最新更新日:2024/08/05 | |
本日:10
昨日:531 総数:940608 |
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
3日目 no.368帰校式でわたしが出中生に伝えたのは、出発式でも話した「自分で考え、仲間と学ぶ」です この3日間で、自分自身の学習全般についてどのように評価するのかも、自分自身で考えることが大切だと思っています 何より、自分自身を一番よく見ているのは自分だからです ただし、自分の見方だけでは見た事実は同じでも、偏った評価となる場合がありますから、周りからかけられた言葉や、その他のメッセージなども自己評価に活かす必要があります 自分自身を第三者的に見ることができるようになるには、経験が必要です わたしにとってのこの3日間 3年生の様子を見ていて、声のかけ合い方だったり、よりよく学ぼうとする姿勢だったり、みんなの素敵な言動を見られて、私自身幸せで楽しい時間でした 引率した教員についても、それぞれによくやってくれましたが、今後への課題については確実に検証し、未来の指導に活かさなければなりません 学校という集団として個々の経験は共有し、未来の指導へ活かすのです 多くの皆さんにお世話になった修学旅行でした 誠にありがとうございました 保護者のみなさんは、3日間のお土産話をお聞きになったでしょうか? 「どうだった?」と尋ねて、「別に・・・」なとど言う出中生はいないと思っているのですが・・・ 明日明後日にたっぷり話そうと思っている3年生もいるかもしれませんね 2日目 no.367一つ目は、広島市立祇園東中学校の校長先生とお会いできたこと ネットを使って三年生同士が交流しましたが、今回は平和を願い製作した千羽鶴の半分を長崎へ届けていただけるということで、実行委員の行った平和のセレモニーに来ていただけたのです そして二つ目は、一つ目の縁を作ってくださったり、事前学習で富山まで来ていただいた方に、今回も出中生のガイドを勤めていただいたこと ぜひ会ってほしいと、平和記念館の館長さんと会わせてくださいました そして三つ目は、一つ目の縁を記事にされた中国新聞の記者とお会いしたこと わざわざ平和公園に我々が到着する時刻に合わせて会いに来てくださりました 縁を感じる不思議な1日でした そして、ありがたい1日でした 1日目 no.366朝、バスに乗り込む時は雨が落ちませんでした バスで北陸道を走っている途中、大きな雨に降られましたが、サービスエリアでの2回の休憩時には、不思議と雨は上がり、青空も見えました 1日目は学級別学習 6組と行動を共にしていますが、自分の係の活動を確実に行ったり、食事の時などで相手を思いやる声かけがあったりと、修学旅行のねらいを意識した姿がよく見られます この後6組は、大阪城を見学し、その後は夕食、そして劇団四季のミュージカル鑑賞です 学校で学ぶことのできない多くのことを、直接感じて欲しいです 元気に学習進行中です 挑戦 no.365第2学年は今日からの砺波市「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」 第1学年は中学生活初めての和鍾文化祭へ向けての諸活動 それぞれがそれぞれの場所で「挑戦」し続けます 学校の内外で、本気・根気・元気で「挑戦」に取り組む出中生を見ていると、自分も負けていられないと思わされます 「がんばる」人を見ると、応援したくなると同時に、こちらも「がんばろう!」と感じるから不思議です 応援しているつもりが応援されている感覚です 思春期に突入する中学生が、大人になるためにもがき悩みながらも、それぞれの抱える課題を乗り越えようとしている姿を、家族だけでなく我々教職員は彼らの近くで目の当たりにします 通ってきた道であり、多くの中学生の姿を見てきた教職員は、チームとしてそんな彼らを支えます 今朝の北日本新聞の社説は「教員試験の競争率最低 危機感持ち人材確保を」でした ここ数年、マスコミがこぞって「ブラック」と伝え続けていますから、妥当な結果だと個人的に感じます また、世の中全体が人材不足であることも一因でしょう 学校にいると、毎年毎年、将来の日本の、いやこの世界の宝と出会えることは魅力です そしてそんな彼らの成長を、一緒に歩みながらすぐそばで見られることも魅力です 教育は国、世界を支える重要なものです 昔から教育の大切さが説かれる理由はここにあるでしょう 教職の経験を重ねるほどに、おかげさまでよい職業に就かせてもらったと思います ※子供たちのためにも、教職員の働き方改革は進めなければなりません 脱皮しない蛇は滅びる 時代とともに学校の姿は変化するのですが、教育の本質を見失わないようにと意識します そして、未来を担う可能性の塊である子供たちの成長を、我々は力の限り支援します そうそう、本日は本校卒業生で教育実習中の○○さんが、道徳科の研究授業に挑みました 教員を目指す将来の同業者も、出中生に負けず挑戦し続けています その姿は出中生にも我々教職員にも刺激になっています 学校は様々な挑戦の場でもあります 想いを伝える no.364朝から、生徒会室で活動を本格的に開始しています 朝、会長に「始まってどうですか?」と尋ねると、しばしの間の後、「忙しいです」と答えてくれました 誠に正直な回答です このことが新執行部の誠実さを表しているようで、なんだかうれしくなりました そして本日の給食後に、新会長・新副会長の3名が校長室を訪ねてくれました 話の内容は、後期生徒会執行部最初の取組となる、今年度の「和鍾文化祭」の生徒会ステージについてでした 選挙運動の際に、前期生徒会の想いを引き継ぎつつ、よりよいものにしたいという想いを発信していましたから、直接わたしに聴かせてくれた彼らの想いは、とても熱いものでした 生徒会引継ぎ式で、全校生徒に向けて話しましたが、生徒会活動は生徒会役員だけで充実させられるものではありません 選挙を終えた今、当選者が自分が投票した候補者ではなくても、出町中学校生徒会員が同じベクトルで進むときです 生徒会員一人一人の想いを、新生徒会役員ははっきりとした形になるように導いていってくれると期待しています そんなわたしの想いは、新生徒会役員の校長室訪問でより強固なものになりました 本年度の生徒会年間テーマは「発展 『新しい形』で“今” を超えよう」 出中生一人一人の力が結集され、本気・根気・元気で、がんばってくれることでしょう 安全第一 no.363秋の全国交通安全運動です ※秋の全国交通安全運動「富山県推進要綱」Download ※秋の全国交通安全運動「ポスター」Download スローガンは、 「ゆずりあう 心でひろがる 無事故の輪」 そして、重点項目は、 ・子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保 ・夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶 ・自転車の交通ルール遵守の徹底 の3点です 活動重点日が設けられています 9月21日(水曜日):横断歩道おもいやりの日 9月22日(木曜日):飲酒運転根絶の日 9月26日(月曜日):自転車安全利用の日 9月28日(水曜日):シートベルト・チャイルドシート着用徹底の日 9月29日(木曜日):高齢者交通安全呼び掛けの日 9月30日(金曜日):交通事故死ゼロを目指す日(全国指定日) 運転者として、おとなとして十分気をつけねばと、出中生の登下校の様子を見ながら改めて思います あいさつ運動もそうですが、メリハリをつけた啓蒙活動には昔から長く続く意味があると感じます 秋口は日没時間が急速に早まり、夕暮れの見通しの悪い時間帯と帰宅時間が重なります そのため、例年、交通事故が増加傾向にあると警察署は注意喚起しています 出中生も出中関係者も地域のみなさんも、安全第一です 本校のサイクル安全リーダーが中学校周辺で下校する出中生に、マナーアップのための声掛け運動を行いました ナンマドル no.3629月14日(水)午前3時、小笠原近海で発生し、発達をしながら日本の南を西よりに進みます 18日19時頃には、大型で非常に強い勢力の台風として鹿児島市付近に上陸 九州を縦断し福岡県あたりで東よりに向きを変え、日本海沿岸を進みます 20日の未明に富山県に最接近し、その後東北地方を横断 そして気象庁発表によれば、今日の午前9時に太平洋上で温帯低気圧に変わりました 最大瞬間風速は大分県佐伯市蒲江で50.4mを観測 これは、観測史上1位だそうです 富山県内は20日未明から雨と風が強まり、富山市のアメダス(富山市石坂 富山地方気象台)で午前3時20分に日最大風速12.3m/sを観測 砺波市にあるアメダス(※砺波市五郎丸)では、午前3時20分に日最大風速5.7m/sを観測しています 県内の小中学校の始業時刻等について、19日の間に休校や始業時刻の繰り下げを発表していた市町村が多かったため、保護者のみなさんや地域のみなさんにはご心配をおかけしたと思います 気象庁やその他の機関の気象データ、予報等の変化を注視していましたが、登校時間帯は既に台風は通過し、吹き返し等もそれほどではないと予想されました しかし、自然現象ですから事前にご案内させていただいた通り、当日朝の決定となりました このことについては、検証が必要であると思いますが、砺波市内小中学校が「通常通り」と決定したことは個人的によりよい選択ではなかったかと考えます とにもかくにも、ナンマドルのおかげで緊張感のある長い夜を過ごせました よい経験になりました 朝、登校してくる出中生の姿や表情を見て、ほっとしました そしてなにより、「通常通り」となった今朝、PTAのあいさつ運動のため、多くの保護者の方に来校いただきました 誠にありがとうございました 改めて出中のPTAのエネルギーを感じることができました これも、ナンマドルのおかげですね 出中生たちも、今朝の「あいさつ運動」のことを、いろいろな意味で考えられたでしょうか・・・ あいさつ運動は明日、明後日も実施されます ※下は砺波アメダスのデータ 時刻 気温(摂氏) 降水量(mm) 風向 風速(m/s) 20日 12:00 16.8 0.0 南 1.6 11:00 16.5 0.0 南南東 2.7 10:00 16.4 0.5 北 2.1 09:00 16.4 0.5 北 3.4 08:00 17.0 1.0 北 3.9 07:00 16.6 2.5 北東 1.5 06:00 17.9 2.5 北北西 1.8 05:00 19.4 9.5 北 4.0 04:00 19.6 18.5 南 3.3 03:00 22.7 10.5 北北西 3.9 02:00 23.7 4.5 北北西 0.4 01:00 23.7 3.5 西北西 1.4 19日 24:00 24.3 3.0 北北東 1.0 23:00 27.1 0.5 南西 2.1 22:00 29.1 0.0 南西 5.6 自治 no.361国政選挙同様に、工夫を凝らして公約などを訴える候補者や応援演説者 それぞれの熱意が感じられました 生徒会とは 中学校,高等学校で自主的活動を促し、民主的社会の構成員としての資質を育成する目的で、全校生徒集団で構成する自治組織 学習指導要領は中学校では特別活動の一分野として、高等学校では各教科以外の教育活動として、教師の指導のもとに運営されることを求めているが、生徒の要求に基づく組織的活動を基本とすべきだという主張もある これと対応して、小学校では児童会が位置づけられている (※出典 ブリタニカ国際大百科事典) 文章の中に「自治」とあります 自治とは 「一般に人や団体が自らのことを自らの手で処理することをいう。」 (※出典 小学館 日本大百科全書) 選挙活動から今日の立会演説会などを見てきて、小学生の頃、NHKで放映されていた「スヌーピーとチャーリーブラウン」を思い出しました 何をやってもうまくいかない少年 チャーリー・ブラウンと、飼い犬でナルシストのスヌーピー 親友のライナスやその姉でわがままで口うるさいルーシーなど、個性あふれる登場人物が繰り広げる様々なエピソード 子供たちのセリフに対して、周りの大人たちのセリフは言葉になっていなかった気がします モガモガと、何を言っているのか視聴者は分からない演出だったと記憶しています 大人たちの首の上は見えなかったようにも思います この頃、「日本と違ってアメリカの子供たちは何とも自分たちで物事を進めるものだ」と思いながら観ていました 小学校には児童会があり、中学校には生徒会がありましたが、テレビの中の彼らのように自治的なことをしていたという事実をあまり覚えていないのです 番組に刺激を受けて、少しはそれっぽい言動もあった気もしますが、結局は当時の先生たちからの指示待ちになっていた気もします 出町中学校の生徒会は主体的で行動力のある集団です 自治を実践する集団です これも伝統です 天資養活、自他共栄 選挙で選ばれた新役員のみんなには、校訓を意識しつつ、生徒会員から選ばれたという自覚と責任を胸に、今後活躍してくれることを期待しています 来週9月20日(火)に当選証書授与式、認証式、引継式が行われます 当選証書に職印を押し終えました 知らないところで no.360多くの人(特に大人)はそのことを知っているはずですが、日常の中で忘れがちです 朝、せっせと汗をかきながら物を運ぶ出中生がいます 途中休みながら、全員で協力し合い運搬しています ずるいわたしはもっと楽にできる方法があるんじゃないかなと思いつつ、彼らのやることに口出ししません 彼らが休んでいる最中、少しそのものを持ってみましたが、結構な重量でした 彼らをねぎらい、その場を離れました 彼らが運んでいたものとは、明日の後期生徒会役員選挙で使用する記載台や投票箱です 市の選挙管理委員会から借用した、実際の国政選挙等で使用される本物です 明日の投票の際、彼らの汗を出中生のどれくらいの生徒が気付けるでしょうか 投票後にはまたそれらを片付ける作業があることを意識できる出中生はどれくらいいるでしょうか 自分の知らないところで多くの存在が自分を支えてくれていることを意識する瞬間はあるでしょうか 数年前、校長として小学校に勤務しているとき、在籍児童から「校長先生は、校長室では一人で何をしているのですか?」と聞かれたことがあります 担任の先生のように自分たちの教室の授業で学習指導するわけでなく、式でちょろっと話をしたり、ふらっと廊下を歩いていたり、朝前庭で登校してくる児童を迎えていたりする姿しか見えていないですから、そう尋ねたくなることは理解できました その疑問を素直に直接尋ねることができる児童の存在がうれしかった記憶がありますが、どのように回答したのかは記憶していません あのとき、児童の知らなかった世界を知るお手伝いが少しでもできたでしょうか まあ、校長は校長でいろいろあるわけですがね 多くの存在に支えられているからこそ、平和に過ごすことのできる日常 それは広い世界の知らない大部分の中のひとつです 昨日、広島県から二つの知らせがわたしに直接ありました 両方とも、広島県の代表紙である中国新聞に出町中学校の名前が掲載された記事についてです お一人は、3年生が今年度交流している広島市立祇園東中学校校長のY氏 もう一人は、この交流のきっかけを作ってくださったZ氏 お二人とも「今朝の朝刊に掲載されていましたよ」という内容でした 記事が掲載された9/14付「中国新聞」は、新聞社が掲載紙を数部送付してくださったので、近々出町中学校に届くと思います 記事で扱われた3年生のみなさんをはじめ、このことを知らない全校生徒へも掲示して知らせます また、Z氏は新聞記事を撮影してSNSを使って送信してくださいました 何とか読ませようとしてくださるその想いがうれしく、ありがたいです 遠く離れた2つの学校をつないだ今年度の取組には多くの方々に関わっていただいています そのことに感謝しつつ、まだまだわたし自身も知らない・気付いていないことの中で、わたしも生きていると改めて感じています 感謝の対象はよくわかっていないけれど、感謝する 誠にそんなことだらけの毎日です だからこそわたしは知ったり気付いたりしたことについては、相手に対して感謝の気持ちを直接伝えたいと思うのです そうそう、道徳科で学習する「思いやり」 かつて、お師匠様が「思いやり」について教えてくださいました 「思いやり」は相手に気付かれない心遣いが「粋」 そして、相手に気付かれて逆に気を遣わせるのは「野暮」 もっともあかんのは「嫌味」 わたしは「粋」な方々に支えられているのかもしれません ※単にわたしが鈍感とも言えますかな 学びはつづく no.359音楽科では、合唱コンクールで披露する合唱曲の練習が進んでいます パート毎にリーダーを中心に根気よく練習しています 家庭科では、「幼児の遊び」の学習で、おもちゃを製作中です 幼児が喜ぶ絵や、遊びをそれぞれに工夫しながらの作業です 根気よく、楽しそうに学習を進めてます 理科では、植物に色水を吸わせて、水の通り道の観察をしています セロリ、ニンジン、ダイコンなどを使っての観察で、それぞれの違いや共通点を、根気よく見つけています 何気ない授業風景ですが、指導者は安全・安心を基盤に、生徒たちが学びに集中できる準備を怠りません 毎日がトライ・アンド・エラーです 学校では自分の担当する授業が教師の勝負どころです その中では教科の学習だけでなく、○○教育の要素も多く含まれます ある時は道徳教育であり、ある時はキャリア教育であり、ある時は人間教育であり・・・ これらもすべて、家庭や地域での教育があってこそであり、多くの皆さんに感謝しながらの学校教育活動です あ! 正確に言えば、試行錯誤を意味する「トライ・アンド・エラー」は和製英語であり、正しい英語表現は「trial and error(トライアル・アンド・エラー)」 と、言いつつ、英語圏の人たちにも、多少間違っていても伝えようとしていることは通じるようです 英語は国際言語として様々な種類のものが世界中で使われています 本家イギリス英語(ブリティッシュ・イングリッシュ)や、アメリカ英語(アメリカン・イングリッシュ)よりも、ノン・ネイティブの英語の方が多くなっているとも言えます そんな中で「コスプレ」のように、和製英語が英語圏でも通じるようになることもありますから、言語とは興味深い と、英語が超苦手だったわたしが思えるようになったのは、大人になってからです ひとりではない no.3589月16日(金)に迫った令和4年度後期生徒会役員選挙に向けて、出中生が生徒会員として選挙公報を読んでいたのです 昔は、完成した原稿を全校生徒分印刷するために相当な時間をかけるなど、選挙管理委員が苦労していたことが思い出されます 今は、タブレットへの送信で終了です 今回の選挙には会長候補に1名、副会長候補に3名、書記候補に4名、会計候補に5名が立候補しました 既に朝や昼の時間を使って選挙活動が行われています 選挙公報を読んでも、選挙活動の様子を見ても、それぞれがそれぞれの想いをもって出馬している、本気さが伝わります 出馬することや出馬しないことで悩んだ出中生もいたことでしょう 特に中学生の時期は思い悩む時期です 自分自身を振り返っても、悶々としていたことを覚えています 今、悩み真っただ中の人たちにとって、今が未来につながると伝えても、それはなかなかに理解できないことでしょう わたしはそうでした ※大人になっても悩みは尽きませんが・・・ しかし、その時期も無駄にはなりません 一人で抱えることはないですし、うまくその悩みと付き合いながら、今を辛抱することは、未来の自分に感謝されるとわたしは思っています それは決して我慢するという意味ではないですし、繰り返しになりますが、一人で抱え込むという意味でもありません しんどかったら自分自身と相談して、しばし休んでチャージすることは大切です 先日9月11日(日)のNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、歩き巫女が登場しました 悩みの中で苦しむ3代鎌倉殿の 源 実朝 に、大竹しのぶ 氏が演ずる歩き巫女が助言する場面 お前の悩みはどんなものであっても それはお前ひとりの悩みではない はるか昔から同じことで悩んできたものがいることを忘れるな この先もお前と同じことで悩むものがいることを忘れるな お前ひとりではないんだ 決して 脚本を担当する三谷 幸喜 氏のセリフは、いつも誠に絶妙です そうなのです ひとりではないのです 決して これは悩みだけではないとも思います 読書の秋 no.357時秋積雨霽 新涼入郊墟 燈火稍可親 簡編可卷舒 秋になって長雨もすっきりと晴れ 初秋の涼しさが郊外の丘陵地でも感じられる 灯火ようやく親しむべく 書物を巻いたり広げたりしよう ※韓愈「符読書城南」(『全唐詩』341巻) 8、9世紀の中国の文人、韓愈(かんゆ)の詩の一節です 意訳すれば「涼しい風が吹く秋になって、ようやく灯火の下で(夜更かしして)読書を楽しめる」という内容ですね 明治時代に夏目漱石が小説「三四郎」でこの韓愈の詩を引用したことで、「読書の秋」という言葉が広がったようです そして戦後に、出版や図書館等の関連団体が「読書週間」を秋に実施し、「読書の秋」が定着します まあ、その経緯はどうであれ、読書はよいものです 今朝、学校司書が朝読書の時間に読み語りを2年生で行っています また、出中生たちの読書欲を刺激すべく定期的に図書館通信を発行しています 図書室前には図書委員が作成した読書へと誘う案内が掲示してあります ありがたいことです 子供に読書を勧めたいとき、「本を読みなさい」という言葉かけより、大人が楽しんで本を読む姿を見せることが子供を読書の世界へ導く方法のひとつであると、以前に聞いたことを思い出しました 多くの力に支えられ no.356明日9月10日の「十五夜」に合わせて、考えられた献立です 旬のものを食することは、自然の理にかなっています その土地でとれる作物を食することも、自然の理にかなっています 歳を重ねるごとに、このことを痛感します 学校に勤めるようになって学校給食にお世話になっていると、旬のものや地産地消のすごさというか、ありがたさに気付かされるようになります 出中生はどのように感じているでしょうか(※わたしが中学生の頃は、食べることや、食後の休み時間の過ごし方に夢中で、そのようなことは意識できていなかったですね) ただし、毎日お世話になる学校給食によって、無意識のうちに今「ありがたさ」を感じることのできるようになった基盤が形成されていたのかもしれません このことも、学校教育を支えていただいている給食センターの皆さんや食材を提供してくださっている多くの方々のおかげです 毎日様々な工夫を凝らして、安心・安全な給食を提供いただいている、すべての皆さんに感謝です 本日、小矢部陸上競技場で開催されている地区中学校新人大会 陸上競技でも学校関係者だけでなく、小矢部市陸上競技協会、砺波市陸上競技協会、南砺市陸上競技協会から多くの方々に協力いただいています 先日の学校審議委員会や、出町中学校文化体育後援会、出町中学校PTAなど、誠に多くの皆さんに出町中学校が支えられていることを実感します ありがたいことです この感謝の気持ちは、支えてくださっている皆さんに届いているでしょうか? 届ける努力を、わたしはしているでしょうか? 一番は直接「ありがとうございます」という想いを伝えられればよいのです そうできるようにしようと、改めて決意するわたしでした ふと気づけば no.355☆各地方の梅雨明けの速報値と確定値☆ 沖縄 6月20日 → 6月20日 奄美 6月22日 → 6月22日 九州南部 6月27日 → 7月22日 九州北部 6月28日 → 7月22日 四国 6月28日 → 7月22日 中国 6月28日 → 7月26日 近畿 6月28日 → 7月23日 東海 6月27日 → 7月23日 関東甲信 6月27日 → 7月23日 北陸 6月28日 → 特定できない 東北南部 6月29日 → 特定できない 東北北部 7月26日 → 特定できない 北陸地方は「特定できない」です そういうこともあるのかと思いつつ、暑かった夏を思い出していました 「このまま本当に冬が来るのだろうか」と思っていた今夏でしたが、ふと気づけば秋の気配が感じられます 今日は二十四節気の「白露」 七十二候では、白露の初候「草露白」(くさの つゆ しろし) 夏から秋への狭間に、草木に降りた霜が白く濁って見えることがあり、これを昔の人は、秋の始まりとしていたようです まだ、残暑がありますが、朝夕の気温から秋を感じます 中学校理科の学習で言えば、朝晩に気温が下がることで飽和水蒸気量が小さくなり、露点に達して空気中の水蒸気(気体)が水(液体)になって、草木の表面に付着したのが、露です 冬に向かって日に日に気温が下がってきている証拠です そして、秋の大会等が近づいてきました ・地区中学校新人大会 ・北陸マーチングコンテスト ・全日本合唱コンクール中部支部大会 ・県中学校駅伝競走大会 ・全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会 本日、文化体育後援会の会長様をお迎えし、上記の大会等に出場する出中生の壮行会を開催しました 今回、初めて公式大会に出場する人がいます 今回、地域・地区の代表として参加する人がいます それぞれですが、今まで自分たちがやってきたことを信じ、一緒に頑張ってきた仲間を信じ、そしてなにより、頑張った自分を信じ、当日は今持っているすべてを出し切ってほしいと願っています さて、自分の持っているすべてを出し切るにはどうするか その一つの方法は、自分自身がこの緊張感あふれる、本気な場面を楽しむことであり、その日に向けて残された限りある時間を、精いっぱい過ごすことだとわたしは思います 苦しい時こそ、横でがんばっている出中生、別の場所でがんばっているだろう出中生を意識してほしいです がんばっているのは、出場する自分だけではありません 出中生のことを多くの人が応援しています よりよい結果になることを祈りながら、わたしも応援しています 秋は実りの秋とも言いますね 出中生の日頃の成果が出ることでしょう かえりみる no.354ただ、その過去の積み重ねが今 そして、今の積み重ねが未来となります だからこそ、今をどのように生きるかが、わたしは大切だと思っています これは、過去や未来を疎かにしてもよいという意味ではありません 9月3日(土)に、多くのみなさんのおかげで、運動会を開催することができました お天気様にも協力していただいたと思っています 保護者観覧を制限したため、直接出中生の活動の様子を見ていただけなかったことは申し訳なかったです そのため、PTAの全面支援の下、動画配信していただいたことはとてもありがたかったです そして、その動画の見逃し配信が本日午前9時から21日(水)午後5時まで実施されます 是非、ご覧いただければと思います (※PTAからの案内文書「4 注意点」にあるように、視聴方法等の情報の取扱いについてはご留意ください) わたしも、別の視点で動画を改めて観ることで、今後に生かしたいと思います それが、未来へ続く今を大切にすることにもつながると考えます (※HPの特集ページに、運動会の写真を追加しました) わたしの中では上の話とつながっているのですが、9月5日(月)に、静岡県で悲しいことが起こりました 通園バス内で3歳の女児が5時間置き去りとなり亡くなった件です 気象庁によると、牧之原市(観測地点・静岡空港)はこの日は午後0時53分に最高気温30.5度を記録する真夏日でした 屋根のない場所に停められたバスの車内は、摂氏何度になったことでしょう どれだけ暑かったでしょう・・・ どれだけ苦しかったでしょう・・・ どれだけ悲しかったでしょう・・・ 昨年7月に福岡県で男児が亡くなる出来事があったばかりですから、最初にこの件を知ったときは、理解できませんでした なぜ、降車の際に気付けなかったのか? なぜ、園の中で不在に気付けなかったのか? 昨年の出来事は教訓にならなかったのか? なぜ、なぜ・・・ 車内に空になった水筒があったという事実が、一層やりきれない気持ちになります また、システム上は登園していることになっていた事実も・・・ 多くの生徒を預かる身として、この件は他人ごとではありません 「まさかのこと」が起こった事実 「人間のやることだから」ということは、言い訳にはなりません 教育現場では、安全・安心を脅かす問題が起こらないように、考えうる方策を講じることが求められます 万が一に起こった場合の、早期対応等も含めてです 特に、命に係わることは、何かあったら取り返しがつきません 「同じようなことが本校でもあるのではないか」という視点で、教育活動を見直さなければなりません 河本千奈さんのご冥福をお祈りします 黙祷 台風接近 no.353朝から暑い中、出中生が登校してきます 台風の影響によるフェーン現象のための高温です 高温のため熱中症に留意しながらの教育活動となっています 1時間予報の湿度は夜まで50%台から60%台で推移し、午後9時に90%の予想となっています また、風の影響で、熱中症指数はそれほど上がっていません この後も、生徒の健康状態を観察しながら留意します 帰宅時の安全情報については、砺波のアメダス情報を見ると、11:30現在で摂氏33.6度、南南西の風、風速6.6m/sです 1時間予報では13:00頃に風速9m/sとなっていますが、下校時には風速6m/sの予報です(※情報元:日本気象協会/ALiNKインターネット) ビューフォート風力階級表では、風速5.5〜7.9m/sとは、「風力4」、和名で「和風」、英語名は「moderate breeze」で、地上では「砂埃がたち、紙片が舞い上がる 小枝が動く」ということです ちなみに、風速8.0〜10.7m/sは、「風力5」、和名は「疾風」、英語名は「fresh breeze」で、地上では「葉のある灌木がゆれはじめる 池や沼の水面に波頭がたつ」です 正午現在、平常通りこのまま教育活動を行い、いつも通り下校の予定です こころ動く no.352朝目覚めるまで、天気にははらはらさせられました 開会式が始まると、時折日差しもあり、驚かされました そんな空の下、出中生は今日までの準備も含め、がんばってくれました 今日の運動会の中で、思わず胸が詰まった場面があります それは、応援合戦が終わり、1学年競技が始まったときです 新型コロナウイルス感染症の感染予防で、団席において大きな声を出しての応援はやめることと生徒会が決めました そんな状況で、3年生、2年生は小道具を振ったり、手をたたいたりして、どの団も精いっぱい1年生を応援しているのです その姿がうれしく、胸が熱くなりました そしてなにより、紫団の応援の様子が目に入ったとき、涙腺は崩壊しました 学級数の関係で紫団には1年生がいません 3年生と2年生だけの団です ということは、1学年競技の際は紫団は競技に出場していません しかし、その間ずっと応援しているのです 出中生の素晴らしさに心が大きく揺さぶられました これは、家庭でそのように育てられたということであり、地域でそのように育てていただいたということであり、学校での指導も影響しているのかもしれません とにもかくにも、また出中生のすごさを見たのでした 運動会を終えて、来年度に向けての課題も多くありました より良いものにするために早めに課題を出し合い、改善したいと思います さて、片付けが終わり、帰りの会を終えて出中生のみんなが帰路につく頃に、空からぽつりぽつりと雨が・・・ そして、ほとんどの出中生が家についただろうなと思っている頃、雨が強くなり、雷もなりました 全日程を終えられたことは、感謝しかありません 今日は朝から、ありがとうございます、とか、感謝という言葉しか出てきません 朝早くから開催有無の決定に教職員の一部が出勤してくれました 開催決定に合わせて、生徒のみんなだけでなく、担当の活動をするためにいつもより早く多くの人が学校へやってきました その中には、PTA役員の皆さんや、ライブ配信の準備のための業者の方もおられました ですから、一層全日程を終えられたことはありがたいことです 今後も、多くの方々に支えられながら、本校では「天資養活 自他共栄」の校訓のもと、一人一人の生徒が力をつけられるように教育活動を進めてまいります 今日、運動会をしている時間帯だけ雨が降らなかったのは、テルテル様とダルマ様のお力もあるとわたしは思っています ありがとうございました 刻々と no.351台風の接近、高気圧の勢力や偏西風の進路の変化など、自然相手であれば仕方のないことです と、分かっていても運動会を明日に控える身にとれば、気が気ではありません 出中生のみならず、保護者の皆さん、来賓代表の皆さん、ネット配信をお願いしている業者の皆さん、等々、多くの皆さんに影響がある話ですから・・・ このような状況下でも出中生と教職員は、本気で根気よく元気に運動会の準備を進めています 1、2限の授業と並行しての学年種目の準備は、雨とグラウンドコンディションの影響により、体育館において実施しました 3限目からは、授業と並行しつつの団活動が始まりましたが、何とかグラウンドで活動できています 出中生も教職員も頑張っています 今わたしができることのひとつは、テルテル様と新しく仲間入りしていただいたダルマ様に、よりよい運動会の開催をお願いをすることでしょうか 当日参加できない出中生の分もみんなで力を合わせて、よりよい運動会を目指したいと思っています 刻々と本番が迫っています こだわり no.3502学期が本格的にスタートです 雨の中登校してくる出中生を見ていると、ただそれだけでうれしくあり、自分自身もまた頑張ろうと改めて思えてきます 実際に見たり、直接触れたりして考えたり、感じたりすることに、わたしはこだわっているのかもしれません 今日の2学期最初のお昼の放送で映画「ワンピース」の曲が流されていました(ado「新時代」) そこで思い出したのですが、以前に知った『ONE PIECE』の作者 尾田栄一郎 氏のこだわりがいまだに忘れられません 作品づくりに対する姿勢について、「少年へ向けた漫画という意識であり、少年の意見は聞くけれども、それ以外は聞く必要はない」と言っています 「少年にはいくらでもこびますけども、大人にはいっさいこびない」とも表現しています また、マイ・ルールとして『ONE PIECE』は少年のものであるべきと考え、次の制約を設けていると聞きました 「作中で恋愛を描かない」 「殺人や死亡シーンをなるべく描かない」 「戦いの後には仲間たちとの楽しい宴」 そして何より、登場人物に語らせるセリフへのこだわり、言葉へのこだわりに、わたしはプロ意識を感じています それは読者からの尾田氏への質問の回答で知ったことです 読者 「1巻から読んでいて思ったのですが、ワンピースのキャラクター達は感謝したりお礼を言うときに、どんな口調のキャラクターも「ありがとう!」を使っていて、「サンキュー」とか「どうも」を使っていることがあまりない気がします 何かこだわりがあるのですか?」PN:Luna 尾田氏 「すごいとこついてきますねー これはこだわりあります ゾロなんか特に、照れて言葉を変えそうなキャラクターですけどね ぼくからしてみれば、そういう時にカッコつけて言葉をにごすような奴は、逆にカッコ悪いと思いますので、セリフの流れとして相当変にならない限り、一番ストレートな「ありがとう」と言ってもらうことにしています」 教師という仕事についているプロとして、尾田氏の言葉へのこだわりはとても共感するところです わたしには先に述べたこと以外にも、このホームページの記事や写真について、マイ・ルールを設けるようなこだわりがあります そのことを気付いてほしいというものではなく、あくまでも自分の中でのことです おそらく多くの人にはそれぞれに何かしらのこだわりがあると思います そのこだわりが強すぎて、自分自身を苦しめるようなものであるならば、そのこだわりは考え直せたらと思います さあ、出中生のみんなのこだわりは何でしょう? いつか、直接聞かせてもらえるとうれしいですな |
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