校長室より 10「手取り足取りでの100点」と「自ら学び取った10点」どちらが尊いか

日本の職業の49%が、10〜20年後に機械・ロボットによって代替が可能となると予測されています。以下が代替可能と予測される職業です。(野村総合研究所)
小売店販売員 会計士 セールスマン 乗用車・バンの運転手
荷物の箱詰め・積み下ろし作業員 レジ・切符販売 一般秘書 カウンター接客係
大型トラック・ローリー車の運転手 コールセンター・施設の案内係
 子どもたちは、身に付けた知識がすぐに使えなくなる時代を生きることになります。学校は、生涯学び続ける子ども、自ら学ぶ子どもに育てることが求められています。 「主体的、対話的で深い学び」は特別支援教育でこそ実現しなければならないのです。
子どもの「独り立ち」とは、自分で決めて(自律)、必要な支援を求めながら、自分の力で(自立)やりとげる姿と言えます。 
そのためには、一人で知りたいとき、したいとき,
支援の求め方を含め、その方法を知っていることが必要です。
そして、何より学び取る姿勢が大切です。
これまで教育相談で「保育園・幼稚園や、小学校に入園・入学したら、子どもの言葉が悪くなった」という相談を多く受けてきました。
 私は、このようにお話してきました。いかがでしょうか。
「よかったですね。教えてもらっても中々身に付かないのに、お子さんは教わってもいないことを自分で学んだんですね。将来が楽しみですね。大丈夫です。1か月もすれば落ち着きます」。
「手取り足取りでの100点」よりも「自ら学び取った10点」が尊い。このことを先ず共有したいのです。
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