4年部会 研究協議会(2021.10.14実施)

研究授業後に、研究協議会を行いました。

〈4年部会提案〉
研究内容(1)主体的に問いを追究する工夫
 1 問題意識を高める工夫(問いの連続性・つくる問い)
 2 見通しをもつ工夫(学習計画表)
 3 内容や方法を選択できる工夫
 4 学びを振り返る工夫
 5 協働的に取り組む工夫
研究内容(2)見方・考え方が働く学習活動の工夫 
 1 視点に着目して問いについて調べる学習活動の工夫
 2 比較・分類・関連付け・総合して考え話し合う学習活動の工夫
研究内容(3)子供の学びを確かにする評価の工夫
 1 3観点による評価計画の作成
 2 教師が指導に生かす評価の工夫
 3 子供自身が自分の学びを振り返り、次の学びに生かす評価の工夫

協議会では、「学習問題つくりの手応え(もっていきたい方向にもっていけたか?」「タブレットを活用した資料提示」「テープ図の活用」などについて意見が出されました。

指導・講評では、元聖徳大学大学院教職研究科教授 廣島憲一郎先生から、以下のような御指導をいただきました。

○今の教師は子供の声を聞く力が弱いが、授業者は子供の声が聞ける教師。素敵な先生と素敵な子供たちとの1時間だった。
○くらやみ祭りの事例は、副読本にあるからといっても、どこの地域でもできる内容ではないのではないか。くらやみ祭りについて考えて物知りになる子供を育てるわけではない。
○この単元は「持続可能な地域社会をつくれる子供」「地域社会の発展を考え愛情をもてる子供」を育てるのが大切。直接、調査・見学・インタビューをしたい単元である。子供たちが主役となって、伝統文化・地域と共に生きることが大切。そのためにも教材の中に「ピンチ」があると住民が本気になる。
○「つくる問い」とは何か?部会提案にあった問いは、「事実を確認する問い」が多く、「事実を問う問い」を並べても問いの研究にはならない。大切なのは、道徳でいうと中心発問にあたる「意味を考える問い」である。
○教材開発からしか問いは生まれない。問いの研究をするなら、教科書分析を含めて、教材開発・教材研究をした方がよい。
○教材(資料)を子供の前に示したときに子供からどんな疑問・不思議が出てくるか。これが今日の授業の成果であり、その疑問・不思議が学習問題につながっている。
○伝統文化は、東京都の広がりが見られ、地域が見られる単元。ぜひ、教材研究・教材開発を頑張ってほしい。
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