下校が近づいた１１時半、どのクラスからも荷物を持った児童生徒が出てきました。どうやら向かうのは、一つ上の学年の教室のようです。
　一足先に荷物だけが進級。荷物と共に新しい教室に片足を突っ込んで、感慨深げに教室を眺める児童生徒達。そんな児童生徒に優しく微笑みかける教師達。
　暖かな春の日差しが、今日も学園全体に降り注いでいます。

　各クラスで過ごす残りわずかな時間。
　頑張ったことやどうするとさらに成長できるのかなどのポイントを絞った声かけと共に、通知表や修了証が渡されました。また、一年間の思い出を順に語り合うクラスや担任オリジナルのスライドショーを上映するクラスなどもありました。
　この時間を大切にしようと意欲的に臨む児童生徒、今日も輝いていました。

　修了式を行いました。学年の代表が小学校・中学校の校長先生から修了証をいただきました。
　中学校の校長先生の式辞の中には、挨拶はお互いの気持ちをよくするものであることを再発見したお話やレインボータイムの様子を大学の先生に褒められたお話がありました。
　また、生徒指導の先生からは、「物を大切にすること」と「心の優しさ」との関連を踏まえ、物を大切にしていこうとの呼びかけがありました。小学校の主幹教諭からは、校歌CDを合唱するコーラス部についてのお話がありました。
　うなずきながら話を聞く児童生徒達を目にして、来年度さらに何かが変わる予感がしました。

　４年生の１クラスで「10歳の主張」の発表がありました。このクラスでは、「できるようになったこと」「将来の夢」、そして「感謝を伝えたい相手」を、自分の主張として伝えました。
　子ども達がこの１年間で、いろいろなことに挑戦し、いろいろなことを学んだということが伝わってきました。「10年間育ててくれた家族にお礼を言いたいです」「仲良くしてくれた友達に感謝しています」「支えてくれた人みんなに、ありがとうと伝えたいです」自分で作ったプレゼンを見せながら、まっすぐ前を向いて堂々と述べるその姿が、何よりもこの１年間の成長を証明していると感じました。

　今年度は、思うように合唱ができませんでした。楽譜の読み方を復習したり、ハミングで音取りをしたりという授業が中心でしたので、中には「思いっきり歌いたい！」と言っていた生徒も。
　今日は８年生で、最後の音楽の授業がありました。広いスペースの確保ができる場所、ということで、昇降口で、距離を十分に空け、マスクをしたまま歌います。学年の先生も一緒になって、１年間勉強してきた合唱を、時にはダンス付きで、みんなで歌いました。「思いっきり」歌わせてあげられる状況ではありませんが、それでも楽しそうに歌う生徒達の前向きな姿に、元気をもらいました。

　４年生の各クラスで「10歳の主張」という取組を行っています。今日は２クラスが発表を行いました。
　今大切にしていることや頑張りたいこと、将来なりたい職業などを自分の言葉でまとめ、主張しました。また、その内容に合わせタブレットで制作した画面も映し出されました。
　主張する姿もさることながら、仲間の主張（頑張り）に惜しみない拍手を送る４年生の姿がステキでした。

　長久手スポーツの杜で行われた軟式野球大会　瀬戸・尾張旭・長久手地区大会1回戦において、本校野球部が幡山中に4対2で勝利しました。日頃の練習の成果が出た、とてもいい試合でした。チーム一丸となって、掛け合う声がグラウンドに響き渡っていました。来週が2回戦です。

　下の図の１（カレンダーを2021年4月以降に）・２（月間行事予定または年間行事予定に）の順に本ホームページの右側をクリックしていただくと来年度の予定がご覧いただけます。
　なお、予定は３月現在のものです。変更があり次第、訂正していくことをご承知おきください。また、４月に行われるPTA総会は紙面での開催とします。併せて行う予定であった４月の授業参観は中止とさせていただきます。
　このような情勢下です。何とぞ、ご理解ご協力をお願いします。

　「よくわからいけど、いらいらする」「気がつくと、特定の子のことを考えている」など、心と体が急速に成長する中学生は、時どき心と体のバランスに悩むことがあります。
　そんな生徒の心と体の変化について、養護教諭と担任による性教育の授業が、７年生で行われました。
　自分の心と体について知ることは、人間にとって基本であり何より大切なこと。自分でもよくわからない状況になりがちな年齢の生徒達だからこそ、今、伝えることを大切にしたい。

　７８年生は、通常の時間割で学校生活を送っています。そわそわしている生徒もいるのかと教室を覗きましたが、どのクラスも集中して学習に取り組んでいました。
　７年生は、タブレットを使用した国語の発表の準備や模造紙を使っての社会の発表など、８年生はかけ声を全員で揃えながら、生き生きとダンスに取り組んでいました。

　今日は公立高等学校全日制課程の合格発表日。生徒達が合格証を受け取りに本学園に集まりました。
　校長先生や学年主任、進路指導主事の激励の言葉や進学に向けての心構えを真剣に聞く９年生。たった数日離れただけですが、受検を終えた９年生はさらに大人びた印象を受けました。
　９年生全員が、新たな地で活躍することを担任・学年担当はじめ学園全体で願っています。

　地域の皆さんをお招きして、感謝の会を行いました。このような情勢下ですので、時間も人数も限られた中での感謝の会。そのような中での会でしたが、低学年が作った花入れや児童生徒のメッセージを眺めながら、お隣の方とうれしそうに会話させている様子を見て、何とか気持ちが伝わったのではないかとほっとしました。
　地域の方の協力なしでは成り立たない本学園。今後も地域の皆様の温かいご支援ご協力をお願いします。　

　今年度最後のレインボータイムです。小学生は、毎週楽しみにしているアドジャンをしました。このクラスでアドジャンをするのも、今日が最後です。「レインボータイムをやってきて、大事な力がみんなに付いてきたと思いますよ」と話している担任の先生の言葉が印象的でした。
　中学生はまとめとして、「いいとこ四面鏡」を行いました。自分を認めないと、他者を受容することはできないと言われています。友だちに認められることから自尊感情が生まれ、思いやりの心が育っていきます。互いを認め合う子ども達の笑顔、次年度へと確実に繋げていきたいと思います。

　にじの丘学園には、開校時から週２回、瀬戸市立図書館の司書さんが来てくださっています。本の整備はもちろん、図書委員の当番を手伝ってくださったり、ライブラリーを訪れた子ども達にアドバイスをくださったりしています。
　にじの丘のライブラリーはとても過ごしやすくて、子ども達に人気の場所です。紙コップでできた本の世界のキャラクターが本棚のあちこちに飾ってあり、子ども達の心を惹きつけるディスプレーで、自然と本に手が伸びます。卒業していった９年生の中にも、「ライブラリーがいちばん好き」と言って、卒業式前日の休み時間をここで過ごした生徒がいました。
　居心地の良いライブラリーを作ってくださった司書の皆さんへの感謝の気持ちを込めて、子ども達からメッセージとお花のプレゼントをしました。１年間ありがとうございました。

　５時間目に行われた大掃除。どの子も自分のやらなくてはいけない仕事を理解し、積極的に活動に取り組んでいました。
　黙々と活動する中で、時折聞こえるのは「次どこを掃除すればいいのですか」「ここが汚いので掃除していいですか」「重そうだね、持ってあげる」…そんな優しい子どもたちのおかげで学園がきれいになりました。
　あなたたちがいるおかげで、新品だった１年前の校舎よりも今の方が「ぴっかぴか」に輝いています、ありがとう！

　令和3年度前期学園会執行委員の認証が行われました。
　認証の後、会長となった生徒が校長先生からのインタビューの中で抱負を述べました。
　中学校の校長先生からは、「来年度学園を楽しくするのは、……あなたです。そしてその中心となって活躍する児童生徒が認証されました」と画面を通して学園の児童生徒に訴えかけました。その話をうなずきながら聞く児童生徒を眺めながら、優しく微笑む各担任の姿が印象的でした。
　「自ら学園を楽しくする児童生徒」のリーダー的役割を担う学園会執行委員。今後の活躍が楽しみです。

　先週、リトルワールドへ校外学習に出かけた７年生。
　今日は、個人用タブレットのプレゼンテーションソフトを使って、国際理解に関する発表用原稿をまとめています。衣食住の文化の違いを肌で感じた生徒達。発表原稿の中にも、校外学習での体験が生きてきます。
　学びを広げ・深める学習……校外学習を柱に据えた学習は、今も引き続き行われています。

　立ち会い演説会及び学園会役員選挙を行いました。
　立ち会い演説会では、どの児童生徒もこの学園をよくするために「私は、この学園をこうしたい！」という熱い思いを述べました。
　当落がある学園会選挙。当選する喜びを味わう児童生徒とともに、落選する児童生徒がいる。それもわかった上で、学園のために立候補してくれる児童生徒のみなさん、ありがとう。
　立候補者に感謝しつつ、学園の児童生徒全員で学園会を盛り上げていきたいと思います。

　３月１２日（金）に行われる前期学園会選挙。この日に選挙は２つ行われます。
　１つは４５年生が選挙するもの。選ぶのは５年生２人の執行委員です。もう一つは６７８年生が選挙するもの。選ぶのは６７年生２人ずつと８年生１人の執行委員、そして８年生より学園会長。
　給食の時間を利用して、６７８年の立候補者が熱い思いを各クラスを巡って述べました。６年生が７８年生に、７８年生が６年生に思いを述べる姿、この活動自体がすでにこの学園の存在意義の一つでもあります。開校２年目の来年度、どんな学園会の姿を見せてくれるのか楽しみです。
　立候補者そして推薦責任者の皆さん、短い期間ですが当選めざし、自分の思いを仲間に伝えてください。

　にじの丘学園では、レインボータイム（ＲＴ）と称して、人と関わるスキルを高めることを目的とした時間を取っています。１年生から、卒業していった９年生まで、子ども達は楽しく週１回のＲＴを過ごしてきました。
　年度末を迎えるにあたって、名城大学教授、曽山和彦先生をお招きし、このＲＴの取組を振り返る機会をもつことができました。いつもは同時刻に行っているＲＴの時間をずらすことで、曽山先生にまんべんなく見ていただき、また、教員も他学年のＲＴを見ることができました。
　学園中を見て回ってくださった曽山先生の口から出た言葉は、「とても幸せな学校ですね」。廊下を行き交う子ども達からの明るい挨拶、ＲＴでの楽しそうな笑顔が、曽山先生のお言葉になったのかもしれません。だからこそ、さらにたくさんの人と関わり、さらに関わりを深めて、大きなにじのかかる、幸せな学校をつくっていく決意を固める研修となりました。