最新更新日:2024/05/31
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ぞうさん no.466

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今日は、詩人であり作詞家の、まど みちお(本名:石田 道雄(いしだ みちお))氏の命日です
2014年の今日、104歳で他界されています

まど氏の代表作に、童謡「ぞうさん」があります
41歳の時に童謡の作詩依頼を受け、即興で書いた6編のうちの1編だそうです
その作品を見た先輩の童謡詩人 佐藤 義美 氏が、「おはなが ながいね」を「おはなが ながいのね」に変えてNHKに持ち込み、作曲家 團 伊玖磨 氏が曲をつけて1952年にNHKラジオで放送されます
その後、全国で歌われることとなります

童謡「ぞうさん」
出中生は知っているのでしょうか?
さっそく出中生に突撃取材をしました

質問:「ぞうさん」の歌を知っていますか?

結果:知っていたのは、34名中、34名
※内訳:1年10名、2年11名、3年12名
※フレーズを聞いて分かった人2年7名、3年1名 その他は題名だけで分かりました
※朝早くの忙しい中、取材協力に感謝

ぞうさん ぞうさん
おはなが ながいのね

この歌について、まど氏は、「動物が動物として生かされていることを喜んでいる歌だ」と語ったそうです
他から「鼻が長いのはおかしいぞー!」と、はやし立てられますが、子ゾウはしょげたり怒ったりしません
子ゾウは、自分の他と違う特徴を恥ずかしがったり否定したりせず、肯定して誇りとしています
からかいに対して「(大好きな)母さんも 長いのよ!」と自慢げに言い返します
まど氏はこの「ぞうさん」について、
「『鼻が長い』と周りから言われれば、からかわれたと感じることが多いが、子ゾウは『大好きなお母さんだってそうだよ』と言えて、素晴らしい!!」
と語っていたと、何かの本で読んだ記憶があります
なんだかいろいろなことを考えさせられます・・・
出中生は、とか、自分はどうだろうか、とか・・・


ちなみに、今日は全国ビスケット協会が1980年(昭和55年)に制定した「ビスケットの日」でもあります
安政2年(1855年)のこの日は、軍用パンの製法をオランダ人から学ぶために長崎にいた柴田 方庵 氏が、ビスケットの製法を記した日本初の文書「パン・ビスコイト製法書」を水戸藩に送った日であり、ビスケットの語源がラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、制定されたとのことです
「に(2)どや(8)く」の語呂合せです
そういえばまど氏の代表作に「不思議なポケット」という作品がありました

ポケットの なかには ビスケットが ひとつ ♪
ポケットを たたくと ビスケットは ふたつ ♪

単に叩いて割れたわけではありません
わたしも子供の頃はこの作品の最後にあるように、

そんなふしぎな ポケットがほしい♪

と、思いました
懐かしい思い出です
85歳で児童文学のノーベル賞と言われる国際アンデルセン賞を受賞し、100歳を過ぎても制作を続けられた まど氏
彼もまた、脱皮し続けた、わたしが尊敬する方です
本校の図書室にも5冊ほどの蔵書がありますので、ぜひ出中生で興味を持った人は手に取ってみてください

突撃取材の際、吹奏楽部の2年生○○さんが、わたしを追いかけてきて声をかけてくれました
そして、「校長先生!正式な名前は『ぞうさんのひるね』というのですよ」と教えてもらいました
「ありがとう!!」と言ったものの、やや腑に落ちなかったので調べてみると、「ぞうさん」を作曲した團 伊玖磨 氏の、吹奏楽販売楽譜の名前のようです 
※違っていたら教えてください
○○さんのおかげで、また世界が広がりました
声をかけて、教えてくれてありがとう
伝え合う大切さも再認識した、さわやかな朝です
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