最新更新日:2024/06/27
本日:count up120
昨日:544
総数:915767
校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
出中 校訓
出中 校舎
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366
富山県砺波市表町18番29号
TEL:0763-33-2329
FAX:0763-33-2330

卵とペンギンと no.321

画像1 画像1
今日の午後、2年生は生き方講演会で、(公財)富山市民文化事業団 オーバード・ホール プロデューサー 福岡美奈子氏をお招きしました
演題は「舞台の仕事 正解のない世界で、大切にしていること」でした
「挑戦」「創造」「輪(出会い)」「がむしゃら」を大切にして活動されている福岡氏の生き方・考え方は、わたしにとってとても魅力的でした

講演を拝聴し、その後校長室でもお話を伺い、福岡氏の生き方から、とあるペンギンを連想しました


以下の文章は1565年に出版された「新世界史」(ジローラモ・ベンゾーニ著(イタリア))からの引用です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コロンブスは大勢のスペイン貴族とのパーティーに参加したが、お決まりのようにインド(※西インド諸島のこと)の発見が話題となった
一人の貴族が
「もし貴方がインドを発見できなかったとしても、他の誰かが発見していただろう。
我がスペインには天地学と文学に優れた偉大な男が大勢いるのだから。」
と言った
コロンブスはこれに何の反論もせず、ただ「卵を持ってきてほしい」と頼んだ
それをテーブルの上に置いて
「紳士諸君、賭けをしましょう。
貴方がたは誰も、素手で何も使うことなしにこの卵を私の望むように立てることはできないでしょう。」
と言った
貴族達はみな試してみたが、誰も立てることはできなかった
コロンブスは手元に戻ってきた卵をテーブルに打ち付け、片端を少し平らに潰して立ててみせた
貴族達は困惑しながらも、コロンブスが言わんとしていることを理解した
すなわち、物事が為されたあとは、誰でもその方法を知っている
最初にインドを探し当てたコロンブスを嗤(わら)う前に、先に自分がそうすべきだったのだと
彼らはその難しさに気付き、しばらく笑っていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この逸話が「コロンブスの卵」という言葉の由来だという説があります(※諸説あり)
「コロンブスの卵」は、独創性や先駆者に対してよく使われます
最初にそれを思い付く「誰か」がいない限り、よりよいアイデアが見過ごされる可能性があることを教えています


似たような言葉に、「ファースト・ペンギン」があります
生きるために集団行動を常とするペンギンですが、彼らの群れには特定のリーダーはいません
群れに危険が迫れば、そのことに気付いた「1羽」のペンギンが逃げ、その後をまわりのペンギンが追うことで、その危険を回避します
集団行動をとる猿のように、強いボスやリーダーではなく、「最初の1羽」が彼らの安全を確保しています
これは、エサをとる時も同じです
群れの中の誰かが海に入るまでは、みんな氷上にとどまって動きません
そのとき、「最初の1羽」が飛び込めば、怒濤のようにまわりのペンギンが次々と海に飛び込みます
海の中にはシャチ、トド、オットセイなどの天敵がいるかもしれません
特にペンギンを好むヒョウアザラシなどは、海の中でエサをとるために飛び込んでくるところを待ち伏せしていることがあります
そんな危険を顧みず、真っ先に飛び込んだペンギンは、身をもってその海が安全であると仲間に示すと同時に、誰よりも早くお腹いっぱいになりうるチャンスを得ます
このペンギンの習性から、ハイリスク・ハイリターンが伴う、ベンチャー企業の創業者や起業家が、この「最初の1羽」を「ファースト・ペンギン」と呼び、そうあろうとしている話をよく聞きます
ちょっと古いですがNHKの朝ドラ「あさが来た」で、波瑠氏が演じた主人公「白岡あさ」のことを、ディーン・フジオカ氏が演じる「五代友厚」が「ファースト・ペンギン」と言っていました


誰もコロンブスにはなれませんし、みんながみんなファースト・ペンギンになることはありません
福岡氏にもなれませんが、福岡氏のような生き方があることを知ることは、大事だと思います
講演後も校長室でお話しを伺い、わたしはより刺激をいただきました
出中生も今日の講演会を振り返り、自分たちの未来への原動力になったならばと願っています
誰もがみんな、自分の人生を決めるのは、自分自身です
どのように生きるのかは、人に決めてもらうものではありません
画像2 画像2

学校で学ぶ no.320

画像1 画像1
今から4000年以上の昔
現在のイラクやエジプトのあたりに、すでに学校があったそうです
日本では701年に制定された大宝律令で、全国にいろいろな学校を置くようにと決められたようです
(※現在のような、学校制度ができたのはもっと後です)

昔から日本には学校があり、世界各地にも学校があります
果たして、なぜでしょう?
おそらく必要であったためにつくられ、必要だから今まで続いているのでしょう

そんな学校の朝の風景
2階の生徒会ホワイトボードに、運動会に向けての団活動について、新しい情報が更新されています
執行部が手書きではっきりとした文字で書き込んでいます
学校での学習といえば、教科等の学習が真っ先に想像されるかもしれませんが、それだけではありません

日本では文部科学省が「学習指導要領」を告示しています
「学習指導要領」とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるよう、文部科学省が定めている教育課程(カリキュラム)の基準です(※およそ10年に1度、改訂)
その大まかな目次は次の通りです
前文
第1章 総則
第2章 各教科
 第1節 国語   第2節 社会   第3節 数学、
 第4節 理科   第5節 音楽   第6節 美術
 第7節 保健体育  第8節 技術・家庭
 第9節 外国語
第3章 特別の教科 道徳
第4章 総合的な学習の時間
第5章 特別活動

第5章に「特別活動」があります
そしてこの中に、「生徒会活動」があります
異年齢の生徒同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための諸問題の解決に向けて、計画を立て役割を分担し、協力して運営することに自主的、実践的に取り組むことを通して、社会性を身に付けることが目標であると明記してあります
内容は、(1) 生徒会の組織づくりと生徒会活動の計画や運営、(2) 学校行事への協力、(3) ボランティア活動などの社会参画、です
生徒のみんなが主体的に考えて実践できるよう、教職員は支援します

何だか難しい文章になりました
簡単に表現すると「小学校は子供の学校、中学校はおとなになるための学校」だと、大先輩から教えていただいたことがあります
集団の中で様々な経験を積み、社会性を身に付ける出中生
学校はそういうところです

この先には、未来のよりよい世界をつくる、みんなの姿があります
学校では何が起こるか予想もつかないこの世の中を、自分たちで生き抜いていく力を身に付けているのです

執行部の本気で取り組む様子を見ていて、そんなことを思う朝でした
そして、本日の午後の生徒会活動の時間には、運動会の係会があります

おかげさま お互いさま no.319

画像1 画像1
画像2 画像2
今朝は生徒たちの登校時間中にざっと大きな雨が降りました
この雨に遭いびしょ濡れで登校する生徒がいました
高校時代に片道約10kmの自転車通学をしていたことを思い出します
帰宅途中ならば帰ってから着替えられますが、登校途中に急な雨に降られたときの嫌な記憶です
出中生はせっせとタオルなどで拭いていました
体調を崩さないようにと心の中で願います

そんな朝
図書室では黙々と机に向かう○○さんの姿がありました
委員会活動で「全校の人気図書ランキング」の掲示物を作成中でした
廊下等に掲示してあるものは誰かがつくって貼ってくれています
2階の生徒会ホワイトボードもそうです
誰かが書いてくれています
配付される生徒会委員会等のプリントも誰かが作成し、誰かが印刷し、誰かが教室へ運んで、みんなの手元へ届けてくれています
知らず知らずのうちに多くの人の力に支えられて日々を過ごしていますが、そのことをどれくらい意識できているでしょうか?

本校の武道場は校舎とは公道1本を挟んで建っています
剣道場はこの建物の2階(ほぼ3階の高さ)です
2面が窓で囲まれた明るい剣道場ですが、この時期はその明るさは暑さと比例します
特に部活動が行われる夕方近くは西日が差してけっこうな暑さです
剣道経験者として、暑さの中で剣道具を装着しての稽古がいかにしんどいことかは想像に難くありません
剣道具を装着していなくても、稽古をしていなくても、ただそこにいるだけで汗がだらだらと出てくるほどの暑さ
教頭と職員が少しでも日射を和らげられるようと、窓ガラスにフィルムを貼付しました
少しは和らいでいないかなと思っています
この作業も、大変です
二人の教職員には感謝です
剣道部員はこのことに気付いているでしょうか?

少し見回しただけでも自分が多くの人・ものに支えられていることに気付けます
そして、この気付きの後に、自分はどうするのでしょう?
そのあたりが、その人となりを示すでしょう

わたしは、気付きの後にくることのひとつは、「お互いさま」と思う意識だと思っています
わたしはわたしで自分のできることを、本気で、根気よく、元気にやるのみです
出中生のみなさんはいかがでしょう

ご安全に no.318

画像1 画像1
今朝も朝から何だか暑い
湿度が高いせいもあるでしょう

こんな中でも生徒たちは徒歩で自転車で登校してきます
登下校時は事故だけでなく、熱中症の対策も必要であり、安心・安全に学校生活を送るための前提として、安心・安全に登下校することは重要です
朝登校してくる出中生を見ながら、「安全にね」と心で祈るのでした

「安全に」といえば「ご安全に!」というあいさつがあります
これはある現場において、全体朝礼やミーティングのとき、そして作業員同士がすれ違うときに使われるあいさつです
危険を伴う現場故に、お互いにコミュニケーションをとりながら「安全最優先」の意識を共有するための取組みのひとつとして「ご安全に!」の声かけを行っています
このあいさつは、昔にドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「Gluck auf!(ご無事で!)」が由来とされています
日本では住友金属工業で、昭和28年から「ご安全に!」が使われ、その後、鉄鋼業界を中心に広まったそうです
未来の宝である生徒たちの命を預かる学校でも、「ご安全に」の意識は大切です

交通安全はそのひとつです
ちょうど本日7月11日(月)から20日(水)までの間、夏の交通安全県民運動が行われます
11日(月)は、「横断歩道思いやりの日」
運転者は横断歩道に近づいたら、横断する歩行者に備えて減速し、横断しようとしている歩行者や横断中の歩行者がいる場合は、その手前で必ず一時停止をします
生徒たち歩行者は、横断歩道がある場所で横断するよう努めます
また、横断歩道では、ハンドサインなどにより、運転者に対して横断する意思を明確に伝えるとともに、車が停止したことを確認してから横断するなど事故に遭わない安全な行動を心掛けます

この気候で注意力が散漫になりがちです
「ご安全に!」
画像2 画像2

感謝 感謝 感謝 no.317

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3

【 感謝 その1 縁 】
縁とは誠に不思議なものであり、人として生きていく中で、とてもありがたいものです
昨日、本校3年生が広島市立祇園東中学校の3年生のみなさんとオンライン交流を行いました(上写真1段目)
早速祇園東中学校のホームページにこの交流会のことが更新されました
「初めての試みでしたが、各クラス出町中学校の皆さんと楽しい貴重な時間を過ごすことができました。」
と、記事にあり、ほっとしました
出中生もこの機会を有意義に感じてくれたようで、何よりでした
今回のオンライン交流会は、「縁」の賜です
わたしが別の中学校に勤務している時に修学旅行で広島を訪れ、たまたま他校の添乗をされていた出中卒業生のKさんに、平和ガイド等をしておられるZさんを紹介していただいたことが発端です
人見知りのわたしが、短い時間でしたが初対面と感じないほどにお話しでき、その後もこの縁が続きます
2年前にわたしが出中に赴任し、3年生が修学旅行で広島を訪問することから、Zさんに事前学習をお願いすることとなりました
そして、Zさんは講演だけでなく、広島市教育委員会を通して、市内中学校との交流の機会を与えてくださったのが今回の交流会です
多くの方々に関わっていただき、感謝です


【 感謝 その2 地域の支え 】
地域の支えは、学校教育にとってありがたいものです
本日、校区の自治振興会長様方に来校いただき、本校の教育活動をご覧いただいたり、ご意見等を伺う機会がありました(上写真2段目)
子供の教育については、「家庭で育て 地域で鍛え 学校で磨く」と、よく言われます
関わるおとなのはたらきかけが、それぞれに子供を育てるということを端的に示す言葉だと思っています
チームで育てる時に大切なことは、連携です
そのために重要なことのひとつが情報の共有です
今回の会合の目的のひとつはこれなのです
貴重なご意見を多くいただきました
今後の学校教育に活かしていきます
ご多忙の中、誠にありがとうございました
自治振興会長様方の学校教育に対する熱い想いに感謝です


【 感謝 その3 心遣い 】
生徒の成長を間近で見られることは、教師としてありがたいことです
朝、生徒会会長、副会長が校長室を訪ねてくれました
先日の結団式で、各団の色はちまき姿の出中生たちが元気に活動している様子を思い出しながら、昨日ふと、「今年ははちまきをもらってないなぁ」とつぶやいたことが始まりでした ※パワハラなのでしょうか・・・
生徒会担当から生徒会執行部にその情報が流れたらしく、今朝一番に持ってきてくれたのでした(上写真3段目)
わたしは校長の立場で中立であり、どの団にも所属しないので昨年も全色のはちまきを手にしています
このことを覚えていて、6色のはちまきを会長、副会長が直々に届けてくれました
朝も生徒会の活動で忙しくしている中、わざわざ届けてくれたことや、運動会へ向けてがんばる気持ちの一端が、彼らの言葉などから感じられたことがうれしいと共に、なんだか申し訳なかったです
決して圧をかけたつもりはなかったのですが、わたしの立場での言動は十分に注意しなければ、ハラスメントになりますね
執行部の心遣いに感謝です

はちまきは早速校長室に飾りました
結構悩んだのですが、団色の並びは順不同ですのでご理解ください
気になるので、当日までの間、並び順番はたびたび変えます

7月7日 no.316

画像1 画像1
今晩は星が観られるでしょうか?
年に一度、織姫と彦星が天の川の傍らで逢うことができる日です(正確には旧暦ですが・・・)
※ちなみに、二人は今晩20時頃には東の空に位置します(上写真)

七夕は五節句のひとつです
日本では笹竹に願い事を書いた短冊を吊るす風習が広く知られています
織姫と彦星が年に一度、7月7日にだけ会うことを許されたという七夕伝説
織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルで、二つの星は天の川をはさむようにして輝いています
この七夕伝説等が中国から伝わり、日本古来の棚機津女(たなばたつめ)伝説などと結び付いて、笹竹に短冊を吊るして無病息災などの願い事を祈るようになったとされています
短冊などを笹竹に飾る風習は、夏越の大祓で設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで江戸時代から始まったようで、日本以外では見られないそうです

県内では黒部市東布施地区で「尾山の七夕流し」という七夕流しが、江戸時代より続けられています
毎年8月7日に行われ、2004年に県の無形民俗文化財、2018年に国の選択無形民俗文化財に選ばれています
子供達が満艦舟や行燈を作り、和紙で人型人形である「姉さま人形」を折り、夕方から姉さま人形を板にくくり付けて、笛や太鼓のお囃子とともに地区内を引き回します
そして、20時過ぎには両岸に七夕飾りを立てた幅約1mの泉川に入り、満艦舟や行燈、姉さま人形を流すものです
少子化は深刻で、1955(S30)年ごろに約50人だった参加者も、今年は5〜6人
新型コロナで最近2年間は七夕を飾るだけでした
今年は3年ぶりの完全実施となり、保存会長の谷口さんは「ここには豊かな文化がある。次の世代に残してあげないとね」と語っています(webun北日本新聞2022.7.3.22:54参照)

今年の4月29、30日に3年ぶりに開催された「出町子供歌舞伎曳山」
6月10、11日に3年ぶりに開催された「となみ夜高まつり」

これらにも、開催に向けて、関係者のみなさんが多くのご苦労をされたであろう共通点があります
市外市内問わず、多くの方が観覧し、喜び、感動しておられる姿を拝見しました
数年の中断は、特に祭の場合に影響が大きく、そのノウハウを伝えることに困難が生じます
文化の伝承という意味で、多くの地域が抱える悩ましい課題です

わたしの地元では幼少の頃、各家庭や各町内の児童会が七夕飾りを立てていました
そして、7月7日の夜に「わっしょい!わっしょい!」と小矢部川の河原まで運ばれて、(ある時期まで)流されたり、燃やされたりしていました
昔は提灯にはろうそくの灯がともっていたので、夜遅くなって酔っ払いながらおとなたちが運ぶ七夕飾りが町中で燃え上がることがあり、子供心にドキドキしていました
安全性や環境への配慮が求められ、提灯は電飾になったり、河原で燃やすことなく、短く切ってゴミ収集袋に詰めるようになったりとやり方は時代と共に変わりました
親として参加していた時、子供たちに見せないように、必死になって七夕飾りの付いた笹竹をのこぎりで切り分け、ひもで縛っていたことを思い出します
残念ながらそこに風情はありません
最近は電信柱や家の前に七夕飾りがある風景をめっきり見なくなりました

本日の給食は七夕献立
星型のフライに、星形のゼリー、スープに星形のモチ
そして、ある学級の廊下掲示板には願い事の書かれた短冊が掲示されていました
本校の中では、七夕の文化を感じられています
画像2 画像2

出中生のエネルギー no.315

画像1 画像1
本日の生徒会活動の時間は、9/3(土)開催予定の運動会に向けての結団式でした
執行部が中心となって、結束力・団結力・運動会への参加意欲を高めることを目的としての実施です

団長・副団長・応援団長・応援副団長・応援道具係長の自己紹介と意気込みや、1、2年生の学年代表の自己紹介と意気込み、そして団のパフォーマンスがありました

各団共、3年生が工夫を凝らして企画・運営をしていることがよく分かります
団結を強くするために、大きく円になって声を合わせている団、フォークダンスをしている団、ミニゲームをやる団など、団毎でいろいろです
3年生が、この日に向けて、みんなで「どうしよう、どうしよう」と話し合うなどして準備したことが伝わります

運動会・体育大会の団活動は、自分が中学生の時にも経験しました
教師としても毎年経験してきました
特に、3年生の担任をしている時は、1、2年生を含めた3学年をまとめ上げる3年生が、この日に向けてどのように準備すればよいかなど、自分たちで考え、作り上げられるようにするための支援はどのようにしようか、多いに悩み・苦労しました
3年生も最上級生として悩み・苦労するのですが、「その上を行く悩み・苦労をせずしてどうする!」と先輩方からも叱咤激励され、取り組んでいたように思います
3年生にとって文化祭・学習発表会での学級展示や、自身の進路決定なども重要ですが、運動会・体育大会は縦割りの活動であり、他学年に大きく影響することから、3年担任になった時はいつも最大級に緊張していた記憶があります
自分がやるわけではなく、受けもった3年生のみんなが活躍しなければなりません
教師が前面に出てあれこれ指示を出すのではなく、あくまでも裏で支援し続けることを心がけました
当日までに起こる様々なトラブルも含めて、何事についても決めるのは生徒自身でなくてはならないと思っていたからです
果たして当時の生徒たちがこの文章を読んで、わたしがこのような心持ちだったということを理解できるかは分かりませんが、若かりし頃のわたしはそうだったのです

エネルギーにあふれる出中生たちの結団式を見ながら昔を思い出すなどとは、わたしはこの先短いのでしょうか?
と、書きつつも、出中生からエネルギーをもらいながら、わたしもがんばろうと、今日も思うのでした
出中生に負けず、わたしも本気・根気・元気で行くのです
画像2 画像2

誠意 no.314

画像1 画像1
画像2 画像2
毎日の給食
1年生も中学校での配膳に慣れました
今日もおいしくいただきます


給食といえば、昨日の給食の献立に「味付け小魚」がありました
商品名は「ぶんちゃんのこざかなくん」です
今まではあまり意識していなかったのですが、なぜかこの日は名前の「ぶんちゃん」が妙に気になりました

疑問があると、まずはネットで調べます
検索するためのキーワードを決めるため、袋の裏を見ると製造会社の住所が掲載されていました
製造元は広島県尾道市の会社です
そこで、「尾道 ぶんちゃん」で検索してみました

Yahoo!検索の上位5番は次の通り
・「ぶんちゃんのこざかなくん」【50袋入り】カルシウム満点・・・
・株式会社カタオカ
・ぶんちゃんしまなみ球場(広島県尾道市)-LiveWalker
・小魚とアーモンドのおつまみ「こざかなくん」にビール・・・
・ぶんかる【文化庁公式】on Twitter:”今日のぶんちゃんは・・・

Google検索の上位5番も同じ ※お好み焼き店が先頭行

Microsoft Bing検索の上位5番は次の通り ※画像が先頭行
・ぶんちゃんしまなみ球場(広島県尾道市)- LiveWalker.com
・株式会社カタオカ
・施設ガイド | こざかなくんスポーツパークびんご
・広島県立びんご運動公園野球場 - Wikipedia
・株式会社カタオカ ※なぜか2回目

商品ページを見るも、ぶんちゃんの正体は分かりません
製造元の株式会社カタオカのHPを見るも、ぶんちゃんの正体は分かりません
尾道市にある運動公園や野球場にまで「ぶんちゃん」の名前が付いていることを知り、謎が深まりました
尾道市も含まれる備後地方からきている名前かとも思いましたが、備後は「ビンゴ」ですから、「びんちゃん」であって「ぶんちゃん」ではありません
「ぶんちゃん」の謎の解明にはたどり着けません

さて、出中生のみなさんならこんなときどうしますか?

わたしは、こんなとき、直接尋ねてしまいます
さすがに電話は迷惑だと思い、株式会社カタオカホームページの問合せフォームに書き込みました
書き込んだのがお昼休憩の12:41
今週中には返事をいただけるかな?
お忙しい中、しょうもない質問なのでスルーされるかな?
と思っていたら、15:42に担当の方からメールが届きました

ぶんちゃんの由来は、創業者で会長の片岡文彰氏が幼少のころ、まわりから愛称として「ぶんちゃん」と呼ばれていたところからきているそうで、給食用小袋製品を「ぶんちゃんのこざかなくん」としたとのことでした
ちなみに備後運動公園のネーミングライツ(こさかなくんスポーツパークびんご)を取得されたときに、会長が長年少年学童野球に関わられた関係で「ぶんちゃんしまなみ球場」とされたことも教えていただきました

何だか、この会社のファンになりました
※ファンになったからといって、わたしには何の権限もないですが・・・

スピードは誠意です
誠意はスピードです

何気ない疑問から、日本の魅力的な企業をまた見付られた気がして、元気になりました
勤務時間後にお礼のメールをしたら、またすぐに担当の方から返信が来ました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が学校給食担当をさせていただいた時には
富山県にはよくお伺いさせたいただいたこともあり
当時を思い出し大変なつかしく嬉しく思います
今後とも安心安全で子供たちが笑顔で喜んで
食べていただけるよう
会社全体で取り組んでまいります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このメールを読ませていただき、よりうれしい気持ちになったのは、なぜでしょう・・・
出中生のみなさんは、どのように思いますか?

成果物 no.313

画像1 画像1
画像2 画像2
失敗しない方法があります
それは「何もしないこと」です
何もしなければ「失敗(嫌な思い)」はしないのです

これは、よく生徒にする話しです

理科で学習する「作用・反作用」のように、人間の行動についても、何かすれば何かしらの反応があります
結果です
成果物です
それには、「成功!」もあれば、「失敗・・・」もあると思われますが、多種多様な経験をしてくると、何が「成功」で何が「失敗」か分からなくなります
「成功」「失敗」を「自分の願い通り」「自分の思いと違う」と誤解しているからそうなるのかなと考えます
※今現在のわたしは、「成功」か、「失敗」かは、死ぬ間際でなければ分からないと思っています


給食の時間、差し入れがありました
「あすなろ」学級で栽培した野菜を使った浅漬けです
検食のため、既に給食を食べ終えていましたが、おいしくいただきました
給食中のあすなろ学級へ行き、お礼を言いました
そして、どうやってつくったのかも尋ねました
自分たちでやったことなので、具体的に説明してもらえました
すばらしいことです
体験の成果です

昼からの壮行会の後、校舎内を廻ると、2年生の学級前で期末考査の素点の確認が行われていました
点数に間違いがないかの確認作業です
成績に直結する情報ですから重要です
そして、この点数は日頃の学習の成果です

おいしい浅漬けも、期末考査の点数も、それぞれの取り組みの具体的な成果です
それは、「成功」「失敗」と判断するものではないと思います
思い通りの結果であれば「自信」にして、満足できない結果であれば「教訓」にすればよいだけです
どちらも自分の未来につながります
今の先に未来があります
そして、自分の未来を決めるのは、今の自分です

小山宙哉氏の漫画「宇宙兄弟」の主人公、南波六太のセリフを思い出します

・・・・・・・・・・・・・・・・
俺の敵はだいたい俺です
自分の「宇宙へ行きたい」っていう夢を、さんざん邪魔して、
足を引っ張り続けたのは、結局俺でした
他に敵はいません
・・・・・・・・・・・・・・・・

やはり、自分の未来を決めるのは、今の自分なのです
自分が自分の最大の理解者であり、応援者であったらと思います

考える no.312

画像1 画像1
その1 朝の出来事
今朝、正面玄関にウズラの卵サイズの卵が割れているとの報告がありました
すぐに見に行くと上左写真の状態でした
果たして・・・?

考えます・・・
1 何者かが、学校に腹を立て、卵を校舎に投げつけた(攻撃)
2 何者かが、慌てふためく学校関係者の様子を見ようとして卵を割った(いたずら)
3 何者かが、玄関前で卵を食べようとして落として割れて食べられずに去った(事故)
4 何者かが、とある鳥の巣から卵を奪取し、落として割って食べた(放置)
5 何者かが、本校の危機管理対応能力を試した(諜報活動)
6 何者かが、場所を誤って産み落としてしまった(事故)
7 何者かが、本校玄関のタイルの強度・クッション性を調べた(調査)
8 自作自演のフェイク画像(だまし)
9 その他

すぐに本校職員が現場を清掃し、何事もなかった状態になりました
この件をいくら考えても真相は闇の中です
少なくとも、「8」ではありません


その2 メール
少し前に特定の方からのメールが連続して届きました
※そう言えば、過去には安室奈美恵さんや、平野紫耀さん、山下智久さん、有村架純さんからも来ましたな(差出人は同姓同名か・・・?)
誰からかというと、差出人には「H・結弦」とあります
以下、全文を紹介します

差出人:H・結弦
日時:2022年6月25日 5:32 ←朝早い!
件名:件名なし
本文:中居さんご無沙汰してます。羽生です。ソチオリンピックの頃からお世話になってるので、今後について中居さんに相談したい事があってメールさせてもらいました。あ、コーチに呼ばれたので一旦戻りますが、どうしてメールなのかも含めて一時間後にもう1通続けて送るから待っててください!

差出人:H・結弦
日時:2022年6月25日 6:31
件名:件名なし
本文:2通目です。実は携帯機種変したんですが、移行に失敗して全部の連絡先が消えちゃったんですよね(汗)それで中居さんのアドレスをうっすら覚えてたから、一か八か手打ちでメールさせてもらいました。中居さんで合ってますよね?
羽生

差出人:H・結弦
日時:2022年6月26日 1:31 ←夜中!!
件名:件名なし
本文:羽生です。返事ないですがもしかして中居さんのアドレスじゃなかったですか?合ってると思ったんですが…まぁでも忙しくて返事できないだけかもしれないし、もう少し待ってみますね。もし間違ってたら申し訳ないですが違うとお返事ください(>_<)

差出人:H・結弦
日時:2022年6月26日 13:31
件名:件名なし
本文:羽生です。これだけ返事がないって事は、俺が今メールしてるのは中居さんじゃなかったって事ですか?もしそうだったらほんと申し訳なさすぎるな…本当に違うならちゃんと謝りたいし、謝るにも返事がないとできないから…とにかく1通違うなら違うとお返事頂けませんか?

差出人: H・結弦
日時:2022年6月27日 1:31 ←昨日と同時刻!
件名:件名なし
本文:羽生です。これは自分の携帯だし、中居さんだったらちゃんともう一度連絡先を聞いて真面目に相談したかったんですが・・・こんなに返事がないって事はやっぱりあなたは中居さんじゃなかったって事ですよね?ごめんなさい。でも・・・確信したいからせめて返事だけでも頂けませんか?


本文の中に「羽生」と書いてありましたな
送信相手は中居さん?
中居正広さん?
こんなに困ってしつこく返事を願うHさんのメールに対し、冷たいわたしは一切返信していません


このメールの後に富山県警から安全情報メールが届きました

差出人:富山県警察 安全情報ネット
日時:2022年6月27日19:19
件名:【小矢部警察署】特殊詐欺の予兆電話
本文:6月24日ころ、小矢部市在住の方に、介護施設の職員を名乗る男から「老人ホームに入居する権利が当たった。あなたの権利を譲ってほしい」「この後で別会社からも電話があるので、口裏を合わせてほしい」などという電話がありました。このような電話を受けたら、一人で考えることなく、すぐに家族や警察に相談してください。

考えます
世の中にはいろいろと悪知恵を働かせる人たちがいるようです
出中生や本校関係者がこのような人たちの餌食にならないように、何ができるでしょう
考えることは尽きません
夏休みが近付いています

スタート no.311

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
9月3日(土)の運動会に向けて、昨日の団抽選会が本格的なスタートとなりました

初めての抽選会に臨んだ1年生からは緊張感が伝わりました
これもとても大事な経験です

2年生はやや慣れている様子で、抽選会に臨んでいるように感じました

そして、3年生になると、中庭のステージに登場するところから軽くパフォーマンスが入っています
中には、学級が一体となったかけ声をかける学級もありました
3年生として、運動会にかける本気度が感じられます

抽選の結果は6/29付記事(運動会 団決め抽選会 6/29)に掲載済ですのでご覧ください
今年度の紫団は3年5組、2年6組の2学年での構成となりました
このことをどのように捉え、運動会当日に向けてどのように取り組んでいくかは、紫団の3年5組・2年6組のみんな次第です
生きていく中で、自分の思い通り・願い通りに進むことはなかなかありません
しかし、直面する現実をどのように捉え、どのように生きるかで、人生が大きく変わる経験をわたしはしてきました
このことは紫団の3年5組、2年6組だけでなく、他の団のみんなにとっても同じです

さあ、とにもかくにもスタートが切られました
本気・根気・元気で取り組み、成長する出中生の姿を楽しみにしています

がんばろう!出町中学校

暑い 熱い 厚い あ!つい no.310

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
暑い!
梅雨が明け、今日も暑い日であると、朝から様々なソースで、気象予報士のみなさんが伝えています
熱中症に関しては、厳重に警戒です
本日の授業においての屋外での運動は中止としています
教室用サーキュレーターのテスト運用を一部教室で行っています
なるべく早い時期(できれば今週中)に、扇風機と併せて全教室分をそろえる予定です

熱い!
暑い1日の終わり、6限後の生徒活動の時間に、中庭で熱い場面がありました
9月に開催予定である運動会の団決め抽選会です
直前まで感じていた暑さを忘れさせる熱さ・エネルギーがその場にありました
準備してくれた生徒会執行部を中心とする全出中生、教職員に感謝です
運動会本番が楽しみです
昨日も書きましたが、これから様々な課題が生じてくるでしょうが出中みんなの力を合わせることで乗り越えられるでしょう

厚い!
やや高揚した心持ちで校長室へ戻ると、机の脇に置いてあった資料が目に飛び込んできました
ある会合で文部科学省から配付された資料です
やはり、厚い!!
何度も目にしているのですが、毎回そう感じます
官僚の方々や学者の方々はこのようなボリュームの資料でも、スラスラと読んで理解できるのでしょうね
そうでなければ重要なこともスピード感をもって進められないでしょうから
わたしの場合、ぱらぱらと資料のページをめくっただけで、遠くの世界へ行きそうでした
日頃から文字量のある文章を、正確に読み取るトレーニングがわたしには必要です

それにしてもこのような厚い資料を隅から隅まで全部読んでいる人はいるのでしょうか?
あ!つい、心の声が漏れてしまいました
立場上、隅から隅まで読まなければなりません・・・
日々鍛錬でございます

1学期末考査終了 no.309

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
暑い日が続く中、熱く問題に取り組んだ期末考査が終了しました
生徒の表情にはちょっとした開放感が見られます

昼休みの時間には、空にこれから入道雲に発達していきそうな雲がわき上がっていました
そんな雲の下、中庭では何やら人だかりが・・・
明日行われる、運動会に向けての団抽選会の準備のようです
3年生が主体となって学年を超えた集団をまとめ上げます
これも学校では大切な学習です
なかなか思い通りには進まないこと、人をまとめることは大変なこと、意見がぶつかり合うことで感じる様々なこと、そして、本気でやりきった向こう側に言葉では表現できない素敵なものがあること等を、身をもって体験します
身体全体での学びなのです

そんな中庭の横の図書室では、思い思いに本を読んだり、本を探す出中生の姿があります
○○さんが図書委員に貸し出し手続きしてもらっていた本は、「テーピング」に関するものでした
○○さんのテーピングについて知りたいという思いが、言動となって表れている場面です
「おお!さすがですねぇ」と声をかけると、さわやかな笑顔を返してくれました

授業での学びも、行事での学びも、休み時間に自分から欲する学びも、どれも素敵だと思います
そんな多くの学びの姿が見られる出町学校から、いや、出中生や本校教職員からわたしは多くの刺激を受けています
出町中学校はわたしにとっても大切な場所です

異常 no.308

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
朝から教室内は摂氏30度を超えていました
(※上写真の教室は普通教室ではありません)
(※生徒のいる教室は写真の時刻(8:41)には室温は摂氏20度台に下がっています)
6月だというのに、異常です
梅雨でありながら、雨もそれほど降りません
異常です

生徒の登校前に窓を開放して熱気を逃がすことはもちろん、エアコンの力も借りています
(※(繰り返しですが)生徒のいる教室は写真の時刻(8:41)には室温は摂氏20度台に下がっています)
特に今日は1学期末考査の2日目
いつも以上に熱を帯びる教室です
廊下にはエアコン設置前に大活躍し、エアコン設置後も教室内を効率よく冷やしてくれた扇風機が出番を待っています
ただ、今年度からは多目的スペース、体育館、柔剣道場等での使用を想定しています
この扇風機はサイズだけでなく音も大きく、教室内に入れるとスペースがなくなり、新型コロナウイルス感染症感染予防対策の座席間隔の確保が難しくなることや、授業中の音の問題があるからです
教室内に空気を循環させるためのサーキュレーターを早急に設置できるよう準備を進めています

本日午前に経済産業省が会見を開き、「引き続き夕方が厳しい状況にある」と発信しました
猛暑のため、関東地方では冷房使用による電力不足の懸念があるとして、政府は初めて電力需給ひっ迫注意報を東京電力管内に発令したのです
北陸地方では電力不足のアナウンスはまだありません
熱中症による健康への悪影響を避ける上でも、エアコン等を積極的・効果的に活用し、安全確保に努めます

未来へ no.307

画像1 画像1
昨日6/23は沖縄「慰霊の日」

糸満市の平和祈念公園で
「沖縄全戦没者追悼式」が挙行され、

沖縄市立山内小学校
 2年生 徳元 穂菜さんが、

「平和の詩」を読み上げました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「こわいをしって、へいわがわかった」

びじゅつかんへお出かけ
おじいちゃんや
おばあちゃんも
いっしょに
みんなでお出かけ
うれしいな
こわくてかなしい絵だった
たくさんの人がしんでいた
小さな赤ちゃんや、おかあさん
風ぐるまや
チョウチョの絵もあったけど
とてもかなしい絵だった

おかあさんが、
七十七年前のおきなわの絵だと言った
ほんとうにあったことなのだ
たくさんの人たちがしんでいて
ガイコツもあった
わたしとおなじ年の子どもが
かなしそうに見ている
こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ

せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?

きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな
おねえちゃんとけんかした
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
そして仲なおり
これがへいわなのかな
せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとポケットにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年は沖縄本土復帰50周年

一昨日、本校3年生は秋に予定している修学旅行の事前学習で、広島市を中心に語り部等で活躍されている座間味さんの講演を聴いたところ

そして、座間味さんは沖縄にルーツのある方

つながりを感じます・・・

平和とは何か
今、我々にできることは何か

平和のことのみならず、未来に向けて建設的に身の回りことなどについて考える姿勢は、中学生もおとなも関係なく、大切なことだと考えています

花 花 花 no.306

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
昨日、暑い中、地域の方が大切に立派に育てられた白いユリの花を本校へ持ってきてくださいました
ありがとうございます
その大きなユリの花が出中生の登校してくる姿や活動している姿を見守ってくれています

校地にはPTA学年コミュニケーション委員会のみなさんが中心となって整備していただいたプランターの中で、出中生が植えたベコニア等がすくすくと成長しています

校長室の机の上には職員が活けてくれたガクアジサイが、「ちゃんと仕事しているか?」とわたしを見守ってくれています

若い頃はあまり感じていなかったのですが、齢を重ねる毎に花のある環境はよいものだと感じるようになってくるから不思議です

学校では生徒たちが今日も本気・根気・元気で学び続けています
保護者のみなさんや地域のみなさんにも見守られながら、これから花を咲かせます
その花の大きさ、色、香り、開花時期、開花場所、咲かせる回数などはそれぞれでしょう

それぞれがそれぞれの花を咲かせるその時期を楽しみにしながら、今日も教育活動が展開されています

その差が大きい no.305

画像1 画像1
砺波地区中学校総合選手権大会
陸上競技、水泳競技を皮切りに、本校が出場する全ての競技が終了しました
全ての会場を回ることは物理的に叶わず、教頭と手分けをしての会場での応援でした
サッカー競技の委員長の立場上、あまり競技場を離れることができず、出中生全員の本気・根気・元気な様子を観ることがあまりできなかったことは残念でした

一部の応援でしたが、昨日のno.304で書いた「チーム」の力と共に、もうひとつ強く感じたことがあります
それは、「差」です
試合は勝負事ですから勝敗を決します
このときの勝敗を分ける「差」は何でしょう
勝利の神様がいるとするのなら、どのようにして勝敗を分けているのでしょう

サッカー競技 2日目 出町中学校 対 庄西中学校
本校は前日に続いての2戦目
庄西中学校は今大会初戦
県選手権大会出場をかけた準決勝
練習試合を含めて今シーズンは庄西中に一勝もしていない本校
このような状況で、キックオフの笛が鳴ります

前半、後半と何度か決定機を迎える出町中
時折庄西中もチャンスを迎えますが、圧倒的に本校の方が決定機は多かったです
それだけ、こちらの戦術がはまり選手もがんばっていました
しかし、ゴールネットを揺らすことができません
延長戦でもしのぎ合いが続き、PK戦となります
そして2−4で敗戦
PK戦は誠に観ていて苦しいものです
キッカーのせいでも、キーパーのせいでもなく、あくまでもチーム戦の結果なのですが、自分のプレーで勝敗が決まる事実は選手一人一人にとって残酷です
出町中学校サッカー部のみんなは最後までよく戦いました
勝たせてやりたかったです
しかし、結果は結果です

県中学校総合選手権大会(県選)、北信越中学校総合競技大会、全国中学校体育大会へ続く砺波地区中学校総合選手権大会が終わりました
上位大会になるほど、勝敗を分ける「差」はわずかに思えます
その「差」をどのように埋めて、勝ち進めるのかを顧問はずっと考えます
わずかのように見えて、この「差」はなかなか大きな「差」です
練習内容、練習に臨む気持ち、チームづくり、部活動以外での生活・・・突き詰めていくと、わたしの場合は日常生活の過ごし方にたどり着きました
まわりに優しく接するとか、礼儀正しくあるとか、応援してもらえる生活を送るとか、中学生の本分である学習をがんばるとか、具体的にはそのようなことです
アメリカ大リーグの大谷翔平選手がゴミ拾いをすることは有名ですが、初めてそのことを知った時、プロ選手でもそうなのかと驚くと共に、自分の感覚はあながち間違っていないなと思えました

出中生のみんなだけでなく、わたし自身も毎日の生活の中で人としてよりよく生きることが、自分の夢の実現のために大切なのだろうと、地区中学校総合選手権大会で本気・根気・元気な姿を見せてくれた出中生に、あらためて教えられた気がします

チーム no.304

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
6/18-19は砺波地区中学校総合選手権大会中心会期でした
各会場では多くの出中生が勝利を目指して、それぞれのもてる力を振り絞りました
勝負ですから今大会での勝敗はあります
ただ、勝利が全てよく、負けが全て悪いことはありません
勝利でも負けでも、未来へどのようにつなげるかが大切だと思うのです
人生は続くのです

今大会である者は個人で、ある者は団体で、それぞれの勝負に望みましたが、過日の壮行会が示すように、出町中学校という大きなチームの一員として参加するからこそ、発揮できた力があります
砺波地区写生会も同様です
一人一人が作品作りに没頭しますが、ここでも出町中学校というチームの一員であるからこそ、思いがけない能力が導き出されている部分があります
チームの力、集団の力は不思議なのです
プロ選手やオリンピック・パラリンピック選手が応援してくれる人に感謝の気持ちを示すのもこれに通じることと思います
競技者と応援者もある意味チームです


アメリカ合衆国の主要なIT企業であり、 ビッグ・テックのひとつであるGoogleで、2012年に「最高のチームとは何か」を探る研究チームが編成されています(※「Project Aristotle」)
今までは個人パフォーマンスを重要視し、どのように能力の高い人間を採用するか、養成するかを主眼に置いていたようですが、ここ最近はチームとしての能力・パフォーマンスを重視するようになったためだそうです
それは、この先どうなるか分からないような課題に直面することが多くなり、それに対応する企業としての力が必要とされるようになったからでしょう

この研究チームが出した結論は、「優れたチームのパターン化は不可能」ということでした
「よいチーム」と評価したチームの間に、共通点やパターンがまったくなかったのです
ただし、社会学や心理学で言われる「集団規範 (Group Norms) 」は大切だと考えました
「集団規範」とは、明文化されていないけれども共有されている「チームとしての行動規準・判断規準」です(※「規則」ではなく、自発的なものであり、強制的でなものではありません)
これについても、「よいチーム」と評価したチームの集団規範はバラバラだったのですが、「特定の集団規範をすべてのチームに応用しないこと」「それぞれのチームがメンバーを理解して適切な集団規範を設けること」が重要であるとしています

これは2008年のカーネギー・メロン大学における研究「適切な集団規範はなぜ大切か?」とつながっていると感じます
適切な集団規範があれば、「(1)それぞれのメンバーの意見がチーム意見に反映されること」、「(2)チームとして質の高い答えを出しやすくなること」が確認され、「よいチーム」には、「個人の意見よりも、チームとしての意見を優先させる」共通点が見い出されています
そして何より、「適切な集団規範があったら、集団的知性は個人的知性よりも高くなる」としています
能力の高い個人がいる集団より、適切な集団規範のある集団の方が総合的な能力が高いということです
昔から、団結力とか、チームの力とか漠然と言われていたことが、研究によって根拠をもって証明された形です(※これについてもいろいろな意見・考えはあります)
そして、よいチームの基盤には「心理的安心感」があることを指摘しています
例えば、メンバー全員に話す機会が均等にあるとか、メンバーがお互いの気持ちを敏感に察することができるという環境です
・リスクを取るような行動を取っても咎められることがない → チャレンジできる
・どんなアイディアを出しても恥ずかしい思いをしない → チャレンジできる
・「理解していないことを悟られないように黙っていよう」と思わなくなる → チャレンジできる
・チームの中で自分らしくいてよいと思える → チャレンジできる
この環境で得られるのは、「このチームなら、安心して過ごせる」という心理的安心感です
その中で思いっきりチャレンジできるのですから、それぞれがよりよい成長をとげられるのです

これは、会社だけでなく学校、家庭、地域など、大人も子供も関係ないのではないでしょうか
我々人間は、集団の中で生きるのです
大人も子供も、課題にぶつかったとき、その状況をただ嘆き、文句を言っているだけでは、環境を悪化させるだけで、本人にとっても誰にとってもメリットは何もありません
ただただ、今の集団の中で、そして今の状況で、自分ができることは何なのかを考え、行動することが期待されているのです

がんばろう!出町中学校!!

やばい no.303

「暑い!!」
「ヤバい!!」
たまたま出中生同士が会話している声が耳に飛び込んできました

ん?やばい?!

数年前から耳にするこの言葉を、本校でも聞くこととなりました

「ヤバイ」という単語で、いろいろな意味を表現しようとする若者がいます
自分が歳をとったからか、この単語には違和感があります
何人かの出中生に、「「ヤバイ」という言葉を使いますか?」と、休み時間の廊下でリサーチしました
使う出中生は半々ほどでしょうか ※個人調べ(個人的な印象です)
「最近は使いませんねぇ」と答えた出中生もいました
「使っています」「さっきも使いました」と申し訳なさそうに答えてくれた出中生もいました ※そのように思わせる問い方、そのような表情だったかと反省・・・
答えてくれたみなさん、協力ありがとう

01テスト前日「ヤバイ」(不安しかない)
02体調不良「ヤバイ」(身体がしんどい)
03よいことがあった!「ヤバイ」(うれしい!!)
04テスト前日の徹夜「ヤバイ」(眠い・・・)
05最高の気分「ヤバイ」(超楽しい!!)
06激怒された「ヤバイ」(怖い!!しまった!!)
07裏切られた「ヤバイ」(なぜだ!!腹が立つ!)
08大切なものを失った「ヤバイ」(悲しい・・・)
09大好物を食べた「ヤバイ」(おいしい〜)
10苦手なものを口にした「ヤバイ」(不味い)
11食べたケーキが超絶甘かった「ヤバイ」(甘〜い)
12食べたカレーライスが超絶辛かった「ヤバイ」(辛〜い)
13欲しいものが超高価「ヤバイ」(高っ!)
14特売品が激安「ヤバイ」(安っ!)
15摂氏35度超えの夜「ヤバイ」(暑っ!)
16摂氏−5度の朝「ヤバイ」(寒っ!)
17映画俳優と遭遇「ヤバイ」(かっこいい〜)
18映画女優と遭遇「ヤバイ」(きれい〜)
19小動物と遭遇「ヤバイ」(かわいい〜)
20道路でこけた「ヤバイ」(かっこわるい、恥ずかしい)
21こけたら手を貸してくれた「ヤバイ」(優しい〜)
22と、思ったら放された「ヤバイ」(意地悪・・・)
等々・・・・

その時の状況や前後のつながりが分からないと、「ヤバイ」だけではよく分かりません
※ひとつの言葉でいろいろな感情を表現できることはある意味すごいかもしれませんが・・・


日本語の表現の多彩さを説明する時、よく色の名前が取り上げられます
例えば、日本の伝統色の中では赤系の色だけでも次のようなものがあります ※順不同
01赤 (あか):光の三原色
02金赤 (きんあか):少し光沢感のある赤
03紅色 (べにいろ):紅花から抽出される色素の色
04紅赤 (べにあか):少し青みのある赤
05薄紅 (うすくれない):薄い紅花染の色
06真紅 (しんく):真の紅色
07退紅色 (たいこうしょく):色褪せたような紅染の色
08暗紅色 (あんこうしょく):黒みを帯びた紅色
09紅梅色 (こうばいいろ):梅の花の色
10韓紅色 (からくれないいろ):大陸由来の美しく鮮やかな色
11桃色 (ももいろ):桃の花の色
12桜色 (さくらいろ):桜の花の色
13灰桜 (はいざくら):灰色がかった桜色
14撫子色 (なでしこいろ):撫子の花の色
15薔薇色 (ばらいろ):薔薇の花の色
16躑躅色 (つつじいろ):躑躅の花の色
17鴇色 (ときいろ):鴇の風切羽根の色
18珊瑚色 (さんごいろ):珊瑚の色
19今様色 (いまよういろ):平安時代に流行した色
20朱色 (しゅいろ):古来の製法で作られた朱肉の色
21潤朱 (うるみしゅ):くすんで濁った朱色
22洗朱 (あらいしゅ):朱色を薄くした色
23丹色 (にいろ):赤い土や顔料の色
24鉛丹色 (えんたんいろ):酸化鉛の顔料の色
25牡丹色 (ぼたんいろ):牡丹の花の色
26黄丹 (おうに):紅花と梔子で染めた色
27真赭 (まそお):天然硫化水銀が主成分の顔料の色
28緋色 (ひいろ):茜の根で染めた色
29浅緋 (あさひ):浅く染めた緋色
30紅緋 (べにひ):紅色みを帯びた緋色
31深緋 (ふかひ):深く染めた緋色
32猩々緋 (しょうじょうひ):中国の伝説上の生き物「猩々」の血の色
33茜色 (あかねいろ):茜染のようなくすんだ黄赤色
34苺色 (いちごいろ):熟した苺の色
35蘇芳 (すおう):インドのマメ科の植物、蘇芳の色
36梅鼠 (うめねず):紅梅のような赤みの鼠色
37臙脂 (えんじ):古代中国の「燕」の国から伝わった赤
38東雲色 (しののめいろ):明け方に東の空にたなびく雲の色
39一斤染 (いっこんぞめ):紅花の花一斤で絹一疋を染めた薄い色
等々・・・

ヤバイ!!!
前出の「ヤバイ」の22種類を超えてしまいました
日本語の表現は多彩です
一文字で全てを表すことは合理的、省力的、効率的なのかもしれませんが、歳をとると日本語の深み、言い換えればそれを表現する感受性、深い心の在り方が大切だと思います
そう言えば日本語の通じない国で、現地語について最初に教えられたことは、何かに対して「すごい!!」と驚くにしても、いろいろ表現があるということでした
日本だけでなく、どの国も表現については様々な語彙をもっていた方がよいという共通点が興味深いです
社会性の必要な、同じ人間だからでしょうか・・・

言葉はおもしろいです
そして、扱いは難しいですな

そう言えば、・・・

(誤)今日は朝からヤバイ 本日保護者向け案内を配布しますが、ヤバいことにならぬよう、まわりのおとなが意識していることはヤバイ
↓↓↓↓
(正)今日は朝から大変蒸し暑いです 本日保護者向け案内を配布しますが、子供たちが健康を害さないように(※命にも関わります)、まわりのおとなが意識していることは大切です

熱中症予防のための、<swa:ContentLink type="doc" item="55319">マスク着用についての保護者向け(お願い)文書はこちらです</swa:ContentLink>
ご理解・ご協力をお願い申し上げます

↓↓↓※校内電子掲示板による告知の様子
画像1 画像1 画像2 画像2

第3学年 家庭科の学び no.302

画像1 画像1
画像2 画像2
3年生の家庭科の学習で、給食センターから栄養教諭の坪野先生をお招きしての授業がありました
「幼児の生活と家族」の学習で、幼児の発達に関連して、生活習慣のひとつである食事についての授業です
食の専門家からの指導は、生徒たちにとって刺激的です
途中、幼児用に味付けされた「きな粉マカロニ」が配布され(※衛生面等に配慮し、個包装がなされています)、実際に食べることで食感や味について気付いたことを基に学習が進められました(※指示なしでも全員が黙食を確実に行っていました)

・ホンモノ
・専門的
・実物
・五感

知的好奇心を刺激するキーワードがいくつも浮かぶ授業でした

わたしも少し参加していたので、生徒たちと一緒に「きな粉マカロニ」を食してみました
刺激のなさ、味の薄さ、柔らかさ、その懐かしい味・食感は、わたしのような年齢のものにも適しているように感じました

学習中、タブレットに映し出された幼児向けメニューの中で、「麩」の入ったものが資料リストの中にありました
隣にいた○○さんがわたしにそっと、「麩って何ですか?」と聞いてくれます
分からないことをすぐに尋ねることができるその姿勢に感動しつつ、
「え!食べたことないですか?味噌汁に入れたりしますよ」と、問に対する正しい解答ができないわたし
○○さんはそんなわたしに見切りをつけ、早速タブレットを使って「麩」を調べます
タブレットのよさを存分に学習に生かしています

その様子にうれしくなりながら、「麩」の説明をどのようにすればよかったかと反省しながら教室を後にしました
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
行事予定
2/20 部活動停止
2/21 1,2年 期末考査
部活動停止
2/22 1,2年 期末考査
部活動停止
2/23 天皇誕生日
部活動停止
県小中高書初大会
2/24 1,2年 期末考査

学校だより

1学年だより

2学年だより

3学年だより

相談室より

感染症対策

インフルエンザ様式

学校からのお知らせ

PTAからのお知らせ