会長あいさつ

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 先日の東京都小学校社会科研究会総会において、吉藤玲子会長の後任として会長に着任いたしました和田幹夫と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 今、世界の情勢を見ると相次ぐ紛争や内戦、権威主義の台頭、地球温暖化の問題、新型コロナウイルス感染症の問題など、様々な課題を抱え、国際協力のあり方、そして地球社会の一員としての自分のあり方が改めて問われていると感じます。また、子供たちの身近なところにおいても、2年以上にわたる新型コロナウイルス感染症は学校の教育活動に大きな制限をもたらし、子供たちの身体や心にも大きな影響を与えています。いじめや不登校も引き続きの大きな課題です。
 このような状況の中で、本研究会では、一昨年度より「社会とつながり未来を創る子供の育成〜社会的事象の見方・考え方を働かせ、主体的に問いを追究する社会科学習〜」を研究主題に掲げ、自分と社会とのつながりを意識しながら主体的・協働的に追究し、よりよい社会のあり方を考え、その形成に参画していこうとする子供の育成をめざして、研究を進めてきました。この間、新型コロナウイルス感染症の拡大が収まらず、収束の見通せない状況ではありましたが、感染症対策を講じながら、ICT機器を活用するなど方法を工夫するとともに、多大なるご理解やご協力を賜りながら、着実に研究を進めてきました。
そして、研究の集大成である第61回全国小学校社会科研究協議会研究大会:東京大会が、いよいよ来年11月に迫ってきました。吉村会長、吉藤会長が目指してきた「オール東京」の精神を引き継ぎ、都小社研のメンバーが中心となり、各会場校の先生方、各地区の先生方と共に、東京都が一丸となって、大会成功を目指していきます。
 特に、今年度は、本研究会の研究主題に対する理論とめざす授業のあり方をより確かなものとするとともに、その具現化を図った実践や授業を積み重ねていく、非常に重要な一年です。以下のことに重点を置き、研究活動をさらに充実させていきます。
(1)研究主題に迫る理論の確立とその具現化を図る授業実践を中心とした研究
(2)大会実行委員会、大会理論部会、会場運営委員会など、東京大会の組織を核とした、研究の推進及び大会運営の計画・準備
(3)令和5年度東京大会各会場校における体制の確立と取組の推進
  ○会場校における研究支援体制の確立と研究支援の推進
  ○会場校別地区委員会の充実及び、各会場校校内研究への参加推進
  ○プレ発表会の計画・準備・開催と振り返り
(4)オール東京で行う都小社研の研究主題の共有と地区委員会の充実、推進
  ○夏季研究会
  ・8月18日(木)全体会、講師;澤井陽介夫先生、会場:新宿区立四谷小学校
  ・8月19日(金)会場校別研究会、会場:各会場校
  ○各地区における研究の推進と実践共有
(5)「都小社研指導計画(第4次版)」のさらなる見直し
(6)東京大会に向けた社会科教育を推進する人材の発掘と育成
(7)全中社研・都中社研と連携した情報共有
  ○今年度は小学校が主催。プレ発表会への参加の形式で実施。

 これらの研究活動の様子や、成果は、本ホームページ等を通して、積極的に発信していきます。どうぞご活用ください。今年度も、都小社研の強みを生かした方法で、そして全国をリードする会としての誇りをもって会の運営に努めてまいりますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。

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