最新更新日:2024/07/02
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
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砺波市立出町中学校
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7月7日 no.316

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今晩は星が観られるでしょうか?
年に一度、織姫と彦星が天の川の傍らで逢うことができる日です(正確には旧暦ですが・・・)
※ちなみに、二人は今晩20時頃には東の空に位置します(上写真)

七夕は五節句のひとつです
日本では笹竹に願い事を書いた短冊を吊るす風習が広く知られています
織姫と彦星が年に一度、7月7日にだけ会うことを許されたという七夕伝説
織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルで、二つの星は天の川をはさむようにして輝いています
この七夕伝説等が中国から伝わり、日本古来の棚機津女(たなばたつめ)伝説などと結び付いて、笹竹に短冊を吊るして無病息災などの願い事を祈るようになったとされています
短冊などを笹竹に飾る風習は、夏越の大祓で設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで江戸時代から始まったようで、日本以外では見られないそうです

県内では黒部市東布施地区で「尾山の七夕流し」という七夕流しが、江戸時代より続けられています
毎年8月7日に行われ、2004年に県の無形民俗文化財、2018年に国の選択無形民俗文化財に選ばれています
子供達が満艦舟や行燈を作り、和紙で人型人形である「姉さま人形」を折り、夕方から姉さま人形を板にくくり付けて、笛や太鼓のお囃子とともに地区内を引き回します
そして、20時過ぎには両岸に七夕飾りを立てた幅約1mの泉川に入り、満艦舟や行燈、姉さま人形を流すものです
少子化は深刻で、1955(S30)年ごろに約50人だった参加者も、今年は5〜6人
新型コロナで最近2年間は七夕を飾るだけでした
今年は3年ぶりの完全実施となり、保存会長の谷口さんは「ここには豊かな文化がある。次の世代に残してあげないとね」と語っています(webun北日本新聞2022.7.3.22:54参照)

今年の4月29、30日に3年ぶりに開催された「出町子供歌舞伎曳山」
6月10、11日に3年ぶりに開催された「となみ夜高まつり」

これらにも、開催に向けて、関係者のみなさんが多くのご苦労をされたであろう共通点があります
市外市内問わず、多くの方が観覧し、喜び、感動しておられる姿を拝見しました
数年の中断は、特に祭の場合に影響が大きく、そのノウハウを伝えることに困難が生じます
文化の伝承という意味で、多くの地域が抱える悩ましい課題です

わたしの地元では幼少の頃、各家庭や各町内の児童会が七夕飾りを立てていました
そして、7月7日の夜に「わっしょい!わっしょい!」と小矢部川の河原まで運ばれて、(ある時期まで)流されたり、燃やされたりしていました
昔は提灯にはろうそくの灯がともっていたので、夜遅くなって酔っ払いながらおとなたちが運ぶ七夕飾りが町中で燃え上がることがあり、子供心にドキドキしていました
安全性や環境への配慮が求められ、提灯は電飾になったり、河原で燃やすことなく、短く切ってゴミ収集袋に詰めるようになったりとやり方は時代と共に変わりました
親として参加していた時、子供たちに見せないように、必死になって七夕飾りの付いた笹竹をのこぎりで切り分け、ひもで縛っていたことを思い出します
残念ながらそこに風情はありません
最近は電信柱や家の前に七夕飾りがある風景をめっきり見なくなりました

本日の給食は七夕献立
星型のフライに、星形のゼリー、スープに星形のモチ
そして、ある学級の廊下掲示板には願い事の書かれた短冊が掲示されていました
本校の中では、七夕の文化を感じられています
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