最新更新日:2024/06/13 | |
本日:225
昨日:568 総数:906349 |
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
本日の・・・ no.428と、言いつつも、部活動や質問教室で登校している生徒がいます また、昨日の消防設備点検につづき、生徒がいないこの時期を見計らって、各教室の換気扇の清掃が行われています 本日の朝は青空が広がり、3階の普通教室からは7時を回った頃に日の昇る様子が見られました また、立山室堂のライブカメラでは、青空をバックに室堂に日が差す様子が見られました この時の立山山頂の気温は摂氏−16.0度!!(※実用化試験中のJR9VQ 気圧・温度センサーデータより 1.2度高く表示されるということで補正値です) 人間の活動と、それとは全く関係なく進む自然の変化の差が妙に面白く、またギャップを強く感じた朝でした 本日は2022年最後の執務納めの日 2022年、多くのみなさんに支えていただいたおかげで、感染症対策で様々な制限下での教育活動であっても、出中生は様々な体験を積み、確実に成長を実感できる場面が多くありました 誠にありがとうございました これからもよろしくお願い申し上げます よいお年をお迎えください 今できること no.427冬休みでいつもよりもがらんとした学校 校舎内をまわると、一層寒さを感じます そんな学校で、熱く活動している人がいます 教育活動中はなかなかできない消防設備の点検もそのひとつです 業者の方に、入試に係る会議の合間を縫って、校舎内のすべての機器の点検をしていただいています プロの厳しい目による確実な点検のおかげで、万が一の場合に備えられます 安全・安心が第一です また、第1階段では合唱部が何やら写真撮影です 普段の活動ではなかなかできない、コンクール等に出場する際に使用する写真を撮影しているようです こっそり背後からその様子を見ていたら、気付かれてしまいました 今日も、それぞれがそれぞれの場所で、今できることを本気で根気よく取り組んでいます 想いを伝える no.426「言えた」「すっきりした」・・・ 想いを伝えることは、メンタル・ヘルスにおいて重要です また、集団社会を構成して生活する人間にとって、想いを伝えることは大切です この土日、雪に閉ざされて、自宅で見返した「FIFA ワールドカップ カタール2022」「大河ドラマ」で、改めてそのことを再認識しました そして、今日は突然の休業でできなかった3学年集会で計画されていた「T先生の離任式」が実施されました 3学年議会が中心に準備を進めてきた式を実施したいという想いを伝えたから実現したものです 全員参加とはいきませんが、離任されるT先生にその想いは確実に届いたと感じます 「困難な時期を乗り越えて夢の実現に向かう」とか「自分の生き方をよく考える」とか、言葉で言うのは簡単ですが、それを実行に移すことを多くの人はできません それができる一人がT先生です 学習指導だけでなく3学年のサポートや吹奏楽部の顧問として、出中生を本気で支えてもらいました 自分の信念を貫くその生き方は出中生にとっても、教職員にとっても刺激になります 来年早々に赴任される海外での活動の様子を、また伝えていただけたら嬉しいです 健康に留意され、元気に活躍されることを祈っています わたしも出中生に負けないように、T先生への想いを伝えてみました T先生にとって明日が本校で最後の勤務日 ここだけでなく、1対1で面と向かっても伝えます 突然の終わり no.4252学期末終業式や、2学期最後の学級活動、冬季休業中の部活動について確認する部活動ミーティングが計画されていましたが、給食も含めてすべてキャンセルです 昨日夕方の決定・連絡となり、出中生のみならず保護者の皆様や地域の皆様にもいろいろと面倒をおかけしたと思っています 何を差し置いても生徒の安心・安全を最優先としていますので、ご理解・ご協力を改めてここでお願い申し上げます 今朝、教職員は何とか出勤し(※地域によって雪の状況が違い、いつも以上に通勤に時間がかかった者もいました)、臨時休業の事後対応と、一足早く担当場所等の片付けや2学期末の業務整理に励んでいます がらんとした教室を廻ると、やはり出中生のいない学校は寂しいです 出中生の声も、その表情も見ることができませんから 学校は「エネルギーの場」であるなぁと、こういう時に実感します 「ない」ことで分かる、「ある」ことの有難さとでも言いましょうか・・・ 出中生は家庭で2学期の振り返りをしているでしょうか 出中生は家庭で3学期、新年、新年度に向けての準備を進めているでしょうか 出中生は今日も「本気」「根気」「元気」でしょうか 今朝の朝刊で読んだわたしの今日の運勢は「ピンチはチャンス」でした 果たして何が「ピンチ」で、何が「チャンス」なのかは分かりませんが、今日も出中生に負けないように、わたし自身が「本気」「根気」「元気」でがんばろうと思います 出中生にとっても教職員にとっても、突然の2学期の終わりとなりましたが、人生にはこのようなことはあります どれだけ一生懸命に準備していても、努力し続けていても、思いもかけずにそのことが終わることはあるのです 悲しいですが、誰かの人生の突然の終わりに遭遇することもあります だから、わたしは「今」を大切にすることが大切だと思っています 人との出会いであれば、まさしくそれは一期一会です 未来は予測不可能ですが、未来は今の積み重ねの先にあることは想像できます 未来を想い、今を大切にする これは、今日予定されていた終業式で話そうと思っていたテーマです 出中生のあなたにも、未来を想いつつ、2学期の振り返り、3学期・新年・新年度の準備を進めてほしいと願っています 自宅での終業式 節目、けじめは人間にとって結構いいものだと、わたしは思います 保護者会2日目 no.424出中生は3者面談のある3年生の1部を除いて、午後は帰宅します 若干、その表情はうれしそうです 自分の中学生の頃を思い出します 小学生、中学生、高校生と保護者会を経験しました 昨日の記事で書いた中学時代の三者面談のこと以外で「保護者会」について思い出すのは、やはり中学生時代の保護者会です とある学年1学期の保護者会 先に帰宅していたわたしの前で、保護者会を終えて帰宅した母が、落ち込んでいたというか、悲しんでいたというか、怒っていたというか・・・、今まで見せたことのない姿を見せました どうやら、担任の先生から、「あなたの子供は、最低だ!ろくなもんじゃない!」と、ひどく言われ続けたようです 「学校で何をしていたんだ!!??」とえらい剣幕で問い詰められたことを思い出します それを母から聞いた父も、ビックリしていました 何より、当事者であるわたし自身がとても驚きましたが・・・ 心当たりがないというか、まあ、真面目ではない部分は否定できないのですが、そこまで酷評をされたことが驚きでした 「最低な生徒」と言われたわけですから だからと言って何も変わることなくわたしは学校生活を送りました そして、2学期の保護者会では一転して、「お子さんは素晴らしい!」とベタ褒めされます 当然、わたしの母は混乱しました 当事者のわたしは、「おとななんて、やはりそんなものか」「なんだ、学校の先生もそんなものか」と、冷めていましたが・・・ 今にして思えば、「おとな」でも「学校の先生」でもなく、その「人」だと思えるのですが、その当時はステレオタイプというか、俯瞰してものを考えられていなかったと反省します そんなわたしが教師になるとは、人生は不思議であり、おもしろいものです よく中学生から、「どうして学校の先生になったのですか?」と聞かれましたが、ひとことで言うと、「人との出会い」と答えていました ※詳細はまた別の機会に・・・ 各学年の保護者会の様子を見ながらこんなつまらないことを思い出しました 昔のことばかり思い出すということは、何かあるのでしょうか? 精神鑑定が必要かもしれません 準備中 no.423本日と明日は全校対象の保護者会です 環境を整え、検温装置や消毒セットなどを準備している3年生 寒い中ですが、玄関の床を黙々と水拭きしている3年生 その姿に感動しつつ、思わず数名の3年生に声をかけて、準備の邪魔をしてしまいました ごめんなさい わたし(以下:わ)「保護者会は今日ですか明日ですか?」 3年生1(以下:生1)「今日です」 わ「今の心境はどうですか?」 生1「緊張しています」 わ「(今学期の成績について)自信のほどはいかがですか?」 生2「ばっちりです」 そして、・・・ わ「保護者会を前にしていかがですか?」 生3「初めての三者面談なので、どうなるのかなと思っています」 わ「進路については大丈夫ですか?」 生3「親とは今までよく家で話をしてきたので、大丈夫です」 自画自賛と理解しつつも言わせてください 誠に出中生はすばらしい そして、進路についてお子さんと向き合ってよく話をしてこられた保護者にも頭が下がります 自分は親として、3人の子に対してそうだったろうかと・・・ 3年生の言葉に、「すばらしい!!!わたしが中学生の時は、親と自分の考えが違ってもめまくっていたよ」と、思わずわたしの恥ずかしい過去をしゃべってしまいました ここで書いたことは、進路に関して家庭内で激論になることを否定しているわけではありません 特に、3年生にとって今回は進路に関わる初めての3者面談であり、進路決定に向けての途中であって当然なのです ただ、最後は生徒の進路ですから、生徒自身が「こうだ!」と選択してほしいと思います ああ、過去の記憶が呼び起こされました わたしが中学生の頃、県立高校受検校を決定する三者面談で、最終的に自分の志望校で押し切り、教室を出た後、校舎内で悪態をつき、その後家庭内では親とあまり会話しなくなりました 当時の三者面談後の廊下や階段の光景や親の後姿を鮮明に思い出しました 不思議なものです いろいろと悩み尽くしたからでしょうか・・・ 焦り・不安・心配・悩み・自己嫌悪・妬み・劣等感・・・様々な感情が渦巻いていた中3の後半でした 自分で決めた進路ですから、今にして思えばよかったと思っています 進学先の高校での出会いが、今の自分をつくっていると感じています 最終的に決定した自分の進学先が、未来の自分にとっての第1希望進学先なのです(※合否も含めて) さあ、出中3年生! 進路決定に向けて、本気・根気・元気なのだ!! いろいろ no.422黒、青は、いかがでしょうか? 今、この現象に近い現象が校長室内で起きています 校長室に予定を書くホワイトボードが設置されているのですが(写真上)、そのマーカーの「黒」が「緑」なのです インクが減っているわけではなく、半分ほどまだあるにもかかわらず、「黒」が「緑」なのです 最初は徐々に黒味が抜けてきて、今ではすっかり緑です インクは残っていますから、違和感を覚えながらも使っています その理由が分からないことも違和感の原因のひとつです 何らかの化学変化により、色が変化したのか? 誰かがインクの中身を入れ替えたのか? ・・・・ こうやって人は疑心暗鬼となり、周りの人までも疑うのでしょうか・・・? ああ、話が飛躍し過ぎました 小さい頃から自分が見ている色は、本当にみんなが同じに見えているのだろうかとずっと思っています 自分が赤だと思っている色は、他の人は別の色に見えているのではないだろうか 同じものを見ていても、違う色を感じているのではないか そのものにあたる光によって色の見え方は変わりますから、色の不確かさと言いますか、微妙な感じを抱いており、今でもこの疑問はわたしの中で続いています 特に日本人は色について多くの色を感じる民族のようですから、一層そう思うのかもしれません そんな日本人も、もっとも古い色名は4色だと言われています それが、「赤」「白」「黒」「青」です 「赤」 ・・・「明」 夜明けとともに空が赤く色づいていく状態 「白」 ・・・「顕」 夜が明けてあたりがはっきりと見える状態 「黒」 ・・・「暗」 太陽が沈んでしまった暗い闇の状態 「青」 ・・・「漠」 明と暗の間の状態 草むらに太陽が沈んだときの色 ※(写真下)「日本の色のルーツを探して」城 一夫 著 より 時代と共に、さまざまな色名が登場し、現在和色名としてJIS慣用色は147色、外来色名として122色が登録されています 和色名の方が多い!! JIS規格で基本となる色名は赤、黄、緑、青、紫、橙、黄緑、青緑、青紫、赤紫の10色です また、「明るい−暗い」「鮮やか−くすんだ」等の色調や、それぞれの色の間として色みの違いもあります 基本色名に色相、明度、彩度の表現が加わり現在の系統色があります 人生いろいろ 色もいろいろ ああ、そもそも色がいろいろだから人生いろいろと表現されていますね 人生も色と同じように、自分が見えている人生と、人が見えている人生は、違うかもしれません いや、きっと違うのです だからこそ、自分の人生は自分で決めるのです 出中3年生の進路選択の時期も迫っています 情報収集 no.421
一昨日、大雪・雷・着雪の各注意報が発令され、今朝も継続していました(写真下:上段)
数年前に、朝起きたらものすごい積雪のため、家から近くの主要道路まで自家用車を出せず、除雪車が通るまで出勤できなかったことがありました 結局、昼頃に出勤できたのですが、近所の人たちと、「もうどうしようもないなぁ」と途方に暮れていたことが記憶に刻まれています そのせいもあり、天気予報の「朝までに20〜40cmの積雪」という情報により、今朝は4時過ぎから窓の外を見たり、富山県道路上の道路カメラによる画像(写真下:中段)を見たりしていました ※富山県道路情報(富山県 土木部 道路課) https://www.toyama-douro.toyama.toyama.jp/camer... いつもと同じほどの時間で学校にたどり着くことができたことや、駐車場近辺も融雪装置のおかげで生徒の登校にも大きな支障はない(写真下:下段)と判断し、通常通りの教育活動としています 天気予報、ライブカメラ映像、職員の報告、自分の目での確認・・・ 情報は多く集めて判断材料とすることが大切だと考えます バイアスがかかることに留意しながら、また、その情報の信憑性も確認しながら、生徒・教職員の安全・安心の確保に心がけます 今朝の登校についても、除雪、安全確保等、保護者のみなさんや地域のみなさんをはじめ、多くの方に支えながら教育活動が行える幸せを感じつつ、出中生の本気・根気・元気を応援します 雑食学習 no.420今日も校舎内では出中生がそれぞれの学習を進めています 1年生のある教室では理科の学習の「光の進み方」について、自分の考えを伝え合っています 2年生のある学級は、多目的スペースでの書写の学習で、互いにアドバイスや感想を伝え合いながら学習を進めています 伝え合いには「愛」があります 見ていて素敵な姿です 好きなことはがんばることができるけれど、嫌いなことは避けがちになるのは、人間ならばよくあることです そんな時に、がんばっている人を見ることや、誰かから声をかけてもらうことで「がんばろう!」と思える時があります また、おとなになるにつれて、好き嫌い関係なくいろいろなことにチャレンジすることが増えるようにわたしは感じます これは、単に必要感からとか、他からの圧によるものではなく、先の未来を想像できるからかと思っています 未来に期待するという言葉の方があっているでしょうか 昔、義務教育における選択教科の導入について、「子供のやる気を大切にするために、学習する教科を選択できるようにすることはよい」といった主旨の意見が多くありました そんな中、ある学者が、「高校生、大学生ならまだしも、中学生や小学生が自分の好き嫌いで学習内容を決めてよいのか?義務教育の間に、例えば日本文学の古典に触れずにおとなになってよいのか?数学が嫌いだからと数学を学習しなくてよいのか?」と、発言していたテレビ番組を観た記憶があります わたしが中学生か高校生だった頃であり、将来教師になるなどとは、1000000%以上「ない」と思っていた頃です それにもかかわらず、この学者の意見は強烈に記憶に残っています その後、選択教科が中学校にも導入されることとなります 振り返ると、中学・高校・大学と、まったく理解できず、そのために成績もあきれるほど悪かった英語を、おとなになって日常的に使わなくてはならない状況になった時期がありました また、あれほどつまらないと思っていた歴史が、今はとても興味深く感じます どちらも、「ああ、もっと若い頃に、本気で根気よく勉強しておけばよかったなぁ」と思います やはり義務教育では、えり好みせず、広く学習することが大切だと、今は思います また、いろいろな活動に取り組めばよかったと思います 無理に「好きになれ」とか、「参加せよ」とか、無理強いはできませんが、未来の自分を意識し、何事にも興味をもって取り組めたら素敵だと思います もしタイムマシンがあれば、ダラダラでボケボケの昔の自分に言いたいことは山ほどあります 「今の積み重ねが未来につながる」 「今を本気で、根気よく、元気に過ごせ!」も、そのひとつです 昔の自分に聞く耳があるかどうかはよく分かっているので、まったくのムダ足かもしれませんが・・・ 出中生のみんなはどうでしょう? 学習や活動で、選り好みをしていませんか? 未来の自分のために、手あたり次第目の前のものは何でもバクバクと学習していく 肉食でも草食でもなく、雑食 「雑食学習のすすめ」でした ※no.407との関連記事です JAPAN no.419
FIFAワールドカップカタール2022
決勝のカードが、アルゼンチン 対 フランスに決まりました 単に技術的なものだけでなく、国を背負った気持ちと言えばよいのか、リーグ戦やカップ戦にはない迫力が、それぞれの試合から感じられます 大会前には酷評されていた我が日本代表の活躍は、ここに書く必要がありません 最近の夜の会合では、「万歳」の代わりに「ブラボー」が唱和されることもあるようです そんな大会を観ていて、日本の教育のことをふと考えます 森保監督が先日語っていましたが、日本サッカーはドイツに指導を仰ぎ、ドイツを手本としていたところがあります その流れか、日本代表監督の選出は、世界で戦えるようにと海外の監督を招聘していました 初のプロ監督はハンス・オフト氏(ドーハの悲劇)です その後、パウロ・ロベルト・ファルカン氏(解任)→加茂周氏(アジア予選中解任)→岡田武史氏(1998フランス大会GS敗退)→フィリップ・トルシエ氏(2002日韓大会ベスト16初)→ジーコ(アルトゥール・アントゥネス・コインブラ)氏(2006ドイツ大会GS敗退)→イビチャ・オシム氏(病気退任)→岡田武史氏(2010南アフリカ大会ベスト16)→アルベルト・ザッケローニ氏(2014ブラジル大会GS敗退)→ハビエル・ザギーレ氏(契約解除)→ヴァイアット・ハリルホジッチ氏(解任)→西野 朗氏(2018ロシア大会ベスト16)→森保一氏(2022カタール大会ベスト16) こうしてみると、ワールドカップである程度の結果を出したのは、2002トルシエ監督、2010岡田監督、2018西野監督、そして今回の2022森保監督です 日本人監督の人材育成や組織づくりは、日本人に合っているのでしょうか 地産地消ではありませんが、日本人のことを理解し、その強みを生かせるのは日本人自身なのではとも感じられるのです これは決して、他の国の人に頼らないとか、日本の外に目を向けないということではありません 井の中の蛙となってはだめですから ✳︎東京オリンピック女子バスケットボール競技で日本代表が大活躍しましたが監督はアメリカの方でした かつて、経済の面で「Japan as Number One」と、言われた日本の低迷が続いて30年は経つでしょうか・・・ そんな中でも世界の中での競争力をつけてきているものはあり、そのひとつがサッカーです ※スポーツ界では卓球やバドミントンもそうですね 今回のサッカー日本代表の活躍は今後の日本の進み方や教育にもヒントを与えているのではと感じます ちなみに、今回のサッカー日本代表選手のほとんどが、海外で個の力を磨いている人たちです そして日本代表は、日本人監督によって集団としての日本人的な味付けがなされたチームです 中学校での教育は徹底的に基礎・基本を身に付け(以前紹介した守破離の守)、高等教育では世界に出たり、より詳細に世界(※専門分野という意味も含めて)を知ったりしていくことが、未来の日本の発展につながるのではと妄想しています それにしてもグループ・ステージでスペイン、ドイツの上に日本がいるという結果は、関係者ではありませんが感慨深いものです 思い返せば中学生の頃、サッカー部に所属する同級生の影響で寝不足になりながら観たワールドカップ アルゼンチン大会 マリオ・ケンペス選手(アルゼンチン)、パオロ・ロッシ選手(イタリア)のプレーでW杯観戦にはまり○○年 我が日本代表にこんな日が来るとは・・・ 先に女子代表チームに見せてもらったW杯優勝の瞬間を、生きているうちに見られることを祈っています だろう→かも no.418
今週の夜の出来事
学校からの帰宅途中、自家用車である交差点に差し掛かろうとした時、左方向から普通乗用車が接近してくるのが視界に入りました こちらが優先道路で、あちらは一旦停止だから、相手は停まるだろうとそのまま進みますが、どうもあちらの速度が落ちません 結局私の目前を通り抜け、(私が来た方向へ)右折していきます 当然、衝突回避のフル・ブレーキとなり、車内のカバンなどがシートからすべて落ちました 事故寸前でしたが、相手車両はそのまま立ち去ります 運転者の横顔が脳裏に焼き付いています 先週の夜の出来事 雨の中、傘をさして砺波市内某所を歩いていました 日は落ちて雨が降っていますから街中は全体的に暗いです 信号のない交差点に差し掛かり、横断歩道を渡っているとき、左から普通乗用車が来ます ※コンビニエンスストアの前ですからほどほどの明るさはあったと思います わたしは歩行者で横断歩道を既に3分の1ほど渡っていますから、相手は停まるだろうと進んだのですが、どうもあちらの速度が落ちません 横断歩道を3分の2ほど横断したあたりで恐怖のため思わず止まったわたしの寸前で、その車は急停止しました そしてそのまま去った運転者の表情が脳裏に焼き付いています ここ1週間での出来事であり、これは何かの知らせなのかと思ったり、事故にならなくてよかったと思ったり、いまだに思い出すとどきどきする出来事でした そして、もやもやとする出来事でした 「停まるだろう」ではなく「停まらないかも」 「だろう」ではなく「かも」が、事故を防ぐ重要なポイントですね ちょうど今は北陸三県統一「年末の交通安全県民運動」中です ※年末の交通安全県民運動「富山県推進要綱」(PDF:3,851KB) https://www.pref.toyama.jp/documents/23251/r4ne... 期間は12月11日(日曜日)〜12月20日(火曜日) スローガン「ゆっくり走ろう雪のふる里 北陸路」 昨日、県内で交通事故があったという報道が、数件見られました 日の出時刻が遅く、日没時刻が早くなっています 今後は降雪や路面の凍結も気になります 出中生も、本ホームページを閲覧いただいている皆さんも、くれぐれも交通安全に留意ください 雨の弓 no.417最近「虹が見えます!!」という報告をしばしば受けます ※報告とは大袈裟ですかね 先日も「校長先生、お電話中だったので伝えられませんでしたが、きれいな虹が出ていました!」と、職員が教えてくれました わたしが興味を惹かれるものが何かを、教職員に知られていますね そして、教えてくれようとしたその心に感謝です 今日は朝から虹が見えそうで見えないお天気です ※上写真は、以前に小矢部市で見た虹です 虹は夏のイメージがあり、冬は虹が見えにくいと思われがちです 実際に、二十四節季・小雪の初候【11日22日(火)〜11日26日(土)】は「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」ですから、それも仕方ないかなとは思いますが、理科教師としては少し残念です 実は12月は「第2虹のシーズン」と言えるほど、見られるチャンスが多いからです 「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」は、冬型の気圧配置で晴天が続いて空気が乾燥する太平洋側の人々にとってはそうなのだろうなと想像します ※昔は太平洋側を表日本、日本海側を裏日本と呼ばれていました 富山県民は裏日本人か!と小学生ながらに憤慨していた記憶があります この時期の虹は「時雨虹(しぐれにじ)」と呼びます 「時雨(しぐれ)」とは、降ったりやんだりする雨のことですが、12月頃の日本海側は天気が変わりやすく、まさしく「時雨」なのです これは、空が夏の夕立と同じような状態になり、そのために虹が多く見られるのです また、12月が「第2の虹シーズン」となる理由は他にもあります それは、虹に気付きやすくなるからです これは中学校の理科で学習する「冬の太陽高度」が関係します 12月上旬は1年の中で最も太陽高度が低い時期です 太陽高度が低くなることでアーチ形の虹が見られるので、夏は朝や夕方に多く見られるのですが、この時期は昼も太陽高度が低いのでアーチ形の虹が見られ、多くの人が気付きやすくなるという訳です まだ行ったことはないですが、美しい虹がよく見られるアメリカのハワイでは、昔から虹に関することわざがあるそうです 「No Rain、No Rainbow」 「雨が降らなければ、虹は出ない」という意味で、「つらいことがあっても、その後にはいいことがある」ということです 砺波では鉛色の重く感じる空模様となり始める時期です 今日もやや時雨模様 運よく虹が見られたときは多くの人とシェアしながら、この言葉を思い出してみるのはいかがでしょう 雨の弓は疲れた心を射抜いてくれるかもしれません あ! 射抜くのは矢でarrow(アロー → あろう)か・・・ 月は西に、日は東に・・・ no.416校舎越しに青空に浮かぶ西の月 そして、東からは日が昇ります 満月を過ぎていますから、青空に少し欠けた月が残っています 今日も1日、本気・根気・元気なのだ!!! と、気合を入れて出張のため、学校を後にしました 気付く no.415上の写真は12/2から12/8にかけての様子が分かる3枚です みなさんはその違いに気付くことができますか? 「上段・中段と下段との比較」と絞った方が分かりやすいでしょうか? 2点です すみません、簡単でしたね その1 ありがとうの花が増えたこと その2 掲示の位置が下がったこと ※わたしの想定はこの2つであり、この他にもあったら教えてください その1については、出中生の優しい心、気付きの心、感謝の心等が見える形で表れているなとうれしくなります その2については、出中生の気付きの心と、よりよくあろうとする心を感じられて、これまたうれしくなります そして、気付くだけでなく、実行に移す力も大切であり、そこを出中生はあたりまえのように実践できているところが、またまたうれしいです 昨夜、今年度最後の満月でした(写真下:上段) アメリカではコールド・ムーンと呼ぶとか・・・ 最初、雲に隠れていた月が、火星を伴って姿を現しました 本日の久しぶりに広がった青空(写真下:下段)も、そんな出中生の姿と重なって一層輝いて見えました 「誰か」のこと じゃない no.41412月4日(日)〜12月10日(土)は、「第74回人権週間」です 1948年12月10日、国際連合の第3回総会で「世界人権宣言」が採択されました 「世界人権宣言」は、基本的人権尊重の原則を定めたものであり、初めて人権保障の目標や基準を、国際的に宣言したものです 採択日である12月10日は、「Human Rights Day(人権デー)」と定められました 日本では法務省の人権擁護機関が、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、1949年から毎年、関係諸機関等が連携して、全国規模で人権啓発活動を強化しています。 未だになくならない様々な人権問題 その解決には、我々一人一人が様々な人権問題について、「誰かのこと」と考えるのではなく自分事として、人権を尊重し合うことの大切さについて理解を深めること等が大切でしょう この人権週間をきっかけに、出中生のみんなも人権について考えてみてはどうでしょう ※法務省HP 人権週間について ※法務省HP 世界人権宣言について たいせつ no.413本日も冬型の空模様です 国立天文台発表の令和4年(2022)暦要項では、中央標準時12月07日12時46分に太陽黄経255度となり、本日が二十四節気の「大雪」 本格的に冬が到来する頃であり、山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もる頃です また、新しい年の準備をはじめる「正月事始め」も、この時期から行われます そして初侯は、閉塞成冬(そらさむくふゆとなる) 砺波の空も重い雲に覆われ、自然界では生き物たちが寒さから身を守るために、じっと息をひそめる頃です 校舎内では生徒活動の時間 生徒議会を傍聴すると、協議の仕方等について戸惑っている経験の浅い1年生の学級代表に、生徒会執行部が優しくアドバイスをしている場面がありました 生徒自治が脈々と受け継がれている一端を見た気がします 校内の様々な場所で、生徒会を中心とした活動を展開しています 頼もしいかぎりです 多くのことを経験し、多くのことを学びます 環境委員が生徒玄関で校内環境保全の啓発用ポスターを掲示していました 「ありがとう! なになに、『砂をとろう』か・・・」 と、ポスターの言葉を読みながら、ねぎらいの声をかけると、 「いえ、『砂を落(お)とそうです』」と、きっぱりと教えてくれました またも私の見誤りであり、早合点であり、早とちりだったのです そこを間髪入れず指摘してくれる出中生 ここでも出中生の素晴らしさを実感しました 相手が誰であっても、間違いは間違いと言えることは大切です 毎日、出中生の素晴らしさに出会うのは誠にうれしいことです 外の空模様とは違い、心の中は晴れ晴れしている「大雪(たいせつ)」です 光 no.412冬型の天気で、朝から外は荒れています びしょ濡れで登校してくる出中生がいて心配になりました 初雪もそろそろの空気を肌で感じる冬の空気であり、冬の空です 冬の空と言えば、鉛色の厚い雲に覆われ、雪が降っていたかと思ったら、さっと雲が切れて青空が広がり、雪面がきらきら光ることがあります あの風景が個人的にものすごく好きで、ここに生まれてよかったと実感できる瞬間です 今朝も、さっと雲が切れて、雪はありませんが校長室へも日が差しました すると、職員室と校長室の間に、丸い光が並んでいます(写真上:上段、中段) さて、出中生のみんなはこの正体が分かるでしょうか? 正解は、「太陽」です ブラインドのすきまを通った光が、ピンホールカメラの原理で、ちょうど壁にピントが合って、太陽の実像が並んで見えているのです 改めて「面白いなぁ・・・」と思いつつ3階へ上がると、暗幕で光が遮られた理科室の中で、1年生が光の学習をしていました 今日は、教師による演示実験で、光が当てられた4枚の紙の色が何色かを観察しています(写真上:下段) 光源であるライトに色が付けられているので、人間の目には自然光で見えるような色には見えないことを実感します 「へえ〜!」「あれ?」と、みんなが感じることはないかもしれませんが、中学生の間に様々な学問の基礎に触れることは、昨日の「校長室より」風に言えば、「守」だと思っています おとなになってよく分かる、いろいろなことが結び付いているこの世の中 今できることを本気で根気よく元気に取り組むことが、自分自身のよりよい未来につながっていることを、出中生のみんなにも信じてほしいと思いながら、理科室を後にしました 型にはめる no.411本日、今年度2回目の避難訓練を実施しました 多くの命を預かる本校において、全員の安全・安心を確保するための、「型にはめる」訓練です 「型にはめる」という表現から、ネガティブな印象を受ける方がおられるかもしれません 「人権侵害」「個性をつぶす」等と感じられる方がおられるかもしれません 避難訓練の場合、わたしはそう考えません それは、わたしが少し武道をかじっていたからかもしれません 日本の武道や芸術に関わり、「守破離(しゅはり)」という言葉に出会った方は多いでしょう (※顧問として剣道部で発行した部活動通信や、担任時代の学級通信に、「守破離」と名付けていたこともありました) デジタル大辞泉では、次のように解説されています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ しゅ‐は‐り【守破離】 剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの 「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階 「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階 「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今は亡き、18代 中村勘三郎(歌舞伎役者)氏が、心に残る言葉として、TBSラジオのこどもでんわ相談室への質問に対する、無着 成恭 氏の回答をあげたことを思い出します 質問に対して、無着 成恭 先生は、 基礎がしっかり出来ていて、 そのうえで型やしがらみを打ち破ることが型破りで、 基礎も何にも出来ていないのに、 あれこれとやることを形無しと言うんだよ と言われたんです(故 18代 中村勘三郎 氏 談) 「守」「破」の段階を経て「離」の段階に達する境地が「型破り」であり、「守」「破」の段階で勝手に我流で進めることは「形無し」ということでしょうか 地道に根気よく、基礎的なことをひたすら繰り返すことは、単調だと感じたり、やり方が古いと感じたりと、結構しんどいことです そんな時、「自分は理由を付けて逃げようしているだけではないか?」と、考えることは、未来へ向かうためには大切だと思っています 最近は、けが等に悩まされているテニスの 錦織 圭 選手 彼は2014年全米オープン男子シングルスの準優勝者であり、アジア男子史上初のグランドスラム シングルス ファイナリストという実力者です 世界ランキング トップ10目前で、なかなかその壁を突破できずにいた彼をファイナリストにした一人がマイケル・チャン コーチです チャン コーチは、壁に阻まれていた錦織 選手に、徹底的な基礎練習をさせました 練習中にできるプレーと、激戦が2週間も続くグランドスラムの中で体力の限界に近い状態でも発揮できるプレーとは、別物だという考えたからです 試合で通用するレベルを身に付け、へとへとに疲れても自信をもってプレーできるようにするためには、プロ選手でも基礎練習の反復が必要なのです ※基礎練習と言っても、我々の考えるレベルとは違うでしょうが・・・ 今年度2回目の避難訓練 冒頭に書いたように、これは「型にはめる」基礎訓練です 緊急時に冷静になれるとか、勝手に身体が動くとか、型通りに確実に動けるようになることが大切です 非常時への備えは、スポーツで言うところの素振りです 実戦をイメージしての素振りと、何も考えない素振りとが違うように、もしもの備えとして、避難訓練に取り組むことが大切です 決して「空振り」ではなく、「素振り」なのです このことは学習や仕事にもつながるでしょう 効率よく成果を出したい気持ちは誰にでもありますが、より大きな成果を目指すには、強固な基盤の上に大きな建造物を建てることと同様、「形無し」ではなく「型破り」を意識したいと思うのです そんなことを思わせてくれた、今日の避難訓練でした 蛇足 東日本大震災で起こった「大川小学校の悲劇」は、決して「型にはまった」対応だったからではないとわたしは考えています 結果論になりますが、状況に応じて考える部分は大切であり、そこは「型破り」です 最初からマニュアルも計画もないものは、「形無し」だと考えます 朝から、泣ける・・・no.410そしてさっそく花見の姿が見られます このような花見もよいですね 出中生は本気・根気・元気に、前向きに学校生活を送ろうと、未来を見据え前向きにがんばっています 「思いやりの木」には感謝の言葉が溢れていて、今朝のサッカー日本代表の試合後のインタビューと重なるように感じました FIFAワールドカップ カタール大会 日本代表 対 スペイン代表 の戦い 早朝から泣けました 前半を耐え忍んだ選手たち 前線からプレッシャーをかけ続ける前田選手たち 起用にこたえて確実にチャンスをものにした堂安選手 最後まであきらめずに走り込み、執念の折り返しをした三苫選手 そのボールを来ると信じて走りこんで決めた田中選手 そのゴールが取り消しにならなかったVARのありがたさ けがを抱えながら交代起用にこたえて守った富安選手、遠藤選手 コスタリカ戦でのプレーについて痛烈に批判された吉田選手の、集中し続けたプレー 現地や日本、世界各地から応援したサポーター 千載一遇のチャンスをものにする今までの数年かけての準備 多くの批判に晒されながら、信念を貫く森保監督 ・・・・ 後半30分あたりからは長く感じました 後半44分、フェラン・トーレス選手とのワンツーパスで抜けて、ダニ・オルモ選手がシュートを打つ直前は一瞬心臓が止まりました 権田選手、よくぞキャッチしてくれました そして、アディショナルタイムが7分で、「ドイツ戦と同じか」とがっくり 同じく長いと感じた様子の、解説をしていた本田圭佑氏が、「ここまで来たら、根性だ」と発言していことが興味深かったです このレベルでもそうなのですね ふりかえれば、グループ・ステージの3試合は、よいも悪いも含めてすべてが予想を裏切る戦いでした 感情の乱高下は血圧と同じで身体に悪い・・・ 試合途中、ドイツ 対 コスタリカ のスコアが1−2となり、少しの間でしたが、グループE突破が日本とコスタリカという状況になったときも、真剣勝負の怖さを感じました ノックアウト・ステージでは次戦に勝てば、ブラジルとの真剣勝負の可能性があります ※まさかスペインがそれを狙ったわけではないでしょう・・・ まあ、とにもかくにも次戦です ノックアウト・ステージ ラウンド16のクロアチア戦は、日本時間12月6日0:00キックオフ 遠い空の下から応援します ※ちなみに試合終了後堂安選手が背負っていた日の丸(写真下)は、ドイツでの強化試合の際に、デュッセルドルフ日本人学校のみなさんが寄せ書きをした日の丸だというメッセージが、インタビュー後すぐにドイツから届きました 今朝は、出町中学校の出来事もカタールの出来事も、日本人も他の国の人も、諸々のすべてのことはつながっていると感じましたが、思考が超越し過ぎでしょうか・・・ 季節はうつろう no.409遠くの山にうっすらと雪がかかり、図書室から見える本校中庭の雪つりがそろそろその役目を果たし始める頃です 本日は12月1日 師走の始まりであり、今年は11月27日から今日までが、七十二候の第五十九候「「小雪(しょうせつ)」の次候」の、 「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」です 北風や木枯らしが吹く季節となって、木の葉を散らす頃になったことが表現されています 100年以上前に考えられたものですが、今の季節感にも合っていると実感すると共に、昔の人たちは誠に繊細に季節のうつろいをとらえていたものだと感心します 木枯らしは、日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く北寄りの強風のことで、冬型の気圧配置になったことを示します その定義は気象庁で定められており、東京は気象庁予報部予報課の天気相談所、大阪は大阪管区気象台気象防災部予報課がそれぞれ発表します 東京においての木枯らしの条件は、 1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る 2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹く 3 東京における風向が、西北西から北 4 東京における最大風速が、おおむね風速8m/s以上 大阪においての木枯らしの条件は、 1 期間は、霜降(10月23日頃)から冬至(12月22日頃)まで 2 気圧配置は、西高東低の冬型の気圧配置 3 風向・風速は、北よりの風が吹き、最大風速8m/s以上 少し暦とずれているといえばずれていますね、特に大阪は・・・ 明日からは七十二候の第六十候の季節である、 「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」 小雪の末候であり、「橘の実が黄色くなり始める」という意味です この候での橘は柑橘類である「ヤマトタチバナ(ニッポンタチバナ)」です(※江戸時代は「橘(タチバナ)」と言えば柑橘類全般を指していたよう) 冬になって、タチバナが黄色くなり始めた様子が表現されています 季節感を大切にする日本人の感性は素敵だと、個人的に思っています 出中生のみんなはどこに季節を感じているでしょうか? 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