最新更新日:2024/05/29 | |
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砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
第178号 定点観測元文部省教科調査官と、元文部科学省教科調査官の二人をお迎えしての勉強会です そのうちの一人は、勝手にわたしが師匠と思っている方だったので、この日の最優先案件でした 新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で、直接お目にかかるのは2年ぶりほどだったでしょうか 勉強会の中 もう一人の元文部科学省教科調査官で、現在は大学教授をしておられる先生の話の中に、「教師は四者悟入」という言葉が登場しました 「四捨五入」ではありません 「教師の四者悟入」は、「学者+医者+役者+易者」であり、教師は4つの顔をもつというお話です 学者 生半可な教材研究では面白いわくわくする授業にはならない →指導案を練り上げる 教材研究に終わり無し 役者 教壇は舞台 →指示の仕方、間の取り方等 集中させるためのスキルを磨く 医者 心の内が感情に表れているのは0.2秒 ※人間の視覚は1秒に4〜5秒のぱらぱら漫画 →いじめのサインを見逃さない意識 易者 命術、卜術、相術を総動員してよき微を探し求め励ます →生徒一人一人のよさを探し、認め、励ます 教師生活が長いと、気付きの大切さについて実感を伴って感じることが多いです 意識して生徒たちと向き合っていないと、その変化に気付けません 気付けるような種まきや環境整備も必要でしょう 成長の変化、悩みの変化等、様々な変化を、数字で探ることも、生徒の書く文章で探ることも、教師の全感覚で直接探ることも、教師は悩み工夫しながら取り組んでいます 成長の気付きがあったときの喜びは、教師としてこの上もないものです その代わり、気付けなかったときは、教師も大きく傷つきます 親や家族はもっとそうなのですが、教師にとっても生徒のことは決して他人事ではありません 出会った、縁があった、ただそれだけかもしれませんが、人間にとってそのことはとても大きいのです 気分転換に、雪に閉ざされた立山山頂をライブカメラで観ています ✳︎画像はJR9VQのライブカメラから http://www.jr9vq.org/lcam/lcam.html 8月の様子と12月の様子を比べると、その違いはとてもよく分かります 12月10日と12日の様子を比べても、よく観ると違いがあります 定点観測は変化がよく分かります 「気付き」のための方法のひとつです 日による違いは、生徒も同じです 1日1日、変化し続けています よりよい変化であればともに喜び、うれしくない変化であれば寄り添う 「言うは易し、行うは難し」ですが、最善を尽くすことが我々教師や周りのおとなの役割でしょう 今日の立山山頂の様子はどうだろうかと見てみると、ライブカメラのレンズに雪氷等がへばりついて様子を確認することができませんでした 一つの手段しかもっていない場合は、こうなりますね 残念 |
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