最新更新日:2024/05/19 | |
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砺波市立出町中学校
住所:〒939-1366 富山県砺波市表町18番29号 TEL:0763-33-2329 FAX:0763-33-2330 |
明日が節分 no.691立春の前の日であり、二十四節気では新年の始まりとなりますから、節分は大晦日のようなものです そのため、節分では鬼を追い払って新年を迎えるための立春の前日の行事として、豆まきなどが昔から行われています 元々は「追儺(おにやらい)」という鬼を追い払う宮廷の行事だったようです 身分の高い殿上人と呼ばれる貴族が、桃の弓や葦の矢を持って、鬼に扮した家来たちを追いかけるとか・・・ 家来たちがかわいそうに思えます 宮中では次第に廃れて実施されなくなり、各地の寺社が形を変えて受け継いだ行事が広く庶民に伝わったようです そもそもは矢で追い払っていたものがなぜ豆になったのでしょう こういうものにつきもので、諸説あるようです ・「魔を滅する」→「マをメ」→「マメ」と変化したから ・ 「神農本草経」(中国の医書)に記載された「豆は鬼毒を消して痛みを止める」から ・米、麦、アワ、キビ、豆の五穀の中で一番、あたると痛いから うーむ、いろいろです・・・ もともと穀物をばらまくことでお祓いやお清めをする「散供」という、しきたりがあることも理由のひとつと考えられます 今日の給食は、1日早く「節分・立春の日」献立!! 節分らしく「イワシのすだちおろし煮、節分豆」 それらにあった「刻み漬け、ぶた汁」 そして、いつもの定番「ごはん、牛乳」 節分と言えば「豆」ですが、平安時代に、柊の葉にイワシの頭を刺した「柊鰯」を玄関先などの家の外に飾る風習から「イワシ」も献立に採用されたのでしょう 尖ったトゲのあるヒイラギと、鬼が嫌がる臭いのイワシを組み合わせた鬼退散ツールであり、飾ることで魔除けの意味が込められています(※焼いたイワシの頭のにおいは鬼が嫌いという説と、鬼が好きでおびき寄せてヒイラギのトゲトゲで目を刺すという説もありますので留意) 本来「柊鰯」は、焼いたイワシの頭だけを飾るため、身の部分は節分の行事食として食べる地域が多いです 特に西日本の一部の地域では飾ったあと、その日のうちにイワシを食べる風習が残っているようで、今日の給食は行事食です 頭は焼かれてどこかに飾られているのでしょうか? 市内全小中学校の給食の献立ですから、相当量のイワシの頭がありますね ちなみに本日も給食で提供されていた節分の豆 豆まきのやり方は、地方や家庭によってさまざまな風習があるようです ※結構大きくなるまでわたしは我が家の方式が全国共通だと思っていました 一般的な方法は、次のようなものらしいです 1:豆はお供えしておく(霊力が宿り、福豆になるため) 2:時間は夜(鬼は夜に訪れると考えられているため) 3:「鬼は外!福は内!」と言いながらまく 4:奥の部屋からまいていく(鬼を戻らせず追い出すため) 5:年齢の数だけ豆を食べる 我が家ではこんな感じでした 1:神棚に豆を供えておく(一般的!) 2:時間は夜(一般的!) 3:「鬼は外!福は内!」と言いながら世帯主がまく(まあ一般的!) 4:家族はその後を追い「ごもっとも、ごもっとも」という(独自!!!) 5:奥の部屋からまく(一般的) 6:年齢の数関係なく、まかれた豆はすべて拾ってとにかく食べる(独自!!!) そうなのです、我が家はずっと「ごもっとも、ごもっとも」とひたすら後を追いながら、同意し続けていたのです 以前、このことを調べてみると、そういう地域もあるということでした 我が家完全オリジナルではないということで少し安心したのはなぜでしょう さて、明日の夜、豆まきをする出中生はどれほどいるのでしょう? 個人的には日本古来のこういった行事は楽しみながら次の代に伝えていきたいと思っています ちなみに我が家の文化として、節分に恵方巻は食べませんねぇ・・・ |
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