最新更新日:2024/07/06
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
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空 続編 no.394

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昨夜は皆既月食、そして、惑星食
漢字で表記すると定食屋のメニューのようですね

昨日紹介したように、日本で「皆既食中の惑星食」を観測できるのは、1580年7月の土星食以来442年ぶり ※時代は安土桃山時代!
ただ、皆既月食中の天王星食というと記録上初めてとか
確かに、大昔に天王星を認識できていなかったでしょうから、科学史上はそうなるのかもしれませんね
ちなみに、次に日本で見られる「皆既月食中の惑星食」は、322年後の2344年7月26日に起きる土星食までないようです
生きている間に「皆既月食中の惑星食」を日本国内で観察することができるラストチャンスでした

肉眼で見るのと、スマートフォンで撮影した画像とは相当印象が違います
直接観察することの大切さを実感します
と、言いつつ、極度の近眼・乱視(最近は老眼)わたしは、肉眼で天王星を確認できなかったのでLIVE配信画像に頼りました
富山市科学博物館のLIVE配信と、国立天文台三鷹キャンパスのLIVE配信と、仙台市天文台のLIVE配信を、布団にくるまりながらぬくぬくと観ていました
国立天文台三鷹キャンパスのLIVE配信は実況付きなので、新たな学びもあります
恒星が皆既食中の月の裏側を通るときと、惑星である天王星が月の影に入るのではその様子が違うということです
これは、地球との距離が原因です
離れているとはいえ天王星は太陽系の中の惑星であり、太陽の光を反射した光が我々の目に入り見えています
恒星は遥かかなた、光年レベルの距離を超えて、自らが放つ光が我々の目に入り見えています
その関係で、光る面積が同じように見えて違うのです
だから月の裏に入るとき、恒星はすっと消えますが、惑星は徐々に暗くなり消えます
水平線や山の端に沈む月や太陽のように、徐々に暗くなっていくイメージです
その解説を聞いて、なるほどなと思いつつ、実際に映像を見て、より納得しました
「知ること」と「分かること」、「理解すること」は違うことを再認識します

出中生のみんなも、分かったつもりになっていることはないでしょうか?
それは教科の学習だけでなく、健康管理や礼儀、交通安全等、すべてに通じます
おっと、これは出中生だけでなく、わたし自身もそうです
これまた、気を引き締めなければと思いました

自然に触れていると、感じること・考えることがいろいろあります

空 no.393

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朝から空の様子が気になります
朝は雲が多く、久しぶりに「天国の梯子」(上写真)を観ました
その後、ざっと雨が降りましたが、夜までには雲が切れるかな・・・

なぜ、空を気にするかというと、今夜、月が地球の影に入る皆既月食が起こるからです
空に雲がなければ2021年5月26日以来(上写真)およそ1年半ぶりに、日本全国で観察できます
今回は、皆既食中の月が天王星を隠す天王星食も同時に起こります
2022年7月21日の火星食、2021年11月19日の部分月食等、それぞれの現象を単独で観られることはありますが、皆既月食と惑星食が同時に起きるのはとても珍しいことで、日本で「皆既食中の惑星食」を観測できるのは、1580年7月の土星食以来442年ぶりです ※時代は安土桃山時代!
ちなみに、次に日本で見られる「皆既月食中の惑星食」は、322年後の2344年7月26日に起きる土星食までないようです
わたしたちが生きている間に「皆既月食中の惑星食」を日本国内で観察することができるラストチャンスですな

国立天文台によると、月食の始まりは18時9分
月全体が地球の本影に入る皆既食の始まりは19時16分
食の最大(食分1.364)は19時59分
皆既食の終わりは20時42分
月食の終わりは21時49分です
地球の本影に隠れた赤銅色の月が見られる皆既食は86分間続くことになります。

国立天文台からは天王星食の情報も発表されています
おおむね新潟-東京から西の地域では、20時42分までの皆既食中に天王星食が始まるようです
国立天文台によれば、天王星の明るさは約6等級で、薄い青色に見えます
皆既月食中の月は普段よりも暗いものの、6等級は条件の良い空でも肉眼で見える限界の明るさですから、国立天文台は双眼鏡や望遠鏡の使用を勧めています

今夜の空模様次第ですが、観られる人は少し夜空を眺めてみてはいかがでしょうか
今日、明日と中教研学力調査実施中ですから、テスト勉強中の少し頭を休める気分転換としても効果的かと思います
ただし、夜気温は下がりますから防寒対策はしっかりと行いましょう
多くの天文台等がライブ配信が計画されていますから、室内でも観察することができます
全国の皆既月食中継サイトのリストへ(日本公開天文台協会提供)
https://www.koukaitenmondai.jp/campaign/lunar-e...

空から校舎内へ目を向けると、各教室では、学力調査に本気で根気よく取り組む出中生の姿があります(下写真)
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季節感 no.392

本日は立冬
第五十五候 山茶始開(つばき はじめて ひらく)

この山茶(つばき)とは、椿(つばき)のことではなく、同じツバキ科の山茶花(さざんか)のことをさしているようです
昔、この木の葉の部分をお茶として飲んでいたことから、山に生えて花を咲かせる茶の木として、この漢字があてられたという説があります

♪さざんか、さざんか、咲いた道♪
♪たき火だ、たき火だ、落ち葉たき♪
♪あたろうか、あたろうよ♪
♪しもやけ、おててが、もうかゆい♪

童謡「たきび」の歌詞の一節です
「しもやけ」は、出中生に分かるでしょうか?
「たき火にあたる」は、経験あるでしょうか?
暦の上で、冬の始まりです

グラウンドで体育の学習に励む出中生の向こうの立山三山(雄山、大汝、富士の折立)や薬師岳が白く見えます
※標高2999mの剣岳は雪が少なく白く見えませんが、出中生のみんなはなぜだか分かりますか?

室堂のライブカメラを観ると、うっすら雪化粧です
気象衛星の画像(トゥルーカラー再現画像)では、北アルプス・南アルプス・富士山あたりが白く見え、山々は茶色に変化し、低山あたりが赤茶色に見えます
確実に季節は進んでいます

第五十五候 つばき はじめて ひらく
校長室には山茶花(さざんか)を活けていただきました
校長室の中でも季節を感じられます
ありがたいことです

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剣の道 no.391

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昨日、第70回全日本剣道選手権が日本武道館で開催され、村上哲彦 5段(愛媛県警)が決勝で安藤 翔 6段(国士舘大教)を破り、初優勝を果たしました

「小・中・高・大と地元で剣道を続けてきて、愛媛出身としてこの舞台で、必ず優勝したいという強い気持ちで頑張りました」
優勝インタビューに答える、愛媛県勢初の快挙を成し遂げた村上5段の表情は、とても晴れやかでした

決勝で対峙した安藤6段は、本大会出場10回目で2度の3位、剣道世界選手権個人優勝の実力者であり、優勝候補筆頭
準決勝までの戦いは、それはもう優勝にかける安藤6段の強い想いが感じられる剣道でした
北海道県警を辞め、母校の国士舘大学の教員としてこの大会優勝を目指した安藤6段が、面を2本決められて敗れた事実は、わたしにとってもなかなかの衝撃でした

安藤6段との決勝戦を前に、「やってもあと1回。最初から決めていた、負けを恐れずに思い切っていくというところだけ考えて、胸を借りるつもりで頑張りました」と、村上5段は優勝インタビューで語ります
「安藤6段の圧力がすさまじくて、自分のやろうとしている剣道がなかなかできず、ただ、跳んで行ったところにチャンスがあったというところです」
「一本とっても、攻めの姿勢を大切にしました」
安藤5段のまっすぐな心を感じます

愛媛県松山市出身
4歳で剣道を始め、兄と弟の3兄弟で切磋琢磨します
入学した中学校には剣道部はなかったのですが、陸上部に所属して4種競技を中心に走り高跳びなどに地道に取り組みます
松山大学を経て愛媛県警へ就職
1年目には左手首の骨が壊死する病気になり、約1年間、手術やリハビリなどで竹刀を握れなかったそうです
そんな状況の中でも、剣道の試合動画を見るなどして、復帰したあとを見据えていました

まっすぐで、地道な取り組み
と、言うのは簡単ですが、強い心を感じます
決勝戦で、安藤6段から突き技を打たれたとき、既の所でかわします
その後、流れの中で自らも突き技を打ちます
ここに、わたしは村上5段の心の強さを見ました

優勝インタビューで、昨年の大会で初出場でベスト8であったことに触れられ、
「去年のことは気にすることなく、自分の目の前の課題などに取り組んでひたすら稽古に励みました」
と、答えます

また、「この経験をこの後どのように生かしていきたいですか?」と問われ、
「優勝はしましたが、このことは今日で忘れて、明日からは次の目標に向かって頑張っていきたいと思います」
と、きっぱり答えます
剣道同様すっきり、まっすぐな印象を受けました

自分の剣道を最後まで貫いた村上選手
1本とられて、この大会で続けていた剣道が少し変化したように感じた安藤選手
勝敗の差は紙一重です
剣道をかじった程度のわたしごときが言うには、はばかられることですが、そのように感じました

本県出身のT選手は、2回戦で敗れました
その稽古相手として帯同したのは本校のS教諭でした
また、詳細について話を聞きたいと楽しみにしています

「もっともっといろいろなことを吸収して、もっともっと技などを磨いていきたい」と、マスコミの取材に答える村上5段の向上心は尽きません
彼の姿勢に学ぶことが多いです

出町中学校剣道部のみんなは観たのだろうか・・・
いや、剣道部にこだわるのはおかしいですね
出中生で観た人はいたでしょうか?
ぜひ感想を聞きたいです

その正体は・・・ no.390

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本校の近くの空き地にススキの群落があり、秋を感じさせてくれます
そして、その周りは、最近の秋の光景で、黄色に染まっています

セイタカアワダチソウ

このあたりでもこの時期によく見られるようになりました
黄色の効果もあるのでしょうか、よく目立ちます
少なくとも、わたしの幼少期、いや、教師になりたての頃も今ほどはなかったと思います
その頃から、帰化植物のひとつとして名前と写真によってその姿は認識していたのですが、「この辺りでは見られないなぁ」と思っていた記憶があります
最近の目立ち具合から、どうもあまり良い印象が個人的になかったのですが、先日ちょっと変わりました

学校司書さんから、「校長先生、この本いかがですか?」と紹介していただいた書籍の影響です
※「身近な雑草たちの奇跡」森 昭彦 著 SBクリエイティブ株式会社 発行

この中に、セイタカアワダチソウについて紹介されている文章があります
・彼女たちは自らの意思でやってきたのではない
・観賞用として無理やり連れてこられた
・第二次世界大戦で焦土と化した日本の緑化に励んだ
・虫媒花であり、花粉症の原因にはならない
・アレロパシー(多感作用)はススキ、キンエノコロなどには影響を与えない
・秋に花粉も蜜も出す植物は少なく、多くの生き物の越冬準備に使われる
・英名はゴールデンロッド
 ※調べると、英名はCanada Goldenrod、Canadian Goldenrod、Late Goldenrod等
 ※ちなみにgoldenrodは直訳すると「黄金の杖」
・「切断には弱い」(※地下茎)という習性がある
・20年ほど前から保護活動の動きが出ている

(この本を信じれば)今までわたしは相当偏見に満ちて、誤解していたかもしれません・・・

植物だけでなく、人間のこともよく分かりもしないで、自分なりの解釈をしていることがあります
そう感じた時に思い出すのが、あるドラマの一場面です

それは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』の第8週(2021年1月25日〜29日)
題名は「あんたにうちの何がわかんねん!」
その中で、主人公の竹井 千代(杉咲 花)が、父・竹井 テルヲ(トータス松本)のことで困惑している時、天海 一平(成田 凌)が現れたシーンです

一平「まだ、あの親父に縛られてるのか 情けないなあ」
千代「あんたに、うちの何が分かんねんな!」
一平「分かるはずないやろ。人の苦しみが、そない簡単に分かってたまるか。どんだけ知ったふうな口叩いても、お前の苦しみはお前にしか分からへん俺の苦しみは、お前なんかに絶対分からへん
千代「・・・」
一平「せやから、俺は芝居すんねん。芝居してたら、そういうもんがちょっとは分かる気がする。分かってもらえるような気がする」

なぜ、このシーンを思い出すのか自分でもよく分かりません
とにもかくにも、今、できることをやるのみですな
本気・根気・元気・・・

こんなことばかり考えるのは、秋のせいでしょうか

その正体はなかなか分かりません

秋の読書週間、もうすぐ折り返し no.389

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お昼休み
13時5分を過ぎたころから続々と出中生がやってきます
図書委員の担当も慣れた手つきで返却された本を処理しています
学校司書をはじめ、図書委員のみんなの力によって、出中生が存分に本に触れることのできる環境が整っている本校です

読書の秋!
10月27日(木)から11月9日(水)までの14日間、第76回「秋の読書週間」(読書推進運動協議会)です
その約半分が経過しようとしています
下の写真は、そのポスターイラスト募集の大賞作品と、標語募集の入選作品を使った告知ポスターです
標語募集で入選作品「この一冊に、ありがとう」をつくられた、天野耕平さんから次のようなメッセージを発信されています

読書で心が震える体験は、何物にも代え難い奇跡のようなものだと思います
そして、自分の未来にはそんな奇跡がまだまだたくさん待っているという妙な確信もあります
本に関わっているすべての人に感謝を伝えたいです

とても素敵な文章で、わたしも天野さんのメッセージに賛同します
思い返せば小中学生の頃は、テレビ・ラジオ中心の生活でほとんど読書はしませんでした
高校生あたりからSF小説や短編小説に手を出し、その後、ノンフィクション作品が好きになったような記憶が・・・
もっと若くて時間があるときに古典の全集等の大作を読めばよかったと感じています
などと、後悔ばかりしていないで、今からでも読めばよいのです
亡父の残した司馬遼太郎や川端康成等の全集ものは処分せずに、いつか読もうととってあります

「読書で心が震える体験」
「未来にそんな奇跡がある」
そのことを確信します
まだまだわたしは勉強が足りません

※優秀賞3作品の中で、池倉さんの作品が個人的に好みなので紹介しています
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