4年生の教室では『ごんぎつね』(新美南吉:作、かすや昌宏:絵)を学習していました。ネタバレになるのであまり多くは記しませんが、物語の最後の部分を読んで、子どもの頃、涙したことを思い出しました。動物園や北海道で「きつね」を目にすると、必ずと言ってよいほどこの物語のことを思い出しました。 同じ物語が、複数の出版会社の教科書に採用されていることが少なくありませんが、出版会社によって、教科書の物語の「絵」が異なることがあります。私が子どもの頃の教科書の『ごんぎつね』の「絵」は、今の子どもたちの教科書の「絵」ほど明るいタッチではありませんでした。