佐賀市立巨勢小学校の紹介1
巨勢小学校は、佐賀市の東部に位置し、明治から開校の歴史ある学校です。水田が多く農業中心の校区でしたが、近年の町の住宅地やショッピングセンターのオープンに伴い、人口が増えて、児童数も増えてきました。平成29年から社会科の研究に取り組み、研究発表会も行っています。「社会への関わり方を考え続ける社会科学習の創造」を研究主題に授業づくりを進めています。
佐賀市立巨勢小学校の紹介2
学校の周りは、水田が多く、窓を見れば稲作の授業がわかる恵まれた環境にある学校です。学校を訪問した時、元気な子供たちの声が響きわたっていました。
佐賀市立巨勢小学校 3,4年生の分科会風景
3年生は「農家の仕事」の単元で地元佐賀が推奨しいてる「いちごさん」といういちごの品種を取り上げ「いちごさん」の魅力をどう伝えたらよいか児童が話し合った授業の報告がされました。
4年生は「ごみの処理と利用」の単元で生ごみを減らすにはどうしたらよいか、児童がレーダーチャートをもとに話し合った授業の報告がされました。 佐賀市立巨勢小学校 5,6年生の分科会風景
5年生は「情報を生かす産業」の中で運輸をとりあげ、その事例として宅配便を取り上げ、受けてが不在の場合の宅配ロッカーPUDOに着目して話し合いを行った授業の報告がされました。
6年生は、「世界の未来と日本の役割」SDGsフォーラム巨勢として、世界の課題をSDGsと関係させて児童に考えさせ、企業が取り組むべき解決策を考えながら、世界の課題を自分ごととして児童にとらえさせた授業の報告がされました。 佐賀市立赤松小学校の紹介
佐賀市立赤松小学校は、佐賀城と共にある学校です。学区内には、佐賀城公園、佐賀城本丸歴史資料館、県庁や美術館などがあります。社会科の研究は、令和2年度より「社会への関わり方を考え続ける社会科学習の創造」をテーマに推進してきました。
佐賀市立赤松小学校3,4年生の分科会風景
3年生は、「工場ではたらく人々」佐賀市の特産品「丸ぼうろ」工場について学習し、工場の人々の思いを伝える売り方について話し合った授業の実践について報告がありました。四年生の授業は、水害の多い佐賀市の対策について学習し、赤松小学校の避難所図から問題を見出し話し合う授業についての報告がありました。
佐賀市立赤松小学校 5,6年生の分科会風景
5年生は、「わたしたちの生活と森林」林業について考える授業でした。全国の森林の様子を調べた後に佐賀県の特色を調べ、林業で働く人を増やすにはどうしたらよいか話し合った授業の報告がありました。校舎内いたるところに佐賀県産の木材が使われています。佐賀県の子供たちにとっては、木材は生活の中に密着しています。
6年生は、社会科のまとめとして、幕末維新期の佐賀藩の取り組みと今の佐賀県の政治の取り組みを比較して、これからの佐賀県の未来について考えさせる授業についての報告でした。歴史と公民をあわせた分野への挑戦でした。 佐賀市立赤松小学校の風景
赤松小学校も佐賀の木材をふんだんに活用した教室、机と椅子、階段、そして手作りの消毒液設置台がありました。校舎の屋根もさすが、場内、瓦屋根でした。
佐賀の歴史に触れる
皆さんは、佐賀と言ってどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
6年生の授業でも取り上げられていた鍋島直正率いる鍋島藩、上野戦争でも活躍したアームストロング砲、早稲田大学を創設した大隈重信、佐賀にはたくさんの歴史があります。ぜひ、佐賀の地を訪れてみてください。 全国中学校社会科教育研究会 東京大会に全小社研理事が参加全国からの参会者が、熱心に協議をする様子は、小学校も中学校も変わらないところでした。小学校での社会科教育がどのように中学校に接続していくのか、とても興味深い研究協議会でした。 大阪大会の様子8特に「主体的に追究できる問いのデザイン」「資料の提示」「授業の振り返り」など、社会科教育の充実に資する提案でした。 また、何より、社会科教育をより充実させていくためには、若手教員にどのように伝え、社会科の楽しさを子どもたちに教えていくことが大切であることを示していました。 こうした社会科にかける大阪大会の思いは、佐賀大会の実行委員長 平田陽介校長先生にも伝えられました。 ご多用なところ、全小社研理事をご案内いただいた、大阪大会実行委員長 村上昌志校長先生に、謝意の気持ちをお伝えします。本当にありがとうございました。 大阪大会の様子7(第2会場 古市小学校)高学年の分科会の会場でも、オンライン見学や、資料提示、振り返りなどを通して、大会の提案につきて、実践と研究理論を結び付けた協議がなされていました。 各学年分科会とも、講師の先生方から、実践の価値付けがされていると同時に、オンラインの協議会が、対面での協議会と何ら変わらない、熱い討議がなされたことに対する感謝の言葉がかけられたのが、印象に残りました。 大阪大会の様子6(第2会場 古市小学校)参会された先生方からは、資料提示から学習問題のつくりかたや、特別支援教育の視点からなど、協議がなされていました。 第2会場も、第1会場と同様に若手の先生方が、質問に真摯に答える姿が印象的でした。 大阪大会の様子5(第2会場 古市小学校)ここは、京街道の1部であることを説明されました。この大きな商店街をどのように教材化されているか、胸を高ぶらせながら、第2会場へ到着しました。 大阪大会の様子4(第1会場 野田小学校)どの教室も、1校目や2校目の先生方が精力的に発表される様子や、地元大阪の人物や社会科的事象をどのように子どもたちに出会わせ、問いを持たせていくか、報告がなされていました。 最後まで協議会の様子が見られませんでしたが、協議の盛り上がりを感じさせる各分科会の提案が印象的でした。 大阪大会の様子3(第1会場 野田小学校)大阪大会の様子2(第1会場 野田小学校)特に、大会の開催は、最後まで通常かオンラインか迷われたこと、そして、オンラインでの配信決定後は、研究を重ねて、大会当日を迎えたことなどをお聞きしました。 大阪大会の様子1(第1会場 野田小学校)JRの大阪駅からわずか2つめのJR大阪環状線「野田」駅を下車し、写真のような昭和レトロな街並みを歩くこと5分で、野田小学校に到着しました。 発表当日は、部員や大阪市の市教研の先生方が、本番に向けて準備をしていました。 第111回理事会 (大阪大会)
令和3年10月28日(木)
大阪市教育センターにおいて第111回理事会が開催されました。 現地には、大阪の実行委員会の役員の方々、会場校の校長、佐賀大会の実行委員、会長、副会長、全小社事務局が集まりました。全国の理事の皆さんとは、オンラインで北海道から沖縄までつながることができました。 ハイブリッド型による理事会も定着してきました。 顧問の先生方もご参加くださりご指導いただくことができました。 大阪の熱い思いを大阪から全国へ伝えることができました。 |
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