最新更新日:2024/06/28
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

学びの場 no.452

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1年生の美術科の授業
「自然物を本物そっくりに、立体で作ろう」をテーマに、「課題について理解し、トライ作品をつくることができる」ことをゴールとして、学習に取り組んでいます

担当教諭の「では、はじめよう!」の合図で、待ちわびていたようにみんなが袋から出した粘土をこね始めます
はじめの頃は、周りの人たちがどのようにしているか、気になります
周りに一緒に学ぶ人がいることは心強いものです
そしてある程度確認できたら、自分の硬い粘土を全力でほぐしていきます
座ったままでは力が入らず、立ち上がって全体重をかけている出中生が何人かいますが、すぐに座って作業します
その姿を見かねて思わず「○○先生! 座ったままだと力が入らないので、立ち上がってこねてもいいですか?」と、わたしが質問してしまいました
だめです、わたし
出過ぎです
あくまでも参観者なので、口出ししてはダメなのにしゃしゃり出てしまいます

学校内では生徒自身が、いつでも自由に質問できればと思います
「分からないこと」を「分からない」と言える
「教えて」と言える
「いいよ」、「自分でよければ、喜んで」と言える
そんな学びの場は素敵だと思います
子供の学びの場としての学校だけでなく、教職員自身、大人の職場としての学校もです

わたしの質問に○○先生が「立ってやってもいいですよ」と答えてくれると、ザザッと多くの出中生が立ち上がってこね始めました
やってみて、すぐに座って作業する生徒もいます
ずっと立ったまま、作業を続ける生徒もいます
それはそれでいいのです
自分でやってみて、よりよい方法を選択して学習を進めるのです
そして、また分からなければ、誰にでもいいから聞けばよいのです

大昔、わたしが担当していた理科の実験の考察の場面で、生徒たちの議論が白熱しました
最初は、わたしが「じゃあ、○○さんはどう考えるの?」などと、授業を進めていましたが、途中から、「はい!はい!!□□さんに質問があります!!」と挙手する生徒が出てきました
そしてしまいには、生徒が生徒を指名し、その議論を進めていきました
そうなると、わたしはただその様子を観ているだけです
いつもそのような授業ができたわけではないですが、こういう授業は楽しいです
チャイムが鳴って、授業が終わると、「あ〜、面白かった」という声が聞こえました
「あ〜、つまらなかった・・・」「あ〜、眠かった・・・」と言われる授業が多かったわたしなので、とても印象に残っています

教師はよりよい授業を模索し続けています
どのように学びの場をつくるか、どのような準備が必要か、どのような姿が観られたらねらいが達成したと評価できるか・・・
これらに終わりはありません
昨日も本校の教職員は研修に励みました

「脱皮しない蛇は滅びる」なのです


美術室の近くの西門の梅が、花弁を広げ始めています
校長室の梅の花も、チラホラと咲き始めています
その近くのハナミズキの芽はまだ堅そうですが、きっとその芽の中では、「その時」に備えて確実に生長が進んでいるはずです

出中生にとって、今は中学生活や学年のまとめの3学期であり、進学、進級に向けての準備の0学期です
人それぞれに「その時」は違いますが、出中生も未来に向けて確実に成長しています
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想いを伝える no.451

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本日は令和5年度前期生徒会役員選挙立会演説会・投票の日です
オンラインによる演説会が当たり前となりました
画面越しですから、公約や想いを伝える立候補者にとって、やりにくい部分もあると思います
何と言っても直接、投票者に訴えかけられることは、大きいと感じるからです
立候補者はオンラインという環境の中で、工夫を凝らして想いを伝えていました
立候補する者、投票する者はもちろん、そもそも選挙とは何かをここにいる全員が考える時間でもあると思っています
わたしも考えるその一人です

Government of the people,
by the people,
for the people

1863年11月、当時のアメリカ大統領リンカーンが、ペンシルベニア州ゲティスバーグで行った演説の中で、民主主義政治の原則を示した言葉です
生徒会に当てはめれば、「生徒のための、生徒による、生徒の生徒会執行部」です
今日の演説会では、校舎内をまわり、演説が収録されている会議室で立候補者の演説や応援演説を聴いたり、教室や職員室等で画面越しの演説を聴いたりしました
演説者の伝える想い
聴く側の想いを確実に受け止めようとする姿勢
校舎内の教室から演説が終わるごとに鳴り響く拍手
手段は違っても、想いを伝えよう、受け止めようとすることに変わらないと感じます
また、出中生の姿に学ばせてもらった気がします

ネットの検索サイトで「生徒会選挙」と入力すると、候補の中に「生徒会選挙 勝つ方法」と出てきました
興味をもってそのいくつかをのぞいてみると、選挙活動の仕方、立ち振る舞い、そして演説ための文例はもちろん、誰を味方に付ければよいかもありました
これらを利用したくなる気持ちは理解できます
それが人間です
選挙に関わらず、AI技術が進歩し、最近では「CHAT GPT」のように何かを相談すればすぐに答えてくれるサイトもあります
「生徒会選挙の応援演説を書いてください」と入力すればAIが自動作成してくれます
「○○とは何か?」と言った課題にも答えてくれます
既に欧米の大学等では学生がレポート作成の際にこのようなアプリやサイトの使用を禁じており、法律でもAIが作成したものかどうかを明示しなければならないという議論があるようです

ネットは便利ですが、あくまでも自分の想いをよりよく誰かに伝えるための道具としてとか、自分自身の成長、言い換えれば未来の自分のための道具として便利に使いこなせればと考えます
学校教育におけるタブレット利用の授業もそうです

また話がずれています
生徒会選挙からネットの話になりました

さて、選挙の結果はどのようになるでしょうか?
どのような新執行部が誕生するのでしょうか?
未来を想うことは期待や楽しみがあります
わたしには生徒会役員選挙の選挙権はありませんが、近くで応援しています

今日まではもちろん、今朝も早くからの準備をしてくれた選挙管理委員会のみなさんに感謝します
認証式まで、よろしくお願いします

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節分 no.450

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本日の給食は「節分・立春の日献立」です
イワシの甘露煮、ミックス節分豆はよく分かります
赤米ごはんは、赤鬼つながり?いえいえ、赤は邪気を払う色だからだとか
コーン和えは、豆つながりでしょうか?
すき焼きは・・・???何でしょう?

今日は1年に4回ある「節分」ならではの給食です
「節分」は季節の始まりである、立春・立夏・立秋・立冬の前日であり、季節を分ける日です
けるから「節分
日本語は分かりやすい言語です
昔から季節の変わり目には邪気(鬼)が出ると言われ、それを追い払うための行事が日本全国、いろいろな形で行われています
江戸時代以降、立春の前日を指すことが多くなったそうです
旧暦で、12月の大晦日と立春前日の節分は、ともに年越しの日とされていましたから、鬼(悪霊)払いで心と身体をきれいにして正月の神様をお迎えし、新年の準備をしたようです
豆まきもそのひとつです ※ヒイラギ、イワシの焼いた頭も鬼払いのためです
「鬼滅の刃」が数年前に大流行してから、その豆まきも少し変わったそうです
それは、節分セットに、刀が付いているらしく、今年も鬼が首を切られるのでしょうか??
今年の節分セットにも刀が付いているかはリサーチ不足であり、鬼役を誰が務めるのかは家庭によって違うでしょうが、ぜひお気を付けください

また、節分といえば、わたしが子供の頃の記憶にはない「恵方巻き」が、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの店頭に並んでいます
大阪発祥の風習とされつつも、その起源は不明だそうです
怪しい・・・
節分の夜、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじりして、「ひと言も言葉を発せずに最後まで一気に食べきる」と願いが叶うとか、「目を閉じて食べる」とか、「笑いながら食べる」とか、これもいろいろな話があるようです
ますます、怪しい・・・
「恵方巻」という呼び方は、1989年に広島市のセブン-イレブン舟入店担当の本部社員が「大阪には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と知り、商品を企画し、1998年から全国展開して、2000年代以降に急速に広まったとどこかで読んだ気がします
それ以前に「恵方巻」と呼ばれる文献の類は見つかっていないそうで・・・
超、怪しい・・・
商業戦略はコンビニ業界だけでなく日本全国に広がり、砺波市のとある鮮魚店も今日は早朝から恵方巻づくりに大忙しだそうです
豆をまかずに、海苔をまく・・・
いや、海苔をまいたあとに、豆をまく、か

「恵方巻」「バレンタイン・デー」「土用の丑の日」「ハロウィン」「クリスマス」・・・
日本人は柔軟にいろいろなものを取り込む国民だと感じます

今夜は、刀を振ることも、呼吸を整えることもなく、静かに豆をまこうと思います
「鬼は〜、そと!」は、唱えず、ただひたすら「福は〜、うち!!」「ごもっとも、ごもっとも」と唱える予定です
ちなみに、最近は拾って食べることを考え、袋入りの豆や、殻付きの落花生をまくようになりました
昔はマスに炒った豆を入れて、バラバラとまいており、その後ろについてその豆を拾って食べながら「ごもっとも、ごもっとも」と唱えるのが子供の役割でしたな
今は、ちょっぴり寂しい豆まきです

その日 no.449

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本日は県内私立高校の一般入試の日です
既に高等専門学校や県内外私立高校の入試を受けている出中生はいますが、学年の多くが受験する日は今日です

例年、なぜかこの日は荒天であったり、道路がバリバリに凍る日だったりすることが多い記憶がありますが、今日は比較的穏やかでよかったです

先日、激励の言葉として「焦らない、でもあきらめない」と伝えました
「満点を目指すのではなく、自己ベストを目指せ」と伝えました

本気・根気で取り組む3年生を想い、よりよい結果につながることを祈っています

2月1日 no.448

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今日から2月
今日はグレゴリオ暦で年始から32日目
ということは、今年はあと333日
ゾロ目ですな

面体を つゝめど二月役者かな
「俳句月別歳時記」高橋悦男編(博友社)より

高浜虚子氏に師事した、前田普羅氏の句です
前田氏は東京生まれですが、1923年の関東大震災によって家財一切を失い、翌年、富山に転居し、報知新聞社富山支局の支局長となります
富山の雄大な自然に感動し、それ以来立山、黒部を渡り歩いたり、能登、佐渡、飛騨へ出向いたりして句を詠み続けた方です

一読してよく分からない場合は、「二月礼者」の意味を知ると情景が浮かぶ句だと思います
「新歳時記」高浜虚子著(三省堂)に、「演劇関係の人とか、料理家業の人等は、新年はことに多忙で、年始の回礼をする暇がないため、二月の一日に回礼に歩く風習がある。それを二月礼者という」と書かれています

映画監督でもある、五所平之助氏は下の句を詠みました

出稽古の 帰りの二月礼者かな
「わたしの俳句歳時記」https://www.mysai.net/index.html

前田氏が詠んだ句は、二月礼者を二月役者と言い換え、ちょっとしたおやじギャグにも感じます
※失礼があったらごめんなさい
句の「面体をつつむ」とは、手ぬぐいなどで役者であることを隠すために顔を隠しているのではないでしょうか
しかし、その立ち振る舞いや服装から「ははーん、あれは二月礼者の役者だな」と、前田氏が感じたのではと妄想し、その時の情景がイメージされます


知っているからこそ分かることは世の中たくさんあります
だからこそ学習は面白いのです

人間はやらされる場合と、自分からやる場合では圧倒的に自分からの方が楽しいですし、身になると思っています
主体的な学習です
学習は座学ばかりではなく、体験や経験を伴う、学校教育全般にも通じます

出中生の学習は、誰かにやらされているのか?、自分からやっているのか?
どちらにしても未来の自分のための学習ならば、面白くて、身に付くものがうれしいですね

ちょうど、今は生徒会役員選挙の選挙運動期間です
生徒会活動も自治活動であり、主体的な活動です
そこには主体的な学びが多くあります


昨夜、赤い火星を伴った月が寒空に輝いていました
そしてその下にはオリオン座がおうし座と対峙していました
その約12時間後の今朝、2月1日の日の出の光が出町中学校を照らしていました
よし!
今日もがんばろー!!
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