物事には色々なコツや正しいやり方があって、その道のプロに教わったり、説明書をよく読み込んで正しく使ったりすることによって、知識が広がったり、技術が向上したり、成長したりすることができます。 鶴二小の体力向上の課題に「握力の数値の低さ」があります。鶴二小の子どもたちの休み時間や授業中のボール投げを観察していると、そこそこ投げることはできているのに、どうして握力の数値があまり高くないのでしょうか? 教頭先生、教務主任の先生、体育部の先生方と話し合った結果、たぶん、「握力計の正しい測り方」を子どもたちが習得していないからではないかということで、校長室に遊びに来てくれた子どもたちに実験に協力してもらっています。 教頭先生が子どもたちにお手本を見せようと、まず、自分の手の大きさに合うように、握力計を調節して、数値を測ってみると……。 何も教えないで、測った数値と、教頭先生から正しい測り方を教えていただいた後では、ほとんどの子どもたちが「8から10」も数値が向上しました。 4人の子どもたちの中で、教頭先生の握力の数値の予想値が一番近かった子どもが「やったぁ!」と喜びのジャンプをしました。