盲導犬についての学習盲導犬協会と盲導犬ユーザー、各教室をオンラインで繋ぎ、画面を切り替えながら学習を進めました。 盲導犬協会からは、中村さんが視覚障がいや盲導犬について詳しく説明をしていただき、盲導犬ユーザーの三宅さんからは、日常生活や盲導犬との外出の様子についてお話をしていただきました。 視覚障がいは、全く見えない状態だけではなく、視野が狭い人、ぼやけて見える人、真ん中が見えない人など、見え方は様々です。 視覚障がいの方が外出をする方法は3つあります。 (1)白杖を使用 (2)盲導犬の誘導 (3)人(ガイドヘルパーなど)の誘導 三宅さんからは、人の誘導は音声でのコミュニケーションが取れるので、一番安心できるとのことでした。 また、自宅での生活を送る際には、物の位置が頭の中に入っているので1人で移動ができます。盲導犬は、家の中では好きなことをして過ごしているそうです。 盲導犬は、1日中仕事をさせられていてかわいそうだと言う人がいますが、「大好きな人と一緒に外出ができ、どこに行くにも一緒で、留守番をすることがないことは、人が好きな犬にとっては幸せだと思う」と話されていました。 最後に、クラス代表の子どもから質問がありました。 1組:(訓練をして)盲導犬にならなかった犬はどうなすか。 中村さん:家で飼われたり、介助犬になることもあります。 2組:オスとメスではどちらが向いていますか。 中村さん:どちらでも盲導犬になれます。 3組:初めて盲導犬と外に出た時、怖いと思いませんでしたか。 三宅さん:最初は歩き方が難しく、犬の足を踏んでしまうのではないかと思いました。また、犬の歩く速度について行けるのか心配になりました。 ひまわり:初めて盲導犬に会った時、吠えられましたか。 三宅さん:盲導犬は訓練を受けているので、吠えません。 街中で視覚障がいのある人に会った時は、「おはようございます」や「こんにちは」と挨拶をして欲しいそうです。 声を掛けてもらえると、自分の周りには人がいることがわかるので、安心できるとのことでした。 そして、「必要なときは、お手伝いをお願いすることもありますが、その時は何をして欲しいのかを伝えるので協力してください」というお話がありました。 |
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