最新更新日:2024/06/27
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

伝えられる環境 no.401

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本日午後に3年生及びその保護者向けに「県立高等学校説明会」を開催しました
3年生の生徒にとっては初めての中学卒業後の進路選択です
保護者のみなさんにとっては既に上のお子さん(兄姉)で経験済みの方もおられるでしょうが、今3年生である我が子の中学卒業後の進路選択は初めてのことです
このことを意識することはとても大切だと思っています

初めてのこと、先が見えないものに我々は不安をいただきます
その不安感に寄り添い、一緒に進むことができるのは、おとなだと思います

出中生のみんなには、分からないこと、不安なことがあれば、家族や本校教職員に尋ねてほしいです
家庭にしても、職場にしても、あるいは何かの会議や寄り合いにしても、自分の想い(疑問、不安、本音・・・)を自由に言えないことは、民主主義国家である現代の日本の中ではおかしいことです
少なくとも、「主体的、対話的で深い学び」を目指している教育現場では、そのようなことのない環境づくりを目指したいです

3年生の諸君はもちろん、1、2年生のみんなも、分からないこと、不安なことがあれば、「分かりません」とか、「不安です」と言ってほしいです
そう言える家庭や学校で生活できることが、安心・安全の基盤をつくりだします
そして、そういうところだからこそ、「本気・根気・元気」な生活を送れるはずです

本気・根気の姿 no.400

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来週末から期末考査が始まります
2学期も終盤を迎え、今日も本気で根気よく学習に取り組む出中生の姿が見られます
出中生のみならず、本気で根気よく教育活動に取り組む本校教職員の姿も見られます

英語科のパフォーマンステストに臨む3年生
美術科の作品制作のための構想に取り組む2年生

様々な想いや悩みを抱えながらも、日々を精一杯頑張って過ごしている生徒や教職員の姿は、何とも表現できないものがあります

今の時代以上に激しく不確かな時代であっただろうと想像される戦国時代
その時代を生きた戦国武将である武田信玄は多くの名言を残しています
そのうちのひとつで、信玄が唱えた言葉がルーツになったとされる「正範語録」には、今の時代においても力強さと説得力があります(※信玄作ではなく、作者不詳という説もあります)

『正範語録』

実力の差は 努力の差
実績の差は 責任感の差
人格の差は 苦労の差
判断力の差は 情報の差

真剣だと 知恵が出る
中途半端だと 愚痴が出る
いい加減だと 言い訳ばかり

本気でするから 大抵のことはできる
本気でするから 何でも面白い
本気でしているから 誰かが助けてくれる


今のわたしは、本気なのか?・・・
出中生や本校教職員に負けてはいられないな・・・と、感じます
※自分は自分なので、他の人と自分を比べるのではなく、他の人を参考にしたいと思っています


ここからは、武田信玄についての蛇足です
イエズス会士として戦国時代の日本で宣教し、織田信長や豊臣秀吉らとも会見した、ポルトガル人のルイス・フロイス(Luís Fróis)が記した「日本史」
その中には、信玄は「織田信長がもっとも煩わされ、常に恐れていた敵の1人」だったと書かれています
また、その当時の評価として、信玄は「徳川家康を苦しめ、人間として成長させた武神」として高く評価され、信玄の手法を家康が参考にした事からも、江戸幕府でさえ信玄人気を容認していたとされています
豊臣秀吉とは対照的です

個人的に彼のエピソードで興味が惹かれるのは、躑躅ヶ崎館に、自分専用の水洗トイレを設置していたことです
これは館の裏から流れる水を利用した仕組みで、信玄がひもを引いて鈴を鳴らすと配置された家臣に伝わり、上流の者が水を流す仕組みだったようです
信玄はこのトイレを「山」と呼んでおり、家臣がその理由を問うと、「山には常に、草木(臭き)が絶えぬ」と答えたとか、なかったとか・・・
ユーモアのセンスも大切であり、興味深いです
また、このトイレの広さは六畳もあり、敵襲にも備えて自由に身動きがとれる広さにしたそうで、中には机も設置され、ここで用を足しながら書状を書いたり作戦を考えていたとも言われています
何とも合理的

歴史を学ぶことも面白いです
学生時代は全く興味がなかったのですが、年齢を重ねるごとに歴史に興味が出るのはなぜでしょう?
先が短くなった証拠でしょうか・・・?
あああ、また蛇足が長くなりました

極めたプロの言葉 no.399

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日本のプロ野球球団である東京ヤクルトスワローズに所属する村上 宗隆 選手(22)が、14日に日本記者クラブ協会(https://www.jnpc.or.jp/)で会見を開きました
日本記者クラブ協会のHPから、50分39秒の記者会見動画を視聴できるので、昨夜、思わず最後まで観てしまいました

日本選手シーズン最多の56本塁打
史上最年少での三冠王
プロ野球新記録となる5打席連続本塁打など
数々の記録を打ち立てた今シーズンをふりかえっての話は、野球にあまり詳しくないわたしにとっても興味深かったです

特に、「自分の中でひとつ後悔していることは・・・」と、語り始めたところが印象に残ります

(日本選手シーズン最多の56本塁打という記録について)
自分の中でひとつ後悔してるのは、
僕が50号打ったあたりに、
シーズン終盤、あと5本くらい、
王さんに並べるくらいのホームランを打てればいいかな
という目標を立ててしまったので・・・、
そこでもっと自分に、もっと期待して(※発言のママ)
60号だったり、61本だったりという目標を立てておけば、
また違う結果が生まれたのかなと思うので
そこはひとつ後悔ですね

(試合が少なくなり、タイトルが狙える状況で、気分転換はしていたのか?)
気分転換は特にしていないですね
もう試合が終われば、ご飯を食べて、振り返りをして、寝ますし
野球で悔しい想いをしたら、野球でしか取り返せないので・・・
普通にそうしていました

わたしは「凄さ」を感じます
プロ意識を強く感じた村上選手の言葉でした
極める人の言葉には、力があります
エネルギーが感じられます
そして、なんだか元気になれます

影 no.398

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登校してくる出中生の影が長くなりました
校長室の中では、今まで日が当たらなかった奥の方まで光が届いています

はて、出中生のみなさん、これはなぜでしょう?
いや、出中生のみならずこの記事をご覧いただいているみなさん、なぜでしょう?

影は光に関するから光の学習をする中学1年生の学習で分かるのでしょうか?
この光は日光、つまり太陽の光だから天体の学習をする中学3年生の学習で分かるのでしょうか?
生活経験の中で分かっているものでしょうか?
さあ、いかがでしょう?

ちなみに、日光でできる影は実寸とは異なるもののその形は正確に映し出します
果たしてこれはなぜでしょう?

no.393で登場した「天国の梯子」
太陽の光は地球上ではスリット(すきま)を通すとその光はほぼ平行に進むのに、なぜ天国の梯子は放射状なのでしょう?

すべて、見えているもの(事実?)から、推測し、確かめることで、その真実が解明されます
これは理科(科学)だけでなく、社会科の学習の歴史等でも似たところがありますね
過去の遺跡や遺物から当時の様子をおしはかります
身の回りはなぞだらけです


上写真3枚目
職員室のついたてに映るわたしの影
右下の丸で囲んだ部分は何でしょう?
ちなみに、わたしの左手ではありません
日光による影はその形を正確に映し出します
こたえ

灯台躑躅 満天星 no.397

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本校中庭のツツジが美しくその色を変化させています
個人的にはドウダンツツジが、何とも表現できない雰囲気を醸し出してくれています
出中生はどのように見ているのでしょうか?

秋が深くなると見られるカエデ属植物の紅葉
平安時代頃の「もみづ」(※染色するという意味)から、葉の色が染まる様子をもみじに当てはめたようです
紅葉する前の葉は緑色や黄色
これは光合成に重要な葉緑体を構成するクロロフィルです
黄色は大まかにカロテノイドという種類の脂溶性成分です
植物は主に赤色の光と青色の光のみを光合成に利用するため、緑色や黄色は必要なく、そのために必要がなく反射された緑色が目に入り、緑っぽく見えています
それが、冬が近づき日照時間が少なくなり、また気温も低くなると光合成の効率が悪くなります
そこで落葉樹は休眠します
葉をつけていても効率が悪いからです
何とも自然の仕組みは不思議ですごいです
葉を落とすために水や養分の行き来が遮断され、光合成でつくられたグルコースが行き場を失って葉の中に蓄積されます
そのグルコースがアントシアニンと呼ばれる赤い色素に合成され、葉が赤く見えるというわけです
黄色はもともとあったカロテノイドの黄色で、緑のクロロフィルがなくなって目立つということです

ドウダンツツジは灯台躑躅と書くようです
「ドウダン」は、枝分かれしている様子が、昔、灯として用いた灯台の脚部と似ており、その「トウダイ」から転じたもののようです
ちなみに「満天星」と表記する場合があり、これは中国語名の表記をそのまま引用して、和名のドウダンツツジの読みを充てたもののようです
1991年2月に発見された小惑星6786にドウダンツツジと命名されていますが、この漢字表記は「満天星」の表記が採用されています
ある意味、宇宙にもつながっています

この週末に山へ芝刈りならぬ、紅葉狩りに行ってきました
わたしにとっての精神的リセットです

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理由付け no.396

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今日は11月11日(※上写真は、4人の出中生の協力で、1111を表現してもらいました 朝からありがとう)
「2022.1111」と、数字の並びが妙に面白く、今日は何の日だろうと気になりました
江崎グリコが宣伝に使った「ポッキーの日」は思いついたのですが、これ以外にも「○○の日」が多いことに驚きました
富山いづみ氏のHP「今日は何の日」参照 https://www.nnh.to/

介護の日
厚生労働省が2008(平成20)年に制定
日附は前年に実施されたパブリックコメントに基づいて決定したもので、「いい日いい日」の語呂合せから

公共建築の日
2003年より実施
国民生活に一層密着した、より良い公共建築を目指すための日
建築の基本的構造を象徴する4本の柱のイメージと、国会議事堂の完成年月である昭和11年11月に因む ※公共建築月間 11月1日〜11月30日

電池の日
日本乾電池工業会(現在の電池工業会)が1987(昭和62)年に制定
乾電池の+−を「十一」にみたてて
「電池についての正しい知識と理解を広め、常に正しく使ってもらおう」という日
※電池月間 11月11日〜12月12日

バッテリーの日
配線器具の日
日本配線器具工業会が1999(平成11)年11月11日に制定
コンセントの差込口の形状を「1111」に見立て、また、「秋の火災予防週間」の期間中であることから
配線器具にもっと関心を持ってもらい、安心・安全・快適な暮らしの為に分電盤や配線器具を定期的にチェックしてもらう為に制定された。

ジュエリーデー(宝石の日)
日本ジュエリー協会が制定
1909(明治42)年のこの日、農商務省令第54号により、宝石の重量の表示に200mgを1ct(カラット)とする国際単位が採用された

麺の日
全国製麺協同組合連合会が1999年(平成11)に制定
「1111」が麺の細長いイメージにつながることから

ピーナッツの日
全国落花生協会が1985(昭和60)年に制定
新豆を使った落花生が市場に出始めるのがこの頃で、ピーナッツは1つの殻に2粒の豆が同居する双子であることから、11のぞろ目の日を記念日にした

チーズの日
日本輸入チーズ普及協会とチーズ普及協議会が1992(平成4)年に制定
日本の歴史上でチーズの製造が確認される最古の記録が、700(文武天皇4)年10月に、全国に現在のチーズに近い「酥[そ]」の製造を命じたという記録であることから。10月を新暦に置き換えた11月にし、覚えやすい11日を「チーズの日」とした

サッカーの日
スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが制定
サッカーが11人対11人で行うスポーツであることから

くつしたの日、ペアーズディ
日本靴下協会が1993(平成5)年に制定
靴下を2足並べた時の形が11 11に見えることから
1年で1度同じ数字のペアが重なる日であることから、恋人同士で靴下を贈り合おうと呼びかけている

恋人たちの日
静岡県土肥町(現 伊豆市)の土肥観光協会が、同町にある恋人岬に因んで制定

おりがみの日
日本折紙協会が制定
世界平和記念日であることと、1を4つ組み合わせると折紙の形・正方形になることから

西陣の日
京都府の西陣織工業組合等西陣織関係の13団体で組織された「西陣の日」事業協議会が制定
文明9年11月11日(新暦では1477年12月16日)、京都が戦場となった応仁の乱が治まった
戦火を逃れて全国各地に散らばっていた織手達が京都に戻り、西軍の本陣のあった辺りに住み附いたことから「西陣織」と呼ばれるようになった

下駄の日
伊豆長岡観光協会(現 伊豆の国市観光協会)が制定
下駄の足跡が「11 11」に見えることから
伊豆長岡温泉に「カランコロン」と心地良い音を奏でる下駄に一年の感謝の気持ちを込めて、下駄供養祭が行われる

鏡の日
全日本鏡連合会が2006(平成18)年に制定
「11 11」や縦書きにした「十一 十一」が左右対称であることから

鮭の日
新潟県村上市が1987(昭和62)年に、大阪市中央卸売市場「鮭の日委員会」が1992(平成4)年に制定
これらとは別に築地市場「北洋物産会」も制定
「鮭」の旁の「圭」を分解すると「十一十一」になることから

ポッキー&プリッツの日
食品メーカーの江崎グリコが1999(平成11)年に制定
同社の製品ポッキーやプリッツを6つ並べると111111に見えることから。

もやしの日
「1111」がもやしを4本並べたように見えることから

煙突の日
「1111」が煙突が4本立っているように見えることから

チンアナゴの日
すみだ水族館が2013年に制定
珍穴子の群れが巣穴から頭部を出している様子が「1111」に見えることから

箸の日
「1111」が箸が2膳並んでいるように見えることから

きりたんぽの日
秋田県鹿角市の「かづのきりたんぽ倶楽部」が制定
きりたんぽを囲炉裏に立てて焼いている様子が「1111」に見えることから

磁気の日,磁石の日
磁気治療器「ピップエレキバン」のピップフジモトが1992(平成4)年に制定
磁石のN極(+)とS極(-)を「十一」にみたてて

長野県きのこの日
JA全農長野県本部が制定
長野県が生産量日本一のしめじ・なめこ・えのきだけを「1111」に見立てて

コピーライターの日
株式会社宣伝会議がコピーライター養成講座開講50周年を記念して2007(平成19)年に制定
「1111」が鉛筆やペンが並んだように見えることから

立ち呑みの日
立ち呑みや居酒屋に関するブログを開設している藤原法仁氏、浜田信郎氏らが2011年に制定
「1111」が人が集って立ち呑みをしているように見えることから

豚まんの日
神戸・南京町の豚饅専門店「老祥記」などが2011年に制定
「11」を豚の鼻の穴に見立てて

おそろいの日
株式会社フェリシモが制定
11と11で「おそろい」であることから。


印象に残る日付を利用しようとする人間の想像力、発想力がすばらしいです
出中生のみんなは11月11日を「○○の日」にするならば、何の日にするでしょう?
何か思いつたら教えてください

私の場合は「人生の日」かな
人生波あり谷あり
ならせばトントンと考えるので、+−、+−の11月11日は人生の日
自分の人生をじっくり考える日ということでどうでしょう

空 続続編 no.395

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今朝は日の出を見てから出勤しました
たまにこうして日の出を見ると、身が引き締まります
諸般の事情で登山をしてご来光を拝むことがかなわなくなったので、たまに車で少しでも高い場所へ行き、日の出を拝みます

山の端が明るくなって、最初は光がちょこんと見え、その後太陽が昇るにつれてぐんぐんとまぶしくなっていきます
そして、後ろを振り返ると、月が徐々に空の明るさに吸い込まれていきます
夜空に広がっていた星々は既にその姿を消しています

自分で光る星(恒星)
恒星の光を反射して光る星
圧倒的な光量で空を染める太陽
その太陽の圧倒的なエネルギーで尾をつくる彗星
想像を絶する引力で光をも放さないブラックホール
などなど・・・
これらのことと人生とを重ねて考えたりもします


朝の学校では登校してきた1年生がややそわそわしています
今日は第1学年の校外学習だからかな
「今日は船に乗るんです!」
「小学校の時も行ったけれど、美術館へ行くのが楽しみ」
「そば打ちをします!」
などなど、いろいろと教えてくれます

玄関前で点呼を済ませ、学級ごとにそれぞれの場所へ向けて出発しました
太陽のおかげで明るく輝く青空の下、多くの刺激を受けて、充実した学びとなることを願い、見送ります

いってらっしゃい

空 続編 no.394

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昨夜は皆既月食、そして、惑星食
漢字で表記すると定食屋のメニューのようですね

昨日紹介したように、日本で「皆既食中の惑星食」を観測できるのは、1580年7月の土星食以来442年ぶり ※時代は安土桃山時代!
ただ、皆既月食中の天王星食というと記録上初めてとか
確かに、大昔に天王星を認識できていなかったでしょうから、科学史上はそうなるのかもしれませんね
ちなみに、次に日本で見られる「皆既月食中の惑星食」は、322年後の2344年7月26日に起きる土星食までないようです
生きている間に「皆既月食中の惑星食」を日本国内で観察することができるラストチャンスでした

肉眼で見るのと、スマートフォンで撮影した画像とは相当印象が違います
直接観察することの大切さを実感します
と、言いつつ、極度の近眼・乱視(最近は老眼)わたしは、肉眼で天王星を確認できなかったのでLIVE配信画像に頼りました
富山市科学博物館のLIVE配信と、国立天文台三鷹キャンパスのLIVE配信と、仙台市天文台のLIVE配信を、布団にくるまりながらぬくぬくと観ていました
国立天文台三鷹キャンパスのLIVE配信は実況付きなので、新たな学びもあります
恒星が皆既食中の月の裏側を通るときと、惑星である天王星が月の影に入るのではその様子が違うということです
これは、地球との距離が原因です
離れているとはいえ天王星は太陽系の中の惑星であり、太陽の光を反射した光が我々の目に入り見えています
恒星は遥かかなた、光年レベルの距離を超えて、自らが放つ光が我々の目に入り見えています
その関係で、光る面積が同じように見えて違うのです
だから月の裏に入るとき、恒星はすっと消えますが、惑星は徐々に暗くなり消えます
水平線や山の端に沈む月や太陽のように、徐々に暗くなっていくイメージです
その解説を聞いて、なるほどなと思いつつ、実際に映像を見て、より納得しました
「知ること」と「分かること」、「理解すること」は違うことを再認識します

出中生のみんなも、分かったつもりになっていることはないでしょうか?
それは教科の学習だけでなく、健康管理や礼儀、交通安全等、すべてに通じます
おっと、これは出中生だけでなく、わたし自身もそうです
これまた、気を引き締めなければと思いました

自然に触れていると、感じること・考えることがいろいろあります

空 no.393

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朝から空の様子が気になります
朝は雲が多く、久しぶりに「天国の梯子」(上写真)を観ました
その後、ざっと雨が降りましたが、夜までには雲が切れるかな・・・

なぜ、空を気にするかというと、今夜、月が地球の影に入る皆既月食が起こるからです
空に雲がなければ2021年5月26日以来(上写真)およそ1年半ぶりに、日本全国で観察できます
今回は、皆既食中の月が天王星を隠す天王星食も同時に起こります
2022年7月21日の火星食、2021年11月19日の部分月食等、それぞれの現象を単独で観られることはありますが、皆既月食と惑星食が同時に起きるのはとても珍しいことで、日本で「皆既食中の惑星食」を観測できるのは、1580年7月の土星食以来442年ぶりです ※時代は安土桃山時代!
ちなみに、次に日本で見られる「皆既月食中の惑星食」は、322年後の2344年7月26日に起きる土星食までないようです
わたしたちが生きている間に「皆既月食中の惑星食」を日本国内で観察することができるラストチャンスですな

国立天文台によると、月食の始まりは18時9分
月全体が地球の本影に入る皆既食の始まりは19時16分
食の最大(食分1.364)は19時59分
皆既食の終わりは20時42分
月食の終わりは21時49分です
地球の本影に隠れた赤銅色の月が見られる皆既食は86分間続くことになります。

国立天文台からは天王星食の情報も発表されています
おおむね新潟-東京から西の地域では、20時42分までの皆既食中に天王星食が始まるようです
国立天文台によれば、天王星の明るさは約6等級で、薄い青色に見えます
皆既月食中の月は普段よりも暗いものの、6等級は条件の良い空でも肉眼で見える限界の明るさですから、国立天文台は双眼鏡や望遠鏡の使用を勧めています

今夜の空模様次第ですが、観られる人は少し夜空を眺めてみてはいかがでしょうか
今日、明日と中教研学力調査実施中ですから、テスト勉強中の少し頭を休める気分転換としても効果的かと思います
ただし、夜気温は下がりますから防寒対策はしっかりと行いましょう
多くの天文台等がライブ配信が計画されていますから、室内でも観察することができます
全国の皆既月食中継サイトのリストへ(日本公開天文台協会提供)
https://www.koukaitenmondai.jp/campaign/lunar-e...

空から校舎内へ目を向けると、各教室では、学力調査に本気で根気よく取り組む出中生の姿があります(下写真)
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季節感 no.392

本日は立冬
第五十五候 山茶始開(つばき はじめて ひらく)

この山茶(つばき)とは、椿(つばき)のことではなく、同じツバキ科の山茶花(さざんか)のことをさしているようです
昔、この木の葉の部分をお茶として飲んでいたことから、山に生えて花を咲かせる茶の木として、この漢字があてられたという説があります

♪さざんか、さざんか、咲いた道♪
♪たき火だ、たき火だ、落ち葉たき♪
♪あたろうか、あたろうよ♪
♪しもやけ、おててが、もうかゆい♪

童謡「たきび」の歌詞の一節です
「しもやけ」は、出中生に分かるでしょうか?
「たき火にあたる」は、経験あるでしょうか?
暦の上で、冬の始まりです

グラウンドで体育の学習に励む出中生の向こうの立山三山(雄山、大汝、富士の折立)や薬師岳が白く見えます
※標高2999mの剣岳は雪が少なく白く見えませんが、出中生のみんなはなぜだか分かりますか?

室堂のライブカメラを観ると、うっすら雪化粧です
気象衛星の画像(トゥルーカラー再現画像)では、北アルプス・南アルプス・富士山あたりが白く見え、山々は茶色に変化し、低山あたりが赤茶色に見えます
確実に季節は進んでいます

第五十五候 つばき はじめて ひらく
校長室には山茶花(さざんか)を活けていただきました
校長室の中でも季節を感じられます
ありがたいことです

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剣の道 no.391

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昨日、第70回全日本剣道選手権が日本武道館で開催され、村上哲彦 5段(愛媛県警)が決勝で安藤 翔 6段(国士舘大教)を破り、初優勝を果たしました

「小・中・高・大と地元で剣道を続けてきて、愛媛出身としてこの舞台で、必ず優勝したいという強い気持ちで頑張りました」
優勝インタビューに答える、愛媛県勢初の快挙を成し遂げた村上5段の表情は、とても晴れやかでした

決勝で対峙した安藤6段は、本大会出場10回目で2度の3位、剣道世界選手権個人優勝の実力者であり、優勝候補筆頭
準決勝までの戦いは、それはもう優勝にかける安藤6段の強い想いが感じられる剣道でした
北海道県警を辞め、母校の国士舘大学の教員としてこの大会優勝を目指した安藤6段が、面を2本決められて敗れた事実は、わたしにとってもなかなかの衝撃でした

安藤6段との決勝戦を前に、「やってもあと1回。最初から決めていた、負けを恐れずに思い切っていくというところだけ考えて、胸を借りるつもりで頑張りました」と、村上5段は優勝インタビューで語ります
「安藤6段の圧力がすさまじくて、自分のやろうとしている剣道がなかなかできず、ただ、跳んで行ったところにチャンスがあったというところです」
「一本とっても、攻めの姿勢を大切にしました」
安藤5段のまっすぐな心を感じます

愛媛県松山市出身
4歳で剣道を始め、兄と弟の3兄弟で切磋琢磨します
入学した中学校には剣道部はなかったのですが、陸上部に所属して4種競技を中心に走り高跳びなどに地道に取り組みます
松山大学を経て愛媛県警へ就職
1年目には左手首の骨が壊死する病気になり、約1年間、手術やリハビリなどで竹刀を握れなかったそうです
そんな状況の中でも、剣道の試合動画を見るなどして、復帰したあとを見据えていました

まっすぐで、地道な取り組み
と、言うのは簡単ですが、強い心を感じます
決勝戦で、安藤6段から突き技を打たれたとき、既の所でかわします
その後、流れの中で自らも突き技を打ちます
ここに、わたしは村上5段の心の強さを見ました

優勝インタビューで、昨年の大会で初出場でベスト8であったことに触れられ、
「去年のことは気にすることなく、自分の目の前の課題などに取り組んでひたすら稽古に励みました」
と、答えます

また、「この経験をこの後どのように生かしていきたいですか?」と問われ、
「優勝はしましたが、このことは今日で忘れて、明日からは次の目標に向かって頑張っていきたいと思います」
と、きっぱり答えます
剣道同様すっきり、まっすぐな印象を受けました

自分の剣道を最後まで貫いた村上選手
1本とられて、この大会で続けていた剣道が少し変化したように感じた安藤選手
勝敗の差は紙一重です
剣道をかじった程度のわたしごときが言うには、はばかられることですが、そのように感じました

本県出身のT選手は、2回戦で敗れました
その稽古相手として帯同したのは本校のS教諭でした
また、詳細について話を聞きたいと楽しみにしています

「もっともっといろいろなことを吸収して、もっともっと技などを磨いていきたい」と、マスコミの取材に答える村上5段の向上心は尽きません
彼の姿勢に学ぶことが多いです

出町中学校剣道部のみんなは観たのだろうか・・・
いや、剣道部にこだわるのはおかしいですね
出中生で観た人はいたでしょうか?
ぜひ感想を聞きたいです

その正体は・・・ no.390

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本校の近くの空き地にススキの群落があり、秋を感じさせてくれます
そして、その周りは、最近の秋の光景で、黄色に染まっています

セイタカアワダチソウ

このあたりでもこの時期によく見られるようになりました
黄色の効果もあるのでしょうか、よく目立ちます
少なくとも、わたしの幼少期、いや、教師になりたての頃も今ほどはなかったと思います
その頃から、帰化植物のひとつとして名前と写真によってその姿は認識していたのですが、「この辺りでは見られないなぁ」と思っていた記憶があります
最近の目立ち具合から、どうもあまり良い印象が個人的になかったのですが、先日ちょっと変わりました

学校司書さんから、「校長先生、この本いかがですか?」と紹介していただいた書籍の影響です
※「身近な雑草たちの奇跡」森 昭彦 著 SBクリエイティブ株式会社 発行

この中に、セイタカアワダチソウについて紹介されている文章があります
・彼女たちは自らの意思でやってきたのではない
・観賞用として無理やり連れてこられた
・第二次世界大戦で焦土と化した日本の緑化に励んだ
・虫媒花であり、花粉症の原因にはならない
・アレロパシー(多感作用)はススキ、キンエノコロなどには影響を与えない
・秋に花粉も蜜も出す植物は少なく、多くの生き物の越冬準備に使われる
・英名はゴールデンロッド
 ※調べると、英名はCanada Goldenrod、Canadian Goldenrod、Late Goldenrod等
 ※ちなみにgoldenrodは直訳すると「黄金の杖」
・「切断には弱い」(※地下茎)という習性がある
・20年ほど前から保護活動の動きが出ている

(この本を信じれば)今までわたしは相当偏見に満ちて、誤解していたかもしれません・・・

植物だけでなく、人間のこともよく分かりもしないで、自分なりの解釈をしていることがあります
そう感じた時に思い出すのが、あるドラマの一場面です

それは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』の第8週(2021年1月25日〜29日)
題名は「あんたにうちの何がわかんねん!」
その中で、主人公の竹井 千代(杉咲 花)が、父・竹井 テルヲ(トータス松本)のことで困惑している時、天海 一平(成田 凌)が現れたシーンです

一平「まだ、あの親父に縛られてるのか 情けないなあ」
千代「あんたに、うちの何が分かんねんな!」
一平「分かるはずないやろ。人の苦しみが、そない簡単に分かってたまるか。どんだけ知ったふうな口叩いても、お前の苦しみはお前にしか分からへん俺の苦しみは、お前なんかに絶対分からへん
千代「・・・」
一平「せやから、俺は芝居すんねん。芝居してたら、そういうもんがちょっとは分かる気がする。分かってもらえるような気がする」

なぜ、このシーンを思い出すのか自分でもよく分かりません
とにもかくにも、今、できることをやるのみですな
本気・根気・元気・・・

こんなことばかり考えるのは、秋のせいでしょうか

その正体はなかなか分かりません

秋の読書週間、もうすぐ折り返し no.389

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お昼休み
13時5分を過ぎたころから続々と出中生がやってきます
図書委員の担当も慣れた手つきで返却された本を処理しています
学校司書をはじめ、図書委員のみんなの力によって、出中生が存分に本に触れることのできる環境が整っている本校です

読書の秋!
10月27日(木)から11月9日(水)までの14日間、第76回「秋の読書週間」(読書推進運動協議会)です
その約半分が経過しようとしています
下の写真は、そのポスターイラスト募集の大賞作品と、標語募集の入選作品を使った告知ポスターです
標語募集で入選作品「この一冊に、ありがとう」をつくられた、天野耕平さんから次のようなメッセージを発信されています

読書で心が震える体験は、何物にも代え難い奇跡のようなものだと思います
そして、自分の未来にはそんな奇跡がまだまだたくさん待っているという妙な確信もあります
本に関わっているすべての人に感謝を伝えたいです

とても素敵な文章で、わたしも天野さんのメッセージに賛同します
思い返せば小中学生の頃は、テレビ・ラジオ中心の生活でほとんど読書はしませんでした
高校生あたりからSF小説や短編小説に手を出し、その後、ノンフィクション作品が好きになったような記憶が・・・
もっと若くて時間があるときに古典の全集等の大作を読めばよかったと感じています
などと、後悔ばかりしていないで、今からでも読めばよいのです
亡父の残した司馬遼太郎や川端康成等の全集ものは処分せずに、いつか読もうととってあります

「読書で心が震える体験」
「未来にそんな奇跡がある」
そのことを確信します
まだまだわたしは勉強が足りません

※優秀賞3作品の中で、池倉さんの作品が個人的に好みなので紹介しています
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言葉の力 no.388

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出中生は未来に向けて、今日も学習に励んでいます
そんなみんなの姿を見ながら、相田みつを 氏の詩を思い浮かべます

だれにだってあるんだよ
ひとにはいえないくるしみが

だれにだってあるんだよ
ひとにはいえないかなしみが

ただだまっているだけなんだよ
いえば
ぐちになるから

こうやって学習に取り組んでいる出中生も、それぞれにいろいろと抱えているのだろうかと感じます
自分もそうだったかもと、遠い昔を想いつつ、確かに口に出すとぐちになってしまうことを理解します
でも、ぐちが口から出てしまうのですよね、いくつになっても・・・

そして、武者小路実篤 氏の詩を思い浮かべます

他人がどうであろうと
自分さえちゃんとしていればいい
するだけのことをすればいい

また、荒 了寛 氏の言葉を思い浮かべます

思った通りにならないが
やったとおりにはなる

この季節
力のある言葉は、妙に心に沁みます

青空の下、出中生がグラウンドで体育の授業に取り組んでいます
明るく元気な出中生の声が、よどんだ心にエネルギーをくれます

感謝

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言われることのありがたさ no.387

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授業の様子を観て回っていると、1年生の英語の学習で、ペアになりカードを使って英語で質疑応答する場面がありました
その中には、英語の使い方の誤りを伝え合う場面もあります
一人では気付かないことに気付くことができる、生徒同士での貴重な学びの活動です

他人から「言われる」ことは大切だよなぁと思いながら職員室に戻ると、机上にさりげなく付箋のメモが貼ってありました
折られていて外から書かれた内容が見えないように心遣いされたメモです
手に取って、そっと開いてみました

「校長先生へ 「河馬」はフグでなく、「カバ」です」

あああ!!!
また、間違えたものを世に出していました

これは、校長室前に掲示した、出中生へのメッセージの最新版についての指摘です
今回の掲示は「難解漢字」
その初級編で、「河馬」を出題したのですが、その答えが「フグ」になっていました・・・
恥ずかしいかぎり・・・

このように、言ってもらえることはありがたいことです
すぐに直しました


このホームページの「校長室より」にもよく誤字・脱字があります
勢いで書いて、勢いで更新しているので、日本語としておかしな文章の時もあります
※いつもか・・・・
確実に校正したものを公開すべきなのですが・・・
そんなとき、誤りを指摘してくれる人がいます
ありがたいことです

担任をしていたころ、学級通信の誤字・脱字を必死に探して教えてくれた○○さんを思い出します
○○さん曰く、「先生は必ずどこかに誤字・脱字があるから」
なかなかに厳しい言葉なのですが、ある意味事実なので、○○さんには校正係としてその後も活躍してもらいました
間違いがあると嬉しそうな顔をしてやってくる○○さんの顔がはっきりと思い出されます
※○○さんは大学卒業後、銀行員になりました

自分のミスを棚に上げて言うのもおかしな話ですが、「ここはおかしいですよ」と言っていただけることは、とても幸せです
「どうせ言っても無駄」と思われたらおしまいです
これは、「叱られる」ということとつながるでしょう
この歳になると正面から叱ってくれる人は貴重です
いくつになっても未熟な部分のあるわたしにとって、とてもありがたいのです

若いころは、「うるさいなぁ!」と反発心が先走っていたことを後悔します
親をはじめ、多くの人の好意を無駄にしていたのは、未熟な世間知らずの自分でした
叱られることは、精神的にけっこう「へこむ」ことですが、未来に向けては貴重なことです
ただ、怒られると、その感情に対して防御の感情が発動してしまうのでまだまだ修行が足りません
逆に、自分が指摘する立場になったときは、「怒る」のではなく、「叱る」ことを意識せねばとも思います

感情だけなのか、その奥に理性があるのか
怒るのは自分のためであり、叱るのは相手のためというイメージがあります
ドラえもんはのび太に対して、波平さんはカツオに対して、怒る場面もありますが多くは叱っているように感じます

「言われる」ことから「叱られる」ことに、話がいつものようにずれてきました
反省
また、ご指摘を受けるかな・・・

スイッチ no.386

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出張から学校へ戻ったら、ちょうど太陽と体育館屋根部の点検階段の開口部と、体育館の壁との関係が上写真の光景を作り出していました
天から本校へ向かって光の筋が差しているように感じて、なぜか幸せな気分になりました
ここ最近は慌ただしく、心にゆとりをもてない状態ですが、こういうちょっとしたことで、重い心が少し軽くなります
得な性格なのかもしれません

和鍾文化祭の振替休業日に、実家近くで久しぶりに虹を見た時(下写真)も、幸せな気持ちになりました
空を見上げるという時間は、わたしにとって大切です

出中生のみんなは、ストレスがたまったり、もやもやしたり、困ったときに、気持ちを切り替えるスイッチを持っているでしょうか?
持っている人は何よりです

今持っていない人も大丈夫!
この今の瞬間から、自分なりのスイッチを探せばよいのです
あれかな?これかな?と、自分のスイッチを探すことも、ある意味気持ちを切り替えることになると思います

わたしの持っている心切り替えスイッチの中には、「本気・根気・元気な人を見る」というスイッチもあります
だから、先日の和鍾文化祭は、とてもうれしい時間でした

合唱コンクールの様子が、今は期間限定で観ることができます
昨日も、改めて各学年の合唱をオンデマンドで聴きました
 ※自宅のテレビでその映像を観られることが分かり、満喫していました

保護者のみなさんにも、ぜひご覧いただければと思います
※視聴の際は、視聴上の注意点についてご留意ください

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楽・楽 no.385

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朝、わかぎ学級の生徒たちが校外学習へ出かけました
何はともあれ晴れの天気でなによりです
いつも以上に、元気に学校を出発していきました

「今回の校外学習のねらいは何か?」と出発式でみんなに問いました
○○さんが「みんなの絆を深める」と即答しました
これは誠に大切なことであり、みんな一人一人が心に留めておいてほしいと伝えました
次に、□□さんが「「楽しむ」という言葉があったな」と言いました
そうなのです、しおりに書いてあるテーマに、「楽しむ」というキー・ワードが入っていたのです

「「楽しむ」という時点で学習じゃないじゃない・・・」、というつぶやきが聞こえました
これはその場で言いませんでしたが、「学習」と「楽しむ」という言葉が結びついていないとするならば、それは残念です
学習は決して苦しいものではないはずだからです
学習の中で悩むことはあります
しかし、それは「苦しい」→「つまらない」ではないと思うのです

出発式の校長あいさつで、「楽しむ」についてふれました
今回の校外学習で「楽しむ」のは誰?
「みんな!」と、返ってきます
そうです
学級での活動ですから、みんなが楽しいと思えたら素敵だと思のです
大事なのは、そのためにはどうするかです

学習の中で、誰かが注意されているのは悲しいです
学習の中で、誰かがいなくなることは困ります
学習の中で、誰かがけがをしたり事故にあったりするのは楽しくないです
それぞれが支え合いながら学習を進めることで、きっと楽しい校外学習になるでしょう

「楽しい」の「楽」は別の読み方ができます
すぐに○○さんが「らく!!」と答えてくれました
そうです
「楽しい」ことは「楽(らく)」とは違います
先ほど書いたように、悩むことがあったり、思い通りにいかなかったりすることがあるほうが、一層「楽しい」につながることがあります
「ぜひ、楽しい校外学習にしてきてください!」と言って、わたしの話を終えました

学校はそういう場ではないかとわたしは思っています
自由気ままな環境ではありません
自分だけでなく周りの人のことも考える必要がある環境です
そんな中で、何でもかんでもおとなから手助けされることなく、自分で・自分たちで苦しみ悩みながらも困難を乗り越える・課題を解決していく、その体験が成長につながるのです
ただし、運動をする場合に、負荷のかけ方を誤るとけがをしたり、トラウマになったりすることがあることと同様に、困難や課題の質や大きさ、解決に向かう活動状況には留意していなければなりません
これがなかなかに「言うが易し、行うが難し」ではあるのですが・・・
ここは、おとなの役割ですね

グラウンドからは楽し気な元気な出中生の声が聞こえてきます
体育の学習中です

校外学習の出中生、授業を受けて学習を進める出中生、それぞれに頑張っているその姿に、ただただうれしくなるわたしなのでした
がんばろう、出中生

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「〜しましょうか?」 no.384

本校卒業生の女性が本日来校されました
昨日、東京から砺波の実家へ帰ってこられたそうですが、大きい荷物を抱えて砺波駅の階段を上がっていたとき、「持ちましょうか?」と、声をかけてくれた中学生がいたそうです
名前を尋ねたけれど名乗らず、出町中学校の2年生であることは教えてくれ、後輩であることを喜ばれたそうです
「本当に助かった!!」と、今起こったことのように出迎えた教頭先生に伝えられたと聞きました
あまりにもうれしくて、学校へ言いに行かなくてはと来校されたとも言われたそうです
昨日、ご両親に伝えられたときに、「それは学校に行って伝えたほうがよい」と、言われたそうで、今日来校されました
「やっぱり砺波の子は、すばらしい!!」と、心の底から謝意を伝えてくださったと、教頭先生から報告を受けました

ああ、直接お会いしたかったものです
たまたま出張で外へ出ていました・・・
疲れていたわたしの心が、一気に回復しました
何がうれしいと言って、出中生が褒められることほどうれしいことはありません
出中生の素晴らしさが伝わったということですから

出中生の「〜しましょうか?」と声をかけるその心遣いも、うれしかったです
素敵な言葉です


先日の3年生の修学旅行
今日のエピソードは、平和学習で交流している広島市立祇園東中学校の山村校長先生から、「折り鶴をつくられたのなら、その一部を本校の2年生が修学旅行で長崎へ行くので、届けましょうか?」と、申し出ていただいたことともつながりました
そういえばと、「祇園東中学校のホームページ ※下写真左」を見ると、今日からの修学旅行に、出中生が作成した折り鶴たちが同行しているようです
「折鶴献納の様子 ※下写真右」
山村校長先生が命名された「平和のリレー」です


砺波駅の出来事
伝えに来ていただいた本校での出来事
先日の修学旅行の広島での出来事

うれしくて、一人でいるにもかかわらず、いつの間にか笑顔になっていました
誠にありがたいことです
感謝
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和鍾文化祭2日目 no.383

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後期生徒会長 Hさん が響かせてくれた和鐘の音から令和4年度の和鍾文化祭が始まりました

2日間の日程を終え、出中生のみんなは何を感じ、何を考えたでしょう
エンディングセレモニーで後期生徒会副会長 Tさん が語ってくれたことを、出中生のみんなにはもう一度かみしめてほしいと思います


「天資養活・自他共栄」
そして、「和らぎの鐘」
共に、本校、砺波市立出町中学校を象徴するものです
ぜひ、出中生一人一人の心に、置き留めておいてほしいと願っています

「本気で根気よく元気に躍動する姿」
「今を超え、発展する姿」
出中生のみんなから、また多くのことを教えてもらいました

本日の帰りの会後、何人かに和鍾文化祭を終えての感想を聞きましたが、ほとんどが異口同音に「本当に楽しかった」と伝えてくれました
役割があって楽しむ暇がなかったという声も聞きましたが、きっと別の形でその人には和鍾文化祭での大変だった経験が芽吹いてくると信じています


この2日間、多くの皆様に出中生の姿を観ていただいたり、お世話になったりしました
すべての関係者のみなさんにお礼を申し上げます
誠にありがとうございました

和鍾文化祭の写真等は特集記事へ こちら

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和鍾文化祭1日目 no.382

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本日は、合唱コンクール
一言でいうと、手前味噌ですが、感動しました

合唱がもつ最大の魅力は、やはり「たくさんの声が重なることで生まれる音色の美しさ」です
一人一人の歌声は小さくても、たくさん集まり溶け合うことで広がりと深みのある響きが生まれます
大切なのは歌うみんなが「気持ちをひとつに揃える」ことであり、楽しい曲ならその楽しさを、悲しい曲なら悲しい気分を、全員が一緒に感じて歌うことで、はじめて聴く人の心に響きます
これは別の言い方をすれば、合唱を披露するみんなだけでなく、ホール内で聴く人たちの心の響きも重要だと思うのですが、今日のホールの中では歌声(音)と共に心も共鳴し合っていたように感じます
会場にいるみんなが同じ気持ちを共有して、ひとつのものを表現する合唱コンクール
そこで生まれる合唱には、ぞくっと鳥肌が立つような興奮と感動がありました
そして、その興奮や感動をまたみんなで共有できていたと思いたいです
出中生のみんな、ありがとう

そして、本日の運営も含め、ここまで指導してくれた教職員にも感謝します

最後になりましたが、本日、お忙しい中来場いただいた同窓会長様、文化体育後援会長様、PTA会長様、多くの保護者の皆様ありがとうございました
そして、本日の運営にあたり全面的にご協力いただいたPTA役員の皆様、誠にありがとうございました

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行事予定
2/20 部活動停止
2/21 1,2年 期末考査
部活動停止
2/22 1,2年 期末考査
部活動停止
2/23 天皇誕生日
部活動停止
県小中高書初大会
2/24 1,2年 期末考査

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