5年生が「全集中常駐」で一生懸命「成長」という文字を練習していました。 筆が紙の上を走るサァーという小さな音と墨汁(ぼくじゅう)のなつかしいかおりが教室中にただよっています。 小学生の頃、お習字の授業の最後に、先生から「今日の授業でいちばん上手に書けた作品を提出してください。」と言われ、どの作品を提出するかなやんだ経験はありませんか? こっちはメインの字が上手に書けているけれど、名前が。こっちは名前は上手に書けているけれど、メインの字が。こっちは、メインの字も名前の字も上手に書かているけれど、墨汁(ぼくじゅう)が少しだけ、たれてしまっている……。 そんなことを思い出しながら、子どもたちの書写の授業を観察しました。