最新更新日:2024/05/29 | |
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砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
工夫を凝らす no.544「いったい、何を観ているのだろう?」 好奇心に負けて、思わず学習中の○○さんに「何を観ているの?」と尋ねてしまいます すぐに、「花粉管を観察しています」と答えてくれました せっかくなので顕微鏡を覗かせてもらいます ああ! 花粉管が伸びてます!! さっそく接眼レンズにスマートフォンを押し付け、写真を撮影しました 何が花粉管かよく分からないと、伸びているのかどうかが分かりにくいです モノを探すときに、そのモノを知らないと探せないのは当然です では、花粉管の伸びている様子を観察しやすくするために、生徒に何と言葉をかけるか? これが指導者として、教師が意識するところです また、花粉管が伸びる様子を観察するために、どの植物の花粉を使うかは大切です 短時間でぐんぐん伸びるものは観察しやすいですね 長い期間、花を咲かせて花粉を採取しやすいものは準備の都合上便利ですね 今日の授業では、インパチェンスを使っていました インパチェンスもこの観察で利用しやすい植物のひとつです わたしは、シロツメクサをよく使いました 校地内にたくさんありましたし、10分もかからずに目に見えて花粉管が伸び、1時間も放っておくと、それはもうもじゃもじゃになるほどの逸材でした シロツメクサに出会うまでは、全然花粉管が伸びないとか、花粉管が観えないなど、当時の生徒には大迷惑をかけてしまっています 誠に、ごめんなさい 理科教師は教科指導の準備だけでなく、実験・観察の準備・片付けがあり、相当の時間をかけて1時限の授業をしています 実験・観察担当職員はいませんから、時間はかかるのです 準備物を他の学級と共有するなどの工夫もしていますが、ある程度の時間は必要です これは理科だけでなく、他の教科指導も同じでしょう 教材研究は指導の際に重要なのです 教師は少しでも分かりやすくなるように工夫をして授業に臨み、そのことに終わりはありません ぐんぐん伸びる花粉管と、ぐんぐん成長しようとする出中生、そして工夫を凝らす教師が、どこかシンクロして感じられます |
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