「安全なくらしを守る」研究授業

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 12月2日に世田谷区立烏山小学校(廣石 雄司 校長)で長坂 光一郎教諭による
「火事から地域の安全を守る」授業が行われました。
 授業は、警察や消防の小単元で学習したことをもとに、地域の安全についてまとめ、選択・判断の授業を公開しました。
 子どもたちは、地域の方々の話を聞き、自分たちでできることを考え、グループで交流し発表していました。
 講師の元聖徳大学大学院教授 廣嶋 憲一郎先生からは、次のことについてご指導いただきました。
○選択・判断は、「自分たちでできること」について考えさせたい。しかも、ポスターや標語でないものがよい。
○選択・判断するということは、「いまできること(大人になってすること)」や「自分やみんな」といった軸で考えさせるのもよい方法である。
 また、都小社研のOBでいらっしゃる廣嶋先生から3年部会に「2年後の東京大会に向けて、安全単元でなく、ほかの単元についても是非、発信してもらいたい。」という強いメッセージもいただきました。廣嶋先生におかれましては、ご多用なところ、ご指導を賜りありがとうございました。

6年部会研究授業「平和で豊かな暮らしを目指して」(2021.12.2実施)研究協議会

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授業後、研究協議会が行われました。
【6年部会提案】
(1)主体的に追究する問いの工夫
単元名における問いの連続性や単元相互における問いの関連性を図り、
現在の日本に残された課題を取り上げることで、これからの日本の在り方を考える展開にしました。そのため、問いが生まれる社会的事象との出合わせ方を工夫しました。
(2)社会的事象の見方・考え方を働かせる学習j活動の工夫
タブレットPCを活用して対話を工夫しました。
グーグルスライドの共同編集機能を活用した話し合い活動を行いました。
(3)子供の学びを確かにする評価の工夫
学習内容を振り返るため、調べる過程では毎時間、学習内容をスライドにまとめました。
そのスライドを振り返りながら自分の考えをまとめ、教師は価値づけたり、個別に声をかけたりすることで指導に生かしました。
【研究協議】
研究協議会では、以下のような内容の意見交換がなされました。
・児童がとても意欲的に学習に参加していた。
・タブレットPCが資料活用だけでなく、対話的な学習に有効だった。
・女性や高齢者の参政について多角的にとらえようとしていたが、自分事になっていたか。
・児童一人一人がスライドに書いた意見について話し合い、再構成する必要がある。
・今回は単元レベルで「これからの日本の在り方」を考えさせたが、「歴史を振り返らない」など歴史をマイナスでとらえているような児童の意見が多かった。
【指導講評】
これからの授業はユニバーサルデザインにすべき。難しい入り方は、特別支援が必要な児童など、ついていけない児童が出る。まず、視覚化するなど必要。その上で、児童の思いや考えを取り上げる。子供の疑問や問いが主体的な学習となる。知りたいこと、調べたいことを出さないで出された問いは先生の問いになる。
児童はよく考えていたので、一人の意見を「どの資料からどう考えたか」「その意見についてみんなはどう思うか」など先生が介入し、問い直しが必要。「日本の評価が下がる」といった児童の発言を取り上げて広げていくことが先生の出番だった。
歴史学習は、歴史上人物の一人一人の働きがあって学ぶ意味がある。歴史を学んで暗いイメージをもたせない。それは、5年生の農業や工業の学習も同じ。主権者教育なら、政治単元で行う方がいい。今年度は東京オリンピック・パラリンピックの年だったので、その成果や課題を取り上げていきたい。
その他、社会事象の見方・考え方について、「問い」と「めあて」「本時の課題」について、つながる段階について、ポストコロナの教育について、お話がありました。
最後に、都小社の研究推進に臨むこととして、主に、単元構造図の見直しについてのご指導をいただきました。



第1会場(新宿区立四谷小学校)・第1回地区委員会

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 11月26日(金)に東京大会第1会場の新宿区立四谷小学校で、第1回地区委員会が行われました。内容は以下の通りです。
1 都小社研会長挨拶(吉藤 玲子会長)
2 会場校校長挨拶(石井 正広校長)
3 四谷小学校職員紹介
4 都小社研の研究について(都小社研調査研究部長・会場校校長 石井 正広校長)
5 会場校の研究について(会場校研究主任:香取 桜子先生)
6 東京大会に向けて(会場校運営担当:星崎 誠校長)
7 おわりに(都小社研副会長:和田 幹夫校長)
 新宿区立四谷小学校は、国立教育政策研究所教育課程研究指定校(小学校 社会)として、「社会的事象の見方・考え方を働かせて、学習問題を協働的に追究する社会科学習〜主体的に学習に取り組む態度の育成を踏まえた指導と評価の工夫を通して〜」というテーマで、2年間研究したという実績があります。そのため会場校の研究については、東京大会に向けてかなり示唆の富む内容でした。

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