最新更新日:2024/06/01
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校訓 天資養活 自他共栄  本校の特色を活かし、保護者や地域のみなさんと連携しながら、一人一人の生徒が「勇気をもって」一歩踏み出せる学校をめざします
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明日が節分 no.691

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2024年の節分は明日、2月3日の土曜日です
立春の前の日であり、二十四節気では新年の始まりとなりますから、節分は大晦日のようなものです
そのため、節分では鬼を追い払って新年を迎えるための立春の前日の行事として、豆まきなどが昔から行われています
元々は「追儺(おにやらい)」という鬼を追い払う宮廷の行事だったようです
身分の高い殿上人と呼ばれる貴族が、桃の弓や葦の矢を持って、鬼に扮した家来たちを追いかけるとか・・・
家来たちがかわいそうに思えます
宮中では次第に廃れて実施されなくなり、各地の寺社が形を変えて受け継いだ行事が広く庶民に伝わったようです

そもそもは矢で追い払っていたものがなぜ豆になったのでしょう
こういうものにつきもので、諸説あるようです
・「魔を滅する」→「マをメ」→「マメ」と変化したから
・ 「神農本草経」(中国の医書)に記載された「豆は鬼毒を消して痛みを止める」から
・米、麦、アワ、キビ、豆の五穀の中で一番、あたると痛いから
うーむ、いろいろです・・・
もともと穀物をばらまくことでお祓いやお清めをする「散供」という、しきたりがあることも理由のひとつと考えられます

今日の給食は、1日早く「節分・立春の日」献立!!

節分らしく「イワシのすだちおろし煮、節分豆
それらにあった「刻み漬け、ぶた汁
そして、いつもの定番「ごはん、牛乳

節分と言えば「豆」ですが、平安時代に、柊の葉にイワシの頭を刺した「柊鰯」を玄関先などの家の外に飾る風習から「イワシ」も献立に採用されたのでしょう
尖ったトゲのあるヒイラギと、鬼が嫌がる臭いのイワシを組み合わせた鬼退散ツールであり、飾ることで魔除けの意味が込められています(※焼いたイワシの頭のにおいは鬼が嫌いという説と、鬼が好きでおびき寄せてヒイラギのトゲトゲで目を刺すという説もありますので留意)
本来「柊鰯」は、焼いたイワシの頭だけを飾るため、身の部分は節分の行事食として食べる地域が多いです
特に西日本の一部の地域では飾ったあと、その日のうちにイワシを食べる風習が残っているようで、今日の給食は行事食です
頭は焼かれてどこかに飾られているのでしょうか?
市内全小中学校の給食の献立ですから、相当量のイワシの頭がありますね

ちなみに本日も給食で提供されていた節分の豆
豆まきのやり方は、地方や家庭によってさまざまな風習があるようです
※結構大きくなるまでわたしは我が家の方式が全国共通だと思っていました

一般的な方法は、次のようなものらしいです
1:豆はお供えしておく(霊力が宿り、福豆になるため)
2:時間は夜(鬼は夜に訪れると考えられているため)
3:「鬼は外!福は内!」と言いながらまく
4:奥の部屋からまいていく(鬼を戻らせず追い出すため)
5:年齢の数だけ豆を食べる

我が家ではこんな感じでした
1:神棚に豆を供えておく(一般的!)
2:時間は夜(一般的!)
3:「鬼は外!福は内!」と言いながら世帯主がまく(まあ一般的!)
4:家族はその後を追い「ごもっとも、ごもっとも」という(独自!!!)
5:奥の部屋からまく(一般的)
6:年齢の数関係なく、まかれた豆はすべて拾ってとにかく食べる(独自!!!)

そうなのです、我が家はずっと「ごもっとも、ごもっとも」とひたすら後を追いながら、同意し続けていたのです

以前、このことを調べてみると、そういう地域もあるということでした
我が家完全オリジナルではないということで少し安心したのはなぜでしょう

さて、明日の夜、豆まきをする出中生はどれほどいるのでしょう?
個人的には日本古来のこういった行事は楽しみながら次の代に伝えていきたいと思っています
ちなみに我が家の文化として、節分に恵方巻は食べませんねぇ・・・

梅 no.690

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今日は2月1日
今年度はあと2か月
まだ2か月か、もう2か月か、
2か月もあるか、2か月しかないか・・・

言葉ひとつで心が大きく変わる気がします

さて、2月1日の誕生花は「梅」
梅には「高潔」「澄んだ心」「潔白」「忍耐」「忠義」「忠実」などの花言葉があるとか
本日県内私立高校一般入試(一部県外も)に臨んでいる3年生には、今までやってきたことを信じて、「澄んだ心」で、苦しい時も「忍耐」で、答案に向かってほしいと思います
離れた場所からエールを送ります

梅の花をイメージしたとき、「高潔」とか「澄んだ心」とか「潔白」は、白梅や紅梅の姿と重なって分かる気がしますが、「忠義」とか「忠実」は少しピンときませんでした
これには由来があるようで、それはどうも「飛梅伝説」のようです

ちょうどNHKの大河ドラマで平安時代が描かれており、それにも登場する菅原道真にまつわる伝説です

道真は朝廷内での政争に敗れて、遠く筑前国(九州)の太宰府へ左遷されます
まだ新幹線も飛行機もない時代ですからそれはそれは地の果てに感じたでしょう
道真は梅・桜・松の木をとりわけ愛でてきており、出発の際には別れを惜しみ、特に梅には語りかけるように次の歌を詠んだとか

 東風ふかば 匂ひおこせよ 梅の花
 あるじなしとて 春をわするな
 (1005−1006年頃編纂『拾遺和歌集』巻第十六 雑春)

 東風ふかば にほひをこせよ 梅の花
 あるじなしとて 春なわすれそ
 (1180年頃編纂『宝物集』巻第二)

そんな道真を慕っていた梅・桜・松の中で、桜は悲しみに暮れて枯れてしまいます
そして、梅と松は空を飛び(どうやって?!)、道真の後を追います
残念ながら松は摂津国八部郡板宿(神戸市須磨区)で力尽き、そのあたりの丘に降りて根を張ります
梅は何とか飛び続け、九州大宰府の地に降りて根を張ったそうです
これが、飛梅伝説です
やはり、歌を詠まれた梅は最後までがんばれたのでしょうか・・・
桜は梅に嫉妬して、悲しすぎて枯れてしまったのかな・・・

実際は道真に同行した味酒保行が株分けの苗木を太宰府に植えたとか、道真を慕った伊勢国度会郡の白太夫が旧邸から密かに持ち出した苗木を献上したとか、諸説あるようです
歴史や文学もおもしろいものです、と思えるようになったのは歳をとってからですねぇ

改めて本日受験に臨んでいる出中の3年生たち
梅の「忍耐」にあやかり、がんばれ!
最後の最後までやり切ろう!!
出中の敷地内にある紅梅と白梅も応援してくれているでしょう
※上の写真は昨年度の卒業証書授与式の日、2023年3月15日に撮影した本校の梅です
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2/5 R6年度前期生徒会役員選挙
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