豆まきお楽しみ会
毎年恒例の「豆まきお楽しみ会」を行いました。残念ながら今年もライオンズクラブの皆様扮する鬼の登場はありませんでしたが、プレゼントを届けていただきました。
子どもたちは心の中のやっつけたい鬼を発表し、中学部生徒による豆まきの由来の昔話を聞きました。最後はライオンズクラブの皆様に代わり、先生が扮する鬼が登場しみんなで心の鬼を退治しました。 スノーシューで雪原歩き
今年度から中学部は体育の授業でスノーシュー(西洋かんじき)での屋外活動を行います。子どもたちは興味を持って取り組み、きちんと装着できると進んで雪山を登り始めていました。
スノーシューは県内観光地でも冬のアクティビティとして取り入れていることが多いです。子どもたちの余暇活動の一つとして定着することを期待しています。 校長室より(20)自ら学び取る子どもを育てる(その3)
学びは、MT(メインティーチャー)を見て、説明や指示を聞くことから始まります。このとき、子どもはMTに注目します。注目していない子どもには、MTが注目を促し、必要に応じてST(サブティーチャー)がそれを支援します。注目できたら、MTが認めます(ほめます)。
【ポイント1】 STが注目を促したりほめたりすると、子どもはSTに注目してしまいます。 某教授風に言うと、「MTは見なくていいぞ」ということです。 次に、子どもが参加・活動します。このとき、MTは、自力で参加・活動している子ども(一歩リードしている子ども)をモデルに、十分にできていない子ども、困っている子どもに働きかけます。STは、必要に応じて十分にできていない子ども、困っている子どもを支援します。 そして、多くの参加・活動している子ども(半歩リードしている子ども)をモデルに、困っている子どもに働きかけます。STは、必要に応じて、困っている子どもを支援します。 【ポイント2】 STは特定の子どもだけを支援するのではありません。その学習集団の十分にできていない子ども、困っている子ども全員が支援の対象です。時に、モデルタイプの子どもが支援を必要とすることもあります。STは全員を視野に入れて支援します。 最後は、子どもがMTに報告に行き、評価を受けます。このとき必要に応じて、MTは報告がより適切になるように働きかけます。 【ポイント3】 STは、(1)他児に注目させる、自らモデルを示して報告を促す(2)MTの指示で補充指導をする(3)報告のモデルを示す、報告を介助する等の支援をします。 楽しく雪遊び
十日町市内よりも一段標高の高いふれあいの丘は、大雪に囲まれています。子どもたちにとっては格好の遊び場となり、昼休みになるとふれあいグラウンドには元気のよい声がこだましています。
校長室より(19)自ら学び取る子どもを育てる(その2)
前回、モデルとなる子どもを重点的に育てる、モデルとなる子どもをより多く、より高く育て学級の質を上げることで、困っている子どもが参加・活動しやすくなることを指摘しました。
これまで参観してきた多くの学校・学級では、逆に、困っている子どもの指導から始めていました。このことには、少なくとも3つの問題が指摘されます。 【その1】学力の高い子どもに足踏みをさせている 困っている子どもの指導に人手と時間をかけると、学力の高い子どもは待たされることになります。スキルが高く、行動も変化しやすい子どもは、学びによって大きく伸びます。授業において、そのチャンスが十分あるのでしょうか。 さらに深刻な場合には、学級崩壊につながります(真面目にやっているよい子も、放っておかれれば、やってられないよと言い出すわけです)。 【その2】困っている子どもの自ら学ぶ機会が少ない 困っている子どもの指導に人手と時間をかけ、教師の教えたことを着実に学習させる。これは、「手取り足取りの100点」で学校に求められていることではありません。 一歩リードしている子ども、半歩リードしている子どもをモデルに学ぶことは、「自ら学び取る10点」につながり、自ら学び取る姿につながることが期待されます。 【その3】子ども同士のかかわりが少ない 質の高い学級では、子ども同士の助け合い(ピアサポート)や子ども同士のけん制(ピアプレッシャー)が見られます。サポートやプレッシャーをとおして、モデルとなる子どもは、自己有用感を高め、助け合うスキルをさらに高めます。困っている子どもは、居心地の良い学級生活をとおして所属感を高めます。 サポートする/される、プレッシャーを与える/受ける関係は、活動の得意不得意や習熟度、経験値などにより、必ずしも固定されず、しばしば逆転します。 これが「対話的な学び」を支えます。いろいろな人と力を合わせて課題を解決する(協働)する礎となります。 子ども同士のかかわりを育むために、指導の手順、戦略を大切にしましょう。 書き初めにチャレンジ
小学部、中学部とも毎年恒例の書き初めを行いました。どの作品も味のある、一人一人の個性にあふれた作品となりました。
学校だより「NEXT DREAM vol.9」
学校だより「NEXT DREAM vol.9」をアップしました。
お正月を楽しもう
今週は小学部、中学部ともお正月を楽しむ学習をしました。小学部の子どもたちは書き初めにチャレンジしました。筆を手に取るとピリッと心も引き締まるようです。真剣な表情で取り組み、書き終わるとほっとした表情を浮かべていました。中学部では、百人一首、坊主めくり、カードゲームなどのルールを確認しながら友だちと一緒に楽しみました。
校長室より(18)自ら学び取る子どもを育てる(その1)
子どもの学びは、全員が参加・活動することから考えます。
「理解している」「学んだことを使おうとしている」は、参加・活動した結果です。また、「問題行動がある/問題行動はない」ということには着目する必要がありません。そもそも参加・活動していれば、問題行動は起こしようがありません(参加・活動できないから、問題行動を起こしているのだと考えることもできます)。 どのように「参加・活動」を促すかを考えるために、学びの基本形、私たちはどのように学ぶのかを考えてみましょう。 「跳び箱、鉄棒、水泳」「絵画、工作、習字」などがイメージしやすいかもしれません。モデル(お手本)を見せて説明や指示をし、学ばせる、見習わせます。これが学びの基本形です。山本五十六の有名な言葉は、このことを端的に示しています。 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ したがって、「全員が参加・活動する」ための第一歩は、モデルとなる子どもをより多く、より高く育て学級の質を上げることです。モデルとなる子どもはスキルが高く、行動も変化しやすいうえに、時々「ありがとう」「助かるよ」と声をかけるだけで張り切ります。戦略として、モデルとなる子どもを重点的に育てましょう。 その上で、授業では、まず学級全体に働きかけます。次に、参加・活動している子ども(一歩リードしている子ども)をモデルに、十分にできていない子ども、困っている子どもに働きかけます。そして、多くの参加・活動している子ども(半歩リードしている子ども)をモデルに、困っている子どもに働きかけます。 課題理解や指示理解のチャンスが多いほど、困っている子どもは、参加・活動しやすくなります(指導が容易になります)。 1月7日 3学期始業式
3学期が始まりました。雪が降る中の初日になりましたが、子どもたちは全員元気に登校しました。
始業式では、校長先生のお話の中で3学期の行事についてスライドで確認し、どんな行事があるのか見通しをもちました。また、小学部訪問学級や中学部3年生の修学旅行の紹介がありました。中学部3年生は受験に向けての意気込みも発表しました。 「1年間の締めくくりとなる3学期がいよいよ始まった」と気持ちの引き締まる始業式になりました。 12月22日 2学期終業式
77日あった2学期も最終日を迎えました。2学期は、ふれあいフェスティバルや修学旅行、ビッグフェスタなど、大きな行事がたくさんありました。また、校外学習や十日町小学校、川西高等特別支援学校との交流なども行いました。感染対策に十分配慮して実施できました。
終業式では、新潟県中越教育美術展と『いじめ見逃しゼロ』標語・ポスターコンクールの表彰と代表児童生徒による2学期の振り返りの発表、小学部1〜4年の音楽発表がありました。学習の成果を全校に伝えることができました。 楽しい冬休みを過ごし、1月7日に元気に会えることを楽しみにしています。 校長室より(17)有言実行で保護者と向き合いましょう 2
前回「月刊 日本教育2019年9月号」に掲載された3人の提言を照会しました。
保護者は教育のパートナー 東京聖徳大学石隈利紀教授 保護者には報告より相談 岐阜聖徳学院大学玉置崇教授 いじめ問題の増加と保護者からのクレーム対応 桃山学院教育大学古川治客員教授 私は、保護者に「有言実行」すなわち「予め目標・目的、方法・手立てを伝えて、具体的な子どもの姿で成果と次の目標を伝える」ことが大切だと考えています(毎年4月初回の職員会議で伝えています)。有言実行は、3人それぞれの提言に応えるものであると考えます。 最後に、石隈提言の一節に心に留めたい言葉がありましたので引用してこの稿をとじます。 「親の意見をよく聞いて」とは、決して親の言いなりになれということではありません。 LDのある子どもの親の会の方に「どのような先生がよい先生ですか」と尋ねたことがある。「LDについてよく勉強している先生」という回答を期待したが、返ってきた答えは「親の意見をよく聞いて子どもとの関わりを変えてくれる先生」であった。 来る令和4年が幸多い年でありますように。 皆様、良いお年をお迎えください。 学校だより「NEXT DREAM vol.8」
学校だより「NEXT DREAM vol.8」をアップしました。
12月16日 チャレンジ!車椅子バスケットボール その1
新潟車椅子バスケットボールクラブ(新潟WBC)とネージュスポーツクラブの方からおいでいただき、車椅子バスケットボールの体験を行いました。
まずはクイズを交えながら車椅子バスケットボールについての説明を聞きました。その後、選手の皆さんによる5分間のデモンストレーションを参観しました。迫力があるデモンストレーションに子どもたちは引き込まれていました。体験では、5つのグループに分かれて車椅子をこぎました。初めは緊張していた子どもたちも自分で車椅子を動かして進むことが分かると、どんどん自分の力で進んでいました。 12月16日 チャレンジ!車椅子バスケットボール その2
車椅子をこぐ体験をした後は、シュートの体験です。車椅子に座ったままシュートをするのは難しかったですが、講師の皆様から教えていただきながら、ゴールに向かって真剣にシュートをする姿が見られました。活動後、子どもたちは満足感にあふれていました。
オリンピック・パラリンピック教育の一環として、大変貴重な経験を積むことができました。 12月15日 ウィンターパーティー
ウィンターパーティーは、中学部が学年ごとに役割分担をして運営しました。
ツリーに飾りをつけるゲームでは、中学部生徒がサイコロを小学部児童にやさしく渡したり、飾り付けをする際に押さえたりしました。小学部と中学部の子どもたちが協力してゲームに参加する姿が見られました。 小学部1組のかわいいサンタさんとトナカイさんの点灯合図で、みんなで飾り付けたツリーのイルミネーションが光り、会場が大きな拍手に包まれました。ミュージックタイムでは、みんなでダンスを踊ったり楽器を鳴らしたりして、楽しいひとときを過ごしました。 校長室より(16)有言実行で保護者と向き合いましょう1
「月刊 日本教育2019年9月号」で「保護者と向き合う」という特集が組まれ、3人の提言がありました。
保護者は教育のパートナー 東京聖徳大学石隈利紀教授 教師は教育への熱意と責任感から「私は教員として……でなければならない」「同僚の教師は……でなければならない」「保護者は……でなければならない」と思い込みやすい。この思いが熱く堅くなり過ぎると、他の教職員や保護者の意見を尊重することができなくなったり、怒りを感じたりすることもある。保護者とよいパートナーになるために自分の思いを点検して、柔軟な考え方を目指したい。 保護者には報告より相談 岐阜聖徳学院大学玉置崇教授 学校は伝えるべきことを伝えず、保護者に誤解されることがある。もっと学校の考えや取組の背景にあるものを伝えていくべきだ。さらに、保護者が学校を創っている当事者意識をもち、主体的に関わってもらうことが必要だ。 いじめ問題の増加と保護者からのクレーム対応 桃山学院教育大学古川治客員教授 保護者からのクレームは、2010年頃「教育委員会・議員・マスコミに言うぞ」から「子ども人質論、脅し・恐喝型、示談金要求・訴訟型」へと変わった。そして、2013年の「いじめ防止法」制定により新たなステージに入った。教師は「教育的解決」だけではなく「法的解決」で決着をつけるスキルと習慣を身に付けなければならない。 修学旅行の報告会を行いました。
小学部6年生児童が、十日町小学校6年生の皆さんに修学旅行の報告会を行いました。スライド資料で写真を提示しながら、見学先で見聞したことや楽しかった思い出を伝えました。緊張した表情を浮かべながらも最後までしっかり発表しており、小学部最上級生としての成長を感じることができました。
12月14日 十日町小学校4年生との交流
今年最後の交流活動はゲームをして楽しく過ごしました。4年生がボッチャとジェスチャーゲームの2つの活動を計画し、今年のテーマ「スマイル」を合い言葉に交流をさらに深めることができました。
12月7日 小学部 ちんころ体験教室
中条ちんころ伝承会の皆様からちんころの作り方を教えていただき、ちんころ作りの体験をしました。
ちんころには、犬、ねこ、うさぎなどがあることを教わりました。また、ちんころに使われる色の意味を(緑「いい人になって」、赤「健康」、黄色「お金」)教えていただきました。 伝承会の皆様と一緒にちんころの材料を丸めたり、耳や目を作ったり、マフラーや飾りを作ったりして、かわいいちんころがたくさんできあがりました。また、自由な発想で思い思いの色や形を作り、ユニークなちんころもできました。 伝承会の皆様と関わりながら十日町の文化に親しむよい機会となりました。 |
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