大阪府小学校社会科教育研究会

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大阪府小学校社会科教育研究会は、行政8ブロック(豊能、三島、北河内、中河内、南河内、泉北、泉南、大阪市)を構成する各市町村の小学校社会科教育研究会の総称です。各ブロックが毎年持ち回りで時機に応じた課題を設定し工夫を凝らした研究大会を開催しています。
今年度の第58回大会は次のとおり計画を進めてきました。
・日時:令和2年11月25日(水)
・担当:中河内地区(東大阪市、八尾市、柏原市)
・研究主題:「子どもがつながる“人・社会とつながる、学びがつながる、未来へつながる社会科学習」
同副題:「豊かなコミュニケーション・協同を追究して」
・開催校:東大阪市立桜橋小学校
中河内地区では第50回大会(平成24(2012)年)以来の大会であり、新学習指導要領全面実施のもとで初めての大会という意味を踏まえ、満永孝司校長(東大阪市立森河内小学校)を中心として、コミュニケーション力を高め、社会に働きかける力を身に付けることをめざした研究を進め、実践を重ねてきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点に加え、想定を上回る緊急事態に子どもたちの安全確保の面からも開催中止という苦渋の決断をすることとなりました。

大阪府小学校社会科教育研究会では、令和3年10月28、29日に「第59回全国小学校社会科研究協議会大阪大会」を開催いたします。令和3年度府社研大会の担当である大阪市が中心となり、研究主題を「確かな知識をもとに、よりよい社会を創造できる子どもを育てる社会科学習」として、新学習指導要領のもと、「よりよい社会を創造できる子ども」をめざす子ども像に掲げ、準備をすすめているところです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、社会全体が不安定になる中、一人一人が自ら進んで、また、多様な他者と協働しながら問題解決を図っていくことがますます求められ、今後も私たちはさらなる未知の問題に対峙していかなければなりません。
大阪市の研究組織である大阪市教育研究会社会部(以下「市社研」と略す)は、昨年度まで『社会と進んで関わり、未来を切り拓く社会科学習』と研究主題を設定し、子どもを取り巻く社会状況や子どもの実態を踏まえると、生涯にわたって必要な知識・技能を身に付け、自らの可能性を最大限に発揮するとともに、他者と協働しながら、社会的変化や様々な困難を乗り越える力、溢れる情報から真に必要な情報だけを活用する力を子どもに身に付けさせるよう実践を重ねてきました。その上で今年度は、その先にある「よりよい社会」を創造できる子どもを育てることを目指します。その礎となるものが「確かな知識」であります。
これまで市社研では、用具的知識、具体的知識、概念的知識の3つの知識で構造化してきました。本年度は、そこに社会的事象の意味、因果関係などの理解を経て醸成される価値的知識を位置づけ構造化していくことをめざしています。
令和3年度に予定されている「第59回全国小学校社会科研究協議会大阪大会」がどのような形で実施されるかは未確定ですが、このような時だからこそ、これからの社会を担う子どもたちに求められる力である「未来を切り拓く力」を育てるための研究実践を進めていきたいと考えています。


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