校長あいさつ

本校は、一級河川沙流川の中流にある二風谷ダム(1997年完成)のほとりに佇む開校130年(明治25年開校)になる歴史のある小学校です。校庭には、アイヌ詩人違星北斗氏の歌碑や初代校長黒田彦三氏(校長として32年間勤務)の記念碑、旧校舎の時計台、栗の大木等があり、その歴史の重みを感じさせられます。

 本校の特色として、生活科や総合的な学習の時間に全校児童で、ハララキ(アイヌの踊りの名前)体験活動やハララキ調査活動、アイヌ語学習等、アイヌ文化について体験したり調査したりする中で、自分の考えを深め、個々の成長につなげていく学習があります。地域にはその学習を支えて下さるたくさんの指導者や支援者、そして、施設が整っております。まさに「地域とともにある学校」です。今年度の全校児童数は18名と管内で一番児童数が少ない小学校ですが、「地域の宝」である子供たちを地域あげて大切に育てている「アットホームな学校」です。

 今年度の重点目標は、「自己有用感に裏付けられた自尊感情をもつ子どもの育成」です。人から認められることによって、自分は人の役に立っているという気持ちを育成します。そのことで、一人一人が自分の意思をもって主体的に学習や活動に取り組み、自分の力を発揮していく力につなげることを目指します。
 このホームページを通じて、本校の子供たちの生き生きとした様子をご覧いただき、本校の教育活動をご理解いただきたいと考えています。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
                                                       校長 遠山 昌志