山市立久米中学校
〒709-4616
住所:岡山県津山市南方中1487番地1
TEL:57-2004
FAX:57-2340