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最新更新日:2024/07/04 |
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砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
剣の道 no.391![]() ![]() ![]() ![]() 昨日、第70回全日本剣道選手権が日本武道館で開催され、村上哲彦 5段(愛媛県警)が決勝で安藤 翔 6段(国士舘大教)を破り、初優勝を果たしました 「小・中・高・大と地元で剣道を続けてきて、愛媛出身としてこの舞台で、必ず優勝したいという強い気持ちで頑張りました」 優勝インタビューに答える、愛媛県勢初の快挙を成し遂げた村上5段の表情は、とても晴れやかでした 決勝で対峙した安藤6段は、本大会出場10回目で2度の3位、剣道世界選手権個人優勝の実力者であり、優勝候補筆頭 準決勝までの戦いは、それはもう優勝にかける安藤6段の強い想いが感じられる剣道でした 北海道県警を辞め、母校の国士舘大学の教員としてこの大会優勝を目指した安藤6段が、面を2本決められて敗れた事実は、わたしにとってもなかなかの衝撃でした 安藤6段との決勝戦を前に、「やってもあと1回。最初から決めていた、負けを恐れずに思い切っていくというところだけ考えて、胸を借りるつもりで頑張りました」と、村上5段は優勝インタビューで語ります 「安藤6段の圧力がすさまじくて、自分のやろうとしている剣道がなかなかできず、ただ、跳んで行ったところにチャンスがあったというところです」 「一本とっても、攻めの姿勢を大切にしました」 安藤5段のまっすぐな心を感じます 愛媛県松山市出身 4歳で剣道を始め、兄と弟の3兄弟で切磋琢磨します 入学した中学校には剣道部はなかったのですが、陸上部に所属して4種競技を中心に走り高跳びなどに地道に取り組みます 松山大学を経て愛媛県警へ就職 1年目には左手首の骨が壊死する病気になり、約1年間、手術やリハビリなどで竹刀を握れなかったそうです そんな状況の中でも、剣道の試合動画を見るなどして、復帰したあとを見据えていました まっすぐで、地道な取り組み と、言うのは簡単ですが、強い心を感じます 決勝戦で、安藤6段から突き技を打たれたとき、既の所でかわします その後、流れの中で自らも突き技を打ちます ここに、わたしは村上5段の心の強さを見ました 優勝インタビューで、昨年の大会で初出場でベスト8であったことに触れられ、 「去年のことは気にすることなく、自分の目の前の課題などに取り組んでひたすら稽古に励みました」 と、答えます また、「この経験をこの後どのように生かしていきたいですか?」と問われ、 「優勝はしましたが、このことは今日で忘れて、明日からは次の目標に向かって頑張っていきたいと思います」 と、きっぱり答えます 剣道同様すっきり、まっすぐな印象を受けました 自分の剣道を最後まで貫いた村上選手 1本とられて、この大会で続けていた剣道が少し変化したように感じた安藤選手 勝敗の差は紙一重です 剣道をかじった程度のわたしごときが言うには、はばかられることですが、そのように感じました 本県出身のT選手は、2回戦で敗れました その稽古相手として帯同したのは本校のS教諭でした また、詳細について話を聞きたいと楽しみにしています 「もっともっといろいろなことを吸収して、もっともっと技などを磨いていきたい」と、マスコミの取材に答える村上5段の向上心は尽きません 彼の姿勢に学ぶことが多いです 出町中学校剣道部のみんなは観たのだろうか・・・ いや、剣道部にこだわるのはおかしいですね 出中生で観た人はいたでしょうか? ぜひ感想を聞きたいです |
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