参加してくれた子供たちは、一生懸命に掃除をしていました。「終わった！」や「次、これやろう！」等の言葉からも、前向きに取り組み、達成感を味わっていたことが分かりました。また、お父さんやお母さんにやり方を教えてもらいながら、一緒になって取り組んでいる様子は、とても微笑ましいものでした。
今年度より、毎日「なかよし清掃」をしています。それには、
・子供が、自分の力でよりよい生活・学習環境を
　つくる姿
・きれいにすることで、心もすっきりさせる姿
・６年生を中心に協力することで、仲間のよさを
　味わう姿
が育つことへの期待があります。
今回のＰＴＡ愛校作業においても、そのような姿がたくさん見られ、とてもよかったと思います。

今年度は、グラウンド整備として、側溝の泥上げと草むしりをしていただきました。グラウンドと駐車場の側溝の蓋を持ち上げ、雨水で流され堆積した泥を、スコップや鍬等ですくい上げ、それをグラウンドにまいたり木々の根元まで運んだりし、再び蓋をしてくださいました。また、グラウンドの中央では、長く伸びた草を鎌で刈り取ったり手でむしってくださいました。
一方、校舎の窓の外側の汚れも取り除いていただきました。一枚一枚蜘蛛の巣を払ったり雑巾で拭き取ったりしてくださいました。
いずれも体力と根気のいる作業で、とても大変だったと思います。普段はできない作業を、保護者の皆さんが協力して行ってくださったおかげで、とてもきれいになりました。

この日も、朝からとても暑い日になりました。
作業の中でも特に大変なのは、敷地の法面の草を刈る作業です。今回も、多くの皆さんが草刈り機を持参し、胸の高さまである草を刈っていただきました。６月の中旬にも有志の皆さんに刈っていただきましたが、わずか２か月の間に草が驚くほど伸びていました。また、蔓も長く伸びており、作業はとても大変だったと思われます。
皆さんのご苦労のおかげで、３箇所の法面ともきれいになり、蟹谷小学校の周りがすっきりしました。

２０日（日）の午前６時から、今年度のＰＴＡ早朝愛校作業が行われました。
参加者の方を迎えるために、ＰＴＡ役員の皆さんが早めに来校し、受付や誘導、用具等の準備をされました。しばらくすると、参加する保護者の皆さんと子供たちが続々と集まってきました。そして、「伝統ある蟹谷小学校をこれからも大切にするために、皆さんできれいにしましょう。」というＰＴＡ会長さんの挨拶の後、それぞれ担当する場所へ移動し、作業が始まりました。
保護者の方の中には本校を卒業された方も多く、親子で行うこの早朝愛校作業には、「大切な学び舎に感謝し、次の世代にも引き継いでいきたい」という思いが込められていると感じました。

１学期、子供たちが図画工作科でつくった作品が、廊下の掲示板等に掲示・展示されていました。
一人一人の発想が生かされたものが多く、目を楽しませてくれました。
左と真ん中は１年の作品、右は６年の作品です。

１学期、長休みの図書室はとてもにぎわっていました。「どの本にしようかな」と真剣に本を探している子や、新しく借りた本を手にして笑顔になる子等、本好きな子供がたくさんいました。
図書委員会主催のスタンプラーの際、たくさん読んだ子に、お気に入りを紹介してもらいました。

『ナイチンゲール』
　マンガなのでとても読みやすい。また、年表が
　付いていて、ナイチンゲールがどのような生き方
　をしたのかがよく分かった。
『５４字の物語』
　短い文章なので読みやすく、解説が書かれて
　いるので、よく分かる。読んでいくうちに、
　自分のものの見方が変わっていった。

４年生は学期末に、図画工作科で「アートカード」を使って「対話型鑑賞」を行いました。まず、数十種類のアート作品が印刷されたカードを机に並べます。次に、自分が気に入った作品を選んでそれについて話します。そのような活動を通して、アート作品に親しみ、よさを感じ取る力を育みます。今回は、最初に、カルタ取りをしたそうです。
また、「言葉にする力」「読み取る力」「聴く力」等の国語科で養いたい力を育むことも期待されているようです。
「アートカード」を使って楽しく学習している子供たちの様子を見ていると、図画工作科や国語科の学習以外にも、言語や非言語を通して仲間とのつながりを深める機会にもなっているように思いました。

１学期の最終日、１年教室をのぞいてみると、タブレット端末を使ってドリル学習をしていました。どこまでのできているかを確認し、どの子も楽しそうに学んでいました。夏休みにも、自分のペースで取り組んでいることでしょう。また、先日も紹介したように、タブレット端末を使って「オンライン学活」を行っています。さらに、「デジタル日記」に取り組んでいる学年もあります。「デジタル日記」であれば、担任はいつでも読むことができます。
このように、夏休み中もタブレット端末を使い、子供たちの学習を支援しています。
1学期の学校評価「適切なメディアとのつきあい方をしている」では、４月に比べて７月は約６ポイント上昇しましたが、まだ十分とは言えません。「学習に使う」という目的で持ち帰っているタブレット端末やその他のメディアとのつきあい方について、一人一人が考え、適切に使ってほしいと思います。

３回目は、高学年にお薦めの本です。
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『中村哲物語』
　汐文社　NDC３３３
　中村先生は、お医者さんとしてアフガニスタンに行きました。
　しかし、干ばつや不衛生な水によって次々に命を落とす人たち
　を見て、白衣を脱いで井戸を掘り始めました。
　多くの人を救った中村先生の記録です。
　青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。

『10歳から使ってほしいみんなのお金とサービス大事典』
　誠文堂新光社　NDC３６４
　正直良くこれを小学生向けに出したな。。。と思う、
　生まれてから死ぬまでのお金に関する行政サービスの一覧です。
　実際に利用する時はもっと詳しく調べないといけませんが、
　イントロダクションとしては十分で、大人も一読することを
　お薦めします。
　また、第３章の「税金の使い道を考えよう」コーナーは、
　福祉について考える一助になることでしょう。

『西の果ての白馬』
　徳間書店　NDC９３３
　妖精と魔法の力がいまだ残るイギリスの西の果ての村をめぐる短編集。
　お話を順番に読み進め、最後まで読み終えたときに、
　静かな感動に包まれます。
　「本を読んだ。」という思い出になり得る１冊です。

２年生は、１学期に図画工作科で紙けん玉づくりに挑戦しました。出来上がった作品を見ると、お気に入りの紙けん玉になるように、色紙やペン等を使って、色やデザインを工夫したことが伝わってきました。
また、制作の途中では、「紙けん玉、楽しい！」「やってみますか？」と声をかけてくれるなど、つくって遊び、またつくってを繰り返し、みんな楽しんでいました。
このように、つくったものを実際に使ってみることで、「もっとこうしたい」という発想が生まれ、それがよりよい表現につながっているようです、

１学期末、スコットランドの男の子が、４年教室で３日間の体験学習を行いました、
図画工作科では「アートカード」を使ってグループ学習をし、算数ではみんんなと一緒にそろばんを体験しました。また、体育科ではプールで泳ぎに挑戦し、国語科では音読を聞かせてくれました。いつも明るく、何事にも真剣に取り組んでいる姿がとても印象的でした。
４年生は、新しい友達ができてとても大喜びでした。一緒に学習したり遊んだりできたことは、４年生にとっても貴重な経験です。来年以降も、機会があれば、再び蟹谷小の子供たちと過ごしてほしいと思います。

２回目は、中学年にお薦めの本です。
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『車のいろは空のいろ』
　ポプラ社　NDC９１３
　お父さんやお母さんも国語の授業で習った
　「白いぼうし」のシリーズが、新しい装丁になりました。
　運転手の松井さんとふしぎなお客さんのお話を
　もっと読んでみませんか。

『考えると楽しい地図』
　くもん出版　NDC４４８
　色々な種類の地図や地図記号はもちろん、
　「これでは会えない！ざんねんな待ち合わせ」
　「もしこの街に引っ越すなら、どこに住みたい？」
　「もし自分が武士だったらどこに城をつくる？」など、
　地図を使って考える面白い問いがたくさんのっています。
　１枚の地図から読み取れることの多さ、その魅力にハマります！

『シートン動物記』
　角川つばさ文庫　NDC４８０
　１０歳までに読みたい世界名作シリーズの中でも
　人気の「オオカミ王ロボ」を書いたシートンの動物記です。
　動物たちの厳しくも豊かな世界に感動します。

３年生は、１学期の図画工作科で「広げて、びっくり！展開Zoo」という学習をしました。まず、プリントにいくつか示されている正方形の６枚の並べ方から、１つを選びます。次に、その並べ方から、動物を連想します。動物か決まったら、正方形の紙一枚一枚に線を描いたり色付したりし、最後に立方体の形に仕上げます。
子供たちは、途中でも「友達がどんなものを、どのように表そうとしているのか」が気になるようで、互いに参照し合っていました。そのような子供同士の関わりは、とても微笑ましいものです。
友達の作品を見て、そのよさを取り入れ、自分の作品に生かすことは、自然なことであり、学び方の一つとしてとても大切です。このような自然な「途中参照」や「他者参照」がいろいろな学習に広がればよと考えています。

９日午前中、教育後援会会長様、公民館長様、ＰＴＡ会長様ら４名にお越しいただき、今年度１回目の学校評価委員会を行いました。
最初に、校長が今年度の学校運営の方針や１学期の様子について話しました。次に、教務主任が、重点目標の「主体的に」を意識して取り組んだ教育活動や、学校評価（アクションプラン）の結果等を説明しました。それに対して、今年度の教育活動や学校評価についてご理解をいただくとともに、地域で見られた主体的な子供たちの姿や、地域とのさらなる連携等について、具体的なご意見をいただきました。
１学期の学校評価の結果や４名の方からいただいたご意見を生かして、重点目標の達成を目指し、２学期も取組を進めていきます。

夏休みに入り、２年教室と３年教室の黒板を可動式のものに取り替えていただきました。これは、蟹谷小学校教育後援会からのご支援によるものです。
３年前から１学年ずつ設置していただいています。黒板が上下に動くことでとても使いやすくなります。また、新しいので、文字もはっきりと見えます。新学期が始まり、きれいな黒板を見た子供たちは、大喜びすることでしょう。
これまでも、地域の方々のご支援によって学びやすい環境がつくられてきました。そうした皆様のお気持ちに添えるよう、大切に使いながら、よりよい学びにつなげていきたいと考えています。

先週から今週にかけて、２年生、５年生、６年生のオンライン学活をしました。参加できる子供と担任が、テレビ会議を通して会話をします。
まず、健康状態を確認します。「元気です」という子供もいますが、「かぜ気味です」という子供もいました。次に、夏休み中にがんばったことや、楽しかった思い出等を、一人ずつ紹介し合い、楽しい時間を共有しました。
子供たちは、久しぶりに友達の笑顔を見ることができて、みんなうれしそうでした。また、担任も、子供の声を聞き、家での様子を知ることができて安心していました。

７日、３回目のプール開放を行いました。多くの子供たちが参加し、プールの中で、友達と楽しく水遊びをしていました。
先週は３日間開放できなかったので、改めて、事故を起きないように、そして、体調を崩さないように、プールに入る前に使い方を確認しました。また、本日も暑い中、多くのＰＴＡの方が来てくださり、教員と共に、準備や片付け、そして子供たちの見守りをしてくださいました。
子供たちの笑顔のために、今度も、ＰＴＡの方々と協力して、安全なプール開放を続けていきたいと思います。

５年生は、家庭科の学習でゆで野菜サラダ作りを行いました。材料や手順を考え計画を立て、用具や食品を安全で衛生的に取り扱い調理することが目標です。
初めての本格的な調理実習だったので、包丁の使い方がぎこちなく、手際よく進められない子供もいました。しかし、みんな安全に気を付けて、仲間と協力しながら真剣に取り組んでいました。
夏休みを利用して、１学期に学んだ知識や技能を生かし、家でも調理の他、裁縫や整理・整頓にも挑戦し、家族の一員として家庭生活の中で役割を果たしてほしいと思います。

夏休み前には、１学期の振り返りと夏休みの計画（目当て）づくりを行います。中には、仲間のよさを認め合うために、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れている学年もあります。
３年では、「アドジャントーク」という活動を行いました。グループごとにルールに従い、「１学期に見つけた友達のよさ」や「夏休みにがんばりたいこと」等の１０のテーマについて一人一人が話します。４年では、一人一人が、「〇〇な人」という問いが書かれたワークシートに、友達の名前を書いていました。楽しそうに活動する子供たちの様子はとても微笑ましかったです。
学年の始まりや終わりだけはなく、各学期等の節目においても、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れることで、子供同士の関わりを広めたり深めたりすることができると考えています。

今年の夏休みも、学校図書館司書さんに選んでいただいた「読みたい本」（学校の図書室にある新しい本）の紹介をします。１回目は、低学年にお薦めの本です。
『日本の昔話えほん』
　あかね書房　NDC３８８
　日本人なら知っておきたい、定番の昔話１０作品。
　 新しい本で読んでみてください。
『あさがおとはるくん』
　　PHP　NDC６２７
　はるくんと一緒にあさがおを育てているような気持に
　なれる写真絵本です。観察するとき、目の前の様子を
　言葉でどう表すかも知ることができます。
『かたつむりのひみつ』
　　ひさかたチャイルド　NDC４８４
『ナメクジはカタツムリだった？』
　　岩崎書店　NDC４８４
　かたつむりを飼育したり、興味を持っている子供も多いと
　思います。「かたつむりのひみつ」はかたつむりの生態
　について、「ナメクジはカタツムリだった？」は、
　全国のカタツムリを紹介しています。大人が読んでも
　おどろきがいっぱいの、きれいな写真絵本です。