最新更新日:2024/05/23
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

第222号 あれの名前

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今日の給食の献立に、「ソフト麺のミートソースかけ」がありました
わたしのような年代になると、「減量はちみつパン」との合わせ技で、炭水化物の摂り過ぎかとも思われますが、小学生の頃から今も変わらず魅力的な献立です

お昼の放送で給食委員が紹介してくれましたが、「ソフト麺」は略称であり、正式名称があります
それは、「ソフトスパゲティ式めん」です
※給食センターホームページより※
「ソフト麺」は、学校給食用に開発された麺で、正式な名前を「ソフトスパゲティ式めん」といいます
スパゲティとうどんの中間くらいの固さで、洋風のソースにも和風のソースにも合う食べやすいところが特徴です。ビタミンなどが加えてあり、見た目以上に栄養価の高い麺なのです
https://www.city.tonami.toyama.jp/info/14957786...

知っているようで案外知らない名前のものが、身の回りに多くあります

ちょうど今、校長室前の掲示板に3回シリーズ「アレの名前は何だ!?」を紹介しています
上の写真は、昼休みにたまたまその問を本気で考えていた、○○さんと◎◎さんです

この記事を読んでくださるみなさんにも、既に出題済のA〜Dの5種類を紹介しましょう
さて、いくつおわかりでしょうか?
こたえ

第221号 みんなでつくる

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今日も出中生は学習に励んでいます
1年○組の社会科の授業で、映像を観ている姿がありました
じっと画面を食い入るように観て、課題に取り組むその表情を見ていると、おとなのわたしも、いろいろとがんばらねばと感じます

「面倒くさいなぁ」「だるいなぁ」等と、成長にとってマイナスの感情がわき上がる時、ふと隣を見て、本気・根気・元気に学習に取り組む同級生がいる環境
「本気・根気・元気でがんばるぞ!!」と、成長にとってプラスの感情がわき上がる時、ふと隣を見ると、ほおづえをついてマイナス・オーラを発散する同級生がいる環境 ※オーラだけでなく、具体的な言動で妨害するのは問題外・・・

最終的には環境のせいにはできないと思うものの、今の自分がいかに幸せな環境にいるのかと噛みしめたことは今まで何度もあります
仲間に恵まれるとか、仲間に救われるとか、表現はいろいろですが、やはり人間は一人ではなく、多くの人の中でつながりながら生きていると感じます
これは決して誰とでも仲良くしようという意味ではありません
自分とは合わない人も世の中にはいます
苦手な人もいます
しかし、どのような人とも距離感をうまくとって生きていくことは大切だと思うのです
学校は社会に出る前に、そのことも学ぶ場だと思っています

授業も、教師だけでつくりあげるものではなく、教師と生徒が一緒になって学びの環境を醸成していくものです
だから、授業の最初と終わりに「お願いします」「ありがとうございました」と言っているとわたしは思っています

これは教室にとどまらず、学校全体に言えます
今、1年生各教室前の廊下掲示版には、「こんな先輩になりたいなぁ」が掲示してあります
「日常の生活」「生徒会活動」「学習面」「部活動」「思いやり」「交流」と、6つの項目について、一人一人の想いが書かれています
1年生は4月からは新入生が入学することで先輩となります
2年生は4月からは最上級生です
出町中学校の環境は、どのように変わるでしょうか?
3年生が残していってくれる、この出町中学校の環境を1、2年生はどのように受け止め、よりよくしていくのでしょうか
本校教職員も、本気・根気・元気で生徒たちを支援していきます
歴史ある出町中学校の校風の中で、成長して行く出中生の姿を見られる楽しみを感じながら
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第220号 生徒会活動

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今日の給食の時間、生徒会の給食委員会が資料を各教室の電子黒板に配信しながら、放送を行っていました
この後、何回か続くシリーズの第1弾です
本日のテーマは「給食を残さずに配るコツ」でした
黙食の続く教室では、生徒会員が静かに放送に注目していました
生徒自身の手でよりよい学校生活を目指す生徒会活動は、生徒の未来につながる大切な学びの活動です

※ここから先は、いつにも増して長く重い文章となります

学校教育において、我々教職員が絶えず意識しているものは「学習指導要領」です
「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です(※およそ10年に1度の改訂)
学校で使用する教科書や時間割は、これを基に作られています
中学校学習指導要領は、総則編、国語編、社会編、数学編、理科編、音楽編、美術編、保健体育編、技術・家庭編、外国語編、特別な教科 道徳編、総合的な学習の時間編、そして特別活動編の13種類
教育課程全般にわたる配慮事項や授業時数の取扱いなどを「総則」で定めるとともに、各教科等のそれぞれについて、目標、内容、内容の取扱いを大まかに規定しています

生徒会活動は、この中の特別活動のひとつです
その目標は次の通り
「異年齢の生徒同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、第1の目標に掲げる資質・能力を育成することを目指す」
第1の目標に掲げる資質・能力とは次の3点を指します
(1)多様な他者と協働する様々な集団活動の意義や活動を行う上で必要となることについて理解し、行動の仕方を身に付けるようにする
(2)集団や自己の生活、人間関係の課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成を図ったり、意思決定したりすることができるようにする
(3)自主的、実践的な集団活動を通して身に付けたことを生かして、集団や社会における生活及び人間関係をよりよく形成するとともに、人間としての生き方についての考えを深め、自己実現を図ろうとする態度を養う

上の3点をより簡潔に表現すれば、観点の3点です
(1)「何を知っているか、何ができるか」(知識及び技能)
(2)「知っていること、できることをどう使うか」(思考力、判断力、表現力等)
(3)「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」(学びに向かう力、人間性等)

生徒自身の手で、よりよい学校をつくりあげる
その活動の中で付ける力です

小さい頃、アニメーション「ピーナッツ」で、主人公のチャーリー・ブラウンたちが子どもだけで様々な課題をクリアしていく場面を見て、同じ小学生ながらすごいなと思った記憶があります
そのことと比較することではないですが、出町中学校生徒会は執行部を中心として、自分たちの力でよりよい出町中学校をつくる伝統を引き継いでいると感じています
やや自画自賛ですが、これらはすべて卒業生や本校の歴代指導者が大切にしてきた、伝統だと思います
ありがたいことです

がんばろう出中!

第219号 アウトプット

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今日から第3学年は期末テスト
水曜日まで、中学生活最後の定期テストが続きます
各教室では、本気で根気よく答案に向き合う3年生の姿があります

「ティーチングよりコーチング」
これは、アウトプットの効果の大切さを意味している言葉と認識しています
確かに、教師になって生徒に指導する立場になり、指導のためのアウトプットをたくさんすればするほど、指導内容が自分の中でより定着した感覚があります
しかし、これは生徒の立場ではティーチング・・・
授業の中で生徒に問うて回答させたものを、他の生徒に問い返しながら学級内でつないでいくことで、より学習が深まることを経験しています
また、部活動顧問として、積極的に選手の考えを語らせることで、選手のモチベーションやプレーに対する理解力が高まった感覚があります
これは、コーチングに近いでしょうか

ある意味、テストもアウトプットです
問いに対する自分なりの解答はアウトプットであり、テストを受けることでより学習内容が定着すると言えます
自分のことを振り返ると、確かに中学生の頃の定期テストの「四字熟語「一( )一( )」「( )心( )心」を完成させよ」や、小学生の頃の漢字テストの「「境内」の読み」で間違えた問題は、今では決して間違えません ※一期一会、以心伝心、けいだい
相当、話が小さくなっていますね

テストを受ける身としてはそんなことはどうでもよくて、できるなら避けたいかもしれません
しかし、テストには未来の自分の力を高める効果があることを、意識している場合としていない場合とでは、心持ちも違うのではないでしょうか
テストとまでいかなくても、基本問題や、応用問題に取り組むことも同じです
また、問題に取り組んで、自分は理解したけれど、近くに分からない人がいたとき
その分からない人に分かりやすく教えることは、時間の無駄ではなく、教える側にとっても学習効果があるということです

受検を控える3年生のみなさん
私立高校入試前に話しましたが、入試は団体戦です
学校内で隣にいるのは敵ではなく味方です
そして、最終的には自分との闘いです
学校での教え合いは、団体戦においても、自分自身との闘いにおいても、有効な方法です

本日の最後に、校長室前にも掲示している、竈門炭次郎氏の言葉をここに紹介します

 諦めるな 諦めるな 諦めるな
 喰らいつけ 最後まで
           竈門炭次郎

第218号 グイーン ギコギコ

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授業中、学校をまわっていると1階技術室方向から「グイーン!!!」と、機械音が聞こえました
この時間は特別に廊下にグラインダーが出されており、生徒たちが木の板を削っているところでした
「最終的にこれは何になるの?」と尋ねると、「本立てです」、「コーナーラックです」と教えてくれました
そして、○○さんは、「傘立てです」と答えてくれた後、「傘立てをつくるのは、自分だけかも・・・」と教えてくれました
自分一人であっても、自分が選んだ課題に取り組む姿勢は大切です
すばらしい

技術室に入ると設計図とにらめっこしながら板にけがきをしている生徒、けがき線に沿って板を切断している生徒、それぞれが本気で根気よく取り組んでいます
これまた、すばらしい

技術・家庭科のこの学習では、生活や社会の中から見いだした問題を、材料と加工の技術によって解決する活動に取り組みます
その中で、材料と加工の技術の見方・考え方を働かせ、問題を見いだして課題を設定してそれを解決する力を育成することや、製作に必要な図をかき、安全・適切な製作や検査・点検等ができるようにすることがねらいです
また、こうした活動を通して、自分なりの新しい考え方や捉え方によって、解決策を構想しようとする態度や、よりよいものとなるよう改善・修正しようとする態度の育成を図っています

中学生時代、不格好な本立てを作製したことが思い出されました
スキマだらけでしたが、その後その本立てを結構長く使っていたように思います
過去の自分は、自分なりに生活の中の問題を解決できていたということかな

グイーン! キュイーン!という機械音や、ギコギコと板を切るのこぎりの音を聞いているとその規則性から、鳥の鳴き声を連想しました
そう言えば、昨日から、立春の次候「うぐいすなく(※漢字を表示できないのでひらがな)」です
そして、ウグイスと言えば、少し寒さが残る頃、「ホーホケッ? ホケッ・・・???」とうまく鳴くことができないウグイスの声を、わたしは思い出します
若いウグイスだけでなく、ベテランのウグイスも、春先はあまりうまく鳴けないようです
その後、何度も練習して、ようやく美しいさえずりができるようになり、心癒やされる美しい響きとなります
ぐぜりと呼び、さえずりの練習をする声と聞いたことがあります
春になるころ、「ホーホケッ」「ケキョッ」とだけ聞こえるのはさえずりの練習をしていると・・・
人間だけでなく、ウグイスも本気・根気で鳴き声を練習して「ホー ホケキョ」と、見事なさえずりをするわけです(※ちなみに、「ホー」は息を吸う音で、「ホケキョ」がさえずりとのこと)

出中生のみんなは、びしっとした設計図通り、イメージ通りの作品を製作するのだろうな
「グイーン」「キュイーン」「ギコギコ」が段々、うまくなっているように聞こえるのは気のせいかしら

完成が楽しみです

参考:一般財団法人日本気象協会HP(2021年02月08日)
https://tenki.jp/suppl/hiroko_furuya/2021/02/08...
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第217号 想いは引き継がれる

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本日、先日の生徒会役員選挙で選ばれた令和4年度前期生徒会執行部に、認証書を手渡しました
歴史ある出町中学校生徒会の活動を牽引する新リーダーです
認証式では、新執行部一人一人の表情を見て、今後が楽しみになりました

かつて執行部を経験している人も、初めての人も、令和4年度前期執行部として活動するのはみんな初めてです
約半年間
自分のできることを模索し、本気で根気よく元気に取り組む中で、新しい自分に気付くことができるでしょうし、自分自身の成長を実感できると思います
とにかく、やる
行動あるのみです


さて、今まで、生徒会をリードしてきた後期生徒会執行部のみなさん
半年間、ありがとう
また、この執行部を信じて、共に生徒会活動に取り組んだ生徒会員一人一人にも、「ありがとう」を伝えます
そして、新執行部のもと、これから一足早くスタートする前期生徒会活動への協力を願いたい
今回も新型コロナウイルス感染症感染防止のため、会議室からのリモートによる式でしたが、想いは伝わったかな・・・
今後も本気・根気・元気で、今まで以上に生徒会活動を進めてくれることを期待しています

第216号 ぎなた読み

出中生のみなさん!
「ぎなた読み」に気をつけましょう・・・
メールやSNS等のコメントで、誤解を招く恐れがあります
本日、わたしはそれを体験したので、恥ずかしながらお伝えしましょう


今日の午前、わたしはレントゲン撮影をしました
レントゲン室へ入ると、技師さんから優しく撮影のための指示がありました

技師さん「はい、それでは少しズボンを下ろして、お腹を前の板に当ててください」
わたし 「はい (こうかな・・・)」
技師さん「はい、それではちょっとイタズラしますよ」
わたし 「(え!!!!!イタズラされる????)」

お恥ずかしい・・・
技師さんは「板、ずらしますよ」と言われたのでした
それを「イタズラ、しますよ」と聞き間違えるとは・・・

このことを正直に技師さんにお伝えすると、大笑いされました
技師「イタズラは、しませんよぉ!!」
それはそうですよねぇ
失礼しました

これは日本語の特性による被害(?)と言えるかもしれません

「たいやきってくったことある?」
 ・鯛焼きって、食ったことある?
 ・鯛や切手、食ったことある?

「わたしといてください」
 ・渡しといて、ください
 ・私と、居てください

「いいにくかった」
 ・言いにくかった
 ・いい肉買った

「よいこはここにはいらない」
 ・よい子はここには、いらない
 ・よい子はここに、入らない

「ここではきものをぬいでください」
 ・ここで、履き物を脱いでください
 ・ここでは、着物を脱いでください
等々・・・

これらは、「ぎなた読み」です
語句を区切る場所が違うと、意味が違うという読み方です
「べんけいがなぎなたをもって」は、「弁慶が、なぎなたを持って」なのですが、「弁慶がな、ぎなたを持って」と、区切り方を間違えて読むと意味が変わったことから「弁慶読み」ともいいます

出中生のみなさん
「ぎなた読み」「弁慶読み」には注意です
いろいろな意味で誤解を招く恐れがありますから

日本語は奥が深い
国語の学習もおもしろいのです

第215号 勝負の世界

朝、全国中学校体育大会第59回全国中学校スキー大会 男子スラローム競技に出場した3年生の○○さんが、校長室を訪ねてくれました
今回の大会の感想を尋ねると、「1本目はまずまずの位置に付けたが、2本目は失敗して、悔しい気持ちです」と答えてくれました
2本目は攻める気持ちで滑り、ライン取りを失敗したと自己分析しているとのこと
2本目で旗門をまたいでしまい(旗門不通過)、一端戻って滑り直したことで大幅なタイムロスとなったと聞きました
わたしは、最後までこのレースを諦めず、2本滑りきって記録を残したその気持ちが、今後の国民体育大会や、来シーズンの滑りにつながると思います
どの勝負の世界も厳しい・・・

厳しいと言えば昨日行われた、オリンピックのフリースタイルスキー女子モーグル
オリンピック初出場の川村あんり選手は5位でした
報道の見出しには「5位に終わった」と、表現するものが多く見られます
それは彼女への期待に比例していると思いますが、・・・

今シーズンのワールドカップでの彼女の成績は次の通りです
・2021.12.4 ルカ(フィンランド大会)9位
・2021.12.11-12 イードレッヒャール(スウェーデン大会)優勝
・2021.12.16-17 アルプ・デュエズ(フランス大会)2位
・2022.1.7-8 トランプラン(カナダ大会)1戦目 優勝、2戦目 3位
・2022.1.13-14 ディアバレー(アメリカ大会)1戦目 2位、2戦目 優勝

3勝を挙げて優勝候補として臨んだ昨日のオリンピックで、結果は5位
銅メダルの3位アナスタシア・スミルノワ(ROC)に0.6点差です
※4位のフランス人選手も、今シーズン3勝しています
厳しい・・・

「ここまで支えてくれた人たちに感謝しかない」
「金候補とかメダル候補と挙げていただいて、メダルを取れなかった」
「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが、ここまで本当に頑張ってきましたし、諦めない姿が、皆さんに伝わればいいなと思っています」
と、語る川村選手のインタビューをテレビで観ていて、2010年バンクーバーオリンピックでの上村愛子選手と、その姿が重なりました

1998年、18歳の上村選手は、地元開催の長野オリンピック女子モーグルに初出場し、7位入賞の好成績を残します
※この大会、里谷多英選手が金メダルを獲りました

2002年、ソルトレークシティオリンピックに連続出場
予選では日本女子トップの4位で通過し、メダル獲得が期待されましたが、わずかにエアの着地が乱れ、6位

2006年、トリノオリンピックに3連続出場
大会前に膝を負傷しながらも、大技エア「コークスクリュー」を成功させたにも関わらず5位
3大会連続入賞を果たすもののメダルを逃し、インタビューでは悔し涙を浮かべながら、「一体どうすればオリンピックの表彰台に乗れるのかが・・・謎です・・・」と語った姿が印象的でした

そして、2010年のバンクーバーオリンピック
自身のオリンピック最高成績となる4位入賞を果たし4大会連続入賞を達成しますが、こここでもメダル獲得なりません
競技終了後のインタビューで、全力を出し切ったことに対する満足感を語りながらも、「何で、こんなに一段一段なんだろう、と思いましたけど・・・」と笑顔で涙を流します
生放送を観ながら、わたしは号泣しました

長期休養を経て2014年のソチオリンピックに出場
最後の6人によるメダルを賭けての決勝3回目で、1番スタートながらベストパフォーマンスを見せ、残り3人まで1位
しかし、最後の3人に抜かれて、前回と同じ4位となります
5大会連続入賞という快挙ですが、悲願だったメダル獲得には惜しくも届かなかったわけです
競技後のインタビューで彼女はこう答えます
「決勝ではメダルが獲れなかったけど、とても清々しい気分です」
「3本共に全力で滑れたことで、点数も見ずに泣いてました」
「最高の滑りをしたら獲れるかもという所まで来れたのが、凄く嬉しい」
「今回のオリンピックは良い想い出で終われるんじゃないかと」
「メダルは無いんですけどね」
「そこは申し訳ないとしか言いようがないんですけど、頑張ってよかったなぁと思っています」
また、テレビを観ながら泣きました


話は戻り、昨日の川村あんり選手
メダルを逃して涙を流していた彼女でした(写真下左)が、インタビュー・ゾーンへ着く寸前に、きりりとした表情に切り替えたその姿

そして、インタビューの最後に「寒い中、ありがとうございました」と、さりげなく報道陣に伝えるその姿

世界のトップで戦う17歳のすごさを目の当たりにしました
また、応援したい人が増えました

このシーン、出中生で観た人はいるかな?
ぜひ、感じたことを聞きたいものです
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第214号 春が立つ

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今日は立春
雪の降る天気です

教室の中では生徒たちが熱く、外の寒さを感じさせない、「本気、根気、元気」の呼吸で学習に取り組んでいます
教室だけでなく、体育館では1年生がダンスの学習中で、振り付けについてグループ毎に相談しながら、本気で練習しています
生徒たちの学習に取り組む姿を観ていると、表現できない気持ちになり、多くのエネルギーをもらいます
暖かい気持ちになって体育館から教室棟へ続く渡り廊下を歩くと、その窓から、降り続く雪越しに学習中の出中生の姿が眼に入りました
雪で、あまりよく見えないなぁと感じつつ、この週末は大雪の天気予報が流れていたことを思い出しました

改めて、今日は立春です
立春
寒さが峠を越え、これからは春に向かうことを示す節気の名前です
そして、第1候「はるかぜ こおりを とく」
春の兆しとなる暖かな風が吹き始め、冬の季節に凍り付いた湖や池の厚い氷や、山々にある氷雪を少しずつ溶かしていくようになる季節の始まりです
今日は吹いていませんが、ここで言う暖かな風とは東からの風です
第1候「はるかぜ こおりを とく」を漢字で書くと、「東風解凍」
「はるかぜ」は「東風」と書き、「ひがしかぜ」と読みません
春に吹く東風なので「はるかぜ」と読むことについては少し理解できます
ただ、「東風」を「こち」と読むことは不思議です
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東風(こち)
春から夏にかけて吹く東寄りの風
氷を解き、春を告げる風として、古来雅語として取り入れられた
雨を伴うことが多く、この風が吹くと寒さが緩むので一般には喜ばれ
るが、海上生活者には時化(しけ)になる風として警戒された
東風は単独に使われるほか、次のようなさまざまな複合した名称とし
ても使われる

朝東風(あさごち)
雲雀東風(ひばりこち)(瀬戸内地方で3、4月ごろ吹く)
雨東風(あめこち)(九州の小倉(こくら)地方でいう)
いなだ東風(三重県志摩半島の白木(しらき)での呼称)
鰆ごち(さわらごち)(岡山県で春のサワラ漁のころに吹く)
青東風(夏、青空のもとで吹く)
星の入り東風(10月ごろ、おうし座のすばる星の沈む明け方に吹く)
東風は春の季語として「梅ごち」「桜ごち」「正(まさ)東風」「春風」な
どがある。[根本順吉]
 ※出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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日本語は奥が深い
これは日本人の感性の深さを表していると思います

こんなことを思うのは歳をとった証拠ですね
出中生のみんなはどうでしょう

そう言えば、色にもいろいろな呼び方があります
これについては長くなるので、またの機会に・・・

第213号 ごもっとも ごもっとも

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今朝早く、3年生の多くが私立高校の一般入試会場へ向けて出発しました
※受験校によっては、自宅から直接試験会場へ向かう場合もあります
どの会場も、開始時刻が過ぎ、いよいよ検査が始まっています

平常心に近いだろうか
元気に取り組めているだろうか
集中できているだろうか
昨日の事前学習で3年生のみんなには直接伝えましたが、今まで取り組んできた成果を発揮すべく、もてる力のすべてを出し切ってほしいと願います

緊張するのは当たり前
緊張しない人はそれはそれで自信をもって
自分との闘いに臨んでほしいです
最後の最後まで、出し切る、やり切る
そして後は、結果を待つのみです


そして今日は節分
節分と言えば、豆まきです
アニメ「鬼滅の刃」の影響で、節分の風習は少し今までとは違ってきているようです
店頭で販売される節分セットに刀が付いており、今の鬼役は首を切られるようで・・・

さて、出中生の家庭では、今晩豆まきが行われるのでしょうか?
我が家では、父が「鬼は〜、外!福は〜、内!」と言いつつ、豆をまきながら家の中をまわっていました
そして、子供たちがその後ろを「ごもっとも、ごもっとも」と言いながら、父についてまわっていました
このことを話すと、ほとんどの人が驚きます
中には大笑いされたこともあります
当たり前と思っていることが当たり前でない衝撃、そして大笑いされる衝撃
未だに、わたしの周りで、節分の豆まきのときに「ごもっとも、ごもっとも」と唱和する家庭を聞いたことがありません
けっこうな年月をモヤモヤとしていたのですが、ネット恐るべし!!
検索したらヒットしました

All Aboutの暮らしの歳時記のページに、暮らしの歳時記ガイド 三浦 康子さんの記事がありました
https://allabout.co.jp/gm/gc/220642/ All About 暮らし 冠婚葬祭 暮らしの歳時記 冬の行事・楽しみ方(12〜2月) 「鬼は内?鬼は外?豆まき珍風習や、恵方巻以外もある各地の節分行事食」抜粋
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豆まき役のほかに、すりこぎを持って「ごもっとも、
ごもっとも」と言う人がいます。
(すりこぎは「あたり棒」ともいい、当たって縁起
の良いものとされています)
京都の一部では、豆まきをする人の他に、すりこぎ・
しゃもじ・扇などを手にした人が「ごもっとも、ご
もっとも」と合いの手をいれます(主に客商売や芸
事の家に残る風習で、一般家庭では稀なようです)。
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この他に、場所によっては「鬼は外を言わない」「鬼は内という」「炒り豆ではなく、落花生をまく」など、いろいろなことが紹介されています
ただ、豆まきのねらいが「邪気が入りやすいとされる季節の変わり目の日、新たな1年の始まりの前に邪気を払うため行うためである」ことは、どの地域にも共通しており、少しほっとしました

「福は〜、うち!」「鬼は〜、そと!」
「ごもっとも、ごもっとも」
なぜ、我が家が京都の一部の風習を継承していたのかは不明ですが、全く変な意味でないことが分かり、安心しました

知るということは、安心にもつながります
入試には出題されませんが・・・
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第212号 極意

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今学期の美術の授業は、講師の○○先生をお招きして水墨画を学習していました
「水墨画の応用・墨で静物を描く」が単元のテーマです

今日は、その最終日
3限の2年5組の授業が、今年度最後の時間でした
墨の特徴や自分の選んだ静物の特徴を捉えて、立体的に描いたり、○○先生の指導を直に受け、実演も実際に見て、水墨画のよさを理解し味わったりしています
今日の授業でも、その物らしく、立体的に描くポイントを意識し、筆を走らせていました
そして、どの生徒も個性的で魅力的な作品を仕上げていました
感心して○○先生にお伺いすると、「水墨画は、練習すればそれほど難しいものではないのですよ」と、教えてくださいました
あとから美術科担当者から、○○先生の直接指導のおかげだと聞きました
まさしく、水墨画の極意を、的確に分かりやすく指導いただいたその結果が、生徒の作品に出ています
極意恐るべし・・・


午後に、3年生は明日の私立高校一般入試に向けての事前学習がありました
受験の極意とまでは言えませんが、わたしにも生徒に激励の言葉を伝える機会がありました

第3学年担当の教職員も、各学級でアドバイスしています
今日まで多くの試験を受けた体験を活かしています
そうなのです
忘れがちですが、どんなおとなにも中学3年生の頃があったのです
その体験を、今の中学3年生に伝えることができるのです
時代が違いますから、すべてをそのまま実践することはできないでしょうが、それらの中に、今の3年生にとってのヒントがあるでしょう
3年生のみんなが、情報を取捨選択し、明日に向けて活用してくれたらと願います
すべては未来の自分のために

せっかくの機会だと思い、改めて学習における極意というものを考え始めましたが、「学問に王道なし」というフレーズが浮かんできて、わたしの脳のはたらきはストップしてしまいました
ブレーキをかける言葉や記憶を思い起こし、チャレンジをやめさせて、人生における危険を回避するのは、脳が自身の命を守るための極意かもしれません・・・
という思考は、逃げの極意か


極意(ごく・い)〘名〙
1 物事の本質、核心。特に、学問や芸事の核心となる大切なところ。奥の手。奥義。秘訣。
2 心の奥底。真実の心。
[語誌]
(1)中国古典に「意を尽くす、心を尽くす」意の「極意」があるが、日本での意味用法や使用時期から見て直接それに由来するものとは考えにくい。学問や芸能分野での立派分派が盛んに行なわれた中世という時代を背景に、類義語「奥意(おくい)」ともども、「奥義」等の既存の漢語を下敷にして造られるに至った和製漢語であると推定される。
(2)近世には2のように文字通りに解釈して使用した例も現われたが、次代にまでは受け継がれることなく終わっている。
出典 精選版日本国語大辞典
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第211号 霧の朝

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今朝は久しぶりに霧の広がる朝でした

いつもはまぶしすぎて直接肉眼では見られない太陽が、霧のおかげで丸く見えます
※見えるからと、長時間見るのは目にあまりよろしくないので注意

生徒たちが朝の読書をしている時間、まだ中庭は霧が少し立ちこめています
しかし、1限が終わる頃には、霧は消えてなくなっていました

なぜ、今日は霧が広がったのでしょうか?
なぜ、霧は朝や夕方、夜に見られることが多いのでしょうか?
なぜ、日中なら山の中とか、スキー場で見られることがあるのでしょうか?
なぜ、夏には見ることができにくいのでしょうか?

中学2年生の理科に「雲のでき方」を学習する単元があります
だから、この問いは、既にこの学習を終えている2年生、3年生には分かってほしい問題です

問題はさらに続きます
霧と雲は何が違うのでしょうか?
立山が平地から見られない時、「ああ、今日は立山が雲に覆われているなぁ」と言います
このとき、立山にいる人にとっては、「ああ、霧がかかっていて視界が悪いなぁ」となります
※立山山頂付近が雲の上で、晴天のこともありますが・・・
雲と霧は同じものでしょうか?違うものでしょうか?
これは、授業で習ったかどうか定かではありませんが、出中生のみなさん、いかがでしょう?

聞きっぱなしで、ここでその解答は述べません

モヤモヤと心や頭の中に霧がかかるかもしれませんね・・・
    1 2 3 4 5
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20 21 22 23 24 25 26
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行事予定
2/17 第3学年保護者会 2日目
2/21 期末テスト(1、2年)1日目
2/22 期末テスト(1、2年)2日目
2/23 天皇誕生日

学校だより

相談室より

インフルエンザ様式

その他感染症様式(インフルエンザ以外)

学校からのお知らせ

PTAからのお知らせ