進路説明会校長あいさつ

３年生の先輩たちの卒業式が近づいています。あなたにとって義務教育があと１年であることを同時に示しています
コロナ禍は、もう１年にもなります。みんなの生活はもちろん学校での教育活動も大きく制限がされてきました。コロナウイルスに対する研究も進み、感染拡大防止に有効な知見が明らかになりつつあります
中部中学校では、コロナに対して、どのように共存するかに心を砕いてきました

さて、今日は君たちの進路の話です。コロナの世界が照らし出したものは、中学生の進路選択にも大きく影響していると感じています
まずは、健康の大切さ。これは、世界中の人々が改めて感じたことでしょう。何もせずに健康を手に入れることは不可能です
次には、努力。残念ながら、努力しても仕方ない。勝手に「大人」の判断で中止にされる。努力しても報われない現実が突きつけられました
そんな今だからこそ、あなたが何を継続してなすべきかと考えることが重要です
義務教育は、周りの人が「決めて」しまったことが多い。でも、今後の進路は、自分の選択です。それには責任も付いてくる。自分の大切な未来です
中学校を卒業した後の進路は、一つの通過地点だ。どう生きていくか、歩んでいくか、よく考えること。先生たちも一緒に考える

考えると同時に聞くこと・見ることもとても大切。先輩の話を聞いたり、体験入学・相談会へ出かけたりして、聞く、見ることです。３年生の先輩たちは、これが十分にできませんでした。実際に見る聞くをぜひ

今日をいいきっかけにしてくださいね。３年生になってから、郡大会が終わってからとかではなく、今日をあなたの努力の一日目にしてください。
ちょうど一年後のことのために、しっかりと話を聞いて、君の大切な進路選択の一助になる時間にと願っています。

保護者の皆様、日頃は学校教育活動にご理解とご協力ありがとうございます
就職や進学については多くの種類がありますし、結構、複雑です。その受験条件や注意事項がございます。親御さん自身もしっかりと制度を理解していだだきたく思います。個別には、３年生の１２月と１月終わりの保護者会で最終の進路の確認をさせていただきます。大事なのは時間をかけて、早めの対応です
そして、進路選択においてもっとも大切なのは、本人の想いと意思です。どうぞご家庭でしっかりとお子さんの想いをよく聞き、話し合いをお願いします

３月に予定しております上級学校訪問の件です。現在、緊急事態宣言下になります。このままでは実施は困難です。しかし、宣言が解除され場合は、昼食の取り方等感染予防策を徹底して可能な限りの教育活動を行いたいと思っています。ご理解をお願いいたします

中部中の職員も「ともに」と考えて参ります。ご不明な点などがありましたら、いつでも相談いただければ結構です。昨今、教員の多忙化解消や働き方改革が言われております。ご相談時間については、ご配慮いただきますようお願いいたします。本日は、どうぞよろしくお願いします