最新更新日:2024/06/28 | |
本日:596
昨日:515 総数:916758 |
砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
みなみな様のおかげです no.529お忙しい中、文化体育後援会会長 清澤様に来校いただき激励の言葉をいただきました 応援団をはじめ、企画運営に関係してくれた出中生・教職員に感謝します 久しぶりに、全員が体育館でこの雰囲気を共有できてうれしかったです 身体全体で出町中学校のつながりを感じる瞬間でした また、給食の時間、3年生は特別メニューとして、「アユ」が付きました 昨年度に引き続き、市内4中学校の3年生に、給食に株式会社山田商事様から「となみブランド」の鮎の塩焼きを提供していただいたのです 6月1日が鮎の日であることから企画されたものです 山田商事のみなさんが丹精込めて育てられた、「生粋(きっすい)の庄川鮎」です 昨年度、わたしは食べられなかったのですが、今年度はおいしくいただきました 1、2年生のみなさんごめんなさい ちょこっと教室をのぞきに行きましたが、アユを堪能している姿が見られました(※個人的見解です) 山田様、ごちそうさまでした 今日も、地域のみなさんに多大な支援をいただいていることを実感する1日でした その支援に応えるには、今自分ができることをやるのみです 壮行会で伝えましたが、漫画「スラムダンク」で、インターハイ出場をかけた神奈川県予選の試合中、大黒柱でキャプテンの赤木剛憲が一時退場し、チームが窮地に陥ったとき、桜木花道が仲間に言ったことと重なります 「オレに今できることをやるよ!!やってやる!!」 試合だけでなく、写生大会や、人生についても通じる桜木花道のことばだと思っています がんばろう、出町中学校 教師も学ぶ no.528本校では砺波市・小矢部市の理科教師が集まり、2年3組の授業を基に、研修を進めています 出中生の学習に取り組む姿に、先生方からお褒めの言葉をいただいています そして、教師はこのような機会を活かし、より授業力を高め、よりよい教育をめざします 教師(おとな)が学ぶことなしに、生徒(子ども)へ「学べ!」とは言えないと、わたしは思っています 脱皮しない蛇は滅びる それは、蛇だけでなく、子供も大人も関係なく人間もでしょう 自分本位な考え、見識だけでなく、違う価値観の人々からの多面的多角的な指摘も踏まえて、物事を考えないと、間違いを犯すとも考えています 人間は社会性の動物なのです そのことを、歴史が教えてくれているとわたしは感じています 雨の朝 no.527雨の朝でした 昼に玄関を見ると、傘立てには出中生の帰宅の時を待つ傘たちが並んでいます 雨でウキウキ楽しい人 雨で気が重い人 雨で恵みを感じる人 感じ方は人それぞれ 昨日から台風と前線の影響で大雨の予報が出ていたので、心配していたのですが、出中生は他の雨の日と同様に平然と登校しているように見えました 傘をさして歩いて登校する出中生 雨具を着て自転車で登校する出中生 家族に送ってもらって自動車で登校する出中生 これも、人それぞれです 個人的に、梅雨前の雨天の日は、唐突に高校時代の自転車通学を思い出します 毎日片道10km弱の自転車通学でした 今にして思えば、よく通ってました 1年生の頃は、雨でも多少の雪でも自転車でした 2年生になると、雨が降るとバスに乗ることがありました 3年生になると、雨が降ると確実にバスでした まあ、それにしても、よく通っていました 当時、高校のある市内で身元引受人が必要で、化粧品店を営むおじさんにお願いしていたのですが、高校卒業後によく言われたことがあります 「3年間、1回も家に寄らなかったなぁ」と 「お茶でも飲んで休んでいけばよかったのになぁ」と 通学途中、その家の横を通っていたのですが、確かに一度も寄りませんでした 昔から無礼なわたしです 雨のにおいと、雨具のにおいと、なんとなく「ムン」とする空気の感覚と、何十年も前が思い出されるから不思議です 朝の雨は、雨具を着ていてもからだが濡れて、そのまま授業に突入しますから、既に心が落ちていました 帰り雨はどんなに濡れても、家に帰れば着替えてゴロゴロするだけですから、そんなに嫌いではなかったことも、思い出します 人間の心は勝手なものです 今朝、出中生の登校を横目に、早々に学校を出て外の用事へ出かけましたが、雨具を着て必死に自転車を走らせる出中生の姿も見られ、ますます、昔の自分を思い出しました 主体性 no.526ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、全校生徒が集まり、応援歌を歌う事が制限されていました 今年度は5類感染症へ移行もあり、以前の形で実施するため、生徒会が練習を企画しました 先週から玄関内に設置されているモニターに、生徒会が制作した応援歌の歌詞についてのプレゼンテーションが流されたり、お昼の放送で応援歌が流されたりしており、その企画力や積極性に関心しています 生徒たちの力は無限です その力を引き出す、成長させるのは、安心してチャレンジできる環境や、一緒に活動する仲間の存在だと感じます なんとも頼もしい出中生 今年度最初の壮行会が楽しみです 緊張感 no.5251年生にとっては、中学校入学後はじめての定期考査 どの教室も、緊張感が漂っています (※上写真:開始の合図と同時に1教科目がスタート) 「緊張感」は、悪いものとは思っていません 管理職になる前、スポーツの大会の前になると、「緊張するので、どうしたらよいでしょう?」と相談してくる生徒が何人もました そういう時は決まって、 「緊張することは大切」 「それが競技前の身体の準備につながる」 「ただ、緊張し過ぎはパフォーマンスを低下させることがあるから、今までやってきたことを信じてやるのみ」 などと、伝えていました また、緊張を和らげる呼吸法や、おまじないを教えることもありました 特に、「今までやってきたことを信じて、・・・」と言うには、日頃の練習が信じられるものでなければなりません そのあたりは、いつも悩み続けながら取り組んでいたものです この立場になって、壮行会でよく話すことですが、「自信をもってプレーするとは、自分を信じるられるか」ということです 自分のことを一番よく見ているのは自分自身であり、ごまかすことはできません だから、人から何を言われようが、自分自身が納得する練習・準備をすることが大切なのです 納得する生き方というと大げさ過ぎますかね 今日の中間考査も同じです 日頃の学習への取り組みの成果が、採点されて返ってくるということです 1教科目の問題用紙等が配られる前に、あるクラスで少し○○さんと会話しました わたし 「緊張してますか?」 ○○さん「してます!」 わたし 「準備は万端ですか?」 ○○さん「ううん、勉強は微妙ですが、消しゴムはたくさん用意しました」 (※下写真) わたし 「え!?」 ○○さん「落としても大丈夫なようにしているのです」 わたし 「おおお!」 その後の、○○さんの一言がなかなかでした ○○さん「筆記用具はこれ1本ですけどね」 消すことの方を優先させたのかな・・・ みんな、自分の力を出し切ってほしいです がんばれ!! 砺波市「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」no524お忙しい中、関係のみなさんに参集いただきました ありがとうございます 平成11年度に始まり、今年で25年目を迎えるこの事業 先日富山市で開催された、G7教育相会合の会場である富山国際会議場において、英文の紹介パネルが展示され、海外にもその意義がアピールされました 砺波市においても、関係される多くのみなさんや地域の方々のお陰様で、14歳の中学2年生にとって、何物にも代え難い、貴重で、素晴らしい経験を積むことができる機会となっています 新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、砺波市では令和2、3年度の本事業を中止としました 今の高校1、2年生は体験できていません 昨年度は3年ぶりに本校では2日間の体験でしたが実施でき、今年度は、市内4校の対象生徒406名が、以前の形(週5日間)で活動できることが期待されます 昨年の実施後のアンケート(自由記述欄)から3点紹介します 【生徒の声】 「活動中は、事業所の方や地域の方に支えていただき、おとなの優しさを感じました。しかし、おとなに甘えず、自分でできることに挑戦する力を身に付けたいです。また、家族や先生、地域の方々に感謝する気持ちを忘れないようにしたいです。」 「従業員の方は一緒に働くスタッフ一人一人のことを大切にしておられました。ぼくも仲間を大切に活動していきたいと思いました。」 【保護者の声】 「受け入れてくださった会社や施設のみなさんに感謝したいです。コロナ渦であっても14歳という時期は誰しもあり、この事業を通してその成長を支え促したいという先生方の想いも十分に伝わり、実りのある2日間だったと思います。」 本事業の意味を改めて、強く感じる言葉です 今日の会議でもすべての出席者から前向きで建設的なご意見・お言葉をいただきました 砺波市のこどもたちは支えられていると実感させられました 今後、実行委員会が中心となって、本事業を進めていきます ご理解・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます 本事業に関する富山県のHPはこちら 集まる no.523週末の土曜日に、砺波市文化会館で市内4中学校のリーダーが集まりました この研修会は市内4中学校の生徒会役員たちが、主体的な研修を通して交流を深めること、また、自分の学校の生徒会活動に生かし、よりよい学校をつくろうとする意欲を高めることをねらいとしています 執行部、委員長54名が参加しました 開会式で砺波市教育委員会の齊藤 委員 様から、激励の言葉をいただき、閉会式では砺波保護区保護司会の林 会長 様から講評をいただきました お二人が伝えられたこと、そして何より、今回の研修会で感じたことを、未来に生かしてほしいと思います 全体テーマは「よりよい学校・地域を自分たちでつくろう」でした 学校のみならず、地域のことも生徒たちは意識し、討議する姿は、おとなも負けていられないと感じさせるものでした やはり、4校が交流し、刺激し合えるこの機会は貴重だと感じます 各校代表生徒の言葉の中にもそのような内容がありました 本研修会の開催にあたり支援いただいた砺波市教育委員会、砺波保護区保護司会のみなさんをはじめ、送り出していただいた保護者のみなさん、そして、本研修会の企画・運営に携わっていただいた各校のみなさんに感謝します ありがとうございました この研修会が終わりではなく、あくまでも通過点です 今後の活動に期待します ※蛇足 10班に分かれて討議し、それぞれがテーマについての発表をしました その中で、リクリエーションの例として、ジャンケンをアレンジしたものを紹介する班が、会場内全員がやってみよう、と、提案し実施しました その活動のおわりに、「それでは、感想を聞きます」と、最初に指名されたのがわたしでした・・・ !! 想定外だったことと、何人かと何回かのジャンケンをして、すべて負けていたわたしは、「すべて負けました」と、しょうもないことを発言してしまい、「あ!」と思い、続けて、「でも楽しかったです」と、薄っぺらい感想しか言えませんでした それがいまだに、心残りです 激変、急変 No.522やわやわがよいようです 自然界の一部である我々人間もそうです 昨日の県内は高気圧に覆われて気温が上がり、富山地方気象台によれば全10観測地点中、7地点で摂氏30度超えの、2日連続真夏日でした そして今日は、日中の予想最高気温が高岡(伏木)で摂氏19度(上図は砺波市) 暑さに身体が慣れていないこの時期、真夏日の暑さにやられ、その後の急激な変化による低温にやられ、ある程度身体の仕上がっているおとな以上に、子供たちや高齢の方は大変だろうと想像します また昨日は、夜遅くに砺波警察署や砺波市役所から「クマ出没情報」が発信されました 先日、北海道でクマによる痛ましい事故がありましたので、情報を受けた瞬間は緊張し、学校としての対応について、市教委等と相談し決定しました 結果として、本校校区での発見事案でしたが、1:朝の事案であり時間が経っていること、2:日中に目撃情報がなかったこと、3:目撃されたものがクマか別のものかはっきりしないこと、から、以下の対応としました 1:情報等についてのHPへの掲載(5/18 22:39) 2:情報等について、登校前(AM6:00)の安全メール配信 19日(金)日早朝から現地確認の結果、クマの痕跡は確認できていないとの情報以外、現段階でクマに関する追加情報はありませんので少しホッとしています ここ数年、クマの出没情報が多い気がします 北海道のヒグマと、本州のクマとは種類もその習性も違いますが、人間が被害にあうことがある点については共通します 北海道のクマ出没について、2022年に中山 茂大 氏著の「神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史」という単行本が発刊されました(下図) 生々しい描写が多々ある衝撃作です 長い時間をかけて丁寧に調査し、得たデータを整理・分析・考察した貴重な資料でもあり、明治頃から人間がヒグマの生息地に入り込み、自分たちの住みかを追われたヒグマが次第に凶暴化していったことが分かります 要は、「人喰いヒグマ」を生み出したのは人間であり、生活・命を脅かされたヒグマが自己防衛をとったことが、凄惨な事件の真相のように考えられます 北海道のヒグマに限ったことではなく、このようなことが地球上にたくさんあることは、様々な報告書や文献から知ることができます 気候にしてもクマにしても、やわやわとした変化であれば順応できるのかもしれませんが、「急」は変化に、自然は対応しづらいのです 危機管理についても、事件・事故は「急」なことですが、シミュレーションなどの準備を整えておくことで、迅速な対応がとれることは、「急」を「急でなくしている」ことかなと思います また、「急」なことは気付きやすいですが、「やわやわ」は対応できる反面、気付きにくいことにつながることも、危機管理として意識しておきたいです あつく no.521暑さに身体がまだ慣れていなので、熱中症に留意しながらの教育活動を展開しています そんな中、教室では ”熱く”学習に取り組んでいます 1年教室では、英語科の学習で、3つ程度の質問を考え、互いに言い合っています 「Are you 〜 ?」の文型を使っての活動です 英語が極度に苦手だったわたしにとって、中学・高校と英語の学習は苦痛の時間でした 高校入試も大学入試も英語によって苦しめられています すべてが自分の勉強不足によるものなのですが、コテンパンに苦しめられたので、出中生が熱く英語の学習に取り組む姿をみると、うれしくて涙が出そうになりました やはり、英語の学習をどこか敬遠してて、後悔していますから やらないで後悔することが多いと、この歳になって実感しています またまた出中生からエネルギーをもらい続ける日々です ありがとう どっち? No.520その表情や行動から、出発したときよりも、ちょっぴり成長しているように感じました 先日の第1学年の宿泊学習も、今週の第2学年の宿泊学習も、今回の活動の中に野外炊飯がありました グループで調理することは、それぞれが役割分担をしたり、成果物がイメージできてゴールがはっきりしているので、学習効果が高いと思っています 何より、食べ物をみんなでつくるので、楽しい!! と、思いつつ、実はこの2週間、「どっちだろう?」という想いが頭の中をぐるぐるしています それは、「野外炊飯(すいはん)」なのか?「野外炊爨(すいさん)」なのか?です 教師生活駆け出しの頃、先輩から教えていただいたような気もしますが、思い出せません そこで、本日、本校図書室蔵書である「精選版 日本国語大辞典2」(小学館)と、「広辞苑 第7版」(岩波書店)で調べました 【炊飯】すいはん ・飯をたくこと。また、食事の用意をととのえること。 ・飯を炊くこと。 【炊爨】すいさん ・飯をたくこと。煮たきすること。炊事。 ・飯をたくこと。にたき。さんすい。 うむむ、微妙・・・ 文例にある、「炊飯器」は、飯をたく器械、飯をたく器具とありますから、炊飯はコメを調理するときに用いるようにも感じますが、食事の用意をととのえるともありますし、炊飯器で別の料理を調理することもあります・・・ 日本国語辞典には、文例として900年頃の菅家文草(菅原道真の漢詩文集)の一文が掲載されていました 10・為小野親王謝別給封戸第3表 「肩舁野蔬、以助黎民之炊爨」 (→肩に野蔬を舁(にな)ひて、以(もっ)て黎民(れいみん)の炊爨を助けむことを) 「野蔬」は、野菜や食用の草であり、「黎民」は庶民のことです この詩では、調理しているものはコメだけでないように読めますから、炊爨(すいさん)の方が近いのかなとも思います 思い出しました! 飯盒炊爨(はんごうすいさん)です!! 飯盒を使って、飯を炊くだけでなく、調理もするので「炊爨(すいさん)」と、聞いた記憶が蘇りました 炊爨の「爨」は、書けそうにもない漢字ですし、その使い方も曖昧になっているようですから、どちらでもよいのかもしれません 言葉も時代と共に変化します ううむ、言葉も調べるとおもしろいです ※図書室へ「精選版 日本国語大辞典」と、「広辞苑 第7版」を借りに行くと、別の本に目が行ってしまい、その3冊も借りてしまいました・・・ 小難しい話 no.519学ぶ場であるよりよい学校環境として、「分からないことを自然に問える」ことを大切にしたいわたしにとって、とてもうれしいことでした また、わたしの文章を読んでくれていることがストレートに分かって、とてもうれしかったです 「素数」は中学校の数学では、素数とは何かを学びますが、詳しく習いませんから、純粋な疑問でしょう おとなも、素数と出会わなかった人がいるでしょうし、出会っていたとしても興味がなければ忘れている人もいるでしょう 簡単に説明すると、「素数とは、2以上の整数のうち、1と自分自身でしか割り切ることができない数」です 例えば、5は3番目の素数です 5は1と自分自身(5)でしか割り切ることができません 素数は1番目から順に、2、3、5、7、11、13、17、・・・と、続きます 他とは違ったものに、なぜか心が惹かれることはありませんか 素数は、わたしにとってそのひとつです 素数は、不思議な数なのです その1:法則性のないバラバラ感 先にも書きましたが、2、3、5、7、・・・と続く素数ですが、100番目や1000番目の素数は何かと考えるとき、解を求めるための公式はありません 出現する規則性がないので、公式をつくることができないのです もしかすると、現代の数学のレベルがまだその法則性に気づけていないだけかもしれませんが、過去の偉大な数学者や、AI・スーパーコンピュータなどのテクノロジーをもってしても、今はまだ見つけられていません その2:素数を見つける方法は、あるにはある 次の素数が何かと考えるための規則性はなく、まだ法則は見つけられていませんが、求めることはできます 手あたり次第に、素数の条件に合うかどうか、計算すればよいのです ただ、やはり賢い人はいるもので、効率的に素数を見つける方法は既に考え出されています 「エラトステネスの篩(ふるい)」という方法です この方法は、単純作業をただただ繰り返す、消去法です 調べたいすべての整数を表にします 表ができたら、最初は2の倍数を消します ただし、2のみ残しておきます(※2は素数だから) 次に3の倍数を消します ただし、3のみ残しておきます(※3は素数だから) 4はすでに消えています(※2の倍数だから) 次に、5の倍数を消します ただし、5のみ残しておきます(※5は素数だから) ・・・・・ と、いうことを続けていくと、最後に素数だけが表に残ります ふるいにかける如く、ただひたすらに地道に作業するのが、「エラトステネスの篩(ふるい)」なのです この方法は古代ギリシャの数学者、エラトステネスが考えました 2000年以上前(紀元前276年〜紀元前194年)ですが、今でも「エラトステネスの篩(ふるい)」よりも効率的な方法はないようです スーパーコンピュータを使って素数を見つけるとにしても、結局、素数の倍数を消していくという計算を繰り返しているだけです その3:見つけにくいから利用できる 素数を見つけることはとても大変です だからこそ、利用価値があると考える賢い人がいます デジタル・データの情報を守るための暗号化です 例えば、 1万番目の素数は104,729です そのひとつ前、9,999番目の素数は104,723です このふたつの素数をかけると、10,967,535,067となります 単純な計算です ただし、この逆のこと、 10,967,535,067は、ふたつの素数を掛けたものですが、そのふたつの素数は何?と、問われてたら、そのふたつの素数を見つけ出すことはなかなかに難しいです 桁の大きい数字になればなるほどスーパーコンピュータでも難しいでしょう(時間がかかる) 現代、このことを利用してデータの暗号化を行っています その4:素数を使う蝉(セミ)もいる セミは幼虫として10年以上の間、地中で暮らし、羽化して生涯終末の数日間だけ地上に出て、成虫としてその生涯を終える昆虫です アメリカに、羽化の周期が正確に13年や17年毎のセミが生息しているそうです 13と17は素数なので、このセミは「素数ゼミ」と呼ばれています そして、13年ごとに羽化するのは主にアメリカの南部に生息する素数ゼミで、17年ごとに羽化するのは北部に生息する素数ゼミです 素数の倍数で羽化することで、天敵が大量発生する周期と一致しないようになります また、異なる種との交配が避けられ、種が保存されます(雑種にならない) 素数セミが考え抜いた結果か、誰かの仕業かは分かりませんが、不思議です 結果的に、素数セミは素数の特徴を巧妙に利用しているわけです その5:まだまだ、素数は未知 突然ですが問題です 問1:1〜9までの数字を1回ずつ使って素数は作れるか? 答え:「作ることは、できません」 さて、なぜでしょう???? 問2:次の数字のうち素数でないものはどれ? 31 331 3331 33331 333331 3333331 33333331 333333331 答え:最後の「333333331」です 他の数はすべて素数です さてなぜでしょう????? ああ、いつも以上に長く、そして難解な文章になりました 数学教師ではないのですが、素数になぜか惹かれてこの有様です 先日から、校長室前の掲示は、アインシュタインの言葉になっています 学べば学ぶほど 自分がどれだけ無知であるかを思い知らされる 自分の無知に気づけば気づくほど より一層学びたくなる やはり、脳は不思議です 音を楽しむ no.518そして、市内4中学校の中学生による、想いのこもった演奏を聴いていただきました ※演奏だけでなく踊りなども 音楽を海外の言葉で表現すると、・・・ 英語は、MUSIC ドイツ語は、MUSIK イタリア語は、MUSICA ※スペイン語、ポルトガル語も フランス語は、MUSIQUE ロシア語は、музыка このあたりの国の言葉では、みんな似ていますね それは語源がギリシア神話からきているからのようです ギリシア神話に登場する、最高神ゼウスの娘、9人の女神ムーサが、その語源とのこと ムーサは技芸・文芸・学術・音楽・舞踏などを司るそうです ムーサはギリシア語で、英語ではミューズ ミュージックとつながります 昨日の合同演奏会は楽器の演奏だけでなく、合唱、踊りなど、まさしく9人のムーサたちを描いた昔の絵画を想起させるものでした また、それぞれが今もっている技量を発揮しようと取り組む姿が素晴らしかったと思っています それは出中生だけでなく、4中学校の生徒すべてです 開会のあいさつの中でわたしは次のことをお話ししました 中学校3年間で、生徒たちが急激に成長する瞬間があります それは「できていない自分に気付いたり、自分のやるべきことを見いだしたりしたとき」であり、周りの世界によりすばらしいものがあることを見いだした・気付いたときです お互いの演奏や言動等に直接触れ合えるこの合同演奏会は、とても貴重な機会です わたしは生徒たちの音を楽しむだけでなく、生徒たちの成長も楽しみにしています 合同演奏会では特に、最後の合同演奏による「ふるさと」で、ぐっと来てしまいました おわりの各校各部の副部長のことばも、未来を感じさせる、それぞれの成長を感じさせるものでした やはり、音楽はすばらしい! そして、砺波市の中学生たちは、すばらしい!! このことを、市内4中学校の生徒たちから改めて教えてもらった時間でした おとなも学ぶ no.5173年6組の音楽科、2年1組の保健体育科の授業をもとにした、研修会です 岐阜聖徳学園大学 玉置 崇 教授 を講師としてお招きし、本校の今年度の研修主題に沿って、丁寧に、分かりやすくご指導いただきました 「授業とは、教師がこどもと一緒に物事を考える時間」 「はじめに、こどもありき」 今日の授業をもとにして具体でいろいろ教えていただきました 我々教師は生徒のよりよい成長をいつも願っています 言葉を使い、自身の姿を見せ、子供同士をつないだり、生徒自身で学びが実感できるようにしたりしながら、日々、支援し続けます 今日の研修会に参加したすべての教師が、自分の学びをふりかえり、明日からの教育活動に活かしていきます 授業改善に終わりなし 教職員全員で、よりよい授業を目指します 今回の研修会の開催に尽力いただいた、砺波市教育委員会、砺波市教育センターに感謝申し上げます そして、玉置先生、ありがとうございました またお会いできることを楽しみにしております 生徒の生徒会 no.516「生徒による、生徒のための、生徒の生徒会」 その生徒会が、今年度どのように活動していくのかを全校生徒が考える時間でした 最初の生徒会長の言葉に、「一人一人が意見をもって」とありました 生徒会長の想いが伝わるあいさつです 今年度の生徒会目標「一心」 副題が、「思いを共有し、ひたむきに進もう」です ほぼ全員の承認を経て、この目標のもと、生徒会活動が展開されます 全校討議の「“思いを共有する”ために、生徒会として何ができるか」では、3、2年生だけでなく、1年生からも発言があり、今後この討議結果をどのように執行部がまとめていくのか、期待が高まりました 閉会の言葉で、生徒会副会長が「全員の思いを共有し、ひたむきに進みましょう」と力強く述べてくれたことで、ますます楽しみになりました 出中生のがんばりを未来へ活かすために、我々教師の支援はとても重要です 生徒の主体性を損なうことなく、冒頭に述べた「生徒による、生徒のための、生徒の生徒会」になるよう、我々は最善を尽くしていくのです わたしとしては、そんな教職員にも、感謝です がんばろう! 出町中学校生徒会!! がんばろう! 出中生!! がんばろう! 出町中学校!! 余談 第4号議案で、令和5年度予算案の資料を見ているとき、ふと、令和5年度 砺波市立出町中学校 全生徒数619名に目が奪われました 3月末から見続けていた数字なのですが、今日、ハッとしました それは「619 は 114 番目の素数だ!」と気付いたからです だから何だと言えば、それで終わりですが、その数字の意味を知ると特別に感じるようになるから脳は不思議です 別の意味で、昨年度の全校生徒645名から29名減っているということも、その意味をかみしめます あ! 29も10番目の素数ですなぁ その時が迫る no.515朝の生徒会室にも当然2年生はいませんが、残った役員が明日の生徒総会の準備を進めています 「迫ってきましたねぇ」と、声をかけると、「いよいよ明日です」と返ってきました その表情は明るく、とても頼もしく感じます 「頼もしい」は「頼れる」ということであり、信じて頼れる生徒会執行部は、みんなが「信頼できる」存在です 「信頼」と「信用」 この二つの言葉の意味は違います そのために使い分けが必要ですが、出中生は意識して使っているでしょうか? 手軽に言葉を調べるならば国語辞典 さっそく、図書室の「広辞苑」第7版(岩波書店)で調べてみます しんよう【信用】 → 信じて任用すること。 (ア) 確かだと信じて受け入れること。 (イ) 現在の行為から考えて、将来必ず義務を履行するだろうと推測し信認すること。 →〔経〕(credit) 給付と反対給付との間に時間的なずれのある債権・債務の関係。物品を購入してその代価を後日に支払う類。信用取引。 しんらい【信頼】 → 信じてたよること。 ※何とあっさり!! ううむ、やや分かりづらいですが、「信用」は、過去に基づいて判断するものであり、どのような言動や実績があるかで、その人や集団を判断するようです ※過去の実績がものをいう→過去の言動によって、信用を失うこともある このことから、信用を得るには、ある程度の時間が必要でしょう これに対して、「信頼」は、必ずしも過去に基づきません このことから、初対面であっても、第一印象で「信頼」をもつ場合もあるでしょうが、一般的には「信用」を得たうえで、「この人・集団ならば大丈夫」と信頼されるようになる気がします 人でも集団でも信用できなければ頼ることもできないでしょう また、「信用」は相手に対する一方的な評価であり、「信頼」は「信頼関係」という言葉があるように相互評価、つまり双方の心の結びつきによって成り立つと感じます このあたりは「友情」等に通ずることだと思っています さて、わたしは生徒会執行部を信用し、信頼しています 明日の生徒総会が、未来の出町中学校生徒会のためによりよいものになると思っています 生徒会執行部のみならず、生徒会員全員の力が結集されることを願っています 4年ぶり no.514本校では、1年生の宿泊学習は4年ぶりです 宿泊学習の意義について、いろいろな意見はありますが、4小学校から生徒が集まってくる本校にとって、年度の早い時期に自分たちで企画・運営する機会をもつことや、集団づくりをすることは大切です 1泊ではありますが、寝食を共にするこの学習に、意味があると考えます 今回のテーマは「挑戦」 その副テーマは「仲間と協力して絆を深め、笑顔あふれる最高の思い出にしよう」です 学年議会を中心に、自分たちで決めたものです この2日間で、一人一人は何に挑戦するのでしょう? 仲間とは何でしょう? 協力するとはどうすることでしょう? 絆を深めるとは何でしょう? 笑顔あふれる最高の思い出とは、どのようなものでしょう? 1年生一人一人が自分で考え、決め、取り組むことを想像し、帰校することを楽しみに待ちます 1日目は、学級のよさや意気込みを発表することを通して、学年の企画力や団結力を高める発表会に挑戦します 2日目は、野外炊飯に取り組み、仲間と協力することに挑戦します 活動のすべてが一人一人の成長につながるでしょう ちなみにわたしはお留守番です 大型連休明けの日 no.513昨日からの大雨も朝には小降りとなり、ちょっぴり安心して出中生の登校を待ちました 登校してくる出中生の様子を見ていると、「それぞれの過ごし方をしたのだろうな」と想像されます 休養十分、ストレス発散、元気な様子 忙しい連休を過ごして、疲れた様子 日常の学校生活が始まる複雑な気持ちの様子 ・・・ その他、諸々であり、その表情や「おはようございます」のあいさつが、一人一人それぞれです かく言うわたしも、休み明けの初日や月曜日は、小さい頃からとても苦手で、この歳になっても本日は緊張マックスでの出勤でした そして、生徒の顔を見たり言葉を交わしたりすると、少しずつその緊張が消えていきます 朝の校舎を徘徊すると、3階では3年教室前の掲示を張り替えています 2階では1年学年議会が明日からの宿泊学習に向けて活動しています そんな出中生からパワーをもらい、わたしもわたしの役割を果たさねば・・・ 本日、校長室前掲示板のことばを易経の一日一言に貼り換えました 「君子は幾(き)を見て作(た)ち、日を終うるを俟(ま)たず」 ひとことで言えば、「気付いたら、動け!」ですね もうひとつ掲示したのはNHKの連続テレビ小説「らんまん」で主人公 万太郎の祖母 タキの言葉です おまんは捨てたがじゃ ほんなら、ふりかえりなん 代わりに何をするかじゃろ 人はすべてをもつことらぁ、できん 何かを選ぶことは何かを捨てることじゃ わたしも今まで悩みながらたくさん選択してきたことを再認識しました やり方 no.512その姿に誘われるように、教室に引き込まれました 黒板には課題が示されており、今日の学習のねらいは「情報を適切に整理すること」のようです 生徒たちはそのポイントとして、「観点」をもとにした「比較」について考えています 学級内で意見を交換するために、左右隣りや前後だけでなく、場所を移動して活動している生徒もいます 教科や学習内容によって「このことなら○○さんに尋ねるとよりよいかも」と、互いに教え合い、考えながら学び合えると、より深い学びにつながると考えます 「主体的・対話的で深い学び」です 学習規律を保ちつつ、自由に学び合える学習環境をつくるのは教師だけでなく、よりよく成長したいと願う生徒たちの学びの姿勢や意識も重要です そのために、指導者である教師ができることはあります その答えはひとつではありませんし、教師を続ける限り、それを探ることについて、終わりはありません 脱皮しない蛇は滅びる チャレンジ no.511青空の広がる天気です 外から「がんばれ!!」と、応援の声がします 見に行くと、保健体育の授業で長距離走のタイムを計っているところでした それぞれに、自分自身との勝負です 過去の自分との勝負と言ってもよいでしょう 数字で周りと比較するのはやる気を出すとか、自分を鼓舞するために使えばよく、決して落ち込むためのものではないとわたしは考えます 人それぞれなのです だから、「がんばれ」と応援する姿はとても見ていてもうれしいものです そんなことを思いながら、わたしも心の中で出中生を応援します 出中生を応援と言えば、図書室の校長コーナーに2冊の本を追加しました この土日に家の中を整理していて、出てきた本です 特に佐藤正彦氏の「ねっとのおやつ」はおすすめです 気軽に読めますし(読むというより観るが近いか・・・)、内容も興味深いと思っています この連休に、読書の世界に没入するのはいかがでしょうか? 松本司書さんに申し出れば貸し出しも可能です |