最新更新日:2024/05/29
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

異常 no.308

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朝から教室内は摂氏30度を超えていました
(※上写真の教室は普通教室ではありません)
(※生徒のいる教室は写真の時刻(8:41)には室温は摂氏20度台に下がっています)
6月だというのに、異常です
梅雨でありながら、雨もそれほど降りません
異常です

生徒の登校前に窓を開放して熱気を逃がすことはもちろん、エアコンの力も借りています
(※(繰り返しですが)生徒のいる教室は写真の時刻(8:41)には室温は摂氏20度台に下がっています)
特に今日は1学期末考査の2日目
いつも以上に熱を帯びる教室です
廊下にはエアコン設置前に大活躍し、エアコン設置後も教室内を効率よく冷やしてくれた扇風機が出番を待っています
ただ、今年度からは多目的スペース、体育館、柔剣道場等での使用を想定しています
この扇風機はサイズだけでなく音も大きく、教室内に入れるとスペースがなくなり、新型コロナウイルス感染症感染予防対策の座席間隔の確保が難しくなることや、授業中の音の問題があるからです
教室内に空気を循環させるためのサーキュレーターを早急に設置できるよう準備を進めています

本日午前に経済産業省が会見を開き、「引き続き夕方が厳しい状況にある」と発信しました
猛暑のため、関東地方では冷房使用による電力不足の懸念があるとして、政府は初めて電力需給ひっ迫注意報を東京電力管内に発令したのです
北陸地方では電力不足のアナウンスはまだありません
熱中症による健康への悪影響を避ける上でも、エアコン等を積極的・効果的に活用し、安全確保に努めます

未来へ no.307

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昨日6/23は沖縄「慰霊の日」

糸満市の平和祈念公園で
「沖縄全戦没者追悼式」が挙行され、

沖縄市立山内小学校
 2年生 徳元 穂菜さんが、

「平和の詩」を読み上げました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「こわいをしって、へいわがわかった」

びじゅつかんへお出かけ
おじいちゃんや
おばあちゃんも
いっしょに
みんなでお出かけ
うれしいな
こわくてかなしい絵だった
たくさんの人がしんでいた
小さな赤ちゃんや、おかあさん
風ぐるまや
チョウチョの絵もあったけど
とてもかなしい絵だった

おかあさんが、
七十七年前のおきなわの絵だと言った
ほんとうにあったことなのだ
たくさんの人たちがしんでいて
ガイコツもあった
わたしとおなじ年の子どもが
かなしそうに見ている
こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ

せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?

きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな
おねえちゃんとけんかした
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
そして仲なおり
これがへいわなのかな
せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとポケットにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年は沖縄本土復帰50周年

一昨日、本校3年生は秋に予定している修学旅行の事前学習で、広島市を中心に語り部等で活躍されている座間味さんの講演を聴いたところ

そして、座間味さんは沖縄にルーツのある方

つながりを感じます・・・

平和とは何か
今、我々にできることは何か

平和のことのみならず、未来に向けて建設的に身の回りことなどについて考える姿勢は、中学生もおとなも関係なく、大切なことだと考えています

花 花 花 no.306

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昨日、暑い中、地域の方が大切に立派に育てられた白いユリの花を本校へ持ってきてくださいました
ありがとうございます
その大きなユリの花が出中生の登校してくる姿や活動している姿を見守ってくれています

校地にはPTA学年コミュニケーション委員会のみなさんが中心となって整備していただいたプランターの中で、出中生が植えたベコニア等がすくすくと成長しています

校長室の机の上には職員が活けてくれたガクアジサイが、「ちゃんと仕事しているか?」とわたしを見守ってくれています

若い頃はあまり感じていなかったのですが、齢を重ねる毎に花のある環境はよいものだと感じるようになってくるから不思議です

学校では生徒たちが今日も本気・根気・元気で学び続けています
保護者のみなさんや地域のみなさんにも見守られながら、これから花を咲かせます
その花の大きさ、色、香り、開花時期、開花場所、咲かせる回数などはそれぞれでしょう

それぞれがそれぞれの花を咲かせるその時期を楽しみにしながら、今日も教育活動が展開されています

その差が大きい no.305

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砺波地区中学校総合選手権大会
陸上競技、水泳競技を皮切りに、本校が出場する全ての競技が終了しました
全ての会場を回ることは物理的に叶わず、教頭と手分けをしての会場での応援でした
サッカー競技の委員長の立場上、あまり競技場を離れることができず、出中生全員の本気・根気・元気な様子を観ることがあまりできなかったことは残念でした

一部の応援でしたが、昨日のno.304で書いた「チーム」の力と共に、もうひとつ強く感じたことがあります
それは、「差」です
試合は勝負事ですから勝敗を決します
このときの勝敗を分ける「差」は何でしょう
勝利の神様がいるとするのなら、どのようにして勝敗を分けているのでしょう

サッカー競技 2日目 出町中学校 対 庄西中学校
本校は前日に続いての2戦目
庄西中学校は今大会初戦
県選手権大会出場をかけた準決勝
練習試合を含めて今シーズンは庄西中に一勝もしていない本校
このような状況で、キックオフの笛が鳴ります

前半、後半と何度か決定機を迎える出町中
時折庄西中もチャンスを迎えますが、圧倒的に本校の方が決定機は多かったです
それだけ、こちらの戦術がはまり選手もがんばっていました
しかし、ゴールネットを揺らすことができません
延長戦でもしのぎ合いが続き、PK戦となります
そして2−4で敗戦
PK戦は誠に観ていて苦しいものです
キッカーのせいでも、キーパーのせいでもなく、あくまでもチーム戦の結果なのですが、自分のプレーで勝敗が決まる事実は選手一人一人にとって残酷です
出町中学校サッカー部のみんなは最後までよく戦いました
勝たせてやりたかったです
しかし、結果は結果です

県中学校総合選手権大会(県選)、北信越中学校総合競技大会、全国中学校体育大会へ続く砺波地区中学校総合選手権大会が終わりました
上位大会になるほど、勝敗を分ける「差」はわずかに思えます
その「差」をどのように埋めて、勝ち進めるのかを顧問はずっと考えます
わずかのように見えて、この「差」はなかなか大きな「差」です
練習内容、練習に臨む気持ち、チームづくり、部活動以外での生活・・・突き詰めていくと、わたしの場合は日常生活の過ごし方にたどり着きました
まわりに優しく接するとか、礼儀正しくあるとか、応援してもらえる生活を送るとか、中学生の本分である学習をがんばるとか、具体的にはそのようなことです
アメリカ大リーグの大谷翔平選手がゴミ拾いをすることは有名ですが、初めてそのことを知った時、プロ選手でもそうなのかと驚くと共に、自分の感覚はあながち間違っていないなと思えました

出中生のみんなだけでなく、わたし自身も毎日の生活の中で人としてよりよく生きることが、自分の夢の実現のために大切なのだろうと、地区中学校総合選手権大会で本気・根気・元気な姿を見せてくれた出中生に、あらためて教えられた気がします

チーム no.304

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6/18-19は砺波地区中学校総合選手権大会中心会期でした
各会場では多くの出中生が勝利を目指して、それぞれのもてる力を振り絞りました
勝負ですから今大会での勝敗はあります
ただ、勝利が全てよく、負けが全て悪いことはありません
勝利でも負けでも、未来へどのようにつなげるかが大切だと思うのです
人生は続くのです

今大会である者は個人で、ある者は団体で、それぞれの勝負に望みましたが、過日の壮行会が示すように、出町中学校という大きなチームの一員として参加するからこそ、発揮できた力があります
砺波地区写生会も同様です
一人一人が作品作りに没頭しますが、ここでも出町中学校というチームの一員であるからこそ、思いがけない能力が導き出されている部分があります
チームの力、集団の力は不思議なのです
プロ選手やオリンピック・パラリンピック選手が応援してくれる人に感謝の気持ちを示すのもこれに通じることと思います
競技者と応援者もある意味チームです


アメリカ合衆国の主要なIT企業であり、 ビッグ・テックのひとつであるGoogleで、2012年に「最高のチームとは何か」を探る研究チームが編成されています(※「Project Aristotle」)
今までは個人パフォーマンスを重要視し、どのように能力の高い人間を採用するか、養成するかを主眼に置いていたようですが、ここ最近はチームとしての能力・パフォーマンスを重視するようになったためだそうです
それは、この先どうなるか分からないような課題に直面することが多くなり、それに対応する企業としての力が必要とされるようになったからでしょう

この研究チームが出した結論は、「優れたチームのパターン化は不可能」ということでした
「よいチーム」と評価したチームの間に、共通点やパターンがまったくなかったのです
ただし、社会学や心理学で言われる「集団規範 (Group Norms) 」は大切だと考えました
「集団規範」とは、明文化されていないけれども共有されている「チームとしての行動規準・判断規準」です(※「規則」ではなく、自発的なものであり、強制的でなものではありません)
これについても、「よいチーム」と評価したチームの集団規範はバラバラだったのですが、「特定の集団規範をすべてのチームに応用しないこと」「それぞれのチームがメンバーを理解して適切な集団規範を設けること」が重要であるとしています

これは2008年のカーネギー・メロン大学における研究「適切な集団規範はなぜ大切か?」とつながっていると感じます
適切な集団規範があれば、「(1)それぞれのメンバーの意見がチーム意見に反映されること」、「(2)チームとして質の高い答えを出しやすくなること」が確認され、「よいチーム」には、「個人の意見よりも、チームとしての意見を優先させる」共通点が見い出されています
そして何より、「適切な集団規範があったら、集団的知性は個人的知性よりも高くなる」としています
能力の高い個人がいる集団より、適切な集団規範のある集団の方が総合的な能力が高いということです
昔から、団結力とか、チームの力とか漠然と言われていたことが、研究によって根拠をもって証明された形です(※これについてもいろいろな意見・考えはあります)
そして、よいチームの基盤には「心理的安心感」があることを指摘しています
例えば、メンバー全員に話す機会が均等にあるとか、メンバーがお互いの気持ちを敏感に察することができるという環境です
・リスクを取るような行動を取っても咎められることがない → チャレンジできる
・どんなアイディアを出しても恥ずかしい思いをしない → チャレンジできる
・「理解していないことを悟られないように黙っていよう」と思わなくなる → チャレンジできる
・チームの中で自分らしくいてよいと思える → チャレンジできる
この環境で得られるのは、「このチームなら、安心して過ごせる」という心理的安心感です
その中で思いっきりチャレンジできるのですから、それぞれがよりよい成長をとげられるのです

これは、会社だけでなく学校、家庭、地域など、大人も子供も関係ないのではないでしょうか
我々人間は、集団の中で生きるのです
大人も子供も、課題にぶつかったとき、その状況をただ嘆き、文句を言っているだけでは、環境を悪化させるだけで、本人にとっても誰にとってもメリットは何もありません
ただただ、今の集団の中で、そして今の状況で、自分ができることは何なのかを考え、行動することが期待されているのです

がんばろう!出町中学校!!

やばい no.303

「暑い!!」
「ヤバい!!」
たまたま出中生同士が会話している声が耳に飛び込んできました

ん?やばい?!

数年前から耳にするこの言葉を、本校でも聞くこととなりました

「ヤバイ」という単語で、いろいろな意味を表現しようとする若者がいます
自分が歳をとったからか、この単語には違和感があります
何人かの出中生に、「「ヤバイ」という言葉を使いますか?」と、休み時間の廊下でリサーチしました
使う出中生は半々ほどでしょうか ※個人調べ(個人的な印象です)
「最近は使いませんねぇ」と答えた出中生もいました
「使っています」「さっきも使いました」と申し訳なさそうに答えてくれた出中生もいました ※そのように思わせる問い方、そのような表情だったかと反省・・・
答えてくれたみなさん、協力ありがとう

01テスト前日「ヤバイ」(不安しかない)
02体調不良「ヤバイ」(身体がしんどい)
03よいことがあった!「ヤバイ」(うれしい!!)
04テスト前日の徹夜「ヤバイ」(眠い・・・)
05最高の気分「ヤバイ」(超楽しい!!)
06激怒された「ヤバイ」(怖い!!しまった!!)
07裏切られた「ヤバイ」(なぜだ!!腹が立つ!)
08大切なものを失った「ヤバイ」(悲しい・・・)
09大好物を食べた「ヤバイ」(おいしい〜)
10苦手なものを口にした「ヤバイ」(不味い)
11食べたケーキが超絶甘かった「ヤバイ」(甘〜い)
12食べたカレーライスが超絶辛かった「ヤバイ」(辛〜い)
13欲しいものが超高価「ヤバイ」(高っ!)
14特売品が激安「ヤバイ」(安っ!)
15摂氏35度超えの夜「ヤバイ」(暑っ!)
16摂氏−5度の朝「ヤバイ」(寒っ!)
17映画俳優と遭遇「ヤバイ」(かっこいい〜)
18映画女優と遭遇「ヤバイ」(きれい〜)
19小動物と遭遇「ヤバイ」(かわいい〜)
20道路でこけた「ヤバイ」(かっこわるい、恥ずかしい)
21こけたら手を貸してくれた「ヤバイ」(優しい〜)
22と、思ったら放された「ヤバイ」(意地悪・・・)
等々・・・・

その時の状況や前後のつながりが分からないと、「ヤバイ」だけではよく分かりません
※ひとつの言葉でいろいろな感情を表現できることはある意味すごいかもしれませんが・・・


日本語の表現の多彩さを説明する時、よく色の名前が取り上げられます
例えば、日本の伝統色の中では赤系の色だけでも次のようなものがあります ※順不同
01赤 (あか):光の三原色
02金赤 (きんあか):少し光沢感のある赤
03紅色 (べにいろ):紅花から抽出される色素の色
04紅赤 (べにあか):少し青みのある赤
05薄紅 (うすくれない):薄い紅花染の色
06真紅 (しんく):真の紅色
07退紅色 (たいこうしょく):色褪せたような紅染の色
08暗紅色 (あんこうしょく):黒みを帯びた紅色
09紅梅色 (こうばいいろ):梅の花の色
10韓紅色 (からくれないいろ):大陸由来の美しく鮮やかな色
11桃色 (ももいろ):桃の花の色
12桜色 (さくらいろ):桜の花の色
13灰桜 (はいざくら):灰色がかった桜色
14撫子色 (なでしこいろ):撫子の花の色
15薔薇色 (ばらいろ):薔薇の花の色
16躑躅色 (つつじいろ):躑躅の花の色
17鴇色 (ときいろ):鴇の風切羽根の色
18珊瑚色 (さんごいろ):珊瑚の色
19今様色 (いまよういろ):平安時代に流行した色
20朱色 (しゅいろ):古来の製法で作られた朱肉の色
21潤朱 (うるみしゅ):くすんで濁った朱色
22洗朱 (あらいしゅ):朱色を薄くした色
23丹色 (にいろ):赤い土や顔料の色
24鉛丹色 (えんたんいろ):酸化鉛の顔料の色
25牡丹色 (ぼたんいろ):牡丹の花の色
26黄丹 (おうに):紅花と梔子で染めた色
27真赭 (まそお):天然硫化水銀が主成分の顔料の色
28緋色 (ひいろ):茜の根で染めた色
29浅緋 (あさひ):浅く染めた緋色
30紅緋 (べにひ):紅色みを帯びた緋色
31深緋 (ふかひ):深く染めた緋色
32猩々緋 (しょうじょうひ):中国の伝説上の生き物「猩々」の血の色
33茜色 (あかねいろ):茜染のようなくすんだ黄赤色
34苺色 (いちごいろ):熟した苺の色
35蘇芳 (すおう):インドのマメ科の植物、蘇芳の色
36梅鼠 (うめねず):紅梅のような赤みの鼠色
37臙脂 (えんじ):古代中国の「燕」の国から伝わった赤
38東雲色 (しののめいろ):明け方に東の空にたなびく雲の色
39一斤染 (いっこんぞめ):紅花の花一斤で絹一疋を染めた薄い色
等々・・・

ヤバイ!!!
前出の「ヤバイ」の22種類を超えてしまいました
日本語の表現は多彩です
一文字で全てを表すことは合理的、省力的、効率的なのかもしれませんが、歳をとると日本語の深み、言い換えればそれを表現する感受性、深い心の在り方が大切だと思います
そう言えば日本語の通じない国で、現地語について最初に教えられたことは、何かに対して「すごい!!」と驚くにしても、いろいろ表現があるということでした
日本だけでなく、どの国も表現については様々な語彙をもっていた方がよいという共通点が興味深いです
社会性の必要な、同じ人間だからでしょうか・・・

言葉はおもしろいです
そして、扱いは難しいですな

そう言えば、・・・

(誤)今日は朝からヤバイ 本日保護者向け案内を配布しますが、ヤバいことにならぬよう、まわりのおとなが意識していることはヤバイ
↓↓↓↓
(正)今日は朝から大変蒸し暑いです 本日保護者向け案内を配布しますが、子供たちが健康を害さないように(※命にも関わります)、まわりのおとなが意識していることは大切です

熱中症予防のための、<swa:ContentLink type="doc" item="55319">マスク着用についての保護者向け(お願い)文書はこちらです</swa:ContentLink>
ご理解・ご協力をお願い申し上げます

↓↓↓※校内電子掲示板による告知の様子
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第3学年 家庭科の学び no.302

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3年生の家庭科の学習で、給食センターから栄養教諭の坪野先生をお招きしての授業がありました
「幼児の生活と家族」の学習で、幼児の発達に関連して、生活習慣のひとつである食事についての授業です
食の専門家からの指導は、生徒たちにとって刺激的です
途中、幼児用に味付けされた「きな粉マカロニ」が配布され(※衛生面等に配慮し、個包装がなされています)、実際に食べることで食感や味について気付いたことを基に学習が進められました(※指示なしでも全員が黙食を確実に行っていました)

・ホンモノ
・専門的
・実物
・五感

知的好奇心を刺激するキーワードがいくつも浮かぶ授業でした

わたしも少し参加していたので、生徒たちと一緒に「きな粉マカロニ」を食してみました
刺激のなさ、味の薄さ、柔らかさ、その懐かしい味・食感は、わたしのような年齢のものにも適しているように感じました

学習中、タブレットに映し出された幼児向けメニューの中で、「麩」の入ったものが資料リストの中にありました
隣にいた○○さんがわたしにそっと、「麩って何ですか?」と聞いてくれます
分からないことをすぐに尋ねることができるその姿勢に感動しつつ、
「え!食べたことないですか?味噌汁に入れたりしますよ」と、問に対する正しい解答ができないわたし
○○さんはそんなわたしに見切りをつけ、早速タブレットを使って「麩」を調べます
タブレットのよさを存分に学習に生かしています

その様子にうれしくなりながら、「麩」の説明をどのようにすればよかったかと反省しながら教室を後にしました

チャレンジ no.301

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今本校では二人の教育実習生が教育活動を体験中です
今週は実習の後半となり、昨日は道徳科、本日は美術科、社会科の研究授業を行っています
上写真はそのうちのひとつ、第2学年 美術科での様子です
「シンメトリーを生かした美しい形を作り出そう」を課題として、切り絵の特性やシンメトリーの美しさを生かして自分なりの美の形を表現する学習です
教育実習生の美術科指導の誠意を生徒たちが受容している雰囲気の中での授業でした
生徒たちの学習に臨むキラキラした目、生徒同士でよりよいものをつくり出そうと対話する姿等を観て、うれしくなります

教師という仕事はブラックであると広く周知され、その弊害が様々な場面で出ています
確かにブラックな面があり、その面では改革する必要があります
そんな職業ですが、わたしは教師でよかったと思っています
そもそも教師になるとは思っていなかったわたしが今まで教師を続け、今、そのように思えるのは、出会った児童・生徒たちのおかげです
※もちろん出会った教師や保護者、関係者や自分の家族のおかげでもあります
教職員と面談する中で、「子供たちからエネルギーをもらっていることを実感します」という声がありました
このことに強く共感します
よりよく成長しよう、よりよく生きようとする子供たちの姿勢、表情、言動、・・・、その全てが知らず知らずのうちに元気をくれています
中学生は思春期突入世代ですから、そのエネルギーを強烈にぶつけられることもありますし、逆にエネルギーを吸い取られる事態もあります
それらを全てひっくるめても、やはりエネルギーをもらっていると感じます

教師としてこれでよいのか、という想いが消える瞬間はありませんし、自分が教師に向いていると思ったことは、今まで一度もありません
そんなわたしの心を支えてくれている子供たちの、よりよい成長のためにわたしができることを、ただひたすら突き詰める毎日です
教育実習生と同様、毎日がチャレンジです

何度でも no.300

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本日、消防からドクターヘリの着陸要請が本校にありました
本校は、緊急時にドクターヘリが着陸するポイントになっています
今年度も既に何回か着陸要請がありました
その全てはキャンセルとなっています
それは、より早く救助者を病院へ送り届ける選択があったからです
緊急時に、複数の選択肢を残し、最善はどれかを判断することは重要であり、もしものために、ライフラインが複数あることには意味があります

着陸要請を受け、今回も職員室や事務室にいた本校教職員はすぐに動いてくれます
授業中であるため放送を使わず、各教室を回りグラウンド側の教室の窓ガラスを全て閉めます
これは、ヘリコプターがグラウンドの砂を吹き上げるためです
少しでも舞い上がる砂の量を減らすべく、散水のために消防車がやってきますから、敷地出入口の車止めを外します
サイレンを鳴らして消防車が到着すると、その音で心配された近隣の方が学校へ来られますので、心配をおかけしないようにその対応をします
グラウンドの砂の影響を受けるかもしれないので、グラウンドの周りの出町こども園や体育センターへ、ドクターヘリの着陸要請についてお知らせします

準備が整ったところで、今回も直接病院への搬送となったようで、グラウンドへのドクターヘリの着陸はキャンセルとなりました
このような空振りは決して無駄ではありません
準備万端で備え、その時に備える
これは、多くの命を預かる我々が忘れてはならない、安全確保のための危機意識です
キャンセル連絡の後は、準備のときと逆の作業となります

消防車の中に蓄えられていた2tの水がグラウンドに残り、本校にはもしもの時に備える意識も残りました
水は蒸発したり土にしみこみ見えなくなりますが、危機意識は残ったと感じています

エネルギーの注入 no.299

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学校における新しい週の始まりは月曜日
朝から出中生はそれぞれの想いをもって、それぞれの過ごし方をしています

生徒会室ではここのところ毎朝、9月開催予定の運動会に向けての準備が進められています
自分たちの手でつくりあげることを胸に、3ヶ月弱先を見据えて、本気で根気よく活動する彼らの姿から、わたしは元気をもらっています
ありがとう

元気をもらうと言えば、昨日は合唱部からも元気をもらいました
富山市婦中ふれあい館で富山県合唱の祭典があり、本校合唱部が出演したので聴きに行ったのです
砺波市内4中学校の発表会、県立富山美術館でのミニコンサートに、引き続いてのわたしが観ることのできた舞台です ※某所での発表は残念ながら所用で行けず、ごめんなさい
新型コロナウイルス感染症の影響は続いているものの、少しずつ以前の生活に戻りつつある中で、音楽等のLIVE感を全身で堪能できる状況は幸せです
ありがとう

人は、何かに打ち込む人の姿や、がんばる人の姿を見て、刺激を受けます
これは脳の特質であるミラー効果であり、逆の状況(負の影響)もあるのですが、よりポジティブな刺激を受けて、わたしは元気になっている気がします
(※誰かを応援するということも、このことが関係していると思います)

幼少期からの自分を振り返ると、学校が集団で学ぶ環境であることが、極度になまくらなわたしにとってはよかった気がします
できるならずっとひとりで過ごしていたいわたしなのですが、集団の中で元気をもらう部分は確実にありました
時には集団の中で元気を奪われることもありましたが、振り返ってみるとそれも含めてよかったかと、今は思っています

だからといってすべての人がそうであるとは思っていません
このことを周りの人全てに押しつける気もありません
このような状況が苦手な人はいます
誰からの刺激も受けず、静かな環境で学びたい、そんな気持ちは理解できますから
学校という箱は、万能ではありませんが、様々な想いに寄り添う学びの環境づくりは、学校教育に求められています
子供たちにとって学校がよりよい成長の場であるように、わたしができることのひとつは本気で根気よく元気に応援することです

いつもと違う・・・ no.298

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校舎内を廻っていると2年生のある学級が全員いつもと違う方向を向いていました
むむむむ?
黒板に対して、出席者全員が左90度の方向を向いています
よく見ると、横並びでペアになっています

いつもと違う・・・

英語の授業中でしたが、いつもの悪いクセで、近くの○○さんにそっと聞いてみました
「なぜ、みんな横を向いているのですか?」
「ペアで学習を進めるためです」と、即答してくれました
なるほど、教室の形から確保できる間隔の状況、タブレット画面を二人で見合いながらの学習形態、画面の見やすさ、横並びによる感染防止など、この形態にはたくさんの工夫を感じました

全体で学ぶ、グループで学ぶ、ふたりで学ぶ、ひとりで学ぶ・・・
その時々の状況に応じて、指導者は生徒たちにとってよりよい学習となるように工夫を凝らし、生徒たちはそれに応えるように、すっと自然な流れでその学習に取り組んでいます
当たり前のようで、なかなかにすばらしいことです
本校での学習経験だけでなく、各小学校で指導いただいた積み重ねが今の学習につながっていることを実感します

そんな出中生の姿は、掲示物の言葉にも表れます
6/2付校長室より(no.292)でも少し紹介しましたが、3年生が1、2年生に送ったメッセージの一部が下の写真です
「仲間と」「全員で」「みんなで」「We」・・・
人はひとりでは生きていけません
社会に出れば相手がどのような人であってもうまくつきあっていく必要があります
時には距離をとる必要のある関係もあります
人間関係の距離の取り方は集団の中で身に付きます
また、集団の力のすごさを感じられるのも、集団の中にいるからです
学校で学ぶことは、教科の学習だけではありません
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熱中 no.297

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熱中して本気で根気よくものごとに取り組むと、我を忘れてしまうことがあります
気付くと脱水症状だったとか、気付くと危険な環境にいたとか、いつもならばその危険に気付けていたはずが、なかなか気付けない
危険なことです
これから暑くなる時季を迎えて、熱中症に関しては身体が暑さに慣れていない今は特に留意が必要です

正面玄関には上写真左のように養護教諭が熱中症予防のための情報提供掲示板を設置しています
今日1日の学習活動の中で、いつの時間帯が特に熱中症に気をつけなくてはならないかと、生徒自身も知ることができ、教師からの働きかけだけでなく主体的に自分自身の健康を意識できるための仕掛けです

今日の9時台は「ほぼ安全」との掲示でした
グラウンドでは3年生が陸上の学習でハードル走に取り組んでいました
タブレットで自分の走る姿を級友に撮影してもらい、自分の目で確認しています
学習中でも水分補給ができるように、グラウンド横の日陰に水筒が置かれています

余談ですが、○○さんと◎◎さんに「ハードル走は得意ですか?」と尋ねました
二人とも短距離走は自信があるけれど、ハードルは苦手とのことです
その理由を問うと「短距離走ならゴール目指して駆け抜けられるけれど、ハードル走ではハードルが進路を邪魔していて走りにくいからです」との回答でした
「それはまさしく人生そのものですな」としょうもないことを口に出してしまいました
二人とも「なるほど」と忖度した反応をしてくれましたが、また、生徒相手に余計なことを口走ってしまいました
出中生とちょっとした会話ができることが楽しいのです
それにしても、熱中していないのに、我を忘れています
朝から反省です

「特別な教科 道徳」no.296

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今日、水曜日6限は、3年生は全学級が道徳科の授業です
担任が自分の学級だけでなく、違う学級でも授業を行っています

こうすることで、生徒はいつもと違う気持ちで授業を受けられます
多くの人と関わるのは生徒にとって良いことだと思います
教師にとっては、同じ資料を複数学級で実践できるため、道徳科の授業のスキルアップが期待されます

ところで、学校における道徳科の授業と道徳教育は違います
その違いを明確に意識して、教師が指導することが大切だと、わたしは考えています

生徒用の席に座って、短い時間でしたが一緒に授業を受けました
担当教師には申し訳なかったかな

道徳的価値について、また人について生徒と一緒に考えることはおもしろいです
多様な価値観にも触れられます
様々な場面で、道徳教育や道徳科の学習が誤解されているように感じているのは、わたしの誤解なのでしょうか・・・


日々鍛錬 no.295

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昨日、学校訪問研修会を実施しました
県教育委員会学力向上チーム、県教育委員会西部教育事務所、市教育委員会、市教育センター等から多くの方々に来校いただき、本校教育活動の一端を見ていただきました
そして、助言等ご指導をいただきました
また市内の小中学校から、多くの先生方にも来校いただき、公開授業を観ていただきました

生徒たちは普段通りの学習活動を、普段通りに取り組んでいました
いつもと違う状況の中でも普段通りに取り組めるところが出中生のすごさです
来校いただいたみなさんから、そんな出中生のよさをたくさん褒めていただきました

また、授業力向上に向けた本校教職員の公開授業や事後の協議会についても、その前向きな姿勢を評価していただきました
ちょうど前日にある方から「出町中学校は生徒も教職員も優秀だから、校長は楽でしょ」と言われたことを思い出しました

今後取り組むべき課題等についても丁寧にご指導いただいたので、褒めていただいたことは未来への自信とし、改善点は未来への教訓とし、教職員が一丸となって出中生のよりよい成長を目指します
そのためにわたしは、教職員一同が日々研鑽に励むことのできる学校づくりに向けても、今できることに粛々と取り組んでいきます

ふと、連続ドラマのセリフを思い出しました
「日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えよ」
伴 虚無蔵

本気・根気・元気の姿 no.294

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6/3(金)、4(土)は砺波地区中学校総合選手権大会陸上競技が小矢部陸上競技場にて開催
6/4(土)は砺波地区中学校総合選手権大会水泳競技が城端プールにて開催
そして、6/5(日)は砺波地区吹奏楽祭が砺波市文化会館にて開催されました
この他にも、2週間後に迫った砺波地区中学校総合選手権大会中心会期に向けて、最後の練習や、定期戦、また、日常の活動に取り組む出中生の姿がありました
本校教職員のみならず、日本の教師は子供たちのためにと本気・根気で過ごしています
元気であることを祈ると共に、教科指導等教師の根幹の業務を全うできるように、教職員が元気でいられるように環境を整えることもわたしの責務です

どの会場でも、出中生の本気・根気・元気の姿が見られ、うれしく思いました
6/5(日)の地区吹奏楽祭は、名称にもあるように「祭」です
今年度は31団体が出演し、それぞれに味のある演出で会場にお越しいただいたみなさんを魅了しました
今年度、砺波地区吹奏楽連盟会長を拝命している身として、少しこの砺波地区吹奏楽祭について説明します
1982年4月27日に砺波市文化会館がオープンしました
地区内にこのような立派な施設ができたことから、当時の地区内中学校の吹奏楽部顧問がせっかくだから中学生の発表の場をつくろうと第1回の砺波地区吹奏楽祭が開催されます
第1回は中学校8校での開催だったそうです
それが、今は小学生、高校生、そして一般と、多くの方に出演していただいています
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で第39回は中止
第40回は観客を50%に制限すると共に、リモート放映による開催でした
今回の第41回は3年ぶりに、ほぼほぼ例年通りの形での開催でした
ただし、新型コロナウイルス感染症感染防止対策については、ここ2年の経験をいかしながら細心の注意を払っての開催でした
開催にあたり、出演者、観客、会場関係者、運営関係者等、すべての関係いただいたみなさんに感謝申し上げます
ありがとうございました
やはり音楽はライヴが好きです
耳だけでなく、全身で音楽を味わうその感覚がライヴにあります
自然と身体が動いたり、涙が出たりします
身体全体が受け止めて、心が動かされます
不思議です
大昔から地球上のいろいろな場所に音楽があり、ダンスがあります
そして、なくならないのです
これまた不思議です

「校長室より」の記事としてはふさわしくないのかもしれませんが、会場挨拶だけでは伝えきれないので、この場も使って少しでも謝意をお伝えできたらと思っています
出演した出中生も、ステージに立てることが決して当たり前ではないことを分かってくれていると思っています
出演前の様子を見ていると、そう感じました(写真上)

砺波地区選手権大会 水泳競技 6/4

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水泳競技でも、出中生はがんばっています

水泳競技は無観客での実施です
新型コロナウイルス感染症感染防止の観点での対応です
ご理解の程、よろしくお願いいたします

※結果はこちらです

砺波地区選手権大会 陸上競技 6/4 その1

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2日目の開始に向けて準備が進んでいます

風になる no.293

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令和4年度砺波地区中学校総合選手権大会が開幕です
今日、明日の日程で陸上競技が小矢部陸上競技場で始まりました

砺波地区内の中学生が日頃の練習の成果を発揮しようと、躍動していました
出中生も1年生から3年生まで、出場した競技だけでなく、大会補助員等でもがんばっていました
中学生が支え、支えられながら目に見えない強さを表現していたように感じます
みんなが一瞬の風になっていました

そしてなにより、開催に向けて準備を進めていただいた大会関係者、大会運営を支えていただいた競技役員のみなさん、誠にありがとうございました

明日も大会は続きます
昨年度は叶いませんでしたが、今年度は陸上競技場での保護者観覧が可能となっています

明日は水泳競技があり、その他の競技は6/18(土)、19(日)の中心会期に開催されます
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、観覧制限のある競技がありますので、各部毎ご確認ください

砺波地区選手権大会 陸上競技 6/3 その3

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午後もがんばってます

砺波地区選手権大会 陸上競技 6/3 その2

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競技が進んでいます
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行事予定
6/27 期末考査 2日目
6/28 期末考査 3日目