最新更新日:2024/05/23
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第50号 未来を生きる

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トップページにも記事を掲載しましたが、昨日、株式会社チューリップテレビ代表取締役社長の山野正道様をお招きし、3年生向けの講演会を開催しました。
大変僭越ですが、来校されて少しお話しさせていただいた瞬間から、そのお人柄に魅了されてしまいました。
もっとお話をお伺いしたかったのですが、ちょっとわたしの方がしゃべりすぎました。

3年生へのお話は大変分かりやすく、生徒たちにとって多くのことを学んだ時間でした。
山野様、誠にありがとうございました。
また、この企画を整えていただいた富山経済同友会の吉川賢一様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

今回の講演のテーマは「未来を生きる」でした。
山野様にはこちらからのリクエストに丁寧に応えていただきました。
日頃からわたしが感じていることを具体的に表現していただき、わたしにとっても大変勉強になりました。

今は、未来のためにあり、今の自分の言動を未来の自分はどう思うのかを、わたしは意識します。
生徒への想いも同じで、「未来の自分はどう思うだろうね?」と、問い続けたいのです。
これは決して脅しのつもりではないので、もしそう受け取られるのであれば、それは本意ではありません。


野村総合研究所グループが「NRI未来年表 2021〜2100」という刊行物を公開しています。※2020年11月
これは、今後予定されている出来事を、「政治・社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理し、さらに、NRIが書籍やセミナーなどで発表している様々な予測を「NRI予測」として掲載している年表です。
リンクはこちら

例えば、次のようなことが書かれています。

2025年
・日本の総人口が1億2,254万人に減少
・無人自動走行バス・タクシー等を活用した新たな移動サービスが事業化
・高速道路での自家用車の完全自動運転実現
・世界人口の半分が水資源が逼迫する地域に住むことに
2030年まで
・人工知能(AI)等による職業の代替が進む等により、従業者が735万人減少
・世界の食用魚の53%が養殖に
2040年まで
・世界の人口が90億人に到達
・有人の火星探査機が実現(アメリカNASA)
2050年まで
・人工知能(AI)が人間の能力を追い抜く
・自ら学習・行動し人と共生するロボットが実現
・世界の子供人口(4歳以下)の約40%をアフリカ大陸が占める
2100年まで
・2053年に日本の人口が1億人を割り、2100年までに5,972万人になる
・世界の平均気温が産業革命前に比べ、摂氏約3度上昇する

さて、未来はどうなるでしょう?
NRI未来年表のようになるでしょうか?
なんとなく暗い未来をイメージしてしまいがちな昨今の情勢ですが、山野様も引用されていた、「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 」(著者:ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド、翻訳:上杉周作、 関 美和、出版社 : 日経BP、初版:2019/1/11) には、データでみるとよくなってきている事実がたくさん示されています。

未来をつくる出中生がなんとなくのムードで流されることなく、本校で多くのことを学びながら未来のための力を付けられるよう、本気・根気・元気で支援します。
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第49号 地図

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2年生社会科の学習で、日本の工業地帯の位置について考える学習が展開されていました。
意見交流の場面で思わず○○さんに話しかけてしまいました。
○○さん「海の近くが多いですね」
わたし「それは何ででしょう?」
○○さん「資源があるから・・・?」
わたし「どこに?」
○○さん「海底にです」
わたし「なるほど。ところで日本の工業地帯では何をつくっているの?」
○○さん「石油製品。ん?石油? あ!船で運ばれてくる!!」
この瞬間が、たまりません。○○さんの脳内にパパパッと電流が走った瞬間ですね。
「製品を輸出するときも・・・」とまでは、伝えませんでした。
学習を進める中で、自分で気付くことができるでしょう。
この学習で参考となるのは地図です。
工業地帯の位置が一目で分かります。

今日は6月3日、測量の日です。
測量は国民生活の安全性・快適性の向上に、重要な役割を果たしてきました。
しかし、測量についての国民の評価は必ずしも高くなく、測量の成果が不適切に扱われる問題も発生したようです。
そこで、建設省(現:国土交通省)が「日本で測量の意義及び重要性に対する国民の理解と関心を高めること」を目的として、1989年(平成元年)に6月3日を測量の日と制定しました。
なぜ、6月3日かというと、1949年(昭和24年)6月3日に「測量法」(法律第188号)が公布されたからだそうです。

日本の地図といえば、伊能忠敬氏が有名ですが、富山県人としては、石黒信由氏を知っておいてほしいと思います。
石黒氏は、江戸時代後期に射水郡高木村(現:射水市)に生まれます。
和算、西洋数学や天文暦学などの学問を極め、100年以上誰も解けなかった和算の難問の全解答を著書で紹介するなど、とてつもない才能の持ち主でした。
その探究心に限りはなく、和算を実学へと応用し、検地や新田開発、用水や河川の改修、正確な測量術の確立、精緻な地図作製方法、測量器具の開発改良、航海術など、実に多くの分野に偉業を残します。

石黒氏の作製した「加越能三州郡分略絵図(国指定重要文化財)」は、現代の地図と比較してもほとんど差がないほどきわめて高い精度です。
和算の素養を基礎としてヨーロッパの新しい科学を取り込んで作製されるなど、明治以降に発達した近代地図のさきがけとなりました。
伊能忠敬氏の業績と並び称されますが、石黒氏の地図は内陸部も細かく測量した地図となっており、伊能氏の日本全図に負けない精密なものです。
たまたま数日前に射水の方と話す機会があり、石黒氏が話題に出て、「伊能氏の地図は海岸線中心だが、石黒氏は内陸もちゃんと示しているから、石黒氏の方がすごいと思いますよ」と言われました。
その言葉に誇りを感じました。
二つの地図を並べると、射水の方の言われることが分かります。
石黒氏の地図は内陸まで正確に描かれており、伊能氏のものは、海岸線が中心です。
まあ、比較するものではない、どちらも偉業なのですがね。

さて、砺波の偉人、砺波で誇れる人物はどなたでしょう?
出中生のみなさん、あなたの考える偉人をわたしに教えてもらえないかな。
いつでも校長室の扉は開いていますよ。
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第48号 情報

今朝、地域の方から電話をいただきました。
校区の小学生が登校途中で転んでしまい、その痛さからか、悲しみからか、その場から動けなかったそうです。
それを見た本校1年生の、○○さんと、○○さんが安全な場所まで誘導するなど、声をかけて助けてくれたとのこと。
助けられた小学生は、大変うれしかったと家の人に伝えたそうで、電話してくださった方も、本校1年生の行動がとてもうれしく感じられたようです。
それで、わざわざ本校へ電話をいただいたという次第です。
朝からとてもうれしいニュースでした。
知らせてくれた○○教頭も「よいニュースです!」と、最初に教えてくれたほどです。

ニュースというのはとかく、気分が下がる話題が多いと感じませんか?
これは、人類が地球上に誕生してから今まで生き延びるために必要なことだったのかもしれません。
なぜなら、いち早く危険を察知し、回避しなければ命を守ることができないからです。
だから、今でも私たちはどちらかというと「気になる」話題に食いつきます。
そのことをマスコミは知っていますから、そのような話題を報道する機会が増えます。
これは決して「読者・視聴者獲得のため」「広告収入のため」という意味ではありません。
危険を周知し、国民を守るという側面があるのでしょう。

ただ、ネットの世界はそうとばかりは言えないように感じます。
SNSで「いいね」をたくさんもらうためや閲覧数を増やすために、人々の不安をあおる情報を流すとか、そのためには真実かどうかの検証は不十分でもかまわないとか、そもそもフェイクであってもよいとか・・・・。
そのことを分かってネットを利用しないと、余計な不安やストレスを感じることになります。
身を守るために情報を欲する人間が、悪意のある情報によって危険にさらされるという状況は悲しい限りです。

「インスタグラム」の責任者、アダム・モッセーリ氏が、いわゆる「いいね」疲れを解消するために、「いいね」の非表示機能を追加する、とNHKのインタビューで語っていました。
そもそもSNSの危険性を理解し、ある意味うまく利用してきたように感じるので、半分疑いながらこの発言を聴いてしまう自分がいます。
「今後数年でさらに機能を追加し、最も安全で心地よいプラットフォームになることを目指す」と彼は述べ、安全で快適なSNSを目指す考えを示したのですが、この後の動きを注視したいと思います。

このような状況ですから、中学生のSNSの利用について、多くの課題が指摘されています。
Twitterの利用に、年齢制限がかけられていることをどれくらいの大人が知っているでしょうか?
投稿の際のNGワードが設定されているようですが、そのワードに似たことばを使って代用していることを、どのようにすればよいでしょうか?(※例えば、「死」を「タヒ」とカタカナで表現し、アカウント凍結を回避する)

はたして我々大人は、本気で子供たちを危険から守れているのでしょうか?
守るために教育ができることは、子供自身に想像する力、考える力、そして自分で判断する力などを付けてやることだと考えます。
今日も、学校では生徒たちが全身を使って学習に励んでいます。

校長室前に掲示してある「本気で考える」シリーズの前で考えてくれている出中生を見ると、うれしくなります。
少しでも、想像する力、考える力を刺激できていたらと願っています。
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第47号 愛のかたち

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昨日の壮行会。
応援団が各部の代表を前に、本気でエールを送りました。
全校生徒を背負っての応援ではありませんが、それぞれの教室から出中全生徒がエールを送りました。
体育館からは、遠くで手拍子をする音が聞こえました。
それがまた、何とも言えずうれしくなります。

愛を目では見ることができませんが、愛のかたちは見えたり、聞こえたリするようです。

応援団が仲間を激励する姿、全校生徒が仲間を激励する手拍子、体育館での様子を教室で視聴する全校生徒へ中継する姿など、すべては愛のかたちです。

朝、生徒が登校する前の教室を回ります。
朝の教室は、この年になっても緊張感を覚えます。
今はもう担任ではないにもかかわらず、緊張するのが不思議です。
教室の黒板には、担任の愛のかたちが見られます(写真2段以下)。

担任のメッセージは、ひとつの愛のかたちです。
それが手書きであろうが、印刷物であろうが関係ないとわたしは思っています(※若かりし頃、デジタルで通知表を書くのは愛がないと言われたことがありますが、わたしは疑問に感じていました。)。
また、学級によっては、総務が書いているところもあります。
担任の指導があってのことですから、これも愛のかたちでしょう。


かつて、尊敬する大先生から教えていただいた話が、頭から離れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・
ヒロセよ、教育とは何か分かるか。
欧米で言う、「education」は「引き出す」という意味からきている。
日本で言う、「教える」は愛惜しむの「ヲシ(愛惜)」に接尾辞の「へ」がついたもので、愛おしい心で相手を見て導くことだ。
つまり、日本で「教える(教育)」は、教える側の心の持ちようだ。
だから、欧米での指導力不足とは、子供の力を引き出せないことであり、日本での指導力不足とは、愛がないということだぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・

教室の黒板の写真を掲載しましたが、これはあくまで今朝のものであることと、毎朝黒板でメッセージを発信するのは愛のひとつのかたちであり、本校の教師は様々な形で生徒に愛を送り続けていることを補足しておきます。

愛おしい心で生徒を導けているのか。

時折、自分自身が確認することばでもあります。

第46号 環境

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第1階段に、掲示物が登場しました(写真上)。
2年生の生徒たちが各学級で作成し、掲示したものです。
協力し合い、せっせと傾きなどを修正しながら、見やすいように設置してくれました。
今年度は各種大会などに自分たちも参加することが多くなるため、3年生、1年生への応援メッセージだけでなく、自分たちもがんばろう!とのメッセージも込められているとのことです。

校長室には朝から市職の方がもってきてくださったバラの花が活けられています(写真下)。
机の上には別の花も・・・。
花のある環境にいると、心が上がるというか、そこはかとなくうれしくなります。
歳をとったなぁと感じます。

生徒たちのつくった掲示物も、市職の方に活けてもらった花も、環境を整えてくれています。
そして、その整った環境が心を整えてくれます。

ものだけでなく、教室や職員室で交わされる言葉も、環境の大切な要素の一つです。
教師は教育のプロフェッショナルとして、ことばも意識した環境づくりができているでしょうか。
学校ばかりでなく、社会でも家庭でも、大人は子供たちのために、ことばも意識した環境づくりができているでしょうか。

この土日は、自分のもてる力を発揮しようとがんばる生徒や、自然の中に身を置いて見た風景などが、おおいにわたしの心を揺さぶってくれる休日でした。
そして、朝から生徒のつくった掲示物や校長室の花を見て、環境についての想いを巡らせています。

日曜の朝に観たテレビ番組で、映画を監督された大友啓史さんが演出についてこのようなことを言われました。
「ここで泣いて、という演出はやりたくない。泣きたくなるような環境をつくるのが我々の仕事。そこで泣くかどうかは役者の演技。」
曖昧な記憶なので、だいたいこのような意味だったと思います。
一緒に出演していた俳優の佐藤健さんも、共感しておられました。
この話は学校の授業にも通じていると思います。
「理解しろ」ではなく、どのようにすれば生徒が理解できるかを教師は追求しているからです。
「やれ」と言って、できるなら指導者は不要です。
いかにしてできるようになるかを導くのが大切だと思います。
ある意味、いかに環境を整えるかなのです。

生物は環境に合わせて進化します。
すべてがつながっているように感じます。
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第45号 地区総合選手権大会水泳競技 終了

水泳競技が終了しました

本日の結果で、本校からは2名の選手が県選手権大会の4種目に出場することとなりました。

結果
男子200m平泳ぎ1位
男子100m平泳ぎ2位
女子100mバタフライ1位
女子200m自由形2位

選手のみんな、よくがんばりました
今日の結果が未来の自分のためになるのであれば、それはよい結果です

関係者の皆さん、ありがとうございました

第44号 開幕

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砺波地区中学校総合選手権大会 水泳競技が開幕しました。

本校生徒は、よい結果を目指し、力の限り、本気で泳いでいます。

ガンバレ!

第43号 いよいよ

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令和3年度 砺波地区中学校総合選手権大会が明日の水泳競技を皮切りに、6月20日(日)まで、各地で開催されます。

生徒会主催の激励会は5月31日(月)に予定されていますので、水泳競技に参加する選手のために、本日校長室で激励会を行いました。

副会長○○さんの激励のことば、選手代表○○さんの決意のことば、共に立派でした。
わたしは、選手に「よりよい結果とはなにか?」と問いました。
みんな、最初に「自己ベスト」ということばを出した後、「成績」のことを話したので、感心しました。
わたしも、ただ一人が勝ち取る優勝が結果のすべてではなく、未来の自分のための結果であれば、それはよい結果だと思うからです。
これは、決して優勝を目指すなといっているわけではありません。
本気で優勝、1位、トップを目指すからこそ、それぞれによい結果が生まれると考えます。

昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で別の形での実施となった大会です。
今のところ北信越大会、全国大会は開催予定となっています。

大会の開催は当たり前のことではありません。
感染症対策をとりながら、多くの方が支えてくださっての開催です。
日頃から支えていただいている家族の存在もそうです。
感謝の気持ちを胸に、選手がベストを尽くし、それぞれにとってよりよい結果となることを祈っています。


<swa:ContentLink type="doc" item="39069">※令和3年度 砺波地区中学校総合選手権大会 組合せはこちら</swa:ContentLink>

第42号 縁の下の力持ち その2

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毎週木曜日はフッ化物洗口の日です。
新型コロナウイルス感染症感染防止対策として、校内での歯磨きは飛沫飛散防止の観点で中止しています。
フッ化物洗口については、使い捨てのコップを使用していること、歯磨きのように洗面台に「ペッ」と水を吐き出すわけではないこと、洗口後の水は各自で指定の複数場所へ処理すること、などから昨年度3学期から、歯科衛生の観点で再開しています。
今朝も、読書をしている静かな教室の廊下で担当の生徒が洗口用の液を配布しています(写真上)。※コップに液を入れる担当、コップを各自の机へ運ぶ担当

出中生の歯を守るために誰かがいろいろ準備していることに、出中生は気付けているでしょうか。


また、今週は校内の洗面台の蛇口の取っ手がすべてレバー型に取り替えられました。
手のひらを使わずに、水を出したり止めたりできますから、ウイルスが手から口や鼻へと移動しにくくなります。(写真下)
※分かりにくいですが、手の甲でレバーを操作している様子です
授業の邪魔にならないようにと、作業の仕方や時間帯を工夫してくださった業者の方や、交換のために予算を付けて少しでも早く工事にかかれるように苦労された方々の存在に、出中生は気付けているでしょうか。

「気付き」のある人は、基本、愛のある人だとわたしは思っています。
「気付き」の結果をどのように扱うかは、その人の人間性によるのでしょうが・・・。
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第41号 砺波地区選手権大会 開催迫る

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5/29(土)開催の水泳競技を皮切りに、令和3年度砺波地区総合選手権大会が始まります。

昨日の抽選会で、6/19(土)、20(日)開催予定競技の、対戦組合せ等が決定しました。

 <swa:ContentLink type="doc" item="39069">☆全体組合せ☆はこちら</swa:ContentLink>

・バスケットボール男子 2回戦 大谷中−石動中の勝者
・バスケットボール女子 予選aリーグ 石動中、福野中
・サッカー 1回戦 大谷中
・軟式野球 2回戦 福光中・吉江中−庄西中の勝者
・バレーボール男子 1回戦 平中
・バレーボール女子 2回戦 石動中
・ソフトテニス男子 Aリーグ 庄川中、石動中、城端中
・ソフトテニス女子 Cリーグ 福光中、吉江中
・卓球男子 総当たり 庄西中、吉江中、福野中、福光中
・卓球女子 総当たり 吉江中、福野中、庄西中、福光中
・バドミントン男子 Aリーグ 福野中、石動中
・バドミントン女子 Bリーグ 福野中、石動中、平中
・柔道男子 Aリーグ 石動中、吉江中
・剣道女子 Aリーグ 庄川中、井波中
・剣道男子 Bリーグ 福野中、庄西中、津沢中

<swa:ContentLink type="doc" item="39069">全体の組合せはこちら。</swa:ContentLink>
会場等の詳細については別途連絡いたします。
水泳競技は5/29、陸上競技は6/4、5の開催予定です。

出中生のみなさん。
今まで積み重ねてきた今の自分たちの力を、出し尽くしてほしい!
みんなにとってよりよい結果となるよう、応援しています!!

第40号 出中生の本気

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今日、生徒総会がありました。
例年は体育館で全校が集まって実施していますが、新型コロナウイルス感染症対策として会議室での開催です。

総会ですから全校生徒が参加する必要があります。
生徒会執行部や委員長、代議員以外は各教室で、リモートでの参加となりました。

総会が始まるあいさつの後、生徒会長の話がありました。

「(略)今日の生徒総会は一度に全校が同じ場所に集まれなくても、全員が今年度の自らの目標を見いだしたり、生徒会活動について共通理解したりする、出中生が心を通わすための貴重な場です。(略)」

「画面を通して参加しているみなさん。学級討議ではたくさんの意見をありがとうございました。自分たちの生徒会活動のことに一人一人の意見が反映されていく様子を見守ってください。思ったことがあればふり返り用紙に記入してください。」

「コロナ渦で今日の生徒総会を開催できることは決して当たり前のことではありません。多くの人が関わってきたことを忘れず、感謝して限りある時間を有効に活用していきましょう。」

「そして、みんなでよりよい出中をつくっていきましょう」

とても分かりやすくメッセージ性のある話で、感心しました。


この後、リモート参加の各教室を見ました。
画面を通しての指示で資料を確認したり、議案について考えたり、本気の出中生の姿がありました。

生徒会長の本気の語り。
生徒会長の話を本気で聴く会議室のリーダーたち。
そして、各教室で画面を通しながら話を本気で聴く出中生。

出町中学校生徒会の歴史と伝統の一端を見た思いです。
残念ながら出張に出なくてはならず、ここで学校を後にしました。
生徒総会の様子を最後まで観たかった・・・。

生徒会長が言ってくれたように、今日の生徒総会は多くの人の支えによって開催されています。
これは生徒総会に限らず、多くのことがそうです。
特にコロナ渦の今はなおさらです。
そして、こういうときだからこそ気付くことがあります。
それは、いろいろなことの「ありがたさ」です。
本気で物事に取り組んで人が、このことに気付きやすいのではないでしょうか。

本気・根気・元気です。

第39号 科学的な思考

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学校を回っていると、3年生の理科の学習で、先日行った中和反応の実験結果を基に、ビーカー内で起こっているであろう反応について、モデルを使って考えていました。
BTB溶液の色の変化、水を蒸発させたときに残った物質の特徴などを根拠に、今までの学習を活かしながら考察を進めています。
本気で考え、本気で説明し、それを本気で聴く姿。
うれしく思いながら、ある質問をしたら、「それは今から問うところです」と、授業者に言われました。
すみません、邪魔をしました。

生徒たちが本気で今日の理科の課題を考えている姿を見ていたら、この前、横浜市のアミメニシキヘビが逃走していた事件を思い出しました。

大型連休が終わろうとしていた5月6日(木)に、神奈川県横浜市戸塚区のアパートから、アミメニシキヘビが逃走しました。男性会社員がペットとして飼育していたもので、体長は3.5m、重さ約13kgと、けっこうな大きさです。
大きい身体にもかかわらず、なかなか見つかりません。
5月22日(土)16:40頃、飼われていたアパートの屋根裏で、16日ぶりにようやく発見されました。

なぜ、この事件をわたしは思い出したのでしょう。
科学的に考えることの大切さを再認識した事件だったからかもしれません。

日本爬虫類両生類協会代表理事の白輪剛史氏(※体感型動物園iZoo(イズー)園長、体感型カエル館KawaZoo館長という肩書きもある)が、この件についての情報をTwitterで流し続けておられました。
一応理科教師なので注目していました。
そのツイートの一部を転載します。
矢印の後の文章は各ツイートに対する、わたしの個人的見解です。

●5月7日(金)8:21
アミメニシキヘビは人の命を奪う可能性のあるヘビです。
3.5mあるとのことで、仮に飼い主は大人しいと感じていても一旦、襲われれば大人一人では首などを巻かれてしまえばひとたまりもありません。人身事故が起こる前に捕獲されることを願います。
→ アニメニシキヘビを知らない人にとって、正しく恐れるための情報ですね。

●5月7日(金)9:43
横浜市でのアミメニシキヘビ逸走事案について、一般社団法人日本爬虫類両生類協会にもお問い合わせを頂いております。協会としても今回の事案を深刻に受け止めており、現在飼育されている方にはより一層の注意喚起を行います。速やかに捕獲されることを願っております。
→ 直接の関係者ではないですが、関わる人間としての責任感を感じます。

●5月7日(金)10:58
アミメニシキヘビ逸走事案について、捜索依頼があり、横浜へ出向き、飼育部屋、飼育ケージ、脱走経路を現場で確認してきました。近隣は他人の敷地で許可なく立ち入ることができないため、捜索に限界を感じました。当面、むやみに草むらなどに近づかない等の注意喚起が必要です。
→ 緊急事態における法の運用について考えさせられるツイートです。

●5月10日(月)8:57
これ、ボアコンストリクターです。本件勃発後から、私が把握している限り、既に4種類の誤報写真が出回っています。メディアの皆さんには写真を調達する際に、慎重を期して頂きたい。犬に噛まれたニュースでタヌキを紹介するようなものです。
→ ネットでよくある誤情報の垂れ流しです。個人ではなく、マスコミが流していることを危惧します。

●5月10日(月)9:57
今度はイメージでヒイロニシキヘビ・・・。種類位は最低調べましょう。
→ ネット情報だけでなく、マスコミ情報についてもある程度疑ってみることが大切です。情報リテラシー。子供にとって、特に危険です。

●5月11日(火)1:04
賃貸物件での爬虫類の飼育禁止や、物件の明渡しを求められている大家さんがおられましたら、何卒、冷静にご再考いただけます様よろしくお願い致します。爬虫類の多くは「鳴かない」「臭わない」「省スペースて飼育できる」ものがほとんどです。
→ こういう事件が発生すると、短絡的な反応が起こります。人類が生き延びるためにDNAに刻まれたものともいえますが・・・。

●5月11日(火)7:41
横浜の現場に向かっています。一刻も早く見つかって欲しい。
→ いよいよ、登場です。

●5月12日(水)13:35
本日14:00より 東京の衆議院第二議員会館 地下1階 第5会議室に於いて
爬虫類両生類を考える議員連盟と一般社団法人日本爬虫類両生類協会の共同記者会見を行います。
内容:横浜市におけるアミメニシキヘビの逸走事案について、今後の対応について、議連からの提言について
→ 新型コロナウイルス感染症の陽性者に対する世間の対応と似ています。DNAに刷り込まれています。だからこそ、人として意識して、冷静に対応したいものです。

●5月13日(木)21:15
横浜のアミメニシキヘビ逸走事案、警察、消防、区、動物愛護センターの皆さんが連日捜索していますが、未だ発見に至らず。捜索をしても発見できないので、飼育者が普段与えていた冷凍ラットをアパート周辺のごく近い場所に「置き餌」して、ヘビを誘き寄せる作戦を試みました。
→ 試行錯誤です。対策の結果を考察し、新たな対策をうちます。科学的思考に基づく問題解決と言えます。

●5月14日(金)8:34
たくさんのご意見を頂きありがとうございます。諸事情により生き餌や、罠を使用できないことをご理解ください。法律、地形、住民感情、警察、消防、区役所、動物愛護センター、動物愛護団体など、多方面にご理解とご協力を仰ぎ、対応しています。今、出来うるベストを尽くして対応しています。
→ 関係者にしか分からない情報や苦労があります。かといって、「そんなに言うなら、あなたがやればよい」とは、プロフェッショナルとしては簡単に言えません。

●5月15日(土)4:15
10日経っても痕跡すらないアミメニシキヘビ。あらゆる疑問と可能性をひとつずつ潰していく必要を感じます。近隣の方への注意喚起を継続しつつ、冷静になって原点に戻って再検証したい。
→ 何度も何度も、解決に向かって粛々と根気よく取り組んでいくだけなのです。かつ、それは安全確保と同時進行であり、マルチタスクの重要性も示しています。

●5月15日(土)12:36
今日も横浜にてアミメニシキヘビ捜索。本日まで室内説を打ち消せずにいましたが、飼育者立ち合いで自宅内、家財、家電、家具を入念に調べましたが、居室内では発見できず。屋外は快晴。消防隊や警察、動物愛護センターから100名以上が捜索をしています。
→ 考えられうる可能性をこつこつとつぶす作業は、本当に根気のいる作業だと思います。

●5月16日(日)8:19
アミメニシキヘビ逸走について横浜市の気温を調べてみました。ヘビが行方不明になってから10日間、日々の平均気温が摂氏17.2度〜22.5度。アミメニシキヘビの好適温度が摂氏28度以上と考えると低すぎる。
遠方に移動したと考えにくく、近場に潜んでいると考えられる根拠。特に8日の最低気温が摂氏13.8度。
→ データに基づく冷静な分析・考察。とても参考になります。

●5月16日(日)8:19
屋外を延べ数百名で捜索して見つからないことを考えると、寒さを凌いでアパートの天井裏、外壁内部に潜んでいる可能性は十分にある。特に飼い主の部屋付近、階段踊り場天井の天板が剥がれており、ヘビの重みで天板が外れた可能性がある。外よりもまずはアパートの構造内部を捜索するべき。
→ 自信を感じる発言です。科学的根拠に基づき、今までの経験が活かされていると感じます。

●5月17日(月)10:47
アミメニシキヘビが長距離を移動したとはやはり考え難い。過去10日間の平均気温を数字で見ると低すぎる。このような低温での飼育はあり得ないレベル。従って、本件は人為的でなければ建屋内などごく限られた場所から移動していないと推測しています。
→ 「推測しています」と冷静な表現の中に、自信を感じます。また、「人為的でなければ」と、別の可能性も考慮されています。

●5月18日(火)7:38
私が建屋構造内の捜索にこだわる理由。それは気温とアパート軒下のケイカル板が剥がれたこと。これは7日には無かった現象で、12日には外れているのを確認しています。可能性としてヘビの重みが内部からかかり、外れたとも考えられます。
→ ひとつの根拠だけでなく、あらゆる角度の情報が自信の源であるように感じます。

●5月18日(火)7:51
大変多くのアドバイス、ご助言、「早く捕まえろ」というお叱りも頂いています。盗難説についてのご指摘が多いことも承知していますが、その可能性は警察が判断することです。私は、アミメニシキヘビが逃げたとされている以上、ヘビの習性を考慮し、飼い主の依頼で捜索のお手伝いしています。
→ あくまでも爬虫類の専門家として、自分のできることを精一杯成し遂げる覚悟を感じます。批判は誰にでもできることであり、ここで必要なのは批評家でも、評論家でもなく、実践者なのです。

●5月21日(金)
警察の捜索が本日打ち切りとの報道。これ以上、屋外を捜索しても発見の見込みが薄いとの判断だと思います。屋外に出たとしてこれまでの捜索で発見できない状況は正直、不思議です。
→ 専門家としての勘というか、経験というか、大切にしたい感覚です。

●5月22日(土)22:22
横浜市戸塚区で逸走していたアミメニシキヘビを無事確保することができました。潜んでいる可能性がある場所が多く、捜索には時間と労力が必要な過酷な現場でした。気温を基に予測通り、ヘビを屋根裏から無事発見できました。関係者の皆様、ありがとうございました。
→ 時間と労力。この二つの単語に、多くの意味を感じます。

●5月24日(月)8:23
今回、無事にアミメニシキヘビが捕獲できたのは、警察、消防、横浜市、戸塚区、ボランティアの皆様が野外で大人数による捜索をして頂いた結果、野外にいることはないと確信したので、アパート内の構造物の中にいるという結論に達したのです。野外の捜索は決して無駄ではなかったのです。
→ 「野外の捜索は決して無駄ではなかった」は、全くその通りと感じます。結果だけをとらえて、野外捜索を否定する人がいるとするならば、残念な気持ちになります。


今回の事件は、とにもかくにもけが人がいなかったことが何よりです。
出町中学校での毎日の学習の中で、出中のみんなにも、未知の問題に対応できる力の土台をつくってほしいと願っています。
だから校長室の前に、「本気で考える」掲示板を設置したのです。

キーワードは、本気・根気・元気です。

↓写真は白輪剛史氏のtwitter画像です。グラフやデータで分かりやすいです。写真右はニュース配信画像です。大きい…
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第38号 極める人たち

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先週実施した1学期中間考査の解答用紙が採点され、生徒の手元に戻り始めています。
1年生にとっては中学生になって初めての定期テストです。
「でした」ではなく、「です」と書いたのは、戻ってきた採点済みの答案をどのように未来に活かすかが重要であり、その意味で中間考査は続いているからです。
いろいろ感じたかもしれませんが、点数はあくまで今どれだけ学習内容を理解しているのかを表す数字に過ぎません。それも、単なるデータのひとつです。
大切なのは、この結果を未来に活用することです。
成長につなげることです。
これは、未来の自分のためとなります。
きっと、未来の自分が、がんばった今の自分をほめてくれるでしょう。


今日から校長室前の掲示は、小学生の作文にしました。
ある分野で、ある意味頂点を極めた人が小学生時代に書いたものです。
未来を見据えた文章で、わたしは単純に「すごい」と感心してしまいます。
目がとまった出中生がこの手紙を読んで、何を感じるでしょう。
極める人のことを知ることは、刺激になるとわたしは思っています。
別世界の人、自分とは違う、などと感じる人がいるかもしれませんが、心のどこかに、何かが引っかかればと願っています。
そのことを実感するのが今ではなく、10年後、20年後でもかまいません。


先週、イギリスのロイヤルバレエ団に所属する金子扶生さんが、主役級を演じるプリンシパルに昇格したというニュースが流れました。(下写真:NHK「おはよう日本」より)
ロイヤルバレエ団は、世界3大バレエ団の一つと称される、イギリス王立のバレエ団です。
金子さんは大阪のバレエスクールで学び、2008年に、3大国際コンクールの一つと言われるバルナ国際バレエコンクールで金賞を受賞するなど、国際バレエコンクールで相次いで受賞しました。
そして2010年から2011年のシーズンにロイヤルバレエ団に入団し、2018年からはプリンシパルに次ぐ第1ソリストとして活躍してきました。
20日に上演された「ウィズイン・ザ・ゴールデン・アワー」という演目で、プリンシパルとしてデビューです。

インタビューが朝のニュースで流れていましたが、「今まで支えていただいたみなさんに恩返ししたい」と笑顔で話しておられる姿が印象的でした。
アメリカ大リーグで絶好調の大谷翔平選手も、アメリカプロバスケットボールで活躍している八村塁選手も、感謝のことばをよく使っています。

その世界で活躍をする人のほとんどが周りへの感謝の気持ちを言葉にして表します。

さて、それはなぜでしょう。
これも、出中生に、考えてほしいことのひとつです。



※以下は、公式ホームページの記事の抜粋です。
https://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballet-announces-company-promotions
意訳は間違っている可能性があるのであくまで参考まで。

The Royal Ballet announces Company promotions
ロイヤル・バレエ団が、プロモーションを発表

Director of The Royal Ballet Kevin O’Hare today announces promotions for The Royal Ballet’s 2020/21 Season and the forthcoming 2021/22 Season.
ロイヤル・バレエ団のケビン・オヘア監督は、本日、ロイヤル・バレエ団の2020/21シーズンと、2021/22シーズンのプロモーションを発表しました。
By Ashley Woodfield (Head of Ballet Press)
アシュリー・ウッドフィールド(バレエ・プレスの責任者)

Tuesday 18 May 2021, 8.25pm

Kevin O’Hare comments: ‘With our eagerly awaited return to the stage, it is wonderful to mark this moment with some celebratory promotions for the dancers. I am always delighted to recognise the exceptional artistry of our Company members and it feels even more special at this time as we emerge from lockdown to share this exciting news.’
ケビン・オヘアのコメント
「待望のステージへの復帰で、ダンサーのためのいくつかのお祝いの意味を込めたプロモーションであり、この瞬間を示すことができることは素晴らしいことだ。私は常にバレエ団のメンバーの特別な芸術性を認識できることを嬉しく思うし、このエキサイティングなニュースを共有するためにロックダウンから出てくる感じであり、現時点ではさらに特別な感じだ。

Fumi Kaneko and Cesar Corrales are promoted to Principal this Season with immediate effect.
金子扶生とセザール・コラレスは今シーズン、即戦力として、プリンシパルに昇格する。

Fumi Kaneko’s first performance as a Principal of The Royal Ballet will be in Christopher Wheeldon’s Within the Golden Hour on 20 May 2021.
金子扶生のロイヤルバレエのプリンシパルとしての初演は、2021年5月20日のクリストファーウィールドンのゴールデンアワー内で行われる。

https://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballet-announces-company-promotions

写真:NHKおはよう日本
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第37号 改めて、確認したい

「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」
https://www.jrc.or.jp/saigai/news/200326_006124...

これは、昨年3月26日に、日本赤十字社のホームページに掲載された記事です。

ここには、次のような文章があります。

新型コロナウイルスによる感染症は、世界中で感染の拡大が続いている状況です。
この感染症は、"3つの顔"を持っており、これらが"負のスパイラル"としてつながることで、更なる感染の拡大につながっています。


いかがでしょう?
ぜひ、出中生にもオリジナルのホームページを閲覧してほしいです。
1年前の記事が今でも古く感じないのは、あまりよいことではないのかもしれません。
1年たっても状況が好転しているわけではない、という証拠かもしれないからです。
ただし、この1年間で分かったことはたくさんありますし、認識できたこともたくさんあります。
暗い気持ちでいるだけでなく、今できることを、本気で、根気よく、粛々と取り組むのみです。

日本赤十字社のホームページの画像を一部抜粋して転載します。
ほんの一部ですが、改めて確認したいことと感じます。
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第36号 なんて日だ(昨日のお話)

昨日はひどい一日でした。

失敗の連続・・・。

失敗の原因は、決して某芸能人同士の結婚のニュースでも、郷土力士の不祥事による休場でもなく、あくまでも気の緩みというか、本気さが足りなかったという事です。
これは、未来に生かさねばなりません。
多くの人に、迷惑をかけました。

そんな日は早く寝て気分一新!と思ったのですが、夢の中でも大失敗。
やってはならぬ過ちを、豪快にしてしまいます。
それも連続で。
悪い方へ悪い方へと向かう夢でした。
あまりにもひどくて、その苦しさゆえに、バッと目が覚め、時計を見たら2:22。
いつもなら見た夢さえ忘れるのですが、ものすごくはっきりと覚えている有り様です。
これはきっと何かの啓示かもしれません。
睡眠という記憶の整理の中で、教訓として確実に脳に刻み込むために、我が脳がそうさせたのでしょうか?

思い返せば、夢の登場人物も、酷さを辛さに替えるための完璧なキャストでした。
我が脳ながらその絶妙さに賛辞を送りたいほどです。

気をつけねばなりません。


中間考査2日目、最終日。
生徒たち、悲喜こもごもかな・・・?
ひどく後悔したなら、落ち込むばかりでなく、未来の自分のための教訓にすればよいです。

では、手応えがあればどうするか?
そのときは自信にすればよいことです。
それは、未来で困った状況や、緊張する状況になった時、自分を信じることのできるもとになります。

本気・根気・元気なのです、出中生!!
と、言いながら、きっとこれは自分自身にも言っています。

第35号 お詫びと訂正 そして、お願い

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昨日の「校長室より(第34号)」に、誤りがありました。
白い花は芍薬(シャクヤク)でよいと思うのですが、赤い花はどうも牡丹(ボタン)のようです。
山内早月氏の見分け方その4の香りについての確認が、確実でありませんでした。
香りを感じたのは白い花であり、まだつぼみの赤い花の香りは調べていなかったのですが、赤い花も芍薬のような表現になりました。
あくまでも白い花が芍薬です。
今朝、市職の○○さんが花の開いた牡丹を持ってきて活けてくださいました(写真上)。
牡丹です。

と、言うことで、白い花は芍薬で、赤いつぼみは牡丹です。
ここに訂正して、お詫び申し上げます。

現物を持ってきてくれた○○さんには感謝です。
実物があると、とても分かりやすいです。

やはり、何か間違ったことをしたり、言ったりしたとき、すぐに間違いを認め、訂正し、謝罪することは大切だと思います。
ごまかしても、多くの場合はそれは分かってしまいますから。
ごまかしのために、嘘を重ねることにもなりますし…。
結局未来の自分を苦しめることとなります。


話は変わりますが、昨日の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が過去最多を更新しました。
富山県としてもステージ3への移行も検討しているという報道がありました。
本校では、生徒に対してマスク着用、三密回避、手洗いの徹底について指導しています。
また、校舎内にアルコールを配置したり、事務室の窓口に透明なカーテンをつったりしています。
下の写真左は、放課後の体育館使用について調整するために、教師が中庭を使って協議している様子です。
様々な対策が変異ウイルスには効果がないかもしれないという情報もありますが、我々は今できることを、本気で根気よく取り組むのみです。
安心・安全が学校における最優先、最重要事項です。

今後も新型コロナウイルス感染症対策にご理解とご協力をお願い申し上げます。
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第34号 ぼたん? しゃくやく?

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今朝、正面玄関と校長室の花が写真のものに替わりました。
いつも市職の方にはさりげなく心遣いをしていただき感謝です。
今回は○○先生が自宅からもってこられた白い花も正面玄関で生徒や来校者を迎えてくれます。

さて、この白い花、赤い花は何でしょう?
そのものの名前を知りたくなるのは人間の性(サガ)でしょうか?

わたしの周りからは、牡丹(ボタン)という意見と、芍薬(シャクヤク)という意見が出ました。

生徒たちにも考えてほしくて、「この花は、ボタンかシャクヤクか、どっち?」と、玄関の花瓶の下にメッセージを付けてしまいました。
「その場しのぎでは大失態。先を考えて着手。」という、本日の運勢だったのに・・・(※まあ、その場しのぎではないなと自分に言い訳しています)。

理科教師の性(サガ)か、牡丹か芍薬かの決着をつけたくネットで調べました。
今回わたしが参考にしたのは、「牡丹と芍薬7つの違い!葉の形や開花時期など簡単な見分け方(2018/5/23 2021/5/11)」です(※「40代から始める、花のある暮らし」運営者:山内早月氏)。
https://forties-text.com/peony-difference/

山内氏によれば、どちらもボタン科ボタン属。花だけを見ると見分けがつかないが、実は明確な違いがあるとのこと。
見分ける方法として、牡丹と芍薬の違いは7つだと紹介されています。

その1 葉の形
牡丹:ギザギザの切れ込みが入る。
芍薬:切れ込みはなく、やや丸みを帯びている。

その2 つぼみの形
牡丹:やや先端がとがっている。
芍薬:丸くきれいな球形。

その3 開花時期
牡丹:4月下旬〜5月中旬(晩春)
芍薬:5月〜6月(初夏)
牡丹は晩春、そして芍薬は初夏。

その4 香り
牡丹:基本的に香りはない。
芍薬:バラに似た爽やかな香りがある。

その5 花の散り方
牡丹:一気に、そして豪快に散る。
芍薬:最後までしがみつきながら、少しずつ散る。

その6 枝分かれの有無
牡丹:幹があり、枝分かれして花を咲かせる。
芍薬:まっすぐに茎を伸び、伸びた茎の先に花を咲かせる。
牡丹は樹木、芍薬は草。

その7 冬の越し方
牡丹:木のまま冬を越し、枝から新芽を出す。
芍薬:冬には根を残して枯れ、春にまた新芽を出す。

わたしは、1、4、6を根拠として、芍薬であろうと考えました。
この後、その5の花の散り方も観察してみます。

わたしのスマホには理科教師っぽく、AIや登録者が植物名を同定するアプリがインストールされています。
念のためにそれも使ってみたところ、「シャクヤクかも」と即答してくれました。
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
世の中には似ているものがたくさんありますし、その名前を知らないものがたくさんあります。
ちょっと意識して身の回りを見回してみると、知らないことだらけ。
知らないことが分かるとなんだか楽しいものです。

学習するって楽しいのです。

と、思えたのはいろいろ経験して歳をとってからですな・・・。

第33号 雨でも、晴れでも、槍でも

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今週は雨の日が続きます。
今週末に、校区の小学校4校では運動会が計画されていますので、各学校の関係のみなさんは気をもんでおられると思います。
未来の出町中学生たちが、元気に運動会に取り組むことができるお天気になることを、わたしも祈っています。

雨がしとしと降る中においても、本校の生徒たちは真面目に学習に取り組んでいます。
学習の中でタブレットを用いる機会も多くなっています。
多くの生徒が、机の横の袋からささっとタブレットを取り出し、慣れた様子で操作しています。
筆記用具と同じ感覚で、学習の道具としてタブレットが活用され、学習効果が上がればと思います。
また、タブレットを用いた新しい学習風景だけでなく、生徒が挙手をして自分の意見を発表する様子も見られます。
これも大切な姿です。
授業のスタイルはいろいろです。
指導者は、生徒の実態に応じてその指導法を工夫し、学習のねらいが達成できるように本気で取り組んでいます。
指導者が本気で教え、生徒が本気で学ぶ。
両者の本気のぶつかり合いは、授業を少し見るだけでも熱気があふれていることが感じられます。

日本の学校教育は、「学習指導要領」に基づいて行われています。
「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です。
およそ10年に1度、改訂されており、教科書や時間割は、これを基に作られます。
「学習指導要領」には「目標」と「内容」は明示されていますが、指導方法は具体的に明示されていません。
指導者は指導方法を悩んだり研修したりしながら、工夫を凝らして授業を展開します。
授業だけでなく、学校での教育の中すべてにおいて、ねらい達成のための工夫が凝らされていると言ってもよいでしょう。
令和3年度から、中学校では新しい学習指導要領が全面実施となっています。
GIGAスクール構想と共に、新しい学習指導要領の全面実施に伴う教科指導に、指導者は本気で根気よく向き合っています。

脱皮しないヘビは滅びる。

雨が降ろうが、晴れようが、槍が降ろうが、指導者も日々勉強です。

第32号 砺波市中学生生徒活動研修会 その2

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昨日も現場からお知らせしましたが、5月16日(日)に砺波市中学生生徒活動研修会がありました。
市内4校のリーダーが交流するこの研修会の歴史は長く、以前は砺波青少年自然の家で宿泊して研修を行っていた時代もあります。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされましたが、今年度は感染症対策に留意しつつ開催しました。
砺波市教育委員会、砺波保護区保護司会よりご支援をいただき運営できている会です。
砺波市中学校長会の代表として改めてお礼を申し上げます。
閉会式で保護司会副会長様から、研修会の様子をご覧になっての講評をいただきました。多くのお褒めの言葉を頂戴しましたが、わたしもさすが各校の代表生徒であり、立派だと感じました。
初対面の多いグループの中で、実態を考えて課題を設定し、その改善策を話し合う。
そして、全体の場で分かりやすく発表する。
大人にとってもなかなかにハードルの高い研修です。

この研修会のねらいである、「市内4中学校生徒会役員が、主体的な研修を通して交流を深める」「自分の学校の生徒会活動に生かし、よりよい学校をつくろうとする意欲を高める」は、十分に達成できたものと感じます。

閉会式の意見発表において各校生徒会長が語ってくれましたが、この研修会をきっかけとして、今後の各校の生徒会活動がよりよく展開されることが期待されます。
自画自賛になるのですが、今回の全体テーマ「よりよい学校・地域を自分たちでつくろう」が、参加者全員の中で具体的に意識され、未来につながった印象を受けました。

今回の研修会に関わっていただいたすべてのみなさんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
そして、参加した生徒のみなさんに、改めて感謝の気持ちを伝えます。
ありがとう。

第31号 砺波市中学生生徒活動研修会 その1

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砺波市内4中学校から生徒会執行部、各委員会委員長が集まっての研修会が砺波市文化会館で開かれています。
今回の全体テーマは「よりよい学校・地域を自分たちでつくろう」。
昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、今回は感染症感染拡大対策に留意しての半日開催です。
ここ最近は一日みっちりと研修していましたが、参加者も執行部役員、委員長に限って(※今までは、学級代表も参加していた)人数を大幅に減らしています。

お忙しい中、開会式には教育長様、砺波保護区保護司会会長様・副会長様・事務局長様など、来賓の皆様をお迎えしました。閉会式には砺波保護区保護司会副会長様から講評をいただく予定です。

緊張感の中ではじまった研修会ですが、本校カウンセリング指導員の指導によるアイスブレイクで少しは和らいだようです。
各校を代表して参加している自覚と責任感がその言動から感じられます。
出町中学校からの参加者もがんばっています。
半日と限られた時間を有意義に活動し、今後の学校生活に役立ててくれると期待でき、うれしくなりました。

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行事予定
1/18 第3学年保護者会1日目
1/19 第3学年保護者会2日目

学校だより

相談室より

インフルエンザ様式

その他感染症様式(インフルエンザ以外)

学校からのお知らせ

PTAからのお知らせ