最新更新日:2024/07/06
本日:count up20
昨日:627
総数:921754
校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

剣の道 no.391

画像1 画像1
画像2 画像2

昨日、第70回全日本剣道選手権が日本武道館で開催され、村上哲彦 5段(愛媛県警)が決勝で安藤 翔 6段(国士舘大教)を破り、初優勝を果たしました

「小・中・高・大と地元で剣道を続けてきて、愛媛出身としてこの舞台で、必ず優勝したいという強い気持ちで頑張りました」
優勝インタビューに答える、愛媛県勢初の快挙を成し遂げた村上5段の表情は、とても晴れやかでした

決勝で対峙した安藤6段は、本大会出場10回目で2度の3位、剣道世界選手権個人優勝の実力者であり、優勝候補筆頭
準決勝までの戦いは、それはもう優勝にかける安藤6段の強い想いが感じられる剣道でした
北海道県警を辞め、母校の国士舘大学の教員としてこの大会優勝を目指した安藤6段が、面を2本決められて敗れた事実は、わたしにとってもなかなかの衝撃でした

安藤6段との決勝戦を前に、「やってもあと1回。最初から決めていた、負けを恐れずに思い切っていくというところだけ考えて、胸を借りるつもりで頑張りました」と、村上5段は優勝インタビューで語ります
「安藤6段の圧力がすさまじくて、自分のやろうとしている剣道がなかなかできず、ただ、跳んで行ったところにチャンスがあったというところです」
「一本とっても、攻めの姿勢を大切にしました」
安藤5段のまっすぐな心を感じます

愛媛県松山市出身
4歳で剣道を始め、兄と弟の3兄弟で切磋琢磨します
入学した中学校には剣道部はなかったのですが、陸上部に所属して4種競技を中心に走り高跳びなどに地道に取り組みます
松山大学を経て愛媛県警へ就職
1年目には左手首の骨が壊死する病気になり、約1年間、手術やリハビリなどで竹刀を握れなかったそうです
そんな状況の中でも、剣道の試合動画を見るなどして、復帰したあとを見据えていました

まっすぐで、地道な取り組み
と、言うのは簡単ですが、強い心を感じます
決勝戦で、安藤6段から突き技を打たれたとき、既の所でかわします
その後、流れの中で自らも突き技を打ちます
ここに、わたしは村上5段の心の強さを見ました

優勝インタビューで、昨年の大会で初出場でベスト8であったことに触れられ、
「去年のことは気にすることなく、自分の目の前の課題などに取り組んでひたすら稽古に励みました」
と、答えます

また、「この経験をこの後どのように生かしていきたいですか?」と問われ、
「優勝はしましたが、このことは今日で忘れて、明日からは次の目標に向かって頑張っていきたいと思います」
と、きっぱり答えます
剣道同様すっきり、まっすぐな印象を受けました

自分の剣道を最後まで貫いた村上選手
1本とられて、この大会で続けていた剣道が少し変化したように感じた安藤選手
勝敗の差は紙一重です
剣道をかじった程度のわたしごときが言うには、はばかられることですが、そのように感じました

本県出身のT選手は、2回戦で敗れました
その稽古相手として帯同したのは本校のS教諭でした
また、詳細について話を聞きたいと楽しみにしています

「もっともっといろいろなことを吸収して、もっともっと技などを磨いていきたい」と、マスコミの取材に答える村上5段の向上心は尽きません
彼の姿勢に学ぶことが多いです

出町中学校剣道部のみんなは観たのだろうか・・・
いや、剣道部にこだわるのはおかしいですね
出中生で観た人はいたでしょうか?
ぜひ感想を聞きたいです

その正体は・・・ no.390

画像1 画像1
画像2 画像2

本校の近くの空き地にススキの群落があり、秋を感じさせてくれます
そして、その周りは、最近の秋の光景で、黄色に染まっています

セイタカアワダチソウ

このあたりでもこの時期によく見られるようになりました
黄色の効果もあるのでしょうか、よく目立ちます
少なくとも、わたしの幼少期、いや、教師になりたての頃も今ほどはなかったと思います
その頃から、帰化植物のひとつとして名前と写真によってその姿は認識していたのですが、「この辺りでは見られないなぁ」と思っていた記憶があります
最近の目立ち具合から、どうもあまり良い印象が個人的になかったのですが、先日ちょっと変わりました

学校司書さんから、「校長先生、この本いかがですか?」と紹介していただいた書籍の影響です
※「身近な雑草たちの奇跡」森 昭彦 著 SBクリエイティブ株式会社 発行

この中に、セイタカアワダチソウについて紹介されている文章があります
・彼女たちは自らの意思でやってきたのではない
・観賞用として無理やり連れてこられた
・第二次世界大戦で焦土と化した日本の緑化に励んだ
・虫媒花であり、花粉症の原因にはならない
・アレロパシー(多感作用)はススキ、キンエノコロなどには影響を与えない
・秋に花粉も蜜も出す植物は少なく、多くの生き物の越冬準備に使われる
・英名はゴールデンロッド
 ※調べると、英名はCanada Goldenrod、Canadian Goldenrod、Late Goldenrod等
 ※ちなみにgoldenrodは直訳すると「黄金の杖」
・「切断には弱い」(※地下茎)という習性がある
・20年ほど前から保護活動の動きが出ている

(この本を信じれば)今までわたしは相当偏見に満ちて、誤解していたかもしれません・・・

植物だけでなく、人間のこともよく分かりもしないで、自分なりの解釈をしていることがあります
そう感じた時に思い出すのが、あるドラマの一場面です

それは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』の第8週(2021年1月25日〜29日)
題名は「あんたにうちの何がわかんねん!」
その中で、主人公の竹井 千代(杉咲 花)が、父・竹井 テルヲ(トータス松本)のことで困惑している時、天海 一平(成田 凌)が現れたシーンです

一平「まだ、あの親父に縛られてるのか 情けないなあ」
千代「あんたに、うちの何が分かんねんな!」
一平「分かるはずないやろ。人の苦しみが、そない簡単に分かってたまるか。どんだけ知ったふうな口叩いても、お前の苦しみはお前にしか分からへん俺の苦しみは、お前なんかに絶対分からへん
千代「・・・」
一平「せやから、俺は芝居すんねん。芝居してたら、そういうもんがちょっとは分かる気がする。分かってもらえるような気がする」

なぜ、このシーンを思い出すのか自分でもよく分かりません
とにもかくにも、今、できることをやるのみですな
本気・根気・元気・・・

こんなことばかり考えるのは、秋のせいでしょうか

その正体はなかなか分かりません

秋の読書週間、もうすぐ折り返し no.389

画像1 画像1
お昼休み
13時5分を過ぎたころから続々と出中生がやってきます
図書委員の担当も慣れた手つきで返却された本を処理しています
学校司書をはじめ、図書委員のみんなの力によって、出中生が存分に本に触れることのできる環境が整っている本校です

読書の秋!
10月27日(木)から11月9日(水)までの14日間、第76回「秋の読書週間」(読書推進運動協議会)です
その約半分が経過しようとしています
下の写真は、そのポスターイラスト募集の大賞作品と、標語募集の入選作品を使った告知ポスターです
標語募集で入選作品「この一冊に、ありがとう」をつくられた、天野耕平さんから次のようなメッセージを発信されています

読書で心が震える体験は、何物にも代え難い奇跡のようなものだと思います
そして、自分の未来にはそんな奇跡がまだまだたくさん待っているという妙な確信もあります
本に関わっているすべての人に感謝を伝えたいです

とても素敵な文章で、わたしも天野さんのメッセージに賛同します
思い返せば小中学生の頃は、テレビ・ラジオ中心の生活でほとんど読書はしませんでした
高校生あたりからSF小説や短編小説に手を出し、その後、ノンフィクション作品が好きになったような記憶が・・・
もっと若くて時間があるときに古典の全集等の大作を読めばよかったと感じています
などと、後悔ばかりしていないで、今からでも読めばよいのです
亡父の残した司馬遼太郎や川端康成等の全集ものは処分せずに、いつか読もうととってあります

「読書で心が震える体験」
「未来にそんな奇跡がある」
そのことを確信します
まだまだわたしは勉強が足りません

※優秀賞3作品の中で、池倉さんの作品が個人的に好みなので紹介しています
画像2 画像2
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
行事予定
11/6 PTA プランター 花の植替え
11/8 学力調査 1日目
11/9 学力調査 2日目
11/10 第1学年校外学習

学校だより

1学年だより

2学年だより

3学年だより

相談室より

感染症対策

学校からのお知らせ

PTAからのお知らせ