最新更新日:2024/05/31
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

まさか (1) no.278

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「まさか自分が」と思った瞬間はありませんか?
このように考える傾向は、人間のもつ特性だろうと思います
このような考えをしなければ、毎日が不安で何もできなくなってしまうと思うからです

しかし、「もしかしたら自分も」という意識も必要でしょう
すべてを他人事で済ませていては、課題を解決することが難しいからです
今為すべきことは何かをじっくりと考え、他と協調・協力しながら、冷静に対応する
これは同調圧力、忖度ではなく、自律した人間の言動だと考えます

日本赤十字社のホームページの中に、「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」という記事があります

このページは2020年3月26日に更新されています
新型コロナウイルスによる感染症が世界中で拡大し始めた当時から、この感染症には“3つの顔”があり、これらが“負のスパイラル”としてつながると、更なる感染の拡大につながっていくことを指摘しています
そして、日本赤十字社がこの“負のスパイラル”を知り、断ち切るためのガイドとして、このページを作成しました

更新されてから既に2年以上が経過していますが、その内容は今の状況でも大切であり、今一度確認したいものです

この中の、4枚目「第1の“感染症”は病気そのものです」(上写真1段目)、5枚目「第2の“感染症”は不安と恐れです」(上写真2段目)、そして6枚目の「第3の“感染症”は嫌悪・偏見・差別です」(上写真3段目)は、出中生にもよく理解してほしい事実です
そのために、昨年度から玄関前廊下のモニターに、エンドレスでこれらの画像を流し続けています
もうみんな観てくれているでしょうか?
ぜひ、何度でも観てもらえたらと思います

また、日本赤十字社がYouTubeで、「ウイルスの次にやってくるもの」という動画を2020年4月21日に配信しています

人から人へと広まっていく、もしかしたら、ウイルスよりも恐ろしいものがあること、そして、わたしたちができることは何かを、その動画は訴えています
新型コロナウイルス感染症から、身体だけではなく自分の心や我々の社会を守るための心構えを伝える絵本アニメーションです
ぜひこちらも、改めて観てもらいたいです

医療関係者や、陽性者が出た施設に勤務する人たちへの、おとなの偏見・差別の事実を知ると、何ともやるせない気持ちになります
「正しく怖がる」ことの大切さを痛感します
安全・安心の確保のための対応と、偏見・差別を混同している事例を耳にすることがあります
よく考えて、冷静に行動したいと、わたしは思います

自分自身が「まさか」偏見をもったり、差別をしたりする側にならないように
「まさか」出中生が偏見をもったり、差別をしたりする側にならないように

そのために何ができるか
おとなは、具体的に考えることができるはずです

新型コロナウイルス感染症感染防止対策として、学校では手洗い、手指消毒、体温管理、換気、ソーシャルディスタンスの確保、マスク着用、給食の黙食等を継続しています
また、体調に変化があった場合は無理をせず、自宅で休養することにご理解・ご協力をお願いしているところです
本校は生徒数が多いため、同じ市内の学校とは違う対応をとらざるを得ない場合もあります
その際は、また説明させていただきますので、よろしくお願いいたします

同じことが続くと人は慣れてきます
慣れが心の緩みを生み出すかもしれません
「いつまで続けるのか・・・」と感じるかもしれません
そんなときこそ、ぜひ自分でよく考えて行動したいものです
言われたからやるとか、人がやっているからやるではなく、今どのようにすればよいのか、自分で考え、実践することが大切だと思います

学びのお裾分け no.277

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朝、校舎内の教室をまわっている時、1年生の○○さんが「昨日は勉強地獄でした」と教えてくれました
「地獄」とは強い刺激のある言葉ですから心配したのですが、笑顔で「中間テストに向けてずっと勉強していたのです」と答えてくれました
昨日のトップページ記事にもありましたが、1年生にとっては中学生活最初の定期考査を迎えます
初めてのことはおとなでも強いストレスがかかりますし、「勉強」となるとますますストレスがかかるのかもしれません
本来、学習は楽しいものなのですが・・・
かく言うわたしも、小中高大とそのストレスに耐えかねて、やや逃げ出していたので偉そうなことは言えませんが、おとなになると学習の楽しさを強く感じています
勉めて強いられているか、学び習おうとしているか、客体か主体かの違いでしょうか・・・
※高校生の頃、ある教科の先生から「勉強は勉めて強いられるものだから、苦しいのだ!!」と、言われたことを急に思い出しました(違和感を覚え、ずっと「それは違う!」と思っていたからでしょうか)

例えば教科書に掲載されている様々な資料
今、砺波市内の中学校に通う中学3年生が国語科の授業で使用しているのは、光村図書出版の教科書です
教科書には義務教育としての学びを促すための仕掛けがたくさんあります
国語科の教科書用に書き下ろされた読み物が掲載されているなど、おとなが読んでも勉強になります

過日、3年生が国語科の授業で学習していた井上ひさし氏作の「握手」を読み、その勢いで、人類学・霊長類学者である山極寿一氏の「作られた『物語』を超えて」という書き下ろし作品も読みました
理科教師にとって、大変興味深いお話しでした
ゴリラの話なのですが、ゴリラを題材としながら我々人間のことが語られています
「自分勝手な独りよがりな解釈を避け、常識を疑うこと、何より自分を相手の立場に置き換えて考えてみる視点が重要である」と、山極氏は述べます
結びの言葉は「作られた『物語』を超えて、その向こうにある事実を知ろうとすることが、新しい世界と出会うための鍵なのだ」です
ネットの世界だけでなく、純粋に人と人との関係の中でも大切にしなければならない「心もち」だとわたしは感じます

保護者のみなさん、一度お子さんの教科書を読んでみるというのはいかがでしょう?
国語だけでなく、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、英語、道徳等、お子さんの分からないところがあれば、アドバイスを送ることができるでしょうし、逆にもし分からないところがあれば、お子さんがきっとやさしく教えてくれるでしょう

ぜひ、お勧めします

学び合い(あい)には愛(あい)がある no.276

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この日の3年生の理科の授業は、理科室での実験でした
水溶液の性質を示す、「酸性・アルカリ性の正体は何か」を探っています

科学的思考を磨くため、予想を立て、実際に実験で確認し、得られた結果を基に考察します
そして、学習課題に対する結論を導き出します

実験後の考察のために、実験結果をタブレットで撮影したり、電流を流す時間をタブレットのタイマー機能を用いたりと、タブレットの導入が2年目にもなると道具としてタブレットを学習に活かしている様子が、この授業だけでなく、どの教科の授業でも見られます

操作で困ったグループには、隣のグループから班員がさりげなくやってきて、その操作方法を教えています

実験の中で電流を流し続ける場面になると、生徒たちはこの時間を利用して今まで学習した内容を確認する小プリントに取り組み始めました
最初は自力で「うーん」とうなりながらも頭をフル回転させ、一通り考えつくした後は、ここでもグループ内での教え合い、確認のし合いが見られました

様々な形での学び合いの姿を、わたしはうれしい気持ちで眺めています

教師からの指導だけでなく、生徒同士が学び合う、自らの考えを述べ合うなど、主体的・対話的で深い学びの授業スタイルが、これからの学校教育の中で求められています

毎月11日は何の日でしょう? no.275

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いきなり解答です

毎月11日は、
「横断歩道取り締まり強化の日」
です

これは、富山県警察の安全情報ネットからのメール情報です
※登録についてはこちら↓
https://police.pref.toyama.jp/6230/keisatsusho/...

横断歩道を横断している、横断しようとしている歩行者がいる場合は、横断歩道手前で一時停止をして、歩行者の横断を妨げないようにと、ドライバーへ呼びかけています
わたしも再認識できるよいきっかけとなるメールでした

中学生のことを想い、歩行者にとっての情報も気になります

歩行者は横断歩道がある場所で横断するように努めること
横断する時は、
・手を上げる、差し出すなどのハンドサインで運転者に横断する意志を伝える
・車が停止したことを確認してから横断する
・横断中も安全を確保する
など、安全な行動に心がけましょう
と、いう呼びかけです

ちょうど昨日のとある会議で、砺波警察署地域交通課課長代理様のお話を拝聴する機会があり、その中でもハンドサインについての話題がありました
昔は高く片手を伸ばす指導だったのですが、今は、斜め45度前方にパーの形で手を広げて上げるよう指導しておられるとのことです
出中生も恥ずかしがらずに道路を渡る際は実行あるのみです

保護者・地域のみなさんにおかれましては、可能であれば安全情報メール等の登録をされ、タイミングのよい情報を得ることをおすすめします
ちなみにわたしは、砺波市、小矢部市、警察、消防の安全メールに登録しています
あ!
もちろん本校の安全メールもです
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正しい情報とは・・・ no.274

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総務省が小学生向けに作成したWEBページが公開されています
http://www.soumu.go.jp/hakusho-kids/

「インターネットの安心安全な使い方」
「ネットで正しい情報を得る方法は?」
「デマにだまされないように確認しよう」
等々、内容は小学生が理解できるように工夫されています

この中の「ネットで正しい情報を得る方法は?」には、次のようなことが書かれています(原文のママ)

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正しい情報を得るためには、必ず信らいできる情報源を調べましょう
(略)
SNSなどで話題になっている情報は、転さいされたものではなく、一番元の情報に当たることが大切です
信らいできる情報元かどうか確認し、情報が加工されていないかどうか確認しましょう
伝言ゲームのように、人から人へ伝えられているうちに話が変わっている場合もあります
一部の文章だけが話題になっているなら全文を読んで内容を確認したり、画像なら加工されていないか確認しましょう
また、複数の情報源を調べることも大切です
ただのコピーペーストではなく、複数の人やメディアがそれぞれの言葉で報じている場合は、本当である可能性が高くなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これらのことは小中学生だけの問題ではありません
おとなにとっても大きな問題です

情報リテラシーとして、「情報については、まずは疑ってかかる」と、若い頃わたしは教えられました
ネット情報がこれだけ氾濫する前のことです
その頃は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等の情報のことを指していました
ネット社会となった今は、一層留意しなければならないことだと感じています
ネット上では動画でさえもフェイクかどうか分かりにくくなっています
デジタル技術の進歩はものすごいです
悪意があれば簡単にだまされます

最近はそういう状況を感じながら、アナログの人間関係での情報についても危惧します

ネット社会のスピード感が、アナログで反応する人間の脳に大きな影響を与えているのでしょうか
短絡的で、反射的な反応は、とても危険です
SNSだからではなく、情報をそもそもどのように扱うのかを考えることを意識したいのです
信頼している人の言うことだから正しくて、苦手な人の言うことだから信用しないなどという、低レベルな情報選択をしていないか、自身に問いかけます
文字だけの情報の危険性だけでなく、バイアスのかかった情報の危険性も認識したいものです

何が正しいか
何が本物なのか
何が正解なのか

最終的には自分が本気で見極めて、どうするのか、心を決めることでしょうか

デジタル、アナログ、技術革新・・・様々な要素がありますが、シンプルに考えると最終的には自分自身に行き着く気がしています

正しい情報
なかなかに悩ましい問題です
正しい情報の上に、正しい判断があると考えるので、尚更です
ただ、「正しさ」もあやふやですが・・・

朝の出中生 no.273

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今朝、朝の活動の時間に生徒会執行部からの放送がありました
令和4年度生徒会年間目標について、生徒会長による説明でした
生徒会長自ら、生徒会員に執行部の想いを丁寧に説明していることが伝わりました

説明の後、各学級では執行部案について協議され、来週水曜日の学年討議、そして生徒総会での討議へとつながり、最終的に決定する予定です

新しい学習指導要領で育成することを目指している、資質・能力の3つの柱の要素がここに見られます
・学んだことを人生や社会に活かそうとする「学びに向かう力、人間性など」
・実際の社会や生活で生きて働く「知識及び技能」
・未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力」

授業ではもちろん、生徒会活動や学級活動などの特別活動においても、主体的・対話的で深い学びを、教師は意識します
そして、今年度の生徒会活動においても、本気で、根気よく、元気に活動する出中生の姿を想像しています

スズラン no.272

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大型連休の前半、雨の降る日がありました
暦は、穀雨です
これは、地上の穀物に実りをもたらす雨が降り注ぐという意味です
必ずしもこの時季に雨が多いということではありませんが、しっとりと降る春の雨はすべての木々を潤します
ひと雨毎に、山の緑が深くなっている気もします
農耕民族である日本人と天気は深い関わりがあることを、天気を表す言葉の多種多様さが示しています
4/30からは第十八候、牡丹華(ぼたん はな さく)ですが、校長室にはボタンではなく、スズランが活けられています(上写真1段目)
スズラン(鈴蘭・すずらん)も春に開花する多年草です
漢字で書くと「鈴蘭」ですが、蘭のなかまではありません
鈴のような壺型の小さな花が10個ほど、細い花茎から下がっています
この様子を見れば花の咲く様子から「スズラン」と名付けられたことが推測されます
スズランの見頃は、4月下旬から5月上旬
サクラやモクレンが咲き終わった今頃が盛りです
(※サクラの花がその役割を終えて、花弁(はなびら)を落とすその情景は何度見てもそこはかとなく悲しくもあり、神々しくもあり、見とれてしまいます(上写真2段目))

スズランは、清らかさ、可憐さを象徴する花であり、かつてヨーロッパでは5月の花嫁のブーケにはスズランをいれたようです
そして、スズランの花言葉は、「純粋」「再び幸せが訪れる」
みんなが幸せな気持ちになれる優しい花言葉であり、その姿を見ているとまさしくそうなるから不思議です

そんなことを感じつつ、連休の合間の出中生の学習の様子をこっそりのぞきます
純粋に学ぶ姿は素敵です

放課後は教師が校内での研修会で研鑽を積みます(下写真)
国語、社会、数学、理科、英語、音楽・美術、保健体育、特別支援、道徳・特別活動の9グループに分かれての研修会です
これも純粋に学ぶ姿です

スズランの花の姿と本校教師が根気よく研修する姿を重ねながら、純粋さを感じます
そして、再び出中生が純粋に学ぶ姿を思い返します

今日も出町中学校の教育活動は確実に進められています
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行事予定
5/15 砺波市4中吹奏楽部・合唱部合同演奏会
5/19 生徒総会