最新更新日:2024/06/01
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第177号 今年の漢字

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11月1日(月)から12月6日(月)まで募集されていた「今年の漢字2021」の発表が、3日後の12月13日(月)に迫りました
この季節の風物詩になった「今年の漢字」は、今年も京都・清水寺にて発表されます

そして、本校第1学年のフロアには一足早く、1年生が選ぶ「今年の漢字」が掲示されています(※上の写真)
それぞれに興味深い漢字を選んでいます
見ているだけで、それぞれの想いが伝わってくる掲示です
本家の企画と違い、1年生の掲示は、「今年を振り返って」と「来年を目指して」のそれぞれ漢字1字を選んでいます
人それぞれ感じ方、考えの違いがよく分かります
上の写真の2段目は、個人的に惹かれた「今年を振り返って」2文字と、「来年を目指して」2文字です
「零」「輪」と「笑」「頼」
手書きの漢字からも書いた人の想いがあふれている気がします


ちなみに本家「今年の漢字」で過去に選ばれた漢字は、

2020年「密」、2019年「令」、2018年「災」、
2017年「北」、2016年「金」、2015年「安」、
2014年「税」、2013年「輪」、2012年「金」、
2011年「絆」、2010年「暑」、2009年「新」、
2008年「変」、2007年「偽」、2006年「命」、
2005年「愛」、2004年「災」、2003年「虎」、
2002年「帰」、2001年「戦」、2000年「金」、
1999年「未」、1998年「毒」、1997年「倒」、
1996年「食」、そして1995年「震」です

1995年から始まり、毎年年末に1年の世相を表す漢字1字が、全国から募集されています
そして、最も応募数の多い漢字を12月12日(いい字いい字)の「漢字の日」にちなんで、京都・清水寺で森清範貫主の揮毫により発表されています
※今年は12月13日のようですが・・・
そして、1年の出来事を清めるとともに新年が明るい年になることを願い、清水寺にて奉納の儀式が行われています

さて、2021年の1文字は何でしょう?
わたしの漢字1文字は、「化」でしょうか

理由は、・・・秘密です

第176号 支え

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保健体育の授業で、柔道の学習が始まっています

文部科学省は平成20年3月28日に中学校学習指導要領の改訂を告示し、中学校の保健体育科において、武道・ダンスを含めたすべての領域を必修とすることとしました
武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化です
相手の動きに応じての基本動作や基本となる技を身に付け、相手を攻撃したり相手の技を防御します
そして、勝敗を競い合う楽しさや、喜びを味わうことができる運動です
また、武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視しています
平成24年度から全面実施となり、1年生と2年生で「体つくり運動」「器械運動」「陸上競技」「水泳」「球技」「武道」「ダンス」「体育理論」の8領域すべてが必修、3年生では「球技」と「武道」のまとまりから1領域以上を選択して履修することになっています
「武道」の中で、「柔道」「剣道」「相撲」のうち、どれを選択するかは各中学校の判断に任され、地域的特性により、「弓道」「なぎなた」等、他の武道を選択することもできます

本校では、柔道の学習を選択しています
柔道の経験がない保健体育科の教員が柔道の授業を受け持つ場合、柔道の特性から、安全面を考慮した指導が最も注意すべき点です
今年度は本校に柔道経験者(教員)がいますが、サポートとして外部講師の方にも指導いただいています
学校事故で柔道の授業中の事例が報告されているので、安心・安全を基盤とした学習を保証することは大切です
新型コロナウイルス感染症感染予防の対応も含め、安全を確保しながら、出中生がこの学習のねらいを達成できるよう、留意していきます

保健体育の柔道の授業に限らず、本校には多くの方が来校され、教育活動を支えてくださっています
ALT、スクールサポートスタッフ、心の教室相談員、学校司書、スタディメイト、少人数支援、外国人相談員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、等々・・・
わたしが中学生だった頃にはおられなかった方々です
それだけ学校教育に対して手厚くなったということか、それだけ教職員だけでは対応できない状況になっているのか、・・・

とにもかくにも、多くの方々の支えが出中生の成長を支え、見守っていることに間違いはありません
当然、保護者のみなさんや地域のみなさんの支えがあってこそです
ありがたいことです

第175号 毒味係

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新型コロナウイルス感染症について、オミクロン株が世界中で感染を拡げ、その正体について世界中の科学者が調査中です
県内では感染者数0が続いている状況ですが、本校では三密回避、手指消毒、マスク着用などに留意しながらの教育活動が続いています

その中のひとつとして、給食での黙食を継続しています
職員室で給食をとる教職員も、黙食です
わいわいしゃべりながら給食を食べていた頃が懐かしく思い出されます

ただし、ある役割を課せられた者は昔から黙食をしていました
そうなってしまう状況だったと言えます
それは必ずしも校長の役割ではないのですが、学校給食に「検食」という仕組みがあるからです
給食時間よりも早い時刻から給食を食べ始めなければならないので、自然と黙食になるのです
周りはまだ仕事をしていますので・・・

教師なりたての頃は、「管理職は早めに給食を食べられて、暇なのか?」と、思っていました
「こちらはお腹を空かせて、4限目も12時半頃まで授業をしているのに・・・」と思っていたこともあります
しかし、その考えは、過去のわたしの間違いです
お恥ずかしい・・・
ある日、「この後、昼からの出張があるのなら、今日はあなたが『検食』することとして早めに食べなさい」と、言われて初めて「検食」の意味を知りました

「検食」とは、言い方を変えれば「毒味」です
給食の中に健康を害するものが混入していれば、真っ先に体調を崩す役割です
わたしが勤務した学校では、校長や教頭など、管理職がその役割を担っていることが多かったです
本校では、4月からほぼわたしが「毒味」をしています

江戸時代にも殿様のための「毒味役」の武士がいました
江戸城の大奥にも将軍夫人のための「毒味役」がいました
夫人の食事は、10人前を調理させていたとのことです
10人前御膳を用意すれば、毒殺者は10人前のすべてに毒を盛らなければならず、毒殺は難しくなるとの考えです
10人前のうち2膳が毒味に回され、残った8膳のうち3膳が将軍夫人の前に出され、将軍夫人はその3膳の中からひとつを選び、箸をつけていたそうです
ちなみに、将軍夫人が箸をつけなかった9膳は、お付きの当番がみんなで食べていたようで、このやりかたのために、庶民が食べられない美味しい料理を食した人がいたわけです
命がけではありますが・・・
そう言えば木村拓哉さんが出演した、藤沢周平氏原作「武士の一分」の映画では、優れた剣技を生かされることなく毒見役の職を務める小侍の三村新之丞貝(木村拓哉)が毒にあたって失明します

砺波市学校給食センターでは、念には念を入れて安心・安全な給食を提供いただいているので、わたしは毎日安心して「検食」をしています
ありがたいことです

今日も、ごちそうさまでした


※検食に関する法律

学校給食法(昭和29年法律第160号)第9条 第1項の規定に基づき、学校給食衛生管理基準が定められて施行されています

学校給食衛生管理基準
第3 調理の過程等における衛生管理に係る衛生管理基準
1(6) 検食及び保存食等
ア 検食
一 検食は、学校給食調理場及び共同調理場の受配校において、あらかじめ責任者を定めて児童生徒の摂食開始時刻の30分前までに行うこと。また、異常があった場合には、給食を中止するとともに、共同調理場の受配校においては、速やかに共同調理場に連絡すること。
二 検食に当たっては、食品の中に人体に有害と思われる異物の混入がないか、調理過程において加熱及び冷却処理が適切に行われているか、食品の異味、異臭その他の異常がないか、一食分としてそれぞれの食品の量が適当か、味付け、香り、色彩並びに形態等が適切か、及び、児童生徒の嗜好との関連はどのように配慮されているか確認すること。
三 検食を行った時間、検食者の意見等検食の結果を記録すること。
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第174号 懐かしい来訪者

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給食後のお昼の時間に、本校にとって懐かしい来訪者がありました

本校を卒業した高校生です
進学先の実習で栽培した野菜を販売するために来校してくれました

「生産者からの直接販売ですから大変お買い得ですよ」

流通のことも説明に加えて、きれいに育てた野菜を上手に紹介していました

説明通り、消費税込みの大変魅力的な価格でした
単純に安く買えたことだけではなく、出中の卒業生が育てた、そして持ってきてくれた、ということがうれしさを増幅させます


卒業生が進学先や、就職先で活躍する姿を見たり、聞いたりすることは、教師にとってうれしいことです
教え子が教師になって、同じ職場で働くこともあります
教え子が外部講師として、学校へ来てくれることもあります
教え子の子供が入学してくることもあります

しかし、みんながみんな、思い通りの人生になることはなく、悩んだり苦しんだりしている状況を聞くこともあります
時には、相談にのることもあります

それらもすべてひっくるめて、毎年、多くの未来の輝く存在に出会える教師になって、わたしはよかったと思っています

そのことを今日の来訪者が再確認させてくれました
今日のみなさんが中学時代に、わたしは直接出会ったわけではないですが、出中の卒業生ということで、親近感をおぼえるから不思議です

ありがとうございました
さっそく今日、家で食べてみます

第173号 花ひらく

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朝の読書の時間を利用して、学校司書の読み聞かせが行われています

限られた短時間の中、この時間は本気で話の世界に入り込んでいます
話を聴いた後、担任から感想を問われたり、級友同士で物語の感想を述べ合ったりすることは大切です
授業もそうですが、情報を受けるだけでなく、発信することが大切ということです

静かな雰囲気の中で物語に没入する、そして、その物語についてわいわい話す
日本的なメリハリのある読み聞かせも、生徒一人一人の未来に花を咲かせられると思います
それぞれの対象者にあったやり方はあるでしょうから、教育も試行錯誤の連続です
生徒一人一人の花はいつ、どのように咲くか分からないですが、たくさん種をまいて、養分をたっぷりやって、そのときを楽しみにしています
直接、花が咲く姿を見られなくても、それは仕方ありません


校長室の机上の新しい一輪挿しに、今朝ベコニアを生けていただきました
咲いた花が少ないこの時期なので、なおさら可憐に感じます

可憐な「生(せい)」の輝きを眺めつつ、受賞報告で校長室を訪れた生徒の姿を思い浮かべます
お客様が来校されたので、今日来てくれようとしていた二つの団体の報告が明日に延びてしまいました

女子バスケットボール部、女子ソフトテニス部のみなさん、ごめんなさい

明日の報告を楽しみにしています
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第172号 さりげない

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出町中学生と接していると、さりげない「こころくばり」を感じることがあります
大人びているというと、生徒たちに失礼になるかもしれませんが、しばしば中学生らしくない振る舞いが見られるのです

今朝も登校してすぐ、教室へ向かう前に用事で職員室へ寄っていく出中生がいます
その際、カバン等をおいて入室しますが、職員室前に持ち物を置くスペースはあまりありません
中学生ほどの年齢であれば、職員室前の廊下であればどこにでも置いていきそうなものですが、出中生は校長室前ということを意識し、そこへは置きません
少し離れますが、階段付近の非常シャッターの壁あたりに置いたり、印刷室の出入口の横に置いたりします
これは当たり前のようであって、そうではありません
さりげない「こころくばり」ができる出中生であり、家庭や地域で身に付いた姿でしょう
家庭力、地域力を感じます
砺波の素晴らしさのひとつです
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第171号 体験授業

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11月24日に出町小学校6年生のみなさんを迎えて実施した「中学校体験授業」
本日は、砺波南部小学校の6年生を迎えました
短い時間でしたが、数学と美術の授業を体験してもらいました
少しは中学校の雰囲気を感じてもらえたのではないでしょうか

未来の出中生
来年の4月を楽しみに待っています
今のうちに、小学校での学習内容をみっちりと吸収しておいてください
中学校の学習を先取りする必要はないと、わたしは思います

中学校に入学したら、「あれ?これは小学校でも学習したかも」と感じる学習内容もあります
小学校6年間、中学校3年間で、我が国の義務教育は修了です
この9年間で、繰り返し巻き返し同じような内容を違う角度で学習し、学びを深くしています

同じことであっても、何も知らなかったときと、何かを学んだ後では見え方が違ってくることがあります
経験したことで、以前感じなかったことを感じることがあります
今、目の前の学習に本気で根気よく取り組むことで、4月からの中学校での学習がより意味のあるものになるでしょう

昨日から今朝に書けて荒れた天気でしたから心配でしたが、砺波南部小学校のみんながやってくる頃は、雨も上がってくれました
立山室堂も青空が広がっています
立山黒部アルペンルートの営業が終了し、足跡が見られなくなりました
異次元の世界です
この時期や厳冬期に、一度室堂へ行ってみたいものです
実際に行ってみないと分からないことも多いでしょうね
子供もおとなも、体験して分かることは多いです

下の写真は立山黒部アルペンルートライブカメラからの画像です
https://www.alpen-route.com/live_camera/murodou.html
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第170号 ほめる

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昨日、本校で砺波市内の小中学校から各校1名の担当者と希望者による、「ICT活用研修会」が開催されました
今年度から児童生徒一人に1タブレットの環境が整い、市内の小中学校でも、本校でも教育活動での活用について、試行錯誤しながらよりよい方法を探っている状況です
市内小中学校での教育活動がより充実したものになるように、研修を重ねている砺波市教育委員会が進めるICT兼任研修会とも兼ねた研修会で、講師として放送大学教授の中川一史先生をお迎えしました
兼任研修会のメンバー以外の市内の先生方も多く参加できるようにと、授業等への影響が少ない15時からの研修でした
オンラインでの参加者もありました

せっかくこの分野での第一人者である中川教授をお迎えするので、少し早めに来校いただき、本校の授業の様子を観ていただくことができました
中川教授からは、「どの学級も学習の雰囲気が落ち着いていますね」と褒めていただきました
ありがたいお言葉です
教師も積極的にICTを活用する意識があり、大きな伸びしろ部分をご指導いただきました

褒めていただく
ご指導いただく

短い時間でしたが、その時間以上に充実した、わたしにとってうれしい機会になりました

さて、わたしはなぜうれしくなったのでしょう
第一人者の中川教授からいただいた言葉だからでしょうか
中川教授のおかげで、モヤッとしている部分がクリアになったからでしょうか
本校の生徒や教師のよいところを褒めてもらえたらでしょうか

よく、人を育てるには褒めなさいと言われますが、褒めると言うことはとても難しいと感じることが多いです
今回の中川教授の言葉とわたしの感情の関係を考えていると、数年前に新聞記事になっていた脳研究者の池谷佑治さんの話を思い出しました

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(略)
長女が4歳になるまでの成長を本にしました。
「脳研究者って、そうやって子どもの成長を見るんですね」と言われて初めて、多くの人は僕のような視点で子育てを捉えていないと気付きました。
僕は脳研究者の視点からしか娘を見ることができません。
熱心に絵を描いていたら「頑張って描いていてえらいね」と行為をほめるのではなく、「この絵、好きだなあ」と作品をほめないと、娘の脳が「ほめられたいから私は絵を描いているのかな」と誤解してしまう!と。

子どもの成長過程は狩りの時代から変わりません。
人類にとって不変のものだから、娘たちが大人になって社会が変わっていても、僕の書いた成長の記録は娘たちの心に響くと思っています。
(2017年12月17日付 東京新聞朝刊)
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この記事を読んでからも、わたしは行為で褒めてしまいがちです
中川教授は学校の学習に向かう雰囲気を褒められました
行為ではありません
わたしがうれしかったことと、このことは関係があるような気がします


蛇足
書籍名:「パパは脳研究者」
著者:池谷 裕二
出版社:クレヨンハウス (2017/8/10)
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