校長室より9 自己有用感を育くむ2
私は、自己有用感について考えるとき、重松清著「ひこばえ」(朝日出版社)の一節を思い起こします。
「あのひと、誰かになにかをお願いされたことって、もう、ずうっと、何年もなかったんじゃない?」 私もそう思う。誰からも頼りにされず、願いごとを託されず、だから、当然、誰からも 「ありがとう」と言われるこのない日々を、後藤さんは長年送ってきたのだ。 「やり甲斐とか生き甲斐っていうのは、誰かに「ありがとう」と言われることなのかもしれないよな」 ご家庭でも、学校でも、「ありがとう」を伝えるチャンスはたくさんあります。手伝いや役割は「させる」ものではなく、家族や仲間のために力を子どもが力を発揮するチャンスと考えて、頼んだり用意したりしてはどうでしょうか。 城ヶ丘ふれあいフェスティバル・4年生との合同発表に向けて
今年の4年生との合同発表は「スマイル」がテーマです。一人一人が「わたしのスマイル」を絵と文字で考え、表しました。1回目のフェスティバルの交流では、持ち寄った自分のプリントを4年生と紹介し合いました。今後の交流活動で班ごとのスマイルを黄色い不織布に表現し、横断幕にします。
今回は2学期始めての交流活動で、お互いに少し緊張が見られましたが、フェスティバルに向かいスマイルが増え、心の距離が近づいていくことと思います。 ボランティアの皆様による授業支援
学校支援地域コーディネーターの調整により、授業の様々な場面でボランティアの皆様から子どもたちのサポートをしていただいております。
中学部では、裁縫の単元で小物入れを針と糸で作るにあたり、ボランティアの皆様から道具の安全な使い方と作業の進め方について支援をしていただきました。子どもたちは安心して授業に取り組むことができました。 iPadの活用
GIGAスクール構想の一貫として、全校の児童生徒全員にiPadが用意されました。子どもたちのペースに合わせて活用を進めています。使用についてのマナーやルール、iPadを使ってできること、アプリでの学習の仕方など学ぶことがたくさんあり、子どもたちは興味をもって学習に取り組んでいました。
校長室より8 自己有用感を育くむ1
十日町市では、すべての学校で子どもの自己有用感を育くむ取組を進めています。この自己有用感は、「他人の役に立った」「喜んでもらえた」といった他者とのかかわりの中で育つものだと言われています。
中学部の缶バッジ(十日町の魅力シリーズ1)製作に対し、NPO TASC様(十日町市大字稲葉)から奨励金をいただきました。詳しくお話を伺うと、十日町市の観光名所バッジ製作を通して郷土の魅力を発信し、十日町の発展に貢献しようとする取組を高く評価していただいたとのことでした。 本校の取組が「他人の役に立った」「喜んでもらえた」ことを生徒と共に喜びたいと思います。 9月1日 2学期始業式
2学期が始まり、子どもたちは元気に登校しました。
始業式は、マスクや手指消毒、間隔を空けて整列するなど、感染対策を講じた上で体育館で実施しました。小学部、中学部の代表児童生徒が、夏休みの思い出や2学期頑張りたいことについて発表しました。「花火が楽しかったです。」「夏休みは運動やダンスを頑張りました。」「2学期は行事の司会などを頑張ります。」などの発表があり、元気に夏休みを過ごし、2学期に向けて意欲が高まっている様子が伝わりました。 |
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