最新更新日:2024/07/06
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第92号 七十二候「大雨時行」たいう ときどきに ふる

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今日も朝から暑い日です。
図書室では合唱部が明後日8/4のNHK全国学校音楽コンクール富山県大会に向けて、歌唱練習前に楽譜を読んでイメージを膨らませていました。
空調を効かせて、熱中症予防を施しています。
明日から始まる北信越中学校総合競技大会では、新型コロナウイルス感染症感染対策だけでなく、屋外の競技もありますから、体調管理には気をつけなければなりません。
「少し雨が降れば涼しくなるのに」と思いますが、週間天気予報を見ても傘マークはありません。

ふと気付けば、今日8/2から「大雨時行」です。
昔からこの時季は、台風や夕立などにより、大雨が降るのでこのように名付けられたそうです。
気象情報で「ゲリラ豪雨」という言葉を聞きますが、わたしはあまり好きな言葉ではありません。
そもそも、「夕立」と「ゲリラ豪雨」はその定義が違うので仕方のないことなのですが・・・
夕立は、どこか涼を感じさせる言葉です。
「ゲリラ」という外来語が使われるということは、以前はなんと読んでいたのか気になり調べてみました。夕立は夏に降るにわか雨の呼び名ですが、この他にもいろいろ呼び方があるようです。

「肘笠雨(ひじがさあめ)」
急に降ってきてカサがなかったり、開く暇がなかったりして、ヒジを傘代わりにするから。

「篠突く(しのつく)雨」
篠竹を束ねて突き刺すように降る雨の様子から。
そして、光って見えたら「銀竹(ぎんちく)」。
もう少し細く、光る矢のように見えれば「銀箭(ぎんせん)」。

その細分化された呼び名に驚かされます。
昔の日本人の、豊かな感性を感じます。

「白雨(はくう・しらさめ)」
夏であっても急激に発達した積乱雲の最上部は氷点下に達し、そこで凍った水滴が白い雹(ひょう)として降るようすや、まわりが白くなって見えないほどの大粒の激しい雨だから。

「雨飛(うひ)」
風に吹かれて飛んでくる雨粒が弾丸などに見えるから。

夕立ではなく、ゲリラ豪雨と呼ばれる以前、日本各地で使われていた呼び名も見つけました。

東京都八丈島の「脅し雨」。
山形県西置賜郡の「大抜け」。
長崎県南高来郡の「婆威し(ばばおどし)」。

そして、群馬県沼田市周辺の「山賊雨」。
これは、「山賊」のように荒々しく降り、被害をもたらすということではなく、田んぼで稲を刈り取っているとき、遠くから雷鳴が聞こえ、まだ降らないと作業を進めていたが、三束も作らないうちに激しく雨に降られた様子を表したそうです。
三束を音読みして「さんぞく」と・・・。
そうです、ダジャレです。
お茶漬けを三杯食べないうちにやってくるから「三杯雷」という地方もあるそうです。

夕立だけでなく、夏の雨にも名前があります。
農業を営む人々にとっては夏の日照りによる作物への被害を防いでくれる雨をプラスと捉え、「慈雨」「喜雨(きう)」「錦雨(きんう)」と、呼ぶ地域もあるようです。

出中生のみなさん、今度夕立に遭ったら、自分なりに名前をつけてみましょうか。

※参考図書:「雨の名前」高橋順子 著 小学館
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8/4 北信越大会(富山開催)
NHK全国学校音楽コンクール県大会
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8/8 山の日
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